伝統ある双月堂家の祝宴 蒼凜アフター
島津蒼凜は、あくまでも静かに、静かに――激怒していた。
「……私ともあろう者が、あんな小娘に」
控え室のソファに座って腕を組み、細い目を三白眼にして中空を睨み据えている。
細面の美貌は普段以上に強ばり、近づくのもためらわれるような恐ろしい雰囲気を醸し出していた。
昂ぶる勘気を抑えきれないのか、時折、足を持ち上げて控え室の床を強かに鳴らす。氷の美女とも謳われた彼女がここまで感情を露わにするのは、初めてのことであった。
シャワーを浴びるような気分にもなれず、彼女はステージ衣装のまま男根を露出させている。
「……私の、島津の誇りが、敗れるとは……」
――30cmにも及ぶ、黒ずんだ包茎の男根。
包皮の先端からは先ほど放出した蒼凜の欲情汁の残滓が未だにとろとろと流れ出ており――その情けない光景はいかにも屈辱的で、蒼凜は身体を震わせる。
島津家の当主として、家の誇りが詰まったこの男根――分厚い包皮の醜悪な肉棒が敗れ、達せられてしまったことが、何より許せない。
亀頭が余りにも敏感すぎると言うデメリットを差し引いても、チンポチャンバラという競技にぴたりと適していた男根である。しかしそれが、起死回生を狙ったイバラの猛攻により無様に射精させられてしまった。
この露出狂じみた衣装の恥ずかしさにも耐え、見せ物になるのを承知の上で出場した双月堂家の祝宴。
当然の如く勝利し、島津の栄光と権勢をさらに強めようという野望は、しかし余裕を取り戻したイバラの高笑いとともに打ち砕かれてしまったのだ。
観客の中には、島津家と関係が深い者も多数居ただろう。スーツ姿の蒼凜が執務室の椅子に腰掛けながら多数の人間を指先一つで動かし、冷徹で辣腕な当主として日夜忙しく働いているのを目の当たりにしてきた者たちだ。
そんな観客達に、間抜けな衣装で淫らに情けなく絶頂する姿を見られてしまったのだ。国元へ帰ってから、彼らに自分がどんな目で見られるか――想像しただけでも、頭に血が上る。
最早蒼凜には、当主としての威厳も、この醜い男根への誇りも、何も無くなってしまった。
「……くっ」
再び床を踏み鳴らす、と。
「もし。お取り込み中でいらっしゃいますか」
ドアの外から掛けられた涼しげな声に、蒼凜はふとそちらを向いた。
床を鳴らす音で、ノックが聞こえなかったらしい。彼女は呼吸を整え、自身の外面をいつもの調子に戻す。
「……どうぞ。開いております」
「失礼します」
隙のない身のこなしで現れたのは、イバラ付きの侍女、竹串水女であった。左手には何やら包みを携えている。
眼鏡をくいと持ち上げるその仕草には、蒼凜に対する敬意も、かといって敵意も感じない。ただ相手を見定めようと言う冷静な意志だけが伝わってくる。
自分も良く油断のならない女と言われるが、このメイドはさらに得体が知れない――蒼凜は平静を装って、同じように相手を見据えた。
「まずは改めてお礼を。島津様、わざわざ遠方よりお越しいただき、祝宴の競技に出演していただいて、有り難う御座いました」
おそらく水女にそんな意図は無いのだろうが、今の蒼凜には、負けてくれて有り難うと言われているように感じられる。苛立ちにざわめく心を押さえつけつつ、蒼凜は口を開く。
「……お礼には及びません。さて、何の御用でしょうか。イバラ様の最終競技に向けて、お忙しいのでは」
「そちらは、信頼の置ける者に任せております。今は御前様の名代として、連絡事項を預かって参りました」
「……御前様から……?」
蒼凜は僅かに眉をひそめて、いぶかしげな表情を作る。
双月堂家現当主――双月堂サユリ、通称『御前様』が自分に何の用だと言うのか。
「よろしいでしょうか」
いぶかしく思いながらも、聞き逃すわけにもいかない。蒼凜は思考を中断して、水女の言葉に注意を向けた。
「奮戦虚しく競技に敗れ去ったこと、誠に残念に思う。されど、敗北は敗北。一家の長として、かの如き無様な敗北は著しく家名を損ねる恐れがある。よって貴殿を当主の座に相応しからざると判断する。しかし、業績も著しい貴殿をむざむざと後ろ舞台に追いやるのは慙愧の念に堪えない。よって、ある方法によって貴殿の誇りを試し、これに合格すれば私も考えを改める――大意は以上の通りです」
「……は」
蒼凜は一瞬、何を言われたか理解できなかった。つまり、お前のような恥さらしはおとなしく家督を譲れとの内容だ。
如何に本家の当主といえども、一家の長たる自分に退陣を迫るとは、何という無礼千万。
そんなことが出来る権限が、サユリにあるのか――否、絶対王者として君臨するサユリにはそれを可能とする権力はあるが、そこまでの傍若無人な振る舞いが許されるのか。
敗者に鞭を打つような仕打ちに、彼女の視界は怒りに揺らめく。
しかし――蒼凜は責任有る立場の大人である。ここで頭に血を上らせて短絡的な行動を取っても、島津家にとって良い結果をもたらさないのは明白だ。
その上、競技に負けているという事実が痛い。理に乗っ取って反論しようとも、負け犬が言い訳を並べ立てているようで、誇り高い蒼凜としてはそんな真似はしたくなかった。
下唇を噛み、蒼凜はぐっと感情を押し殺す。
「……それでは、その、試験の方法とやらは」
試験に合格すれば認めてやっても良いとは尊大極まりない態度だが、当主の座を守るため、今は兎に角それに合格するしかない。
蒼凜は覚悟を決め直して、無表情なメイドの目を見やった。
「はい。これを使用いたします」
水女は持っていた包みの中から、何やらシリンダーのようなものを取りだした。中には、白くてどろりとしたもの――さすがに精液ではないのは見て解る――が、たっぷりと詰まっている。
「……それは……浣腸器……?」
「いいえ、そうではありません」
形状から簡単に類推できる器具の名称を蒼凜は口にするが、水女はそれを否定した。
しかし、ガラスの筒と、ピストン機構、注入口と、それはどう見ても浣腸器にしか見えない。浣腸をするから耐えて見せろとでも言う、変態的な試験かとも思ったのだが――と、蒼凜は首を捻った。
「島津様は――包茎であることに誇りを持っていると聞き及んでおります」
「……確かに、仰せの通りですが」
突然話を変えられたが、蒼凜はそれに同意する。
島津家の人間が持つ、包茎の男根――それは伝統的に、包皮が分厚ければ分厚いほど、長ければ長いほど優れているとされてきた。その考え方に当てはめれば、蒼凜の男根は実に群を抜いて素晴らしいものである。
常識的な判断力を持つ蒼凜は、自分の男根を醜いと感じつつも――同時に、島津家の人間として強い誇りを持っていた。
「また、包皮を剥かないことが美徳とされ、当主はそれを厳格に守る必要がある、とも」
「……その通りです」
蒼凜の包皮は、当主の座に就いてから一度も剥かれたことはない。よって内部の恥垢は大量かつ凄まじい粘着力を持ち、排尿の際にも流されないほどである。しかしそれを不潔と感じることはなく、それこそが島津家の男根としての誇りであった。
だからこそ、包皮内部をイバラに貫かれて敗れたとき、蒼凜は大変な屈辱を感じたのであるが。
「つまり、蒼凜様が包皮をお剥きになるのは当主の座を退くとき――ということですね」
確かに慣例として、当主が引退する際は自分の包皮を剥き、亀頭を綺麗にすることになっている。
「ええ……それが、何か……」
真意が見えない水女の言葉にやや不安になりつつ、蒼凜は問いただす。
と、水女は器具を両手に持って構えた。
「これより、この器具の内容物を蒼凜様の包皮内部に注入いたします。次の競技が始まるまでの時間――30分ほどですか。皮を剥かずに耐えきることが出来れば、蒼凜様はやはり当主に相応しく、その男根は誇り高いと言えるでしょう」
耐えきれなければ誇りがない、と言う意味でもある。どうもこのメイドは自分を挑発しているように思える――
しかし、包皮に液体を注入して――なるほど浣「腸」器ではない――剥くのを我慢しろとは、何という淫らで滑稽な試験か。蒼凜は驚いて、細い目を見開いた。
蒼凜の包皮の中では、先ほどの精液の残りが恥垢と混じり合ってぐじょぐじょと嫌な存在感を持っている。島津家としての誇りが無ければ、すぐにでも皮を剥き、ぬぐい去りたい感触である。
そこに注入される、謎の物体。液体と言うよりも、固形に近い、練り物のように見えるが、果たして何であるか。耐えられるか否かは、それによって決まる。
「ちなみに、この中身ですが」
蒼凜の抱いた当然の疑問に、もったいぶりつつ水女が答える。蒼凜はごくりと唾を飲み込んだ。
「――最高級の自然薯を丹念にすり下ろしたものです」
「無理無理無理無理絶対無理チンポ痒すぎてすぐ剥く絶対剥く皮剥いちゃうわ来なければ良かった来なければ良かった来なければ良かった何で私がこんな目に遭わなくちゃならないのですかもう逃げたい辞めたい信じられない!」
――と言う心に去来した思いをぐっと飲み込み、蒼凜はなるほどと静かに呟いた。
しかしさすがに、心なしか顔が青ざめているように見える。正直なところ、蒼凜は、聞かなければ良かったと後悔していた。
「では、準備はよろしいですか」
「……あっ」
ためらいもなく、水女は注入口を包皮の入り口にあてがった。虚を突かれ、思わず蒼凜は油断した声を出してしまったが、しかしすぐに気を取り直して頷いた。
本音を言えば、やはり何かしら理由を付けて断りたかったが――水女の動作が素早かったせいで蒼凜は考える時間を持てず、長年培ってきたプライドが思わずこの行為を許諾してしまった。
「その前に、蒼凜様」
「……なんでしょうか」
「内容物が溢れてしまわないよう、包皮の先端を押さえていていただきたいのですが」
余りに屈辱的な行為を要請され、思わず蒼凜は相手を一喝してやりたくなったが、眉を引きつらせるだけに激情を抑え込み、言われるがままに自分の先端を指で押さえる。
ぐにゅりとした皮の感触と、差し込まれた注入口の硬い感触――これから行われる事への恐怖に、蒼凜の口元が引き締まった。
「……これでよろしいか」
「結構です。では、参ります」
「む、ぐ、ぬうぅ……」
水女が力を込めると、ぐじゅるぐじゅると異様な音を立てて、山芋が包皮内部に注入されてゆく。自分の皮の中が冷たくぬめった感触に包まれていく刺激に、蒼凜は鼻声で呻いた。
水風船の如く膨らんでいく亀頭の先端。包皮を総て亀頭部に引っ張られ、蒼凜の竿部分の皮膚はつやつやと張りのある輝きを取り戻していた。
「それでは、このくらいで」
水女が器具を抜き去ると、蒼凜は深くため息を吐いた。
蒼凜の亀頭部は五倍くらいに膨れあがり、包皮は破裂しそうなほどに薄くのばされている。
島津家当主の誇り高い男根包皮に山芋を注入するなど――蒼凜が受けている屈辱は計り知れないものがあった。
「ふうううぅっ、ふううぅっ、ふぉおおおぉぉぅうぅ……!」
興奮しているかのように蒼凜は荒い呼吸を繰り返し、じわじわと襲い来る痒みに耐えている。
みっともない姿にされてしまった自分の男根を親の仇が如く睨み付け、気力でこの場を制そうと、体中から凄まじい気力を噴出させている――そんな彼女を余所に、水女は器具を片付けると今度は紐を取り出した。
「蒼凜様、ご自分で押さえているのも大変でしょう。よろしければ、包皮先端をお縛りいたしますが」
口調は丁寧だが、言っていることは無礼千万である――しかしこの状況では、水女の言葉が正しい。
この難局を耐え凌ぐためには、あらゆる手段を使わねばなるまい、蒼凜はそう判断して、水女の提案を受け入れた。
「それでは、失礼します」
さすがに水女は器用な手つきで即座に皮を縛り上げた。分厚い皮だけあって、痛覚は殆ど無い。
長い男根の先端でぼよぼよと無様に揺れている包皮に、ますます水風船だな、と、蒼凜は自虐的に苦笑する。
「如何でしょうか、具合は。我慢がならなくなったらお申し付け下さい」
「……少々刺激的ではありますが、この程度、島津のチンボにはどうと言うことはありません」
強がってみせる蒼凜。しかし、半分は嘘だが、半分は本当であった。
蒼凜の男根には、意外と、予想したほどの強烈な痒みは訪れていなかった。これは、包皮内部に元々溜め込まれていた恥垢やらの混合物が、亀頭や内側の皮にぴたりと張り付いていて、山芋が直に触れるのを防いでいるせいだろう。また、普段から包皮内部が不潔極まりない――常時むずむずとした状態である、と言う慣れも大きいかもしれない。
それでもやはりぴりぴりとした痒みは襲いかかってくるし、気を抜けば包皮を剥き去りたい衝動に駆られてしまうから、油断は禁物である。蒼凜はソファにリラックスした格好で腰掛け直すと、呼吸を整え、静かに目を閉じた。
何も気にせずに、精神を穏やかに保ち、このまま30分過ごすだけ――蒼凜は固く心を戒め、普段通りの静かな表情に戻った。
「そう言えば」
そのまま一分も過ぎないうちに、水女が突然声を掛けてくる。集中を妨げられ、蒼凜はぴくりと反応した。
「……何か」
「山芋の固形度が高いので、蒼凜様のおチンカスとよく混ざっていない可能性が危惧されます。包皮を少々揉みほぐし、お亀頭によく浸透させた方が良いかと思いますが、如何でしょうか」
