伝統ある双月堂家の日常 イバラ銭湯編




 イバラは自分が愚痴っぽい人間だなどとは思っていない。
 しかし、こうして全身ずぶ濡れになり自慢の美しい額にも濡れた髪が張り付いているとあっては、
 こんな言葉が口から漏れ出るのも致し方ないところである。

「………最悪ですわ」

 彼女が今いるのは、街にある銭湯の中、女湯の脱衣所である。
 側にはいつものように、教育係でありメイド長でもある水女が控えている。

 彼女たちがこんな似つかわしくない場所にいるのは、
 イバラの学校の授業が終了し、帰路につこうと校舎を出た瞬間、突然の夕立に見舞われたからだ。
 校門前には水女が自家用リムジンで迎えに来ていたが、傘の用意などしていなかったため、
 校舎の玄関から車まで駆け抜ける間に、イバラの全身は雨でびしょ濡れになってしまったのである。
 車の中にもタオルのような身体を拭くものは備え付けられておらず、
 このままでは例え全速で帰路を飛ばしたとしてもイバラが風邪をひいてしまう方が速いと判断した水女は、
 とにかく身体を温めるのが先決と、リムジンをこの銭湯へと向かわせたのだった。
 しかし…

「お嬢様、お早く」
「分かっていますわっ…!」

 そう水女に急かされても、なかなか浴室に入る踏ん切りがつくものではない。
 イバラは銭湯など利用したことはなかったし、
 何より自分の股間には、コンプレックスの源である男根が生えているのだ。
 そんなものを公衆浴場で晒すなど、この上ない恥辱である。
 しかし、いつまでも服を脱ごうとしないイバラに痺れを切らしたのか、水女がさらに言葉を重ねてきた。

「良いですか、お嬢様。誇りある双月同家に名を連ねる者なら、たとえ丸裸であっても……
 いいえ、丸裸だからこそ、高貴な肉体に自信を持って、堂々としているべきなのです。
 僭越ではございますが、お嬢様のおチンボは、どこに出しても恥ずかしくないものと私は思っております」

 …全く嬉しくない褒められ方だった。

「ふんっ! そこまで言うなら、水女! あなたがまずお手本を示してみなさい!
 そうすれば、私も後に続きますわ!」

 自分では、なかなか上手い返し方だと思った。
 いくら水女でも、公衆浴場で男根を晒すことには抵抗があるだろうと予想したのだ。
 しかし、

「…承知いたしました」

 そう返答するやいなや、水女はいつものメイド服をするりと脱ぎ、
 鍵を取り出して貞操帯を外すと、瞬く間に全裸になってしまったのだ。
 これには流石のイバラも、目を丸くした。
 水女はそのまますたすたと、浴室の方へ歩いていく。

「ちょ、ちょっと水…」

 呼び止める間もなく、ガラリとガラス戸を引いて、水女は浴室に入った。
 中にはもうもうとした湯気が立ちこめ、水音と共に女性客達の話し声が聞こえてくる。
 ガラス戸の開いた音に気付いた何人かが、なんとなしに水女に視線を向けたが、
 しばらく開いた口がふさがらなくなった後、すぐに目をそらした。
 それもその筈、水女のすらりとした肢体には似つかわしくない圧倒的なサイズの包茎肉棒と、
 それに比例するように肥大化した陰嚢が、股間にぶら下がっていたからだ。
 しかし当の水女本人は、そんな周囲に反応を全く気にする風もなく、さらに奥へ進んでいく。
 ちらり、と肩越しにイバラへ向けて視線を向けてくる水女。

「さあ、お嬢様も」

 正直な気持ち、イバラは他人のフリをして逃げ出してしまいたかった。
 しかし言い出しっぺは自分なのだから、ここで逃げ出すことはイバラ自身のプライドが許さない。
 何より、あのメイド長から逃げ切れるとは思えない。

「くっ、くぅぅぅぅ………分かり、ましたわ……」

 覚悟を決めて、イバラは浴室へ足を踏み入れた。
 手桶も何もないので、股間の肉棒と陰嚢を隠すものは何もない。
 何とか手で押さえてみてはいるのだが、
 一般の男性よりもはるかに大きなイバラの男根が隠れるはずもなく、結局は丸出しと同じ状態であった。

(急に雨に降られただけなのに、どうしてわたくしがこんな目にぃぃ……!)

