山城は姉の代わりになるようです

 扶桑型戦艦姉妹、妹の方、山城です! 姉様じゃなくて、悪かったわね……!
 姉様をお望みだったようだけれど、そうは行かないわ……また姉様に性欲処理と称していやらしいことをさせるつもりなのでしょう……知っているのよ……! これ以上姉様を、あなたの非道な獣欲の犠牲になんてできないわ……!
 へっ? 姉様が嫌だと言っていたのか、ですって? あ、あた、当たり前じゃない! 口と態度にこそ出していなかったけれど、イヤに決まっているわ……! そ、それに、虚ろな目をした姉様が、今度は山城も……とぼそりと呟いていたのを聞いたのよ! 私と姉様を同時に手込めにしようと計画していたなんて、あきれかえるほどのケダモノだわ! 不潔っ……不潔! おぞましい!
 でも、陰険で強欲なあなたのことだから、ただ断ったりしたら……きっと私たち姉妹は、哀れ、即刻解体の憂き目にあわせられるに決まっているわ……! 本当に軽蔑してもしたりない男ね、どうしてこんな男が提督なのかしら! でも、もう姉様には指一本触れさせないんだから……! ええ、そうよ……姉様の代わりに、私の身体を捧げます……それで、満足して頂戴! ああっ……不幸だわ……! でもしょうがないわ、私にはそれがお似合いなんですものっ……! さあ! 私の身体を……すっ、好きにしたらいいじゃない!
 へっ? 男性経験はあるのかって? なななな何よそれセクハラ!? セクハラね!? ん、こっ、こほん! 取り乱しました! あああああ、ある、あ、あるに決まってるじゃない! と、と、と、殿方との性交渉の経験なんて、か、数え切れないくらいあるわよ! 山城は、実戦経験豊富な、大人の余裕たっぷりの妖艶な戦艦なのよっ!? 馬鹿にしないでくれる、かしらっ!?
 ほ、ほら、おズボンを降ろして、男性の、その、あの、アレ、アレを、出しなさいよ……! アレ、アレよ! へっ? オチンポ様!? そ、そう呼ぶものなのかしら……!? 姉様、そんな呼び方してたかしら……? えっ、あっ、知ってるわ、当然知ってるわよ!? その、久しぶりだったから戸惑ってしまっただけです! お、おお、オチンポ様ね、オチンポ様! みみみ、見慣れたものよ……! 確かに私には、オチンポ様がないけれど……私がどれだけ殿方のオチンポ様を手玉に取ってきたか、ししし、知らないでしょう!? へっ? 目、目を泳がせたりなんてしてません……! ほら、は、早く、ど、どうぞっ!
 ヒィィィィィィッ!? こ、こここ、これが、提督の、お、オチンポ様……! 姉様の愛らしい毛だらけオチンポ様と全然違ぁう……! 話には聞いていたけれど、何、何よこれ、き、気持ち悪い……! ひぃっ……! こ、これに、あんなことをしたり、されたり、するの? しちゃうの? 私が……!? あ゛ぁっ……気が遠く……不幸だわ……
 う、ううん、これが姉様を弄んだ悪の元凶なのよ、負けちゃダメ、山城! こほん! さ、さ、さ、触ってみても、いいかしら、提督? や、優しく……優しくなのね? オチンポ様は敏感ですもの……ね? そそそそ、そーっと、そーっと……ヒィッビクってしたぁっ! 怖いぃぃ!
 へっ? そんな、身体を遠ざけて、目を覆いながら手を伸ばして触れて、本当は初めてなんじゃないか、って? ちっちっちっ違います! これはほんの準備運動なんですっ! 最初はあくまで優しく穏やかに……という、私の奥ゆかしいテクニック、野蛮人の提督にはお分かりいただけないのかしら……!?
 ヒイッ近づけて来ないでぇ! オチンポ様こっちに突きつけないでぇっ! おぞましい! 野卑! お下品ッ! 分かりました、やりますっ、やっ、やればいいのでしょうっ!? た、たた、確か、こうして握って……ヒッごめんなさい、痛かったかしらっ!? 大丈夫? そ、そう……?
 こうして、摩擦を、して、あげれ、ば……ヒイッ、熱い……ゴツゴツしてる……それに何だか匂いも……ううう……不幸だわ……! 提督、ど、どうかしら? 気持ち、いい? 山城の手、気持ちいい、ですか? あら、そう? ふふ、ふふふふ! ほら、オチンポ様の一本や二本、私の手に掛かれば軽いものだわ……!