「いやがらせですねいやがらせですね貴女私のチンボを弄んで楽しんでいるんでしょう無理矢理にでも当主の座から引きずり下ろそうと言うのでしょう鉄面皮の癖に何てサディストせっかく耐えられると思ったのにせっかく耐えられると思ったのにそんなことされたら痒すぎて絶対チンポ死にます酷い酷い酷い酷いこのチンポ殺しプライド殺しド変態無表情のクソメイド親切を装って最低の意地悪ですこの島津蒼凜は貴女のことを生涯憎む!」
――とは流石に言わなかったが、さすがに動揺は隠せず、蒼凜の顔全体は引きつっている。
「……どうぞ、お好きなように」
なかば自棄になり、やっと思いでそれだけ言い放ったのだが、
「いえ、蒼凜様のご意志でお願いします。蒼凜様の誇り高いオチンボには、中途半端な刺激ではかえって失礼になるかと思い、ご意見いたしました」
「……へ、え、え」
いよいよ憎々しさが声音にも表れてきた。
あくまでも水女は、「推奨」の立場に居るつもりである。そもそも、彼女の役割と性格からして、それは仕方のないことであるが――今の蒼凜には、水女の言葉は総て痛烈な皮肉に聞こえてしまっている。
「……ぉおおぉおっしゃるとおりです……それでは、私のチンボに良く山芋が馴染むように……もみくちゃにして、くだ、さい……!」
「畏まりました」
ギリギリと歯ぎしりさえしながら、蒼凜は低く呪わしい声で言い放つ。しかし水女は、そんな彼女の憎しみをぶつけられようとも、ごく自然に受け答えをする。
そして、五本の指で蒼凜の皮風船を無造作に掴むと、漬け物でも揉み込むかのように、ぐにゅ、ぐにゅと内容物を攪拌した。
「……」
包皮の中身が動き回り、冷たくざらついた山芋が敏感な亀頭の皮膚表面を駆け回る感覚。
水女の揉み込みは容赦が無く、カリ首に溜まっていた恥垢も一部剥がれて、そこに山芋が入り込む。
例えば包皮と亀頭の皮膚がかぶれて爛れてしまったかのような――
全体をまんべんなく蚊に刺されたかのような――
はたまた、皮膚の下で虫がもぞもぞと這い回っているような――
耐え難い、強烈すぎる痒みが蒼凜の敏感すぎる男根に襲いかかった。
蒼凜は一瞬目を点にして黙り、そして、
「ぐ……ぎ……いぎ、いいい……んぎひひひひひひひひいいぃぃぃぃぃっひひひひひひっ
」
先ほどステージ上で見せた狂乱の表情を、再び露わにした。
「この程度で如何でしょうか」
「くへへへへへへへっ
結構です……ね、ぇ……
え゛ッ、え゛へぇえぇっ
え゛ひはっ
んひい゛い゛い゛い゛いいぃぃっひひひひひひぃぃぃっ
」
やはり全く動じる様子もない水女に、蒼凜は血走った瞳を向ける。
亀頭部に襲いかかってきた痛痒感はやはり半端なものではなく、狂的に泣き笑いながら蒼凜は必死で耐えた。
「ひゅぐっ、ぎっ、んぎいぃいぃぃっひひひ
恥垢が……お゛お゛お゛
山芋に剥がされて……
けひいいぃいぃぃ亀頭に山芋滲みるう゛う゛う゛ううぅぅぅぅっ
ひぎゅっ、んぎゅううぅ
んぎぎぎいいぃぃっ、ひんぎいぃいぃぃぃ
チンカスと混じり合ったどろどろ山芋が痒すぎるううぅぅうううぅううぅ
チンボっ、チンボっ、お゛お゛お゛包茎チンボっ、痒いっ、痒いいいぃぃっ、チンボっ、チンボほほほほおおぉぉ
んぐぐぐぐぐうううぅぅぅ……
」
ソファの側面に爪を立て、両足で床を踏みしめながら、蒼凜はこの刺激を何とか紛らわせようとする。
目は細めたままで裏返り、食いしばった歯の間からふしゅふしゅと涎が溢れている。まるで悪い病気に罹ったかのような姿であるが、解放への手段を目の前にちらつかされて、自分の意志で我慢しているのだから、さらにたちが悪い。
「ふんぎゅひっ
んひひっ
んひはあぁあぁぁぁっ
ひぃぃぃぃぃぃぃぃ〜っほっほほおおぉぉぉおぉ
」
滑稽としか思えない声を上げて、蒼凜は体中を痙攣させていた。もうすでに全身は汗にびっしょりと覆われていて、彼女がどれだけの刺激を受けているかを思わせる。
「お゛お゛お゛山芋チンボっ、山芋チンボおおぉぉおぉぉぉぉっ……
サツマイモチンボが山芋にレイプされでますうぅううぅ
どろどろチンボカスより滅茶苦茶痒いいいぃいぃぃチンボが弾けるううぅうぅっ
ひひひひっ、いひい゛いいぃぃっ
痒いいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ! いへへへへへっ
」
腰を揺らせば、睾丸よりも皮風船の方がだぷんだぷんと派手に動く。恥を承知で男根に間抜けな振る舞いをさせ、少しでも内部の山芋を動かして痒みを誤魔化そうとするが、それも殆ど焼け石に水である。
「んひゅっ……
ひゅふううぅぅぅっ……
後ッ……何分ッ……です、かあ゛ッ
」
「後20分少々です」
最初の5分はまだ山芋が染みこまされてなかった時期のことである。
とすると、この強烈な痒みに耐えてまだ5分。残りは4倍強。
「んひゅふふううぅぅぅぅぅぅっ……
」
この事実に打ちのめされ、蒼凜は一瞬脱力した。
もう、諦めようかとも思ったが――家の今後の事もある、自分のプライドもある。このままギブアップした負け犬のまま去るわけにはいかない。
「ぎっ……ぎひっ
ぐぎっひひひひぃ……
私は……島津の当主……
でもっ……痒ふふふふふふっ
ふひっ、ふー……
んぎぎいぃいぃっ
」
悩んでいる間にも、じくじくと蒼凜の神経を蝕んでゆく山芋の痒み。全身から嫌な汗が噴き出し、蒼凜は奥歯が折れそうになるほど噛みしめる。
「どうしろと言うんですかあああぁあぁぁぁぁっ!」
蒼凜は突如大声で叫ぶと、足をばたつかせ、両手で頭を掻きむしり始めた。艶やかな長い頭髪が、またたく間に乱れてゆく。
「お気を確かに。限界ですか」
さすがにこれには水女も反応し、背後に回って蒼凜の両手を押さえた。
「……放しなさいッ! 正気でこんなものに耐えられるわけがありませんっ! おおおおッ、チンボに山芋だなんて、最低最悪ッ
死ぬふううぅううぅぅぅぅぅっ
掻きむしりたいいぃいぃぃぃぃっ
」
蒼凜は鬼女のような表情で背後を振り向き、水女に向けて本音を叩きつける。
「私どもは蒼凜様の気を狂わせようとしているわけではありませんので。そこまでお苦しみでしたら、諦めては如何でしょうか」
「それで島津の誇りが守れますかッ! 家の安泰が約束されますかッ! 私はよく頑張ったと讃えられますかッ!」
「……それは難しいかと」
興奮している蒼凜を慮り、水女なりに言葉を選んで言ったつもりだったが、それが極限状態にある彼女の逆鱗に触れたようだ。
「どうしようもないじゃないですかぶっ殺しますよこのクソメイドおおぉぉおおおぉぉっ! お゛お゛ほっ
もうダメッ
チンボ死ぬッ! チンポがむずむずむずむずむずむずして死ぬううぅぅぅっ
チンポが山芋に狂わされて死ぬうううううぅぅっ! そんなにこの私を当主の座から引きずり下ろしたいのですかあぁぁぁぁあぁぁ
痒チンボッ
ボッキとろろぉおぉ
おほほほほぉぉお
ひい゛ッへへへへへへぇ
ド変態メイドと頭のおかしい当主に私のチンポが殺されますううぅううぅぅっ
」
「……落ち着いてください。私はいくら罵られても構いませんが、御前様の事まで悪く言われては黙っておられません」
「……へえっ……
」
ご立派ですね、と皮肉を並べ立てようとしたが、一瞬自暴自棄になって気分が晴れたか、蒼凜は思い直した。
ここで後先を考えず思いのままに喚き散らすのは小人の行動である。自分は誇り有る島津家の一員、恨みは溜め、そのエネルギーでもってこの場を凌ぎ、後々にじっくりと報いを与えればよい――さすがに若き当主として名をはせた蒼凜は、意志の力も強靱である。
「……すみません……乱心いたしました。面目次第も御座いません……ぐふへっ
」
謝罪の言葉にも喘ぎが混ざってしまうので、不真面目なようにも聞こえてしまうが、ともかく蒼凜は改めて場を仕切り直す。
「いえ、このような状況下です、お気になさらないでください。先ほどのことは忘れます」
「……侮蔑の言葉、申し訳ありませんでした。私の本意ではありません」
男根の疼きをこらえつつ、蒼凜は殊勝に振る舞う。そして、この試験に合格するために、一つの手段に出た。
「……私の両手両足を縛っていただきたいのです。先ほどのように乱心せぬよう、念入りに……ふひぃ
」
あの狂乱状態が続けば、なりふり構わず、自分で紐をほどいて包皮を剥きかねない。勿論このメイドはそれを止めるような事はしないだろうし、今また再び痒みに暴れ出しそうになっている自分の衝動を思えば、それが一番であると考えたのだ。
「はい。畏まりました」
それに何ら疑問を挟むことなく水女は承諾し、一旦部屋を出ると、手にガムテープを持ってすぐに戻ってきた。
「……ガムテープ……んっ
ぐっ
ぶふひひひひぃぃっ
ひぐふっ
」
「申し訳ありません、急を要すると思い、いささか乱暴なものになってしまいました。無論、お気に召さなければ別のものを探して参りますが」
ガムテープで身体を拘束されるなど、あまりに惨めすぎる。蒼凜は少しだけ難色を示したが、しかしまた自分の手が痛痒衝動に耐えきれず男根の方へ伸びている現状を鑑みるに、背に腹は代えられない。
「……おひほふふふふっ
何でも、構いません……からっ、はへっ
早くッ、早く縛ってくださいっ、い゛い゛い゛い゛ひひひひいいぃぃむずむずうぅうぅぅむずむずチンボおおぉぉっ
とろろチンボきつうううぅぅぃいいぃぃっ
手が、手が勝手にいいぃいぃぃチンボ剥くううぅぅぅっ
かゆかゆチンポ剥きたくてくひい゛い゛い゛い゛いいぃぃぃっひひひひひひひぃぃぃぃ〜
」
正気とは思えない表情で、またも手足をばたつかせる蒼凜。先ほど、ステージ上で射精したときに見せた法悦の表情よりもよほど凄まじい。
水女は言われたとおりに、肘と、膝を、それぞれ折り曲げた状態で固定した。
「あ゛あ゛ッ……あ゛あ゛ははあぁぁぁっ
あ゛っはあぁぁぁ
これで、チンボッ……チンボ自分じゃ剥けませんッ……
剥けなくなったあぁあぁあぁ
あ゛ひっはぁぁぁぁぁ
あ゛ははははぁあぁぁぁっ
チンカスたっぷり包茎チンボむじゅむじゅ痒いいいぃいぃぃぃっ
」
ソファの上で、大股を広げた疑似ダルマ状態で座っている蒼凜は、涎をこぼしながらぜいぜいと荒い呼吸を繰り返している。敏感な皮膚へのむず痒い刺激に性感が反応したか、彼女の股間からはとろとろと粘っこい液体が流れ出していた。
「このような具合で、よろしいでしょうか」
「はいいぃぃっ……
何とか、この、ままっ、あと15分ぐらい……耐えきってっ、耐えっ、チンポ耐久ううぅううぅぅううぅっ
へはっ
が、がんばりますううぅうぅ
当主として……当主としてええへえぇぇ……
当主チンポッ
山芋チンボがんばってみせますっ、んほほほほっ
島津の誇りっ、ひっ、チンボおおぉぉっ、ほひふふふふふ痒いいいぃいぃぃっ
んっひい゛い゛い゛い゛いいぃぃぃっ
痒すぎて、チンボが熱いいいぃぃぃぃっ……
チンボ灼けるッ、灼けるッ、チンボ灼けるううぅううぅぅっ
」
混乱しながらも水女の問いに答える蒼凜だが、我慢できないのかそんな不格好な状態でも四肢を動かして暴れている。
「それではこのまま、見届けさせていただきます」
「ほひっほっほほほほほおおぉぉぉおぉおぉっチンポ掻きたいいいぃいぃぃチンポ剥きたいいいっひひひいいぃぃぃっ
え゛ほーっ
水風船包茎ボッキいいぃっ
とろろボッキいいぃいぃなんとかしたいいっ
ひぃっはっ
ひはっ
ひうぐはははへへへへへえぇえぇぇっ
ひい゛〜ぃいいぃぃマンコ汁がぁぁ……マンコも疼いてきましたあぁぁああぁぁっ、かへっ、かへえぇ
」
古いオバケのようにべえっと舌を突き出して、鼻の穴をいっぱいに開き、快楽と狂気の入り交じった表情を見せる蒼凜。色っぽいなどと思うよりも、正気を疑いたくなる顔である。
股間の肉棒は部屋の照明につやつやと光を反射しつつ、前後左右に激しく揺さぶられている。衣装に隠された女陰からはますます愛液が迸り、見れば形の良い乳房の先端も何やら尖っていた。
「もおっ、もおっ、もおっ、もおおぉおぉおぉぉっ
もおいひゃあぁあ゛あ゛あ゛あ゛ッ
チンボコ痒すぎて耐えられないいいぃぃいいぃぃひぃいぃ
むほほほほほほほおおぉぉぉっ
疼きチンボ熱すぎて狂ってしまいますッ
マンコ突いてぇえぇチンポでもバイブでも何でもイイから私のマンコずぽずぽ犯してええぇえぇっ
痒いの紛らわせてくださいよおぉおぉっ
へひっひひひひいいぃいぃぃ
私をズコバコ乱暴にレイプしてえぇええぇっ
乳首もひねり上げて、ケツアナには栓をしてッ
キンタマはゴリゴリ揉んで痛くしてくださいなあぁっ
私の身体を好きにいぢめてええぇえぇっ
へへへへへへひ
兎に角何でもイイからチンポ以外に刺激を頂戴よおおぉおおぉっ、んほほほほおおおぉぉぉっ
」
「縛ったりする以上は、手助けになってしまうため出来かねます。ご容赦を」
「んへっひひひひひひほほほっ、おほほほっ、んへほほほおぉぉぉやっぱりチンボがむず痒いいいぃいぃぃぃっ
ひいいぃいぃ意地悪ッ
意地悪メイドおおぉおぉぉおぉっ
」
それ以上の罵詈雑言も勿論蒼凜の脳裏に浮かんできたが、先ほどのこともある、ギリギリでそれは自重した。
「へっ、ほっ
へっ、ほっ
へっ、ほっ
チン、ボッ
ちんぽっ
チンポチンポおっほほほおおぉおぉおぉ
