伝統ある双月堂家のメイドたち 序幕
「今年も終わっちゃうねえー」
「ねえー」
年の瀬も押し迫った真冬のある日。
年末の仕事を一段落付けた則恵と清子は自室のソファに並んで座り、紅茶を飲んで一服していた。
細部まで金色の装飾が施された陶器製のティーカップからは香しい湯気が立ち上り、冷たくなった二人の鼻梁を優しく温める。ルビー色の液体を啜ると疲れた身体の隅々までが安楽に包まれ、二人は揃ってほうと息を吐くと力を抜いてソファに背を預けた。
「なんだか最近物足りないよねー」
「あ、則恵ちゃんもそう思うー?」
「イバラ様が立派なオチンボお嬢様になるのは良いんだけどお」
「ちょっとこう、淋しくなるよね」
微妙に生じた心の隙間。何一つ不満のない暮らしなのに、どこかしら空白を感じる。
二人はお互いの気持ちを確かめ合うように、そんな最近の心境を口々に零す。
主人たる娘は日々成長を重ね、最近では二人の主として十分な威厳と風格を兼ね備えるようになってきた。
それが世間的に歓迎されることなのかどうかはともかく、この二人にとっては喜ばしいことのはずだった。
しかし生来のいたずら者である二人としては、可愛らしい主を敬愛を込めてからかうことが出来なくなるのは少々つまらなく感じられる。いわば、成長した妹を見守る姉の心境にも似ていなくもない。
「可愛い新人ちゃんとか来ないかなー」
「初々しい後輩ちゃん欲しいねー」
二人はほぼ同時にそう呟いた後、はっとしてお互いの顔を見る。
「あっあっ違うよ? 清子ちゃんじゃ物足りないとか言ってないよ?」
「うんうん私もだよ? 則恵ちゃん大好きだもん♪」
お互いに妙な気遣いを見せ、そして同時に笑い合う。しかし、そんな無垢な笑顔を見せていたのも、その時までであった。
二人は飲み干したティーカップをテーブルに置くと、白いストッキングに包まれた片足を大きく持ち上げて、背もたれに膝を引っかける。ソファの上に不作法に大股を開く格好になると、向かい合って目を細め合う。長年の付き合いだからこそ可能な、一瞬の意思確認であった。
「でも、新人ちゃんが来たら、きっともっと楽しくなるよねぇ……
」
「うん、後輩ちゃんが来たら、ずっととっても楽しくなるよぉ……
」
二人はスカートごしに自分の股間に手を置くと、円を描くような卑猥な手つきでそこを撫で始めた。
すると、むくむくと擬音が聞こえてきそうな程にスカートが目立って盛り上がり始める。スカートをほんの少し上に引っ張ってみせれば、猛々しく屹立した二人の巨根があっと言う間に外にまろび出し、互いの視線に晒される。
「ああ、清子ちゃんの巨タマチンポぉ
デブデブしたおタマがパンツの中にむっちり詰まってて
いやらしいのぉ
」
「んふ、則恵ちゃんの包茎チンポぉ
チンカス溜まりすぎて亀頭が膨らんじゃってるよぉ
臭いチンポチーズ溜めすぎ
」
綺麗な肌色をした巨根を痙攣させつつ、二人は口元をゆるませて相手の肉棒を観察し合う。とある人物から貰った薬により、いつでも好きなときに男根を生やせるようになった二人は、その変態性欲の思うがまま、毎日のようにこうして巨根快楽遊戯を営んでいた。
「新人ちゃんが来たらぁ、清子ちゃんのデカタマ
尊敬を込めて恭しぃくもみもみして貰えるよきっと
おっぱいより大きなザーメン袋を、ちっちゃなお手々がグニグニゴリゴリって
余った袋がむにうって指のスキマからはみ出して、みっともないよお
」
「後輩ちゃんが出来たらぁ、則恵ちゃんのドスケベ皮
丁寧に丁寧に、少しずつ少しずつ、優しく剥き剥きしてもらえるよ
ちょっとずつ出てきた黄色いカスまみれの亀頭を、ちっちゃな舌でぺろぺろれろれろさせちゃうの
やっと出てきた赤紫色の亀頭がてらてら光って
えっちぃなあ
」
相手の快感を誘発するような言葉を発しつつ、自らの男根を摩擦し合う二人。
しっかりと握った五本の指の合間からは早々にぐちぐちと卑猥な音が垂れ流され、言葉の端にも快美な喘ぎが混じってゆく。
「デカタマ、デカタマあぁっ
ドデカキンタマ、もみもみごりごりぃ
むぎゅって握られて引っ張られちゃうのっ
たわわに実ったチンポの肉フルーツがもぎられちゃうのぉ
それで清子ちゃんったらもうぶぴぶぴぶぴぶぴ
溜め込んで熟成されたチンポ汁を馬鹿みたいに出しまくっちゃってぇ
後輩ちゃんを窒息させちゃうんだよぉ
ひいいいいぃっ
ひあっ、おっ、おほぉ
」
「チンカス掃除が気持ちよすぎて、則恵ちゃんったらすぐにイキそうになっちゃってぇ
チンポでたっぷりつけ込んだスケベ恥垢の酸っぱい味に泣きそうな新人ちゃんの小さなお口に、無理矢理咥えさせちゃうの
それでねそれでね、だらしなぁくビロビロ余った分厚いチン皮を、自分で引っ張って剥いちゃって
口の中に芳醇なチンカスの味が拡がって、新人ちゃん失神しちゃうよおぉ