 女湯から悲鳴が上がってもおかしくない状況だったが、
 他の女性客達は、気にはなるが関わり合いにはなりたくないと思っているらしく、
 たまにちらちらと好奇の視線を向けてくるだけである。
 しかしそんな反応こそが、イバラにとっては恥辱であり不本意であった。
 いっそ悲鳴を上げてもらえれば、どさくさに紛れてこの事態を終わらせることも出来るのである。

(…それにしても…)

 時間は午後5時過ぎ頃。
 仕事や学校帰りにこの銭湯を利用する女性が多いのか、浴室内にいるのはほとんどが若い女性だった。
 彼女らの艶めかしいうなじや太もも、脇からこぼれ見える乳房や座椅子で強調された尻肉は、
 ただでさえ性欲旺盛で日頃から持てあまし気味なイバラにとって目の毒以外の何者でもない。
 しかも今日はたまたま、朝からまだ一度も射精していないというイバラ。
 本能に従って容赦なく、股間の肉棒が反応し始める。

(ひいぃっ!? こ、こんなところでおチンボおボッキなんてダメッ! 絶対ダメですわ!
 …でも、あの方のおっぱい、なんて大きさ…♪
 や、やっぱりいつもあのおっぱいでおチンボを挟んで、おっぱいおマンコ♪ なさるのかしら…♪
 わたくしのおチンボも是非、ニュポニュポズコズコおっぱいハメを…♪
 …ああっ! だからそんなことを考えたらますます…!)

 ついさっきまで萎えていた男根は、むくむくと頭をもたげ始めていた。
 何とか眼をそらそうとするが、どちらを向いても刺激物だらけである。
 かといって、足下が滑りやすい浴室を、目を閉じて歩くことなど危なくて出来はしない。

(んんっ…♪ あの、座椅子の上に乗っているムッチリしたおケツ肉…♪
 わたくしのこの高貴おボッキチンボを、椅子とお尻の間に突っ込んで、おケツコキ♪ 出来たら…♪
 ああっ!あちらの奥様…脇毛があんなに茂ってらして…♪
 しょ、処理なさってないの? 絶対におチンボ誘いのためですわ…♪
 あのワキおマンコにおチンボを出し入れして、どっぴゅどっぴゅ♪
 おキンタマ汁を発射して、脇毛にからみつかせてグチョグチョのヌルヌルに…♪ んほぉぉぉぉ…♪)

 もはやイバラの男根は、腹を打ちかねないほど完全に勃起していた。
 萎えていた肉棒を露出するのさえ、この上なく恥ずかしいのに、
 これでは「あなた達の裸を見て興奮しています」と言っているようなものだった。
 恥ずかしいどころではない。
 イバラは何とか理性を働かせ、洗い場の座椅子に座っていた水女の隣へ素早く移動し、腰を下ろした。

「お嬢様。 こうした場所では、まず湯船につかる前に身体を洗うものです」

 そんな水女の説明も、今のイバラの耳にはほとんど入らない。

「…水女っ」
「どうかなさいましたか?」
「見れば分かるでしょうっ!」

 恥辱に耐えつつ、股間の勃起を水女に示す。

「これを何とかなさいっ。 このままでは…」

 いずれ身体を洗い終えれば、また立ち上がって今度は湯船に向かわなければならない。
 なにせ、目の前にある水女の裸体も、充分刺激になっているのである。
 自然に勃起を治めるのは無理なので、何とか水女に自分の男根を隠してもらいながら移動できれば…
 イバラはそう考えていた。
 しかし、水女は少し思案顔を浮かべた後、

「…承知いたしました」

 とだけ答えたかと思うと、いきなり右手でイバラの肉棒を掴み、絶妙な力加減でしごき始めたのだ。
 さらに左手は、睾丸を揉みにかかっている。

「おひぃぃぃぃぃっ!? チッ、チンボッ、おチンボコキぃ♪ み、水女ぇ♪ あなた一体何をぉ♪」
「おチンボを何とかしろ、とおっしゃられましたので、私としては残念ですが、
 一度お嬢様のおチンボにおどびゅしていただいて、萎えさせていただこうかと」

 どうやら水女は、「何とかしろ」というイバラの言葉を「男根を萎えさせろ」という意味に受け取ったらしい。
 このメイド長の前で曖昧な発言をしてしまったことを、イバラは快楽の中で後悔した。

「だっ、誰が奉仕をしろと言いましたぁ♪」

 しかし、快楽でとろけたイバラの脳は、さらに失言を重ねてしまう。

「ほっ、奉仕っ!?」

 その言葉を聞いた途端、水女の目の色が変わった。

「はぁぁぁぁっ♪ そ、そうですっ♪ ご奉仕♪ チンボご奉仕いたしますぅ♪
 どうかこのご奉仕好きドスケベメイドの、臭くて汚いデカマラチンボと、
 溜め込んでばかりの淫乱キンタマで、お嬢様にエロご奉仕させてくださいぃぃぃ♪」