とろろチンポおおぉぉ
チンポにとろろおぉおぉぉっ
剥きッ、剥き、剥き剥き剥き剥きひいいぃいぃぃいいぃ皮むきッ、ひへえああぁとろろ汁流したいいいぃいいぃっ
チン皮剥きッ、剥い、剥きたい゛い゛い゛い゛いいぃいぃぃぃぃっ
」
「それから、『剥いて』と言う言葉もおっしゃらないで下さい。万一おっしゃった際は確認いたしますが、そこで頷いたりなさったらその場で失格で御座います」
「んひっひいいぃぃぃぃいいぃぃぃいいいぃっ
お゛お゛お゛お゛お゛お゛おおぉぉぉっ、む、剥いっ、剥く、剥かないでくだしゃはははははひひひいいぃぃぃっ
へほほほほほっ
んへほほほちんぽっ
ちんぽ苦しいいいぃぃちんぽあづいいぃいいぃいぃ
」
確かに縛られている以上、第三者の手を借りなければ失格になることは無い――よって、剥いて欲しいと言う意思表示がその代わりになるわけである。だが、そこまで正気が保っていられるだろうか――ようやく制限時間の半分を過ぎた頃だが、蒼凜の脳神経は最早焼き切れそうになっていた。
笑い、叫び、卑猥な言葉を並べ立て、涙と鼻水を垂れ流す。
ソファの上で懸命に腰を振り、膨れあがった亀頭部をおもちゃのようにぶるんぶるんと揺らす。
これが、会議室で壮年の重役連中を厳しく叱責していたやり手の女当主だと言われて、誰が信じようか。
――しかし彼女は、その当主の座を守るため、この屈辱と苦痛を耐えているのだ。
「へぐほほほほほほほほおおぉおおぉぉっ
島津のためにぃいぃぃいぃ
当主としてええぇぇえぇぇっ……
え゛へっへぇえぇ……
はおおおおおぉぉぉっ
ド包茎当主チンポッ
とろろ責め痒すぎるううぅうぅぅっ
チンポチンポチンポの皮ヒン剥きッ
島津の誇り高いチンボの屈辱チン剥きショーっ
剥けチンッ
剥けチンボおおぉおぉ
掻いたらきっと気持ちいいのにっ、気持ちよすぎてすぐどびゅどびゅイグのにひひいいぃぃぃっ
きっと最高のドチンボアクメになるのにいいぃぃっ
へひゃっふふふふふっふうっ
それはダメそれはダメッ、剥かない、ぉぉぉお゛お゛お゛お゛お゛っほほほほっ、山芋痒いいいぃいぃいぃ亀頭が痺れて腐るううぅううぅううぅっ
チンカスとろろむほぉぉっ
皮、皮、皮あぁあぁぁっ
私の皮チンボおおぉっ
チン先痺れて溶けてなくなるううぅうぅぅっ、うーっひひひひっひひっひひひ
」
蒼凜は髪を振り乱し、鬼気迫る表情で叫び続けていた。
*
一方、そのころ――
蒼凜の控え室近くの廊下。二人の妙齢の女性が、連れだって歩いていた。
「ありがと〜。助かったわあ、風鈴ちゃん」
「この愚図ののろまな雌豚めが。年がら年中ファックのことしか考えてないからだド腐れチンポめ。いい年して迷子になるなど、恥を知れ」
「迷ったときはセックスしたいな〜なんて考えてなかったわよお。オナニーのことは考えてたかもだけど〜」
「一緒だ!」
ほわほわとした雰囲気の、ウェーブヘアの女性は天門美沙。旧家のお嬢様――と呼ぶには少々年を食っているが、サユリとも面識があり、この祝宴の招待客の一人であった。
そして、トイレに行った際に迷ってこの廊下に来てしまった美沙に、あらあら大変と携帯電話で呼び出されたのが、隣にいる檜山風鈴だ。肩書きは私塾の塾頭だが、政界財界の若手ホープたちは皆彼女に育てられたと言っても過言ではないほどの教育手腕の持ち主であり、やはり祝宴に客として招かれていた。
雪の妖精のような美沙と、たたき上げの軍人のような風鈴――見るからに正反対で、一見接点は無さそうだが、二人は学生時代の同級生であり、今でも「仲良く遊んでる仲」と言うのは美沙の弁。
「それにしても風鈴ちゃんも結構おっぱい大きいわよね〜」
「貴様に言われると腹が立つな」
「えへへ、そんな〜」
「誰が褒めたか!」
風鈴は、普段は自分と塾生の気を引き締めるため好んで軍服を着用しているが、さすがにこういう場ではきちんとしたスーツを着ている。濃いブルーのスーツで、さりげなく胸元を開いているのがポイントだ。
小麦色の肌できりりとした顔立ちの風鈴に意外とよく似合っており、体格が良いのでやや男装の麗人風ではあるが、色気も十分である。髪の毛をアップにまとめているため、彼女の綺麗なうなじに視線を奪われた男性客も一人や二人ではない。
しかしさすがに、豊満な肉体を白いフリルのドレスに包んだ美沙と比べると、セクシーさの面では劣ってしまう。いっぱいに胸を開いたデザインなので、彼女の1m級のバストは今にもこぼれ落ちそうであり、それでいながらも上品な雰囲気を纏っているのだから、醸し出されるフェロモンは相当なものである。
「ほら、さっさと戻るぞ。迷子になったから迎えに来てなどと……私は貴様の保護者などではないのだからな!」
「ごめんねママ〜」
「誰がママか!」
鬼教官とも呼ばれている風鈴だが、美沙に掛かっては形無しである。
彼女はほとほと疲れた表情で、顔に手を当てた。
「全く、お前のようなのが我が娘だったりしたら、尻を百叩き程度では済まさんぞ発情豚め」
「や〜、お尻ペンペンなんていやあよ。でも、どうしてもしたいって言うならあ」
美沙はやや恥ずかしげなそぶりを見せつつ、ロングスカートをまくってショーツに手を掛けた。
「誰が実際に、しかも今ここでするなんて言ったかッ! やっ、やめろっ……くふっ、臭ァっ
」
照明にぴかぴかと輝いている控え室前の廊下に、途端に魚介類が腐ったかのような悪臭が漂い始める。
天門美沙は、異常なまでに男根の代謝が激しい体質の持ち主であった。ほんの半日洗わなかっただけで、彼女の包茎男根は大量の恥垢にまみれ、耐えようがない腐臭を放ち始める。
しかし本人は、全くそのことを気にしていない。せいぜい、個性の一つ程度にしか捉えていないのが、周囲の人間には悩みの種であった。
そして、美沙の体質に最も悩まされているのが――
「むぐふっ
ふふぅうぅぅ
んぐふううぅっ
あ゛あ゛、臭っ
臭いッ
チンポ臭ァっ
あああ、ああはっ、あはぁあぁぁぁあぁ
あひぃ
」
極端なまでの臭いフェチ、檜山風鈴であった。
美沙の猛烈な体臭を嗅いだせいで、彼女はみるみる表情をとろけさせ、ズボンの中に巨大な膨らみを持ち始めた。
「あらあらあ。風鈴ちゃんったら、どうしちゃったのかしら〜」
美沙は勿論、風鈴がそう言う性癖の女だと理解している。しかしそれを承知で、彼女は悪戯な童女のような微笑みを浮かべて、スカート生地をばさばさと扇いで風鈴に臭いを送るのであった。
「むほおおぉおぉぉっ
おほっ、んおっほおぉお
湿ったチンポの臭いいいぃ
濃いチンポ臭っ
鼻がねじ曲がるッ、目に染みるううぅぅ
へああぁ
ゴミ豚めっ、こんなところで……ぐうっ!」
風鈴は内ポケットから小瓶を取り出すと、その中身を軽く自分の鼻先に噴射した。どうやら香水のようなものらしい。
「そのくらいで誤魔化そうとしたって無駄よ〜、ほらほら〜」
「……む、ぐ……」
美沙は尚もスカートをはためかせて辺りに濃密なオスの臭いを充満させるが、しかししばらくすると風鈴の様子が変わってきた。
「このド変態色情狂め。こんな公的の場でスカートをはためかせてパンツを見せて、恥ずかしくないのか? それとも豚には人間様のような羞恥心はないのか」
「あ、あら? あらあら〜?」
不審そうな表情になり、さらに強くスカートで風を扇ぐ美沙。いい加減にしろ、と風鈴に拳固を喰らうと、泣きそうな顔になってようやく止めた。
「いったあい……! 風鈴ちゃんがぶったあ……! どうして〜? どうして臭いが効かないの〜?」
叩かれた頭を抱えつつ、美沙は口をとがらせる。風鈴の嗅覚に何が起こったのか、とても不思議そうだ。
「この香水はちょっと特別なブレンドでな。直に嗅ぐとしばらく嗅覚が麻痺する」
勝ち誇ったように香水のビンをしまう風鈴。それを聞いた美沙は、ぶうぶうと頬を膨らませた。
「なによそれずるうい。貸しなさい。没収よ〜」
美沙がよたよたと手を伸ばしてきたので、風鈴はもう一度拳骨を与えた。ウェーブヘアがふわりと拳をくすぐる。
「痛い〜!」
「特注の高級品だから滅多に使いたくないのだがな。お前のようなバカがいるせいで苦労させられる……!」
そう言い放つと風鈴は、痛がってうずくまってしまった美沙を無視し、カツカツと足音を響かせて出口へ向かった。
そもそも、自分の体質さえ無ければ、こんなはた迷惑な女とは関わりたくもないのだ。これを機に、この腐れ縁を精算してしまってもいいかもしれない。美沙が追いついてきたらバシッと言ってやろうか――
と風鈴が考えていると、いつまでも美沙がついてくる気配がない。
それほど力を入れたつもりはないが、痛かったのかと心配して振り返ってみると――
「あら〜、まあ〜、何かしら〜」
彼女は控え室の一つのドアに耳をぴったりとくっつけて、くすくす笑いながら中の物音を盗み聞いていた。
「……」
風鈴は早歩きで舞い戻り、無言のまま三度美沙の脳天を叩いた。
「い゛〜」
涙目で風鈴を見上げる美沙をドアから引き離して、風鈴は小声で叱った。
「貴様、興味本位での盗聴などとは人の道に反することを堂々と……! 見下げ果てた奴だ、お前のような塵屑には……」
「ちがうわよおう。風鈴ちゃんも聞いてみて〜? なんだか、事件の予感がするわ〜」
言われて耳を澄ませてみれば、苦しげなうめき声が聞こえてくる。
例えば一人で居るときに不慮の事故で怪我をしたとか、室内で何かよからぬことが起こってでもいるのか。
ならばそれをくすくす笑いながら伺っていたお前は何なのだ、と思いつつ、風鈴は室内の様子に耳をそばだててみた。
「ひっ、ひふふふふふひぐふふふふふっ
ぐひっ、ひっふううぅぅぅっ
んひびぃいぃぃい゛い゛い゛い゛いいぃぃぃっ
」
「な……こ、これは」
名状しがたいが、確かに尋常ならざる叫びが聞こえてきた。
「ね〜。まるで風鈴ちゃんのアヘ声みたい〜」
「豚は喋るな」
緊急事態だと判断し、風鈴は美沙を無視して控え室のドアを強かにノックした。
*
「むひっ
むひひひひひひい゛い゛
むひあ゛あ゛ぁ
あ゛ーっ
あ゛は
あ゛へえぇ
風船チンポ死ぬッ、しぎゅっ、しぎゅふうぅぅぅ
」
拘束された四肢を揺らし、痒みを我慢し続ける蒼凜。
しかし、如何なる強靱な精神の持ち主であろうとも、度重なる苦しみには心も折れようと言うもの。
そしてこの山芋包みは、蒼凜にとってどんな拷問よりも効果的な責め苦であった。
「ダメへえ゛え゛え゛え゛ええぇぇぇ
もうダメっ
んほお゛お゛お゛包茎チンボが痒すぎてッ、くひっ、掻きたいッ、掻きむしりたひひひひひぃいぃぃっ
剥き、剥くッ、剥いッ、い゛い゛い゛い゛い゛い゛ひっ
」
ほんの少しでも気を抜けば、剥いてとタブーを発してしまいそうになる。いよいよ彼女の我慢も限界寸前であった。
いっそのこと殺せとも叫びたかったが、相手は自分が憎くてやっているわけではない。言ったところで埒もあかず、ただ彼女はこの悪夢のような時間が過ぎ去るのを待つしかできない。
「ふーっ、ぶふーっ、ふひっ、ふーっ
チンポが、お゛お゛お゛お゛くずれでいぐうぅうぅ
痒みに腐ってチンポが崩れるううぅうぅぅっ
んほほほほほほっ
皮膚がビリビリして、んひい゛い゛い゛いいぃぃぃっ
ぐっ
ぐううっ
ぐふううぅうぅっ
んふぐうぅ
」
いよいよ痒みを伝える皮膚の感覚も蒼凜の精神同様に参ってきたのか、男根が腐敗して無くなっていくような錯覚さえ覚えさせる。その恐ろしさにハッと正気を取り戻せば、たちまち襲い来る鮮烈な痛痒。カリ首から鈴口までぞわぞわとしたおぞましい痒みに包まれ、蒼凜は歯を食いしばりつつ泣き叫んだ。
と、その時である。
「おい、どうした! 大丈夫か!」
けたたましくドアがノックされたかと思うと、切迫した女の声が耳に飛び込んできた。
おそらく自分の叫びを聞いて、通りがかったものが心配したのだろう――しかし、助けてくれと言うわけにもいかず、ましてや見られでもしたらただ恥辱が募るばかりである。余計なお世話も良いところだと、蒼凜は悲愴に眉を吊り上げる。
だがさすがに、この時ばかりは竹串水女も蒼凜の味方となった。試験の邪魔をされては困るのは彼女も同じである。自分の仕事において謹厳実直な彼女は、ドア越しの相手に事情を説明した。
「恐れ入ります、現在島津蒼凜様は、双月堂家当主の指示により、少々特殊な試験を行っております。心配はご無用に願います」
島津蒼凜は現在醜い巨根包茎内部に山芋を包んで我慢しております、などとは言われず蒼凜は安堵する。
しかしこの来客が去るまではみっともない叫びを上げるわけにも行かず、意識を集中させ、ふひふひと下品に鼻を震わせつつ彼女は沈黙を続ける。
黙っているとますます痒みが強くなり、全身をおぞましい寒気が駆け抜ける――蒼凜は無言でドアを睨み付け、早く去れ早く去れと呪詛の念を送るのであった。
「なんだと? ふむ、しかし……さすがにあの叫び声は尋常では無いだろう」
「この件は総て双月堂家本家の責任において行われております。どうぞお気になさらず」
この祝宴の出席者ならば、双月堂家の巨大さ、恐ろしさは勿論理解していよう。その名を出されてにべもなく断られては、引き下がるほか無いだろう――蒼凜はそう予想して、だから早く去れと血走った目で呪詛を送り続ける。