 ほら提督、え~っと……い、いつでも射精して、いいんですよ? 我慢しなくていいんですよ? 満足して、もう姉様に毒牙を向けたりしないでくださいね?
 へっ? 気持ちイイけど、全然足りない……? 嘘っ……そんなっ……! こ、これ以上、どうしろと言うの……!
 しゃぶ、る? ハァ? 何を? オチンポ様を? 誰が? 私がァ!?
 姉様ァっ! こんな神をも恐れぬ性的倒錯者の相手なんて、山城には無理ですうっ!
 で、でもっ! 私がしなくちゃ、姉様がこの醜い肉塊をその愛らしいお口に頬張る羽目に……! そんなのダメダメ、絶対にダメよ……んぐううぅぅっ……ぐううぅぅぅ……! 分かりましたっ……! すれば、いいのでしょう……! この悪党っ……!
 歯を立てるな、と? わ、分かっています。本当は噛みきってやりたいほどだけどっ……! すぅぅぅぅっ……はぁぁぁぁっ……山城っ、参ります……!
 がぽっ……むぽっ……♥ 口をすぼめて、唇をぐっと伸ばして……頬がこけるほど吸い付いて……こんな感じでいいのかしら……? むぽっ、ずぽっ、ぐぽっ、ぶぽっ♥ ああ、忌々しい、どうして私がこんな汚物の塊を……むぽっ、ぶぽっ、ぶぽっ……不幸だわ……! ぐぽっ、ぶぼっ、ぶずじゅるるるるるうぅぅっ、じゅるるるるっ、じゅぽっ♥ じゅぼぼっ♥ じゅぼおっ♥
 ぶはぁっ……! い、如何かしら、私の穢れを知らない口にその浅ましいオチンポ様を含ませた感想は……! どうせ物足りないとか何とか贅沢を言い出すに決まっているでしょうけどっ……!
 へっ? 凄く上手? 嘘、そんな……ほんとお? う、うふっ♥ 姉様ァ! 私、やりましたァ! ……って! 何でこんなことで喜ばなくちゃいけないのよっ……! そうやって口車に乗せて貞淑な姉様も籠絡したのね……油断も隙もないわ……!
 そんなに上手だというのなら、あなたの憎たらしいオチンポ様にもっとしゃぶりついてやるから、さっさとイキ果てなさいよ……!
 ぶぼっ、ぐぼっ、ぶじゅるるるるっ、ぶじゅるっ、ずぶっ、ぼぶっ♥ ぼぶっ♥ 下品なひょっとこ顔をしてオチンポ様に食らいついている私は、さぞ滑稽で淫らに見えることでしょうね……! ぶぽっ♥ ぶぽっ♥ ぶぼっ♥ ぼじゅるるるうぅっ♥ じゅるっ、じゅぞぞっ♥ ぶじゅるっ♥ でも、あなたをただ楽しませたりなんてしないわ、こうしてずっと恨みがましく睨み付けていてやるんだから……! ぶぽぶぽっ、ずぽっ♥ ぢゅるるるる♥ オチンポ様に猛烈な口淫をしていても、山城は屈したりなんてしません……! ぶぽっ、ぐぽっ、ずぶじゅるっ、じゅるるるっ♥
 ヒッ!? 何か口の中に苦くてしょっぱいものが……こ、これ、せい、えき? 射精したのね提督っ! ふふふ……オチンポ様なんてちょろいものだわ……!
 へっ? 先走り……汁? 何、それ? 精液とは違うの……? ほんとお? く、く、うううううぅぅぅ~……! 私をぬか喜びさせるなんて……ますますオチンポ様が呪わしく思えてきたわ……! もうちょっとだから頑張れ、だなんて、馬鹿にして……! み、見てなさい……!
 ぶぼっぐぽっずぽっぶぽっぶぶぶぽっぐぼっぐぼっぶぼぼぼぼっ、ぶじゅるるるるるぶぽぉっ♥ え、なな、何よ、両手をあげろって……ははぁ、私に姉様のようなふっそふっその剛毛腋毛を期待しているのね……? このド変態……! ぶぽっ、じゅぽっ、じゅるるっ♥ でも、残念だったわね……! ほら、ご覧なさい、私の美白でつるつるな腋の下を……! あなたのような異常者のお気に召す腋じゃなくて、残念だったわね……!