 肉棒をしごく水女の手の動きが、機械的だった先ほどまでとは違い、情熱的かつ淫らなものに変わる。
 睾丸を責める手も、さらに多彩に動き始めた。
 水女自身の男根も奉仕行為による興奮で瞬く間に勃起し、
 包茎亀頭がイバラの眼前に迫るまでに起きあがる。

「んほぉぉぉっ♪ 臭いっ♪ 水女のおチンボ、相変わらず臭すぎますわぁ♪」
「あぁぁ申し訳ございませんっ♪ チンボキンタマメイドの不潔包茎チンボ♪
 キンタマと一緒にすぐにキレイにいたしますぅぅぅ♪」

 そう言うと、水女はイバラの睾丸を揉んでいた手を離し、
 ボディソープを付けて自身の男根を猛烈な勢いでしごき始めた。

「あへっ♪ あへっ♪ こうやってチンボ洗濯♪
 センズリ洗濯でチンボの掃除をいたします♪ お嬢様のおチンボもぉぉぉ♪」

 さらにイバラの肉棒にもボディソープをかけ、自身の者と同様に激しくしごく。

「ひぃぃぃぬるぬるぅぅぅ♪ ヌルヌル手マンコですわぁ♪ 水女の手マンコ、本物マンコみたいですわぁ♪
 わたくしぃ♪ お上品にヘコヘコハメ腰ふってしまいますわぁ♪」
「どうぞっ♪ どうぞ思う存分、生おマンコと思ってハメチンボなさってくださいぃぃぃ♪」
「チンボッ♪ マンコッ♪ 水女マンコにチンボォ♪ おチンボズコズコ、最高のハメマンコ穴ですわぁぁぁ♪」
「そ、そのようなっ♪
 そのように私のマンコにチンボハメなさってはぁ♪ いけませんわ♪マンコチンボハメぇ♪」
「いいえっ♪ 淫乱チンボメイドのマンコレイプは主人の義務ですものぉ♪ 絶対ズコズコいたしますわぁ♪」

 当然、突然嬌声を上げ始めた二人に周囲の視線が集中するが、
 快楽に支配されているイバラと水女には、そんなものを意識する余裕などなかった。

「水女っ♪ 何をしているのっ♪ まだまだおチンボ臭いですわよっ♪
 この余りすぎなエロチン皮もしっかり剥いて、
 中の生マラ先に付いているおチンボカスまで、しっかり洗い落としなさいっ♪」
「は、はいぃっ♪ 申し訳ございませぇん♪
 すぐにこの包茎チンボ皮を剥いて、生白い敏感マラ先チンボ亀頭を剥き出しにいたしますぅ♪」

 水女が自身の男根の先端に手をかけた。 メリメリと音を立てて包皮が剥かれていく。
 亀頭を露出する快楽と包皮の強固さから、完全に剥き上がるまでには通常よりはるかに時間がかかった。

「ひぃーっ♪ ひぃーっ♪ お、お嬢様♪ マラチンボオープン♪ 完了いたしましたぁ♪」
「くっ、臭いひぃぃぃ♪ 包茎チンボ生露出されて、ますます臭いですわぁぁぁ♪
 どうしてぇ♪ どうしてこんなに臭いのに、ますますおチンボビンビンになるのぉぉぉ♪
 おチンボ興奮っ♪ おチンボ興奮しますわぁぁぁ♪ みっ、水女っ♪ 早く洗っておしまいなさいっ♪」
「は、はいっ♪」

 水女は両手にボディソープを付けると、亀頭を掌で挟み込んでこすり始めた。
 洗浄というより、明らかに自慰である。

「チン、チンボッ♪ おひぃっ♪ チンボのチンカス掃除気持ちいいっ♪
 両手マンコでマラ先コスコスっ♪ カリチンボ感じるぅぅぅ♪ 感じすぎてぇ♪
 あぁぁ、申し訳ございません、お嬢様ぁ♪ チンボ洗濯大好きな変態フタメイドの水女は、
 チンカス掃除が気持ちよすぎて、上手く手マンコが動かせませぇん♪」
「まぁぁ、なんてことっ♪ 本当にどうしようもないスケベキンタマメイドですわねっ、水女は♪
 包茎勃起おチンボから、イキマラおどびゅすることしか頭にないのではなくて♪
 本当はいつも、自分の不潔チンボを気持ちよくすることばかり考えてるのでしょうっ♪ そうおっしゃい♪」
「そ、そうですぅぅぅ♪ 水女は頭じゃなくて、チンボでものを考えていますぅ♪
 チンボ穴からっ♪ マラ先のチンボマンコからっ♪
 フタナリキンタマ汁をイキおどびゅするためならなんでもする、メスブタダメチンボメイドなんですぅぅぅ♪」
「まったく♪ これでは人ではなくチンボですわっ♪
 そんなにチンボがいいのなら、明日からわたくしの部屋のベッドメイクも♪
 わたくしの部屋のお掃除も♪ 紅茶を淹れるのも♪ 全部おチンボだけでやってもらいますわよっ♪」
「ひぃぃぃぃ♪ そ、そんなぁ♪ 全部おチンボだなんてぇ♪ お許し下さいっ♪
 キンタマ汁おどびゅしっぱなしになって、お仕事が手につかなくなってしまいますぅぅぅ♪」