「……その態度。竹串殿か? 私だ、檜山風鈴だ」
「これは、檜山様。ご無沙汰しております。ドア越しでとんだご無礼を」
しかし予想に反して――ドアの向こうの相手は呑気に自己紹介など始めた。蒼凜は顔を引きつらせ、歯の根をかちかちと鳴らす。
どうやら水女と顔見知りであるらしいが、今の風鈴にはそれこそどうでもいい。さっさと帰れと叫び出したい気分でいっぱいであった。
「ま〜、誰〜? 風鈴ちゃんのお知り合い〜?」
「お前も会ったことがあるだろう、この脳腐れが。ほら、サユリ殿付きの――」
「あ〜あ〜あ〜あ〜! 知ってるー。思い出したわあ。あの眼鏡の子ね〜」
「むふっ
ぐっ
ぐっふううぅっ
むぐぐっ
ほぐっふううぅぅ
」
ドアの向こうにはさらにもう一人居たらしい――輪を掛けて呑気なそのしゃべり方に蒼凜は神経を逆撫でされ、不自由な手足をばたつかせながら怒りに呻く。
「失礼、天門様もおいででしたか」
「そうよお。水女ちゃんお元気ー?」
「おかげさまで健やかに過ごしております」
「ほっ
ぼふっ
ふごごぉ
むぐぉおぉぉ……
」
想像を絶する苦痛に耐えている蒼凜のすぐそばで、和気藹々としたやりとりがなされる。
唾液が泡となって口の端から漏れだしてきた。いよいよ蒼凜は限界だ――
と、そこで彼女はふと思い出した。
檜山と天門――檜山風鈴と天門美沙。
面識こそ無いが、双方ともに有名な名士である。これはますますもって自分の情けない姿を見せるわけにはいかない。
水風船のごとく膨れあがり、ぼよぼよと揺れている自分の包皮でも見られようものならば、島津の誇りなどあっと言う間に地に落ちて、自分は後世までの笑いものとなってしまうだろう。蒼凜は顔を青ざめさせる。
この職務に忠実なメイドが早く追い払ってくれるよう、蒼凜は鼻声で低く唸り、太股でソファを叩いてそれを促した。
しかし、
「それにしても何してるのかしらあ。どたばた鳴ってるわねえ。気になるわ〜。見せて?」
「それは……自分の一存では、決めかねます」
「もっ、もふーっ
ふごっ
お゛ふふふふううぅっ
ごふううぅっ
」
美沙の無邪気な言葉に、蒼凜は声にならない叫びを上げて抗議する。
相手の格を考えると、頑として断りづらい――だから察して追い払え、或いは帰れとの願いを込めたうめき声であったが。
「あら〜? 良いってことかしら〜?」
美沙にそんな機微など通じるはずもなく、都合の良いように解釈されてしまうのであった。
「そうなのでしょうか。如何なのですか島津様」
水女も、馬鹿正直にそれを真に受ける始末である。蒼凜は、気の弱い人間なら泣き出してしまうような凄まじい目を水女に向けるが、このメイド長はそれを真正面から受け止めて、逆に返事を促すような視線を送り返した。
「良いってことよねえ。ほら〜、開けてえ」
よほど中の様子が見たいのか、美沙はわがままな子供のようにドアのノブをがちゃがちゃと鳴らし始める。
「ぐぎゅううぅっ……
ぐ、ぎっ、ひ……
ぉぉぉお゛お゛ほっ……
」
頬を思い切り引きつらせ、悪鬼のような形相になりつつも、蒼凜はよどんだ思考を懸命に回転させた。
美沙のような権力者が見たいと言っている以上、無下に断るのは機嫌を損ねるだけで、得策ではない。
では、部屋に入れると仮定して――
美沙が双月堂家の方針に賛成であった場合、この苦難に耐えている自分を褒め称えてくれるだろう。逆に反対であったとしても――本家の無惨な命令を受けている自分に同情して貰えるだろう。
どちらに転んでも問題はない、そう判断した蒼凜は、痒みに腰を艶めかしくくねらせつつ叫んだ。
「どっ……どうぞっ……お入り下さい……! そして、ご覧、に、なってへえぇぇっ
」
それを聞いた水女が部屋の鍵を開けると同時に、どたどたと部屋に入り込んでくる美沙。成り行き上、風鈴もそれに続く。
「まあ〜、すごおい」
「むっ……これは」
部屋に入った二人は、途端に、蒼凜の惨状に目を釘付けされる。
穴という穴から体液を噴きこぼし、表情は発狂寸前、そそり立った熱い男根の先端には醜く膨らんだ皮袋――
扇情的な衣装のまま、ガムテープで乱暴に四肢の自由を奪われ、スレンダーな体躯をくねらせて、耐えきれないかのように腰を振る――
島津家当主の余りにも淫猥で屈辱的な姿がそこにはあった。
「ふううっ……
ふうっ、うふーっ……
うふうぅぅっ
」
乱れた髪が汗で額にべっとりと張り付いている。蒼凜は首を振ってそれを振り払い、二人の様子を覗き見た。
艶やかな黒髪をアップにまとめた威風堂々とした女性――風鈴の方は、眉をひそめ、難しい顔をしている。
しかして、清楚さと妖艶さを兼ね備えたふわふわした雰囲気の女性――美沙の方は。
「まあまあまあ〜
なんてみっともない格好なのかしら〜
恥ずかしくないのかしら〜
なあにこの凄いチンポ。風船みたいにパンパンに膨らんで、皮の中に何を詰めてるのかしらあ。人間の持ち物じゃないみたいねえー」
「んぐふううぅぅっ!? ふっ……ぐううぅぅうぅっ!」
予想だにしていなかった辛辣な言葉を投げかけられ、蒼凜は恥辱と怒りに身悶える。
賞賛か、或いは同情か――どちらかが得られると思っていたのだが、傍若無人にして天真爛漫、天門美沙にそんな機微があるはずもなく、彼女は子供のように思ったままの感想を口にした。
「……この単純脳みそのクソババアあなたにこの苦しみが分かるのですか見たいと言うから渋々見せてやっているのに何ですかその無礼極まりない態度はああああもうチンポ痒いチンポ痒いチンポ痒いチンポ痒いと言うのになんでそこまで言われなければならないんですかあっ!」
――という蒼凜の心の叫びが思わず口を衝いて表に出る前に、風鈴がそれを代弁した。
「貴様のような悪臭豚が言えた義理か、口を慎め」
「えー。だってー」
「だってじゃない、考え無しに喋るな腐れ脳髄。しかし……双月堂家の方針は知っているとは言え、余りに度が過ぎているように思うぞ。竹串殿、これは如何なる試験なのだ?」
「はい。それは……」
かくかくしかじかと水女が概要を説明する。それを聞いた二人は、互いに感嘆の声を上げた。
「それはまた凄まじいな。そこまでして誇りを守るとは、この私も感じ入るものがある」
「や〜。聞いただけでオチンポ痒くなっちゃうわよう」
「股間に手を当ててもぞもぞするな!」
美沙をしかりつけつつ、風鈴はううむと唸る。
「成り行きで入って来てしまったものの、やはり我々は邪魔なのではないか。島津殿も恥ずかしいだろう」
「そんなことないわよお」
「何故お前が断言するっ! ……さて、島津殿、どうか?」
――話を振られてみたものの、正直蒼凜は最早どうでも良くなっていた。
勇んで祝宴に来てみれば双月堂家の娘に無惨に敗れ、控え室にて包茎にとろろをまぶされる。
招かれざる客をしぶしぶ迎え入れれば心ない言葉に罵倒され、追い出したところで見られた事実が変わるわけでも無し。大体、目の前の二人のこの馬鹿馬鹿しいやりとりはどうだ。
ただ、ただ、この男根の猛烈な痒みに耐え抜いてみせる――それ以外に心を砕く必要はない。自暴自棄の境地だ。
「……お好きに……なされば、よろし、ひっ
」
「そうか。では島津殿の誇り、見届けさせて貰おう」
落ち着いた口調で言う風鈴。こちらはまだ話の分かる人物のようである、が。
「あら〜
あら〜
じゃあ好きにしちゃうわ、うふふふふふふふ〜
」
何をしようとしているのか、淫猥に手をくねらせる美沙の方には、怒りを覚えるを通り越して呆れ果てた。
蒼凜は開いた口から苦しげな喘ぎ声を漏らすのみである。
「天門様、恐れ入りますが、試験の妨害となるような行為は――」
「剥かなければいいんでしょお? それ以外なら何してもOKなのよね〜」
「いえ、そう言うわけでは――」
さすがに水女も、美沙から発せられる不穏な気配を察知して、彼女を遮ろうとする。
「……なら是非、天門様のご随意に」
しかし蒼凜はそれを受け入れた。自棄になっているせいもあるが、痒みを紛らわせてくれるのならば何だって歓迎したいところである。
「きゃー
殊勝な心がけね。いいわよお、色々たっぷりしてあげる
」
「待て雌豚。お前のわがままで島津殿の努力が無に帰することでもあればどうするのだ」
「――いいえ、出来れば風鈴様もどうかご一緒に――その方が、私の誇りも、さらに取り戻せようと思います……う゛う゛っふふふっ
」
「ほう」
痒みに身震いしつつもより一層の艱難を望む蒼凜の言葉に、風鈴は短く答える。
勿論これも、試験に耐えるための蒼凜の方策なのだが、風鈴はそれを素直に受け止めた。
「まーまーまー
風鈴ちゃんと私とで、一緒に体中をいぢくり回して欲しいのね〜
」
「お前が言うと島津殿の覚悟も台無しだな……さて、それではその誇り、試させて貰いたい、が」
そこで三人は、試験の監督官である水女の顔を見た。相変わらずの無表情であるが、しかし彼女は内心で悩んでいた。
初心を貫徹するならば、三人の意見は無視してただ黙って耐えさせるべきだろう。
いかに美沙と風鈴がビッグネームの持ち主であろうとも、水女の頑固な意志力はそれを難なくはね除けることが出来る。
しかし、二人によって蒼凜に与えられるだろう刺激は、試験にマイナスに働くかプラスに働くかは判断できない。為されてみなければわからないと言うことだ。
試験の時間はあと十分程度、このくらいは臨機応変に対応するべきだろうと水女は頷いた。
「それでは……お二方とも、やりすぎない程度にお願いいたします」
「うふふふっ
やったわ〜
じゃあまず、このごんぶとチンポはいただくわよう
」
承諾を得られると同時に、美沙は蒼凜の男根を両手で握りしめた。
もちろん、先端ではなく幹の方であるが、それを遠慮呵責なく上下に扱きあげられては蒼凜は一溜まりもない。
「へひょほほほほおおぉぉぉっ
おっふふふぐうぅうぅっ
ヂンボおおぉおぉぉっ
おほほほほっ、痒チンボおおぉおおぉっ
ごっしごっしシゴかれてええぇえぇ
天門様の白い手で、ずしゅずしゅセンズリいただいてへえぇえぇぇっ
へは、へは、あっへぁあぁあぁ
あっへ
ひゅひひひひいぃいぃぃいぃ気持ちよぐなるうぅううぅぅぅっ
おほっ
チンボ幹が気持ちいひいぃぃん
」
しばらくの間抑え込んでいた淫猥な思考の奔流を、あっと言う間に声に出してしまう。
そして風鈴は――ソファの背後に回ると蒼凜の耳元に唇をあて、低い声で囁き始めた。
「ふん。山芋の痒みごときに耐えられなくて、すぐにそれか。鏡でも見てみろ、お笑い芸人よりもよほど阿呆らしい顔をしているぞ? みっともなく膨れあがったチンポをしごかれて、随分と気持ちが良さそうだなこのスケベ豚めが」
風鈴は普段の自分の性格を活かし、言葉責めをすることにしたようだ。
「んお゛ほおおおぉおぉおぉおぉおぉぉぉぉ……っ
」
美沙に男根を弄ばれ、風鈴に言葉でなじられ、蒼凜は震える声で叫ぶ。
「お゛っ
お゛お゛お゛ッ
お゛お゛ほっ
私、スケベ豚……
違いますッ、豚ではありませっ、へへへへえぇ
ほほほほほほほっ
チンポしごきっ、すんごっ、すんごいっ
んほお゛お゛お゛お゛お゛ほほほほ射精しぢゃううぅぅっ
どっびゅどっびゅ無様にチンボアクメするうぅうぅっ
山芋イキするっ
山芋チンボイグッ
イッグううぅううぅ
」
「ダメよ〜。そう簡単にはイカせないわ〜」
美沙がパッと男根から手を放すと、蒼凜は悲しげなうめき声を上げ、オアズケをされた子犬のような目で彼女を見た。
「あ゛あ゛ッ! あ゛あ゛、はあぁ〜
んっ、んうぅぅ、んふっ、んふうぅうぅ
チンポおぉ、イク寸前なのにっ、はあぁあぁ
はひっ、はあ、はふうぅっ
ううぅ、痒いッ、チンポおぉ
限界チンポ、痒くてへえぇえぇぇ……
」
「おい、おい。それでも貴様は島津家の当主か。みっともない山芋チンポを浅ましく揺らして射精をねだるなど、恥ずかしいと思わないのか? 心の底から射精豚に成り下がってしまったのか?」
「ひううぅうぅぅぅっ
」
侮蔑の響きを持った風鈴の言葉に、蒼凜は肩を震わせて涙をこぼす。
「だ、だって、だってぇ……
オチンボが、痒すぎてッ……
ひううぅぅ山芋にチンボ溶かされるううぅうぅっ
チンボがダメにされてしまいますううぅぅっ
んほほぉ
」
「チンポが痒いのと射精がしたいのは別の話だろう。お前は所詮、チンポの快感を貪るのが大好きな恥知らずな雌豚だったと言うことだな。いやはや、がっかりだ。島津蒼凜と言えばやり手の女当主として私も一目置いていたものだがな」
「違い……ますっ
私は、誇り高き、島津の当主……お゛お゛お゛ほほほほほほぉっ
」
「と言う割りには、なんだこの乳首は? 興奮して起ちまくっているではないか、ん?」
そう言って風鈴は、衣装の隙間から乳房の先端へと指を伸ばし、触れた突端をこりこりと捻った。
「ひあ゛ッ
あ゛っはっ
乳首ッ
い゛い゛い゛い゛ッ乳首いいぃいぃぃっ
」
「乳首を少し弄っただけでこの醜態だ。お前は本当はただのスケベ女なのだよ。全く島津の皆が哀れだな、こんな雌豚を当主と仰いでいたとは!」
「いやあん風鈴ちゃんノリノリ〜
」
当初こそ遠慮がちな態度であった風鈴だが、蒼凜を責め始めて興奮してきたのか、段々と言動が過激になって行く。美沙にからかわれてもフンと鼻を鳴らすだけで、恥辱と痛痒に痙攣する蒼凜をさらに責め続ける。