やあ、やっ、んひひいいぃ
」
則恵の指先は包皮を絞り上げるように動き、溜め込んだ恥垢を汚らしくねりねりとはみ出させている。亀頭をさらに余計に覆うかのように、握り込まれた包皮がさらに引っ張られると、よほど気持ちが良いのか食いしばった歯の隙間から涎を垂らし始めている。
清子は亀頭をしゅこしゅこと擦る右手もさることながら、左手でショーツの中に押し込められた睾丸をマッサージし続けている。膨らみきった睾丸をさらに圧迫するようにショーツの生地を引き締めながら、先汁で濡れた右手の動きをさらに激しくしてゆく。
「んっくおおぉぉぉぅ
キンタマキンタマ、キンタマがすんごいのおおぉ
だぷん
ってしたエロ肉ボール、後輩ちゃんにたっぷり愛して貰えるのおぉおおぉっ
潰れるくらいに揉み込まれて、最後の一滴までどろどろのキンタマスープを飲まれちゃうんだよおぉっ
」
「ひあ、あ゛ッ、あ゛っひぇ
包茎チンポも気持ち良すぎるよおおぉ
皮剥いた途端に、亀頭全体がビリビリーって痺れちゃって
すぐ射精
即射精
新人ちゃんのお口の中に、ねばねば濃い汁をどぼどぼ出しまくりいいぃ
敏感すぎる亀頭を、熱い喉と舌でいっぱい扱いて貰って
臭ァいコテコテ熟成チンカスを全部綺麗にしてもらっちゃうううぅぅっ
」
「あ゛お゛お゛お゛おおぉぉぅぅぅっ
イクッ
イックううぅ
センズリイグううぅぅっ
清子ちゃんのデカ肉タマでチンポがイックうぅぅうぅぅっ
どびゅっちゃうよおおぉおおぉぉぉぉ
メイドチンボがイクのおおぉぉっ
変態メイドのお下劣射精ええぇえぇ
」
「ひえ゛は
え゛はっ
え゛っへえぇえぇぇ
則恵ちゃんが包茎責めで下品な声出しちゃうううぅううぅ
ひいいぃぃチンカスお掃除フェラ気持ちいいぃぃぃ
射精いいぃ
射精するのおおぉ
チンカス射精大好きだよおおぉぉ
どびゅどびゅむりゅむりゅ
肉ボッキから信じられないくらい濃い汁噴いちゃうッ
」
互いに、互いの責められる姿を自分に置き換えて想像しつつ、ついには絶頂する。余りに倒錯的な遊戯に、二人は背筋を仰け反らせて白目を剥き、すっかり理性を失った顔で悦楽に痙攣していた。
どぶびゅううぅっ! びぶぶびゅるうるるうぅぅっ! ごぶびゅううぅ!
ぶびっびゅ、ぐびゅるうぅ! びゅるるううぅっ、びびゅうぅ!
真っ赤に充血した一対の肉棒から、同時に濃厚な精液が噴き上がる。
黄ばんだ精液は、如何にも重そうな放物線を描いてお互いに身体に掛けられ、ねっとりと衣服に張り付いてしまう。
「へお
へほおおぉ
へっひぉおぉお
包茎チンポをセンズリながらイキキンタマ……すんごぃぃぃ
」
「私もぉ……キンタマコリコリしながら、チンカスアクメえぇ……あへっ
あっへ
おへえぇ……チンポ気持ちいいよぉ
」
しかし、そんなことを気にする様子もなく、ソファの上に載せた尻を下品に振りたくりながら男根を揺らして、二人は射精のもたらした快感に全身を浸らせる。
「へっこへっこ腰振って、チンポ汁搾り出しちゃうううぅうぅ
全部全部、後輩ちゃんに舐め取って貰うのおおぉ
たまんないよおおぉおぉ
先輩の言うことを、何でも聞かせちゃうううぅ
」
「お肉タマがだぽだぽ揺れちゃうよう
アクメ腰が止まらないのおおぉ
エロメイド先輩なのおおおおっ
チンポ先輩
キンタマ先輩なんだもんっ
」
「ああでもでもぉ、ちゃんと可愛がってあげるよう? 後輩ちゃんの包茎チンポも、恥ずかしがらないで私に見せて
いっぱいいっぱいベロベロして、綺麗にしてあげるからあぁ
私のお口、チンポ専用洗浄機にしていいからぁ
おっほ
えぐいチンカス、くちゅくちゅ味わいたいよおおぉおぉ
」
「そうだよお、先輩のキンタマで躾けもしちゃうよう
ほらあ、新人ちゃんの可愛いキンタマ袋、出しなさいっ
ほうら腰振ってえぇ
私もキンタマ揺らすから、だぽっ、だぽってぶつけちゃうのおおぉ
はっひいいぃ
キンタマ躾が変態すぎるよおおぉ
一生懸命、キンタマ快感を教え込んじゃうのおおぉ
」
やがて快感の波が過ぎ去っても、ただの一度くらいの絶頂でこの二人が満足するはずもなく――妄想の方向性を変えると、また浅ましく男根をまさぐり始めた。
「欲しいようっ、欲しいよう! 来年は可愛い新人ちゃん欲しいよう!」
「竹串様に、イバラ様に、お願いしようようっ……ううん、御前にだってお願いしちゃうもんっ!」
「二人だけじゃお仕事大変なんですぅーって
性欲の捌け口が欲しいですぅーってえ
」
「私たちもそろそろ後進の育成をしたいですぅーって
後輩メイドチンボを調教したいですぅーってえ
」
――果たして、二人の邪な望みが叶うのか、どうか。二人はそれぞれに可愛らしい後輩を思い描きながら、また今日も終わりのない自慰に耽る。
こうして双月堂家のメイド達の夜は、更けてゆく。
(続く)