 淫靡で倒錯した会話を続けている間も、水女は肉棒をいじくり回す手を止めてはいない。
 むしろどんどん加速している。

「どうかご容赦をっ♪ ご奉仕いたしますからぁ♪ お嬢様のおチンボも、キレイにいたしますからぁぁぁ♪」

 言いながら、水女はイバラの勃起しきって天井を向いている男根を掴むと、
 上から抑えて下を向けさせ、自分の巨大な睾丸で包み込んだ。

「んほぉぉキンタマァァァッ♪ タマズリッ♪ キンタマハメッ♪ キンタマオマンコォォォ♪
 み、水女っ♪ 主人のチンボ掃除にキンタマを使うなんてぇ♪
 やっぱりあなたはキンタマメイドですわねっ♪ いつもキンタマのことばかり考えている、ド変態メイドっ♪」
「くひぃぃぃキンタマがぁ♪ お嬢様のおチンボ様に、私のスケベキンタマが下から押し上げられていますぅ♪
 勃起チン力でキンタマぐいぐいぃ♪ 仰るとおりのキンタマ大好きな失格メイドですが、
 どうかこのデカタマスポンジで、おチンボ洗濯なさってくださいぃぃぃ♪」

 水女は自身の男根から手を離し、両手で左右から睾丸を掴んで動かし始めた。
 左右の睾丸が交互に前後し、さながらスポンジのようにイバラの肉棒を磨き上げる。

「ほぉ゛ぉ゛ぉっ♪ キンタマイイッ♪ キンタマスポンジでおチンボゴシゴシ気持ちいいですわぁ♪
 なかなかいい具合ですわよ、水女っ♪
 もっと頑張ったら、おチンボだけでなく全身をキンタマスポンジ洗いさせてあげてもよろしくてよっ♪」
「ぅひぃぃっ♪ 光栄ですぅ♪ 私も腰を動かしてっ♪ もっとしっかりおチンボ磨きいたしまひぅほぉっ!?」

 突然、水女が頓狂な声を上げた。
 二人が向かい合って座椅子に座っているため、
 水女が腰を動かした際に、彼女の男根がイバラの豊かな双乳の間に入り込んでしまったからだ。

「お、お嬢様ぁぁぁっ♪ 申し訳ございませんっ♪
 私のド淫乱不潔チンボが、お嬢様の、お、おっぱいおマンコに入ってしまいましたぁぁぁ♪」
「わ、わたくしのっ♪ わたくしの高貴で美しいおっぱいおマンコに、水女のスケベ包茎臭チンボがぁぁぁ♪
 なんてことをするのっ♪ この、おバカチンボッ♪」

 言葉ほどには怒っていないようなとろけた調子でそう言うと、
 イバラは水女の男根に平手打ちを浴びせた。
 無論、手加減してはいるが、本気で叩いても小揺るぎもしなさそうな剛直ぶりであり、
 この程度の刺激は水女にとって快感でしかなかった。

「お゛ひっ♪ チンボビンタイイッ♪
 お嬢様っ♪どうか私の不埒なデカマラチンボに、お仕置きビンタをお願いしますぅぅぅ♪」

 そう言いながらも、水女の腰の動きは止まっていない。
 水女の肉棒の先端がイバラの谷間を行き来し、
 石鹸の付いた巨大な睾丸によって、イバラの男根が磨かれている。

「そんなことを言ってっ♪ ハメ腰ズコズコ、止まっていないじゃないのっ♪
 お仕置きのチンボビンタが欲しくて、わざとやっているのねっ♪ この変態マゾチンボっ♪」
「は、はいっ♪ そうでくひぃぃぃっ♪
 私のマゾメイドチンボは、お嬢様の美しいお手てでビシビシ♪ ひっぱたかれて喜んでいますぅぅぅ♪」
「あぁぁマラ臭いっ♪ チンボマンコから出てくる、先走り汁も臭すぎますわっ♪
 わたくしのおっぱいおマンコがチンボ臭くなったらどうするつもりっ♪」
「おっ、お任せくださいっ♪ 私がおチンボしてしまったおっぱいおマンコもっ♪
 ムチムチのお尻もっ♪ お美しい脇の下もっ♪
 すべてこの石鹸つきキンタマスポンジで、洗浄させていただきますぅぅぅ♪」
「やっぱりあなたがわたくしの身体でキンタマしたいだけではないのっ♪
 本当に恥知らずでスケベなダメデカキンタマねっ♪ こんなキンタママンコは…こうですわっ♪」

 イバラは今までされるがままに任せていた自身の肉棒を、腰を使って激しく前後させ始めた。
 水女とイバラがお互いに向かい合って、腰を振り合っている構図になる。

「キッ、キンタマァァァ! いっ、いけませんお嬢様っ♪
 キンタママンコは、キンタママンコでチンボハメは気持ちよすぎてぇぇぇ♪」
「何を言っているのっ♪ 当家のおチンボメイドなら、全身どこでもおチンボ奉仕できなくてはなりませんわ♪
 いつでもどこでも、全身マンコを使って主人のおチンボを満足させられなくてどうするのっ♪」
「ひぃぃぃぃ♪ おっ、仰るとおりですぅぅ♪
 水女の身体は、24時間いつでもどこでも、マンコとしてお使いいただけますっ♪
 どうぞ、おチンボがムラムラなさったときには、私ですっきりなさってくださいぃぃぃ♪」

 脳が快楽に染まりきった今、二人の力関係は普段と完全に逆転していた。
 また、イバラからは日頃の性的行為に対する羞恥や抑圧が消え、
 水女も厳格な態度を完全に崩してしまっている。
 性欲を暴走させてからみあう二人の姿は、途方もなく淫蕩だった。
 周囲の女性客の中にも、二人の淫気に当てられそうになっている者が出ている。

「あ゛っ♪ あ゛っ♪ し、しかしっ♪ 申し訳ありません、お嬢様っ♪
 キ、キンタママンコご奉仕が、きっ、気持ちよすぎてぇ♪ イッ、イギチンボっ♪ してしまいそうですぅぅぅ♪」

「おほほほほほっ♪
 相変わらず水女のチンボは、ご奉仕でイキマラおどびゅしてしまう、本当にダメなエロチンボですわねっ♪
 キュンキュンしてきているキンタマ、おチンボで感じますわよ♪ でもいいわっ♪
 イキチンボなさい♪ 今日のわたくしは、おチンボとキンタマに寛容でしてよっ♪」
「ありがとうございますぅぅぅ♪ ど、どうかお嬢様もご一緒にっ♪」

 そう言うと同時に、
 水女は今まで自身の肉棒をしごくのに使っていた両手で、イバラの睾丸をわしづかみにした。
 この状況下にあっても、握り込む握力は絶妙に加減されており、
 さらなる睾丸からの快感に、イバラの余裕ある態度はどこかへ吹き飛んだ。

「お゛ひぃぃぃぃっ!? い、いきなりキンタマァ!? ダメェェェ♪
 手マンコでそんないきなりキンタマされたら…わ、わたくしのおチンボもキンタマ汁が昇ってきてぇぇぇ♪」
「キンタマご奉仕♪ チンボご奉仕♪ マンコご奉仕っ♪ エロご奉仕で私のチンボもう限界ですぅぅぅ♪
 スケベ包茎チンボイギますっ♪ イグッ♪ イグイグイグイグイグイグイッ…」
「「イグゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーッ!!!」」

 叫びも射精も、同時だった。
 はっきりと分かるほどのぼこりとした膨らみが尿道を昇って先端に達したかと思うと、
 凄まじい勢いで精液が迸った。
 イバラの精液は水女の睾丸の間を突き抜け、女性器と尻にまでこびりついている。
 水女はイバラの胸の谷間から間欠泉のように精液を吹き出させ、イバラの顔も髪も白濁液まみれにした。

「ひぃ…♪ ひぃ…♪ わたくしまで、大勢の前で、こんな凄いイキチンボォ…♪」
「お、お嬢様ぁ…♪ ご立派な、おどびゅでございましたぁ…♪」

 わずかながら普段の調子を取り戻した水女が、そう呟くのが聞こえた。


 その後、
 我に返った二人は慌てて身体を洗いしっかり湯船につかったため、風邪をひく事は避けられたが、
 初めての銭湯体験はイバラにとっても水女にとっても、違う意味でお互いに恥じ入るばかりだったという。