「ほら……両の乳房を揉んでやろう。どうだ、気持ちよくてチンポの痒みも紛れるか?」
「ん、あ゛ッ、あ゛ッ……おっぱい……いぃ
はあぁあぁ
あ、ああぁぁっ
あ゛ひいぃ……
」
風鈴の両手が柔らかな乳房をまさぐり、蒼凜の意識をとろかせてゆく。耳元に熱い吐息を吹きかけられ、焦れったい快感に彼女は舌を突きだした。
「ふふ、それとも……こんなじわじわとした責め苦はかえって切なくなるか? さっきからこの山芋チンポがイキたいイキたいと震えているぞ?」
タイミング良く、膨らんだ包皮風船を美沙が指先で弾く。内部の山芋が攪拌され、亀頭部を摩擦される感覚に蒼凜は思わず唾を飛ばした。
「イキたい……イキたい、です……射精、したい……です……
んほおおぉぉおぉっ
痒いチンポおおぉおおぉっ
射精、したいんですっ
チンポイキたいいいぃぃぃいぃぃっ
」
男根の快感、射精の快楽で痒みが紛れるのなら、と、蒼凜は恥を忍んで懇願する。
だが、
「そうだな。じゃあこのチンポが剥けたらイカせてやろう」
「あ〜、それって名案だわ〜
このままがんばって、もっといい顔見せてねえ
」
「なっ!?」
二人の言葉に、蒼凜は絶望する。
皮を剥くと言うことは試験は不合格になるということである。
痒みだけを耐えていた蒼凜は――今度は、射精欲求までも我慢する羽目になってしまった。
「うっ、うふっ、うふふふふぅ、そんな、そんなひどいっ、お゛お゛お゛お゛ぉ
」
「ほら〜、射精したいでしょお? どぴゅどぴゅって、気持ちよくなりたいでしょお? 剥いて、って言えばいいのよ〜?」
言いながら美沙は、蜜柑の様な蒼凜の睾丸を優しく撫で上げる。
「ひあおおおおおおっ
ぞわ、ぞわ、してええぇえぇ……ひいいぃいぃチンポもっと痒くなるうぅうぅぅぅっ
」
絶妙な刺激は痒みと混じり合い、さらに蒼凜の精神力を削ってゆく。
「チンポが剥けたら、遠慮無くもっちゅもっちゅ
キンタマ揉んであげるわよう
」
「乳首も思い切り捻り上げて、何度も何度も射精にむせび泣かせてやろう……いやらしいチンポ豚になってしまえよ」
「いや、いやああっ、私は、私は、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っはあぁあぁぁあぁぁっ
」
そもそもは、肉体に適度な刺激を与えて貰うことで痒みを紛らわせるはずだった。
しかし今や、その刺激はかえって逆効果となり――さらに、二人の発する誘惑の言葉は、弱り続ける蒼凜の心をじわじわと追い込んでゆく。
「む、剥きいぃいぃぃいいいいぃぃ
剥きッ、あ゛あ゛あ゛チンポっ、チンポイキたいっ、ダメえぇえぇぇっ
いけませんっ
私は、ああ、あ゛あ゛あ゛、あはっ
あはははははは
あへえぇ
」
「剥きたいのだろう? ほら、剥いてくださいと言ってみろ。痒すぎるチンポのだらしない皮をひん剥いて、敏感チン先をゴリゴリ掻きむしってくださいと泣いて懇願してみろ」
「そしたら溜め込みまくったくっさぁいザーメンを、どっびゅどっびゅたっぷり出せるわね〜
キンタマが空っぽになるまで精液を噴き出して、体中がチンポアクメに悦んじゃうわよ〜
」
「だがその瞬間貴様の誇りは地に落ちるぞ、島津家当主殿?」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ひいどおおおおいいぃぃいぃぃぃいいぃぃっひどおぉおぉいいぃぃっ
チンポッ、チンポッ、チンポチンポッ、ちぃんぽおぉおぉぉぉぉっ
」
引き延ばされて薄くなった皮膚には血管が張り詰め、グロテスクながらも美しい艶を放っている。
痒みからの解放と心地よい絶頂を求めて、蒼凜はその男根を幾たびも振るった。
「情けない、情けないな。なんだこのみっともないチンポは……このように弄ばれて、どびゅどびゅと臭いザーメンを放つくらいにしか役に立たないな」
「島津のチンポをっ……侮辱、なさ、あ゛っひいいぃいぃぃぃいぃぃぃ
」
「風船もーみもーみ〜
破裂しちゃいそうだわ〜
」
悔しさをにじませた蒼凜の言葉は、先端の膨らみを両手で揉み始めた美沙によって中断させられた。
「んお゛ほほほほほほおおぉおぉぉぉっ
そんなに、揉まれたら、もっと、かゆ、痒く、痒いいいぃぃぃぃぃっひっひひひいいぃぃぃいいぃ
チンポ痒いチンポ痒いいいぃいいぃっ
もうチンポ許してくださいいいぃいいぃぃ
」
「じゃあ剥いても良いのだな?」
「それはいけませんっ
当主として、私は、耐えっ、耐えなければ、あ゛っひひいいぃいぃ
んお゛お゛お゛お゛ッ
お゛ー
お゛ごーっ
お゛ほほおおぉぉ
山芋が、山芋があ゛あ゛あ゛ッ
チンカス混じり山芋に亀頭愛撫されてっ、ひぃーっ、狂っちゃいますよおおっ
はひっ
はっ、ひっ
イグッ
イッちゃううぅうぅ
山芋コネコネされてチンポがイッグううぅうぅ
最低のイカされ方ですっ
あ゛、へああぁあ
」
「じゃあやめるわね〜」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あぁぁあぁぁぁぁ〜
」
ぴたりと手を止める美沙に、蒼凜は心底残念そうな声を出す。
「浅ましい声を出すな。いい加減に認めろ、自分は当主などには相応しくない一匹のチンポ雌豚だと」
「そうよそうよ〜
剥いちゃいましょう〜
チンポの皮を剥いて、いっぱいいっぱいザーメン出したらいいじゃない〜」
二人の言葉にプライドをずたずたに切り裂かれながらも、蒼凜はかろうじて抵抗する。
「ダメえぇえぇぇっ! それだけ、はっ、絶対にッ、あ゛あ゛あ゛あ゛剥かないッ
剥きませんッ
絶対剥きませんッ
ぐひいいぃいぃぃ
島津家当主として、絶対に剥くわけにはいきませへえへえ
チンポ皮あぁあぁ
チンポの包皮いいぃ
おほっ、おっほおおぉおぉ
剥かない、剥かないいいぃいぃ
」
「鼻水まで垂らして、泣きながら言うことか?」
「本当は剥きたい癖に〜
」
「そんなっ……私、はあぁあぁっ
うひひいいぃ
痒、痒いッ、い゛ひいいぃチンポ掻きたいいいぃぃぃっ
でも島津の当主だからチンポ掻けないいいぃいぃ
掻きたいのに掻けないいいぃぃっ
ひはあっ
射精、射精、射精もしたいいぃいぃっ
試験、試験、試験さえ終わればああぁあぁぁぁぁぁあぁぁっ――」
「――終了です。お疲れ様でした」
「へはっ?」
良く通る水女の声が蒼凜の絶叫を寸断した。
思わず気の抜けた声を出してしまった蒼凜は、その言葉の意味をじっくりと噛みしめるように理解する。
「……む、そうか。よく耐えたな、島津殿」
「残念だわ〜
どびゅどびゅアヘアヘする蒼凜ちゃん見たかったのに〜」
「あ、ああ……」
二人の言葉に、暗い闇に覆われていた視界が明るく開けていくような気分になる。
蒼凜は、この暴力的な痒みに、狂的な試験に、打ち勝ったのだ。
「おめでとうございます。それでは、開封さしあげます」
「あ゛っ、へあぁあぁあぁぁぁ……
」
皮の口を縛っていた紐をほどかれると、ドロドロと黄色く変色した山芋が流れ落ちる。
恥垢と混じって凄まじい悪臭を放っているが、蒼凜にはそんなことに頓着している余裕はなかった。
またたく間にたるみ始めた包皮内部には、まだまだ山芋がへばりついている。一刻も早くそれを洗浄しなくては――
と、蒼凜はそこまで考えて、目が点になった。
洗浄するためには、包皮を剥く必要がある。
そして、皮を剥いたら――結局私は当主失格ではないか。剥かずに洗う――と言う方法もあるが、それは詭弁であり、意味合いは変わらない。
明るく彩られていた思考は再び暗転、蒼凜は歯の根を鳴らして二の句を告げずにいた。
山芋の痒みは尚も強烈なままであり――試験の終了と同時にこの苦痛から解放されると信じ切っていた蒼凜は――もう、耐えることが、出来なかった。
「……い、引退します」
「む?」
「あら?」
「……島津様。今なんと」
震える呟きを聞きつけた水女が、顔を寄せて確認する。
蒼凜は、声も限りに叫んだ。
「……引退しますッ! もう当主なんか辞めますッ! 島津の誇りなんかもうどうだっていいっ! だから早くッ、早く剥いてチンポ剥いて剥いてくださいチンポ剥いてッ剥いて山芋洗ってッチンポチンポチンポチンポ射精したいんですっ剥いて剥いてチンポ皮剥いてッ
不格好なドスケベ包茎チンポッ、剥いてッ
生亀頭を丸出しにさせてっ
剥いてくださいっ
洗ってくださいッ
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ちんぽちんぽちんぽっ
早く早く剥いて剥いて剥いてッ
ひほーっ
島津のチンポおおぉ
包茎卒業させてくださひいぃいいぃぃぃぃっ
」
余りの大声に、水女は思わず身を引いてしまった。
「本気でいらっしゃいますか。何もここでなくとも、お家に帰られてから改めて――」
「貴女はチンポに山芋を入れられたことがないからそんな悠長な事が言えるのですッ! 早くううぅぅ
いいから早くううぅううぅ
ぼっきちんぼおおおお
剥き剥きいいぃ
剥き剥きしてくださいいいぃいぃっ
」
手足を拘束されたまま、蒼凜はだらしない笑みを浮かべて懇願する。
それを見ていた風鈴は、やれやれと肩をすくめた。
「情けない。幻滅したぞ、島津殿。結局私が言っていたとおり、当主失格だな。いや、当主どころか、人間としても失格だ。犬畜生にも劣る快楽のケダモノと成り果ててしまっ――」
突如鼻を押さえて、風鈴は言葉をとぎれさせてしまう。
「あら、風鈴ちゃん、どうしたの〜?」
「んぬぉおぉおおぉぉ……
なんだこの臭いは……お゛、ほ
皮の中から流れた山芋からか……
猛烈な、チンカスの、悪臭……お゛お゛お゛
島津殿が長年熟成させていた、腐りきったチンポチーズの臭気……
あ゛あ゛ッ、臭あ、臭あああああいッ
」
臭覚を麻痺させるという香水の効果が切れたのか、あまりの悪臭にそれすらも無効化させてしまったのか――
ともかく男根皮に包まれていた山芋の臭いが、風鈴の鼻孔を急速に侵食し始めた。
「げほっ、げほっ……
あ゛あ゛あ゛臭いッ
お゛うお゛……
チンポが、起って、しま、う……
ほううぅ
」
風鈴のズボンには、巨大な男根のシルエットがしっかりと浮かび上がっていた。
膝まで伸びたその張り詰めた肉棒は、ズボンの生地を押し上げて強烈に存在を主張している。
「すまない、私はここで失礼、す、るうう
んふおおぉ
」
蒼凜を罵倒した直後に、自分が醜態を見せるわけにはいかない――と、風鈴はよろめく足取りで外に出ようとするが。
「あらダメよ〜
蒼凜ちゃんの引退記念皮むきセレモニー
ちゃんと最後まで見届けましょうよ〜
」
美沙は風鈴を引き留めようとその腕を掴み、何を思ったかそのまま風鈴の身体を振り回した。
すっかり弱体化していた風鈴はそれに抗いきれず、美沙に腕を放されると勢いよく倒れ込み――
「へごっ
」
「んごおぉっ
」
べちょりと濡れた音が響いたかと思うと、蒼凜の男根に、顔面からぶつかってしまった。
「んあ゛、あ゛あ゛、あ゛あ゛、あ゛ッ……
」
風鈴は慌てて顔を離すが、その顔には先ほど垂れ流された山芋がべっとりと張り付いてしまっている。
この事態に風鈴はわなわなと震え、顔を拭った両手を開いて見つめる。
そこから立ち上る猛烈な牡臭さを、彼女は思わず鼻から吸い込んでしまった。
長年に渡って蓄積されてきた蒼凜の男根臭は、美沙に勝るとも劣らぬ濃密なもので、まともな思考を司っている風鈴の脳神経はその腐った臭いにバチバチと破壊されてゆく。
「……あ゛、へっ……
」
かくして、スーツ姿の気丈な女性は姿を消し、淫臭に支配された下品なケダモノが登場したのであった。
「臭い、臭い……臭すぎる……
なんて酷いチンポの臭いだ……
お゛お゛ほおおぉ
鼻が腐って溶け落ちてしまううぅ
」
「あ゛あ゛あ゛ッ……チンカス山芋の臭いを嗅ぐなんてッ……
これ以上私を辱めるつもりですかッ! 焦らしてないで、早く剥いてえっ
貴女のおっしゃるとおりの、最低最悪の変態チンポ豚でもなんでもいいから、早く私のチンボを剥いてくださいいいぃぃ
痒いのなんとかしてえぇえぇっ
」
「言われずとも――」
風鈴がゆらりと顔を上げる。その陶酔しきった表情――自分と同じくらいに情けなく、下品な表情を見た途端に、蒼凜は思わず恐れを抱いてしまった。
「……あの、何を……」
「チンカスチンポおぉ
このゴミ同然の雌豚が、思いっきり剥かせて、綺麗にベロベロさせていただきますううぅっ
」
そう言うと風鈴は、まるで獲物に飛びかかる肉食動物のように、蒼凜の包皮をぐっと掴むと、思い切り下まで引きずり降ろした。
形容しがたい汚らしい粘液にまみれた亀頭がついに露わとなり、二人の美女は同時に絶叫する。
「んのほほほほほほほほほほほほほおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぅっ
」
「あはあ゛あぁあっ
生のチンポ臭凄すぎるふううぅぅううぅぅっ
おおっ
おほっ
臭いだけでイグッ
へあああ
チンポがスーツの中で爆発するうぅううぅぅぅっ
」
どびゅぶびゅびゅびゅびゅびゅりゅううぅぅっ! ごぶっびゅうっ、どぶびゅううぅっ! びゅるびゅぶびゅっ!
さて、先に達したのは風鈴の方であった。
ズボンに浮き上がったシルエットがびくびくと痙攣したかと思うと、直下に向けて大量の精液を噴き出してしまう。
「あ゛ふおおぉおぉ
チンポ汁が熱いいいぃいぃぃ
ひあっ
ひあああっ
あへえぁあぁ臭い嗅いで射精するのっ、気持ぢいいいぃいぃいぃ
最低、最低だっ、チンポの臭いで射精までしてしまう、ド変態のアクメえぇえぇ
お゛お゛お゛ほおおぉぅ
勃起チンポの皮膚がスーツとストッキングに擦れてへえぇ
キツキツパンパンのドチンボッ
外に出せなくて苦しいッ……
でも気持ちいいぃいぃ射精止まらないいいぃいぃっ
お゛お゛ううぅ……
どびゅ、どびゅううぅ
どびゅどびゅするうぅうぅ
」
ついには裾からどろどろと黄ばみがかった濃厚な精液を溢れ出させてしまう。
「……檜山様は臭いに敏感と聞き知っておりましたが、少々驚きました」
「でしょ〜
最悪よね〜
ドスケベよね〜
」
「はいいぃいぃ
私は最悪のドスケベチンポ変態ですっ、チンポの臭いを嗅ぐと何も考えられなくなる、哀れな変態ババアですッ
んほおおぉおぉ
このチンポの臭い最高ぉおぉおぉぉおおぉ
へはあぁ
射精が、お゛お゛お゛おおぉっ
イクのが止まらないいいぃいぃぃっ
いいっ、いいっひいいぃいぃ
イキすぎて、臭すぎて、おかしくなるううぅううぅっ
」
しかし蒼凜には、風鈴の豹変ぶりを気に留めている暇はなかった。
「お゛へっ……はっ
はは、ははははは
へへへへへへへへへ
んひっひひひひひひぃ〜……
」
何かが壊れてしまったかのように、彼女は乾いた笑いをあげている。
「島津の……誇り……チンポぉ
ついに、剥けて……剥かれて、しまいまし、た……
こんな、乱暴、に……あ゛あ゛あ゛あ゛……
」
巨大なる喪失感、そして、亀頭に走るビリビリとした刺激。
部屋の空気は突き刺すように皮膚を撫で、湯気を立てる亀頭からは凄まじい悪臭が放たれている。
衝撃が強烈すぎて、蒼凜は一瞬知覚できなかったのだ。
硬直している蒼凜の肉体に、衝撃が波となって伝播してゆく。それは足先、手の先まで届き、そして再び男根へと戻ってゆく。
「あ゛お゛ッ……
」
ようやく男根の感覚を取り戻すことが出来た蒼凜は、同時に潰れた蛙のような声を出し――
「ひい゛い゛い゛い゛ッひひひひひひひイグイグイグイグイグイグイグイグイッグうううぅううぅううぅううぅぅぅぅうううぅぅチンボイグチンボイッぐうううぅううううぅううぅっ
あ゛あ゛あ゛チンボイグッ、おおおおおおおチンボがイグうううぅうううぅぅううぅっ
射精ッ、射精、射精射精射精チンポチンポチンポ剥かれチンポ射精ッあ゛っはあぁあぁあぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁ〜っ
」
ごぼぼぼぼびゅううぅううぅぅっ! ぼびゅびゅびゅるるるるううぅううぅっ、どっぶびゅううぅううぅううぅっ! ぶびびゅびゅびゅびゅううぅっ、ずびゅるるるうぅっ!
法悦の声を上げ、高々と黄濁した噴水を打ち出した。
「へおおおぉおおぉおおぉぉおぉおおぉチンポ汁ううぅううぅぅ
山芋チンポがようやくイケましたあぁあぁ
ひあ゛おおっ
ひあ゛あ゛あ゛おおほほほほほほっ
気持ち、い、い、い、い、い、いっ
い゛い゛い゛ッ
キンタマが収縮して、ムケチンポに射精させてますうっ
んほほほほぉ
おほおおぉ
当主辞めて良かったあぁあぁ
チンポ剥いて幸せええぇえぇえぇ
気持ち良すぎいいぃいぃいぃ
」
最早蒼凜は、当主としての誇りよりも、快感の方が優先になっている。
尿道を貫いて精液を放出する悦びに打ち震え、太股を大きく開いたまま彼女は泣き叫んでいた。
「ひうおっ
お゛っほおおぉおぉ
濃いいチンポ汁ううぅうぅ
ずっと我慢し続けていたから、すんごいたくさんだあぁ
青臭い香りが、鼻を突き抜けてへえぇえぇぇ……
んお゛お゛お゛、啜るッ、啜らせてくださいいぃっ
この最低の臭いフェチ女に、このチンポ汁啜らせてえぇえぇ
じゅるじゅるさせてええぇっ
」
そして風鈴もすっかり正気を無くし、相手の了承も待たずに鈴口に唇を寄せる。
「お゛お゛お゛お゛おおぉぉっ
私の、生チンポに、唇……がっ
へあッ
へはああぁあぁ
い゛ひいいぃぃっ
私のザーメンが、飲まれて、舐められて、へっひいいぃぇええぇ
生亀頭に刺激いいぃいいぃぃっ
んひひひひひひひぃぃぃっ
チンポいいチンポいいぃいいぃっ
んほほほほぉおぉっ
」
「ああ臭い、臭い、このチンカスチンポ臭いいいぃ
包茎当主チンポ、最高に臭いなあぁ
んご
んごっ
ふんごおぉおぉ
豚鼻鳴らして臭いを嗅いでしまうッ
どれ、味も……んじゅるるうぅっ、んじゅれろおぉっ
じゅるっ、んじゅっ、じゅるるるるっ、じゅぱあぁ
じゅぶっ
」
「くっひ〜〜〜〜〜〜ィィィィィィイィィィ
舌が、舌がッ! 射精しっぱなしの私のチンポをまさぐってえぇえぇ
へほほほほ
ほほほほほぉっ、おっほほほほほほ
」
「じゅるるるる、じゅぞぞぞおっ
じゅるっ、んじゅるるるるうぅっ、じゅるっ、じゅるじゅるうぅうぅ
んっ、んぐっ、んじゅずずずうっ
れろれろ、んじゅれろおぉぉっ、じゅる、ふじゅるうぅぅ
」
「出したそばからザーメン飲まれて……ごっぽごっぽ白濁を噴き出している鈴口をほじくられてへえぇ
ああ、そして、山芋おおぉおぉ……
舐め、取られて、へああああああ
あへへへへへへへへえぇ〜
痒い亀頭を舌でぺろぺろされて、へひ〜
へひ〜
気持ちいいいいぃ
へへへへへひぃ〜
」
「おおおチンカス、チンカス、チンカスとろろぉ
じゅるるるうっ、んじゅううぅ
カリ首にも、こみっちりと張り付いていて、いやらしいなあ
刮ぎ取ってしまうぞ、おおお、変態女が舌を思いっきり伸ばして……刮いで……
お゛お゛お゛ッ
舌に、チンカスが山盛りになってええぇ
味覚が痺れるううぅ
チンポの味に口の中が支配されてしま、うっ、う゛っ、イクッ
イクううぅうぅ
チンポ味でチンポがイクッ
もうスーツの中がどろどろだあぁ
ぶびゅぶびゅチンポ、止まらないッ
」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あぁあぁ〜
島津のチンポが、舐められて綺麗にされてしまううぅ
ふあああああっ
生亀頭のビリビリぃ、止まらないッ……
強烈、すぎ、るふううぅぅぅっ
ふひひひひひひっ
くふひっ、射精凄いッ
山芋全部舐め取ってくださいッ、チンカス全部刮いでくださいっ
あ゛はあぁあぁあぁぁぁぁ
誇りを無くした丸裸ドチンボッ
一舐めごとにイギまぐっでえぇ
えへっ
凄すぎて失神しそう、で、すううぅっ
」
二人の男根は、止めどなく射精を続けている。一体この身体のどこにここまで、と言うくらいに異常な量の精液だ。
しかもその濃度は薄まるばかりかますます濃くなり、部屋中が精液の臭いに満たされてゆく。
「ぶう〜。臭あい」
普段は匂いに鈍感な美沙さえも、不満を訴えるほどであった。
「ん〜、ん〜、ん〜〜……
山芋チンカス、咀嚼すると、ますます臭いが……うえ゛え゛え゛……
鼻にまでつーんと……
内から外から、私の鼻がレイプされまくりだ……
ひいいいっ
そんなことで悦ぶ変態雌豚ッ
もっと、もっと、根こそぎ、丁寧に、綺麗に、たっぷり……
チンカスを、舐めさせて、下さいぃ
チンポ大好き雌豚に、エサを下さい……
チンカス下さい、チンポの垢を下さい、チンポカス下さい
臭くて汚くてどろどろしたチンカスううぅぅぅっ
お゛お゛お゛お゛お゛、何が何でも欲しいんですううぅううぅぅっ
」
「あ゛はあぁあぁぁっ
あ゛へっ
あ゛へえぇっ
チンポチンポッ、チンポおおぉおぉ
チンポっ、チンポ
チンポ舐めもっとおおぉおぉお
もっと山芋かゆかゆチンポ舐めて慰めてイカせてええぇえぇぇっ
お゛っひぃ
」
嗜虐と被虐が入り交じった凄まじい快感に、二人は延々と淫語を叫び続けている。
あまりのテンションの高さに、さすがの美沙もいまいち入り込めないでいる。
「う〜。う〜。風鈴ちゃんったら、そんな必死な顔で口をすぼめて舌を出して、チンポをれろれろするなんて〜
アリクイみたいな顔してるわよ〜、人間以下ねえ」
「うむふっ、じゅるじゅるれろおぉぉ
いい、いい、人間以下のアリクイ、チンポクイで良いッ
こんな美味しいチンポをれろれろ出来るのなら、私はもう何だっていいいぃ
おほぉっ、この臭チンポおおぉおぉ
まだまだまだまだ、吐き気がするような牡チンポの味がたっぷりこってりだ
んあ゛あ゛あ゛、舌がおかしくなるっ
鼻がバカになるううぅ
」
「蒼凜ちゃんもよお? 背中を仰け反らせてアヘアヘ呻いて……チンポの皮を剥かれたのがそんなに気持ちいいのお? 目も口も鼻の穴までぱっこり開いちゃって、もう垂れ流しね〜。本当に情けないわ〜」
「ああ、ああ、ああははははひぃいぃ
情けない、情けない私ッ……でも、もういいっ、もういいっ
もう当主じゃありませんからっ
へほおおおぉぉぉぉチンポ汁どびゅどびゅ気持ちいいぃぃぃぃっ
山芋チンポを猛烈におしゃぶりされて、気持ちよすぎますッ
チンポっ、チンポぉおぉぉぉぉ……
ボッキしまくりの、ガッチガッチに熱い私のチンポを、舌がいやらしく這いずり回ってッ……
へひひひひひひっ
射精のことしか考えられませんッ
んふーっ
もっと、もっとどびゅどびゅううぅうぅ
キンタマの奥底から、私のチンポ汁を搾り出してくださいいぃぃいぃっ
」
「む〜」
二人はそれぞれ行為に熱中しているようで、美沙の侮蔑も軽く受け流してしまう。
ますます入り込めなくなった美沙はふて腐れ、童女のように頬を膨らませた。
「おんもっ、おぶっ、んじゅるるるうぅっ
んほおおぉおぉっ
チンポ美味しいいいぃぃいぃ
このチンポ美味しすぎるううぅうぅ
んおっ
んふーっ、キンタマからも饐えた臭いが……げふっ
酸っぱくてしょっぱくて、最高だあぁ
んひいいぃ
このチンポ専用のおしゃぶり奴隷になりたいいぃいぃ
」
「あ゛あ゛あ゛……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……
私が、長年溜め込んできた、チンカスが……むしゃぶられてっ、ひっ、ひひひひいいぃぃ
はああぁあぁっ
スーツ姿の、立派な女性が……私の、チンポの、おしゃぶり奴隷ッ……
あっひひひひひひいいぃいぃいぃ〜
剥き剥き敏感チンポッ
射精しすぎておかしぐなるうぅぅぅぅぅぅっ
」
「ぶふぉっ
むほおおぉ
ザーメン、飲みきれなくて……んあ゛あ゛あ゛……鼻水が、ザーメンに……
んほおおぉ
アホ面でチンポしゃぶって、私も射精いいぃ
んっひいいぃ
ズボンの中が、ザーメンで、どろどろだ……上半身も、くっさい精液まみれで……んおおぉおおぉ……
このスーツなんか、もう着れなくなってもいいぃ
はあ゛あ゛あ゛あぁぁぁっ……
」
延々と絡み合い、他人の入り込めない陶酔した世界を作っている二匹の淫獣――
二人とも普段は凛とした姿を見せている才媛であるだけに、そのギャップは凄まじい。
「もおいいわよお〜。水女ちゃん、こっちはこっちで楽しみましょ〜?」
「私は仕事中ですので」
すっかりはじき出されてしまった美沙は、二人の行為をじっと観察している水女に話を振るが、つれなく断られてしまう。
「なにようもういいわようみんなして〜! 一人でオナニーしちゃうんだからあ」
どうやら彼女には、空気を読んでおとなしく見守るという選択肢はないらしい。スカートをたくし上げ、すっかり屹立している男根に手を掛けた――時に、
「ところで天門様」
さらに空気を読まない水女に話しかけられる。
「オナニーの邪魔しないでよお。私だって、チンカスをゴシゴシそぎ落として、どびゅどびゅしたいんだからあっ」
「そろそろ檜山様を止めたいのですが、どうしたらよいでしょうか。あの様子では引きはがすにも難儀しそうですので」
「さ〜? キンタマでも揉み潰してあげれば、気絶するんじゃないのお〜?」
と、自分の自慰に意識がシフトしている美沙は思いついたことを適当に告げるが、水女はなるほど畏まりましたと頷いて、ふりふりと揺れている風鈴の尻へ歩み寄った。
「あらっ? まさか本気で――」
「檜山様、失礼いたします」
そして、大きめの尻をさらりと撫でると、極端に膨れあがった部分を鷲掴みにし、ぐいと力を込めた。
「ひんぎぎぎぎいいぃぃいぃいぃぃい゛い゛い゛い゛い゛いいぃぃぃぃっ
」
風鈴は思わず男根から口を離し、痛みに歯を食いしばって首を仰け反らせる。
「んぎぎぎいぃい
キン、タマあ゛あ゛……
私の、みっともないデカタマッ……
スーツの上から揉みこまれてっ……へあ゛ーっ……
ザーメンが、出まくるううぅううぅぅぅっ
こんな極上チンポを舐めながらキンタマ揉まれたりしたっ、あ゛へっ、イクッ、イッグうぅっ
思いっきり、出してしまうううぅううううううっ
」
どびゅっぼおっ! びゅぼっ、びゅぼぼぼぼっ、どぶびゅるううぅううぅっ!
浮き上がった男根の体積が増したかと思うと、風鈴は叩きつけるように大量の絶頂液を放った。
ごぷごぷどろどろと音を立てて裾から溢れる白濁液の勢いは大雨の時の雨樋を彷彿とさせ、床に溜まった分を重々しく波打たせる。
「お゛お゛ッ、お゛ッ、お゛ふううぅうぅ……
キンタマの痛みで、い゛ッ、い゛ッたあぁあぁ
イッてしまったあぁ
ああ、臭いチンポを舐めているときの私は、んじゅるるるううぅ
何でも感じてしまう、最低最悪の雌豚だ……
お゛お゛お゛……
ズボンの中でぱつんぱつんに弾けそうなザーメンキンタマ
はふああっ
ぐにぐに潰されて、それでも良い気分になってぇ……
お゛お゛ぉ
チンポがイッてしまったあぁ
」
敏感な睾丸を刺激され、悶絶しながらも甘ったるい声を出す風鈴。
「あら〜、やっちゃったわ〜
でもいいわ、私も協力してあげるわ〜」
と、そこへ、自慰を中断して美沙もやってきた。
「よろしいのですか」
「こっちも楽しそうだし〜」
「恐れ入ります」
風鈴の意志は完全に無視して――水女は睾丸を、美沙はサオの部分を。スーツごしにそれぞれ力強く握った。
「ほうらほうら〜
スーツの上からごっしごっし激しくセンズリしたげるわ〜
うふ〜
スーツの中に射精しちゃうなんて最低ね〜
いつもはクールなデキる女って顔してるくせに、本当はチンポの臭いを嗅いだだけでスーツの中でバッキバキにスケベチンポを勃起させちゃうド変態なのよね、風鈴ちゃんは
」
「ひお゛ッ
ひお゛ッ
ひお゛ほっ
センズリ、あ゛あ゛あ゛あ゛チンポセンズリッ、すごいっ
へあ゛あ゛ううぅっ
チンポ汁が、搾り取られるううぅうううぅぅ
そう、そうです、私は、臭ぁいチンポの臭いを嗅ぐとボッキが止まらなくなる欲情雌豚ですっ
お゛お゛お゛おおぉぉ
いつでもどこでも、スーツを着ていようが誰の前だろうが、浅ましくチンポをビンビンにさせてしまいますうぅ
おほっ、おほおおぉ
欲情チンポセンズってえぇ
シコって
ゴシゴシしてえぇ
お゛お゛、お゛お゛、ズボンの中に射精するの、止まらないいぃいぃ
気持ちよすぎるううぅぅぅぅっ
チンポの臭いを嗅ぎながらザーメン鼻水垂らして、どびゅどびゅ変態汁を垂れ流すの、最ッ高に気持ちいいいぃぃひぃぃぃぃぃ
」
「あ〜、摩擦で熱くなってきちゃったわねえ〜
火傷しちゃうかも
」
「ひあ゛ッお゛お゛お゛ォっ
熱いチンポおおぉ
チンポが火傷おおぉおぉっ
ひい゛い゛い゛いいぃぃっ……このデカチンポが焼けちゃうなんて、怖い……お゛お゛お゛お゛でも気持ぢいいいの止まらないいいぃぃいいぃぃぃいいいぃぃっ
」
「どうぞ、存分に気をやってくださいませ」
「ふごごごごごおぉぉほぉっ
キンダマ気持ぢいいいいぃぃぃぃっ
大量の雌豚ザーメンを溜め込みすぎてて、いつでもぱっつんぱっつんのデカキンタマッ
キンタマ痛いのが背筋に来るゥっ、頭が痺れるっ! スーツの中でぐじょぐじょエロイ音してるううぅッ……チンポ汁びしゃびしゃびしゃびしゃ出しっぱなしになってしまいますううぅううぅぅっ
」
水女と美沙による責めに、顔を仰け反らせて被虐の悦びに酔いしれる風鈴。四つんばいになりつつも尻を前後に振り、五感の全てを駆使して快感を貪っている。
しかし、貶められることによってさらなる被虐の興奮を得た風鈴は、蒼凜の太股に両腕でしがみついて、こちらも寸断無く射精を続けている山芋まみれの男根に頬を擦りつけ、離れようとはしない。
水女の本来の目的は、蒼凜から風鈴を引きはがすことだ。期待はずれの展開に、彼女は睾丸を揉む手を休めずに眉をひそめる。
「うふふふ♪ 本当に情けない雌豚だわ〜
ほら豚さん、ふごふご鼻を鳴らして世界一無様なチンポアクメを見せてえ
」
「はいっ
ふごっ、ふごごぉ
私はブタです、恥ずかしいチンポ豚ですっ、ぶひいいぃッ
チンポの臭い匂いが大好きでえぇ
スーツごしにガチガチボッキチンボをごっしごっしされてイギまくりの最低豚ですううぅっ
んほおおぉぉまたイグうぅチンポ汁うっ
ふごほぉ
チンボおおぉっ
豚チンポの恥ずかしい汁漏らすうううぅううぅ
」
どぼっびゅるるるうぅうぅっ! ごぶびゅううぅっ、どぶびゅっ! びゅぐびゅううぅううぅ!
風鈴をさらなる恥辱の絶頂に導き、堅く張り詰めた肉の棒をなぞりながら満足そうに微笑んでいる美沙。
と、そこに、水女がおずおずと話しかけた。
「美沙様」
「は〜い、なあに?」
「風鈴様が、中々気を失いになられないのですが」
「う〜ん、そうね〜? 別にいーんじゃないの〜」
「いえ、困ります。このままでは、山芋の後始末を――蒼凜様の男根を洗浄するのに支障が出てしまいますので」
「あらあら〜♪ 次があるの? あるのねー? 見たい見たい〜
チンポ洗い見たいわ〜
じゃあ風鈴ちゃん邪魔っけよね。退きなさいな雌豚〜
」
「いやあああ
このクサチンポは渡さないッ
ふふ、ふうふふふっ
こうして、一晩中、一日中、ずうっとチンポをしゃぶしゃぶなめなめしてえぇ
チンポの味が無くなるまで、貪り尽くすっ
んふううぅぅ
あんなにベロベロしたのに、まだこんなに匂うとはっ
極上の包茎淫臭チンポだぁ
んべろおぉ
」
「あ゛っ……あ゛へへへへ……
ひひっ、んひいいぃぃ
」
風鈴の熱い舌で裏筋をねっとりと舐められて、絶頂地獄に悶え苦しんでいる蒼凜はかくんかくんと四肢を震わせて壊れた笑顔を見せた。それを見た風鈴は、ますますいやらしくニンマリと頬を緩めさせる――まだまだ、彼女は離れる気はなさそうである。
「仕方がありませんね」
業を煮やしたのか、首を振って立ち上がる水女。彼女はスカートのポケットから小さな鍵を取り出すと、それを自分の股間に潜り込ませ、かちりと音を立てた。
かしゃんと特製の貞操帯が床に落ちると同時に、部屋はムンとしたさらなる臭気に包まれた。
「風鈴様。粗チンでは御座いますが、こちらにはまだチンカスがたくさん御座います。下賤メイドの腐臭漂う汚らしいチンポ垢では御座いますが、よろしければご賞味下さい」
そう言ってメイド長は、まるで恥ずかしがる様子も物怖じする様子も見せずに、でろりと萎えたままの巨根を持ち上げて、メリメリと音を立てて包皮を剥き上げる。
彼女の言葉通り、貞操帯によって禁欲を続けていたその亀頭には、みっちりと言う形容詞が似合うほどに白茶けた滓がこびり付いていた。
「……あ゛ッ……あ゛あ゛ッ
た、竹串殿がこんな極上のドチンポを持っていたとはッ……
へはあ゛あ゛
すごほっ
すごぉおぉっ
凄すぎて、ぐふ
鼻が曲がるッ……
ひぃ
涙が出るほどに臭いいいぃ
あ゛あ゛あ゛……アレを間近で嗅いだりしたら……私、本気で、狂ってしまうう
一生、チンポ臭オナニーばっかりしている、変態雌豚になりきってしまううぅ
」
「そうしたら私が飼ってあげるわよ〜
だから安心して狂っちゃいなさいなあ」
今度は左からも生臭い匂いが漂ってくる。発生源は言うまでもなく、スカートをまくり上げた美沙の男根である。
「あああああ゛あ゛あ゛
あ゛へ
すごいぃっ! 臭いチンポが、いっぱいっ……
んへあああ
全部っ、全部舐めたいいいぃ
全部匂いを嗅ぎたいっ
チンポ臭の奴隷になりたいっ
チンポに飼育されたいっ
このオチンポ様達に誠心誠意服従したいいぃ
あ゛あ゛あ゛……
でも、もう、興奮、しすぎ、てええぇえぇっ……
」
右を見、左を見て、風鈴は舌を垂らしたまま呼吸だけを荒げる。余りに臭気による快感が強烈すぎて、身体が動かなくなってしまったらしい。
「ほうら〜
チンポの匂いで死んじゃえ〜
」
そして美沙と水女は、示し合わせたように風鈴の顔面へ無造作に近づくと、腰を突きだし、男根の先端を彼女の鼻先へ突きだした。
「ひっ
ひっ……ひいいぃぃぃぃぃぃぃ
ダメ、もうダメ、臭すぎて狂う、あ゛あ゛あ゛さっきから射精が、あ゛ひっ
気持ちいい射精しすぎてえぇ
雌豚の頭が溶けてしまいますうぅ
これ以上臭くしないでくれえぇ……
雌豚の鼻もう許してくれっ
許してくださいっ
んほお゛お゛っ……チンポ臭に脳をレイプされて廃人になってしまううぅううぅっ
」
ブルブルと震えて、目の前の汚らしい亀頭を見つめる風鈴。その鼻の穴に亀頭がほんの少しだけ触れ、白い滓が張り付く。
「……あ゛あ゛あ゛ッ……
」
すると風鈴は、覚悟を決めたかのように口と鼻とを大きく開いて、深く深く息を吸い込み――
「え゛はああああぁぁぁぁぁぁあぁあぁ
ぐざひいぃいぃいぃいいぃぃぃぃいぃ……っ
」
そしてそのまま白目を剥き、蒼凜の太股からするりするりと腕をほどくと、満足げな表情でその場に崩れ落ちていった。時折身体を痙攣させる以外はぐったりとして動かなくなり、自分の造り出した精液溜まりの上に寝ころんで気を失っている。
「んふ〜
上手く行ったわ〜。チンポの匂いだけで気絶させられるなんてねえ。ちょっと感激だわ〜。どうせなら思いっきりチンポぺろぺろしてから気絶して欲しかったけど」
「ご協力感謝します」
きゃあきゃあと、無邪気な子供のように喜悦満面な美沙を余所に、水女は何事も無かったかのように貞操帯を着けなおす。水女の醜悪な男根をじっくりと観察し損なった美沙は、余りにあっさりとしたその態度に頬を膨らませた。
「あらあ、なによう。せっかくなんだから、水女ちゃんもオチンポおっ勃たせて、ザーメン射精すればいいじゃない〜」
「色々事情が御座いまして。ご期待に添えず、申し訳ありません」
真っ正面から断られ、美沙は、むう、と唸ったままそれ以上何も言えなかった。
「それに……これ以上部屋の臭気濃度を高めますと、蒼凜様の健康状態方も少々気がかりですので」
「あら〜?」
水女に示されて、美沙はほったらかしにしていた蒼凜の顔を覗き見た。
「あ゛……お゛お゛お゛ぉ……
チンボ……っ
チンポ臭すぎます……
あ゛ひひひひ……
鼻が、鼻が、鼻がダメになります……
島津の鼻が……チンポに……狂わされるうぅ
うひひひぃ
チンポ剥かれて射精させられでぇ……まだ山芋が痒くてえぇ
ん、んへっ
」
「まあ〜。風鈴ちゃん並におかしくなっちゃってるわね〜」
先ほどの、気絶直前に風鈴が見せた、滑稽なほどに陶酔した表情――それをそのまま、蒼凜も見せていた。
しかし別に、蒼凜が格別匂いに敏感だったわけではない。
むしろ、生ゴミを詰めた夏場のポリバケツの中の如きこの部屋の腐臭に平然としていられる、美沙と水女こそが異常なのであるが。
「どうするの〜? もう許してあげるの〜?」
「いいえ、蒼凜様がご引退なさるからには、島津家の法に則り、丁寧に洗浄して差し上げるのが私の務めかと」
「そうこなくっちゃね〜
」
異常な場では異常なルールが支配する――二人の辞書には、容赦や気遣いといった単語は無さそうである。
渦中の人物である蒼凜は、ぐったりとソファに身体を預けて意識を曖昧に漂わせている。射精こそようやく収まったもののその男根は雄々しく屹立したままであり、風鈴に舐め取られて大部分が綺麗になったものの、まだ皮膚にはじくじくとしたいやらしい痒みが残ったままであった。
蒼凜の男根をしげしげと観察し、水女はその汚れ具合を確認し、持参した包みの中からパック詰めされた液体ボディソープと、鈴なりになった小さな丸い物体群を取りだした。
それは、ピンクローターに毛が生えたような――実際に、ローターを繊毛の生えたカバーで覆った、傍目にも怪しげな器具であった。
――そのようなものを用意していると言うことは、水女は試験前から蒼凜の引退を想定していたと言うことになるが――しかしそれを追求できる人物は、今この場には居なかった。
「あら〜
まあ〜
楽しそうなアイテムだわ〜
どうやって使うのかしら〜?」
半分以上その使用用途を察しながらも、美沙は頬に手を当てて水女に質問する。
「はい。このように使います」
そして、その実演をするかのように、水女は鈴なりの毛ローターを蒼凜の剥き出しの亀頭に乗せ、上からボディソープを垂らす。とろりとしたボディソープはハチミツのようにローターに絡みつき、照明を受けてきらきらと光り輝いている。
「お゛ッ……おふううぅ〜……
何を、なさる、の、です、か……
へはははぁ
これ以上、島津のチンポを、おおお
辱めて、貶めてへぇ……んふふふぅ……
んふ〜……
剥き亀頭を見られるだけでも、恥ずかしすぎると言うのにぃいぃ
」
「誤解なさりませぬよう。私は、ご勇退に敬意を表し、真心を込めて島津様のオチンボを洗わせていただいているだけです」
「嘘、ばかり……
ひいっ……なんですかこのいやらしい物体は……あ゛あ゛は
生亀頭に、毛がざわざわとしていて……んひいぃぃ
」
「嘘では御座いません」
毅然としてそう言い放ちつつ、水女は蒼凜の余り皮を無造作に摘むと、それを亀頭に被せなおした。当然、亀頭を取り囲んでいる毛ローターごと、である。
結果、蒼凜の先端部は南国の果物のようにぼこぼこと無惨に膨れあがり、先ほどの水風船状態よりも一層情けない姿を見せている。
しかし、蒼凜はその姿に恥を感じることは出来なかった。それよりも早く、水女がローターのスイッチを入れたからである。
「お゛んッお゛お゛お゛お゛お゛お゛ほほほほほほぉっ
」
腰を突き上げて、蒼凜は凄まじい衝撃に身悶える。
「ひははははぁあぁっ
チンポの中が、んほほぉぉっ
ごしゅごしゅごしゅごしゅ、洗われてっ
へっひいいぃいぃ
ローターがごう゛ごう゛動きまわってええっ
ひどいひどいこんなものでチンポを洗うなんてっ、あ゛あ゛あ゛あ゛あへっ
あへえぇ
皮があぁぁ……
皮と亀頭が柔らかいタワシでゴシゴシされてるみたいですっ
んほおおぉ
包茎チンポの皮の中ぁあぁあぁっ
ひど、ひーいいぃぃぃぃいぃぃぃっ
」
どぶびぢゅっ! ぐびゅぢゅっ、びゅぢゅううぅっ!
あっと言う間に蒼凜は絶頂し、ローターの房の中に白濁した粘液を放つ。
モーターの音も騒がしい包皮の中から、泡だった精液が洗剤と一緒にごぷごぷと漏れだしてきた。
「い゛っ
い゛い゛っひっ
ひああぁあぁ
おほおおぉ……
またイカされたぁ、またイカされたぁ
無理矢理射精させられたはあぁぁぁ
チンポ洗い、チンポ洗い、島津のチンボがこんなに乱暴に洗われてへえぇえぇぇえぇ……
んへへへへへえぇ
チンボおかしくなりますっ、最低ですこんなのほほほぉ
」
ローターの振動にボコボコと変形を続けている包皮の口をしっかりと握りしめ、水女は蒼凜により絶望的な刺激を与えた。
震える内股を開いて見せながら、蒼凜は首を左右に振りたくって快感に喘ぐ。
「まあ〜
でもそんなこと言って、凄く気持ちよさそうよお? とろろチンカスおちんぽ、ゴシゴシされて本当はとっても幸せなのよね
痒ういチンポ、思いっきり綺麗にされて、とっても良いのよね〜? そうよね〜?」
美沙に頭を抱えられて優しく囁かれると、蒼凜は目を見開いて、幾たびも腰を揺らして射精をする。
柔らかな美沙の乳房の感触が彼女に安堵感をもたらすのか、蒼凜は段々と快感に対して素直になってゆき、涎をだらしなく垂らしたままおとなしく下半身の快感に酔った。
「ひおっ
おおおおおおぉぅぅぅっ
ひいイグっ
チンポ掻かれてイグっ
とろろチンポがイッグううぅううぅっ
島津チンポ精液出しまくりですううぅううぅ
ああ……おっぱいが、顔に当たって……暖かい……
」
「いいのよぉ〜。もっと、どっぴゅどっぴゅ……我慢していた分だけ、オチンポの膿汁……出しちゃいなさい
」
「あっ、あ゛あ゛、はへっ
あへイグっ
はっへえぇイグっ
はいっ……はいいぃ
チンポの中を綺麗に洗って貰って、気持ちが良すぎて仕方がありません……
痒かったチンポ、こんな風に乱暴に機械で洗われてしまうのが、いいのぉ……いいのぉ
はああぁあぁ
かゆかゆとろろちんぽ
気持ち良くって
アホ面晒して射精しちゃいます
おぅ、おぉ、おほほおぉ
当主チンポなのに、こんなに精液を漏らしまくって……え゛へえぇえぇ
エロ声出して、キンタマが空っぽになるまでアクメしてしまいますっ
んふぅううぅっ
毛ローター凄いです……アクメしまくりですっ……ひいいぃいぃまたチンポ汁出っるううぅぅぅっ
んふふふふふふふふふううぅぅっ
」
上半身は、熱に魘されて母親に抱かれる幼子のように――下半身は、言うことを聞かない暴れ馬のように。
静と動で快感を受け止めつつ、蒼凜は穴という穴から体液を垂れ流しにして陶酔していた。
「ん〜……うらやましいわ〜
とっても気持ちよさそうね〜……あら。いやだわ。私、まだ一回も射精出来てないじゃないの〜」
弛緩しきった蒼凜の顔を優しく撫で回していた美沙は、今更気づいたかのようにそう呟くと、腕に抱いていた蒼凜の頭を手放した。がくりと頭が後ろに落ち、長い黒髪がソファの後ろに垂れ下がる。
さて美沙は、ローターが動き回る様子をじいと見届けている水女の方に近づくと、にっこりと首を傾げて笑いかけた。子供が照れているような笑みだ。
それを見た水女は、全く無感動な顔で彼女の顔を見返すが、美沙は気にせず、あぶくを大量に生産しつつ異常なふくらみを見せている蒼凜の亀頭部を指さした。
「ね〜え。ちょっと、それ貸して?」
「貸す、とおっしゃいますと……」
「いいからぁ、ちょっと貸して?」
具体的な要望を告げずに、美沙は水女の手から強引に包皮を奪い取る。立場上、美沙に対して強くは出られない水女は、あ、と呟いたまま黙ってしまった。
「ひゅひぃ
皮、引っ張らないでえぇ
中のローターが、ゴリゴリしますうぅっ
へお
へお
チンポ洗いキツいぃぃ
このチンポアクメキツすぎぃいぃぃぃ
いひひひひぃ
」
嬌声を上げる蒼凜を無視し――美沙は露出させたままの自分の男根を、広げた蒼凜の包皮の中に突き入れた。
「んほぉおぉぉぉぉぉ
」
「くはああぁあぁぁぁう
」
二人は同時に、感極まった声を上げる――それぞれ、希望と絶望とに満ちた声音で。
「あ゛ひっ……
このローター、気持ちいいわ〜
私の皮が、ムリムリ捲られていっちゃう
ひ〜ぃぃぅ
チンカスお掃除
気持ちいいの〜
臭いチンポカスがどんどん剥ぎ取られていくわあ
」
「ひい゛い゛い゛いぃいぃっ
無茶な真似をしないでくださひひひいぃぃっ
ひひ
んひひひぃ
あ゛おおおおおお……ローターが圧迫されてッ、んぎっひいぃいぃぃぃ
生亀頭が潰れるふううぅぅぅ
」
異物を大量に詰め込まれ、ボコボコと歪に膨らんでいる包皮と、その中に肉棒を押し込んでいる妖艶な熟女――まさしく異形の交わりである。
「気持ちいい〜
気持ちいいわ〜
はあぁぁん
チンポが溶かされちゃうみたいよぉ
このチンポ洗い器、気持ちいいわ
ずびょずびょって勝手にローション出してくれるところも好感触よ〜
」
「あ゛あ゛あ゛ッ……
あああぁああぁ
私の、包茎チンポはッ……
私の包皮は、チンポ洗い器ではありませんっ
ひいいぃぃ
チンポ洗い器なんかにしないで下さいっ
へほほほほほほっ
あ゛あ゛、ああ
ザーメンがローション扱いにいいぃ
もう、私、私ひいいぃ
島津の誇りなんて、もう、もうっ、んほおおぉぉぉぉっ
チンボ気持ぢいいいいぃぃぃぃ
」
「んふっ
イクわっ
んふ〜
ねりねりぶぴぶぴ、このチンポに私の濃いおザー汁、ご馳走してあげるわね〜
さっきから立ちっぱなしだったから、たっぷり出るわよ……お゛ッ
お゛ふううぅっ
おうおう
くひぃぃいぃぃん
イッちゃうっ
オチンポ、イッちゃうのぉ
おっふゥ
」
どびびぶびゅるうぅっ! ぐぶびゅううぅっ、どびゅ! どびゅぶびっ!
全く、自分勝手に、傍若無人に――美沙は、可愛らしさと野卑さを混在させた喘ぎ声を上げ、腰を震わせて絶頂に達した。
黄色く濁った液体が包皮の隙間からごぶりごぶりといやらしい音を立てて流れ落ち、美沙の精液の量と濃度が思い知らされる。
「あ゛ふ〜
満足だわ〜
」
あげく、包皮から手を離し、泡立つローターを勝手にバラバラと床に落としてしまう始末である。
全く悪びれた様子もなく、綺麗に剥かれてつやつやと輝いている自分の男根を見て悦に入っている。
これには水女も眉をひそめたが――しかし、
「あ゛っ
あ゛へへへえぇ
私のチンポが、こんなにいいようにされてへえぇ
遊ばれて辱められて、ひいい
こんなの、最低です……
くひああぁ
」
「では、洗浄を続けさせていただきます」
そろそろ次のステップに進む頃合いだったので、美沙の振る舞いはちょうど良いと言えばちょうど良かったのかもしれない。
「ま、まだ有るのですかあぁっ!?」
「ま〜
まだ有るのね〜」
そのことを告げると、二人はやはり対称的な反応を見せた。
「勿論です。……失礼」
「あ゛っひっひひひひぃ
」
包皮を改めて剥き直し、まだ内部で暴れていたローターを全て落とす。哀愁の表情から悦楽の表情へと蒼凜は一瞬で切り替わり、びゅる、と高く白濁液を噴いた。
蒼凜の亀頭は、確かに表面上はつやつやと輝き、綺麗になったと言えるものの――自らのと美沙の精液とがまぶされているせいで、まだ独特の臭気を放っている。お湯か何かで洗い流してやれば済みそうなものであるが、しかし水女はさらに徹底的な方法を選んだ。
「……これで。奥の奥、隅々まで、完璧に完全に――チンボをお磨きいたします」
ローターのスイッチを切り、再び包みに手を伸ばした水女が取り出したものは――電動歯ブラシであった。
「あ゛……っ。あ゛う……あ゛ふううぅ……!」
それを見た蒼凜は、顔を青ざめさせて、歯の根をかちかちと鳴らしている。
「そそ、そ、そんなもので、そんなものでこの私のチンポを……磨く、だ、なんて……ひいいぃいぃ……
や、め、やめて、やめてください……
許して、許して、ください……! いやああ……怖いっ! これ以上チンポに酷いことしないで下さいっ!」
蒼凜はすっかり従順になってしまい、嗜虐心をそそる表情を浮かべて水女に哀願するまでになってしまった。
しかし、水女の意志は別に蒼凜をいたぶりたいわけではない――だから、頼まれたところで撤回などされるはずもない。
案の定水女は二三度瞬きをしただけで、残酷に歯ブラシのモーター音を響かせ始めた。
「ご安心下さい。毛先は大変に柔らかい物を使用しておりますので、皮膚に傷が付くようなことは御座いません」
「そ、そうでは、ありませっ、へっ、へおおおおおおおおおっ
んへひいいぃいいぃぃぃカリ首ごしゅごしゅううぅううぅぅっ
んへへへへえぇ
ひぐぎゅううぅぅぅぅぅ
カリ首をブラッシングされて、くっはああ゛あ゛あ゛あ゛……
ふ、ふふふっ、んふふふふううぅうぅ
最後の最後のヨゴレまで、全部綺麗に、されて、んひひひひぃぃぃ
」
ぶびるぶびるとポンプのように蠢いて射精を繰り返す蒼凜の男根。
水女の手にしっかりと捕まえられて、カリ首に回転する毛先をあてがわれていた。
「い゛ふ
い゛ふっ
い゛っひいいぃぃぃぃぃ
すご、い゛い゛い゛いいぃ
カリ首が削られて行くようでッ……
んふううぅうぅ
まだ、剥いたばっかりなのにっ
島津チンポ、剥き立てなのにいいぃいぃ
こんなに強烈に刺激されて……あ゛あ゛あ゛はははあぁ
もう何十発もアクメザー汁射精続けてるのおおぉぉっ
射精っ
ひひぃぃ射精っ
射精いいぃぃぃーっ! チンボが壊れてしまいますうぅ
」
「壊れちゃえばいいのよ〜」
「壊したりはいたしません」
二人からはまるで別々の事を言われ、彼女はますます混乱するばかりである。
「ひーいっ
いいいい
裏筋も……くはあぁあぁ
チンポ全体が、歯ブラシで……ひいいぃぃ
綺麗にされて、へお゛お゛お゛
イキまくってもう何も考えられませんっ
あ゛っおっ
あ゛っおっ
腰が、はしたなく動いてしまううぅっ
ヘコヘコチンポを振って……ひいいぃぃはずかしいいぃぃイヤああぁあぁあぁぁあぁ
チンポ洗いいいぃぃっ
チンポチンポ、え゛っはあぁあぁあああぁぁぁっ
」
女陰からもぴしゅぴしゅと愛液を噴き出して、蒼凜は壊れた人形のように絶頂痙攣を続けている。
「スケベに、スケベにぃ……私のチンポが、射精のことしか考えられないダメチンポに改造されてしまうっ
この無表情メイドに、島津家のチンポが改造されるうぅ
オモチャにされてしまううぅうぅぅぅ……
へおっ……へほおおぉぉおおぉ
」
自分に対する罵倒も無視して、水女は真剣な表情で電動歯ブラシで男根の表面を研磨し続ける。
蒼凜の精液を避けようともしないので、その顔面はねっとりとした白濁に覆われてしまっているが、まるで気にするような気配もない。
一度射精できてややおとなしくなった美沙は、んま〜、さすがね〜、とその生真面目な職務ぶりに感心していた。
「ひあ゛……ひあ゛あ゛……もう無理です……
島津チンポ、イカされすぎて……くっひいいぃいぃ
射精中毒になってしま