 へっ? ぽつぽつと生えてきてる? 嘘っ、昨日頑張って剃ったばっかりなのにぃ!? いいいいい、いやっ! 見ないで……見ないで……! 見ないと射精できない、ですって!? そ、そういうものなの? それ、なら……
 ほら……! 私の剃り跡腋を存分に見ればいいわ……! どうせ私は、姉様譲りの剛毛よっ……ふんっ! そしてさっさとしゃ、射精、すればいいじゃないっ……! ごぼっ、むぼっ、ぶぼぼぼっ、ずぼぼぼぼ♥ こんなオチンポ様なんて、喉の奥まで飲み込んでやるわ……! ぶぼぼっぐぼおっ♥ ぶぽっ、ぼじゅるるるっ、ぶじゅるっ、じゅぼっ、ぼじゅずじゅるるるっ、じゅぼおっ♥ くうっ……! こんな恥さらしなポーズをして、私、必死になって何をしているのかしら……! 唇の端に、提督の汚らしいオチンポ毛が絡みつくし……! じゅぼっ、ぶぼっ、ぶじゅるるるるっ! 涙が溢れて来たわ……不幸だわ……!
 そろそろ出そう? またそんなことを言って私を騙す気なのね……! もう引っかからないわ……! そう言って私を油断させて、なるべく長く私のふぇ、ふぇ、ふぇ、フェラチオ……? を楽しむ気なのでしょう……! 意地汚い! ぶぼっ、ずぼっ、ぶぼぼぼぼぼっ、ぐぼっ、ぶぼっ♥ むぽっ、むぽっ、んむっふぅぶぼぼぼぼぼぼぼおぉぉ~っ♥
 あら? ビクってオチンポ様が震え……おぼっ!? ぶっ!? ぐぶっ、ぶっ!? 何かどろっとしたものがっ……!? おぶっ、ぐっ、ぐぶっ、げぼぉっ♥ 喉奥に叩きつけられてっ……ぐぶっ♥ 鼻に逆流してっ、苦しっ……! ぶぼっ、ずじゅずずずずずずずっ、ずじゅるるるるるっ、じゅるうっ♥ ごぐんっ♥ の、飲んじゃった。
 へっ? 私、男の人の精子、飲んじゃったの!? 嘘! また先走り汁とかいうものよね? そうよね?
 やたらとギドギドしていて、口の中に粘っこく絡みついて、青臭くて噎せ返りそうだけれど……精液じゃないのよね? 提督……! な、な、何か言ってくださらないかしら……!?
 いいえ違います、山城は信じません、嘘、嘘、嘘! よしんば、先ほどの濃厚な粘液がお精子だったとしても、私が簡単に飲みきれる程度だもの……この性欲の塊みたいな男が、あの程度で満足するはずがないわ……! このまま放っておいたら、ああ……その爆発寸前の欲望を、妹の不始末の責任を取れとかなんとか言って、これ幸いと姉様相手にぶつけるに違いないわ……! 姉様可哀想っ……! だからこの山城が、もっとちゃんとオチンポ様を吸い尽くして、腰も立たないようにしてやらないと……!
 それに、このグロテスクな肉棒を口で翻弄してやるのが、ちょっとだけ……楽しくなってきたし……♥ いえ? 山城は何も言ってません……! ああ、不幸だわ……! ちゃんと眉根をぐっと寄せて睨み付けて、決してオチンポ様に負けないようにしないと……! 剃り跡がポツポツ残った恥ずかしい腋の下も、しっかり見せつけて……! じゅぽっ、じゅるるっ、ぶぼぶぼぶぼぶぼっ、ぼずっ、ぶずっじゅるるるるるっ♥ ぶぼっ、ぐぽっ、ぶぼっ、ぶぽぽっ♥ むはぁあぁ~ぁあぁ♥
 へっ? そもそも誤解? 何がです? 扶桑姉様で性欲処理していたのではなく? 扶桑姉様の性欲処理をしていた? ハァ? よくも今更ぬけぬけとそんな嘘を……
「提督、いらっしゃいますか……? 今日も、その、私のふしだらな毛だらけ下品チンポを、可愛がっていただきたいのですが……」
 扶桑姉様ァ!? えっ、今の言葉、嘘っ、そんな……!?
「きゃあっ!? 山城!? どうして……? ……ヒッ!? あ、あ、あなたたち、何をしているの……!?」
 へっ? 何って、跪いて両手を上げて、提督の硬く反り返ったオチンポ様に頬をすぼめてむしゃぶりついて……って! あ、あ、あ、あ、あの、これは、これはですね、違う、違うのです、違うのです姉様ァ!
「二人とも、そう言う関係だったの……!? ご、ごめんなさい、お邪魔しました……山城? が、頑張るのよっ?」
 姉様ァ! 誤解です姉様、山城は違います、待ってくださいっ……! ああっ……不幸だわ……!


(終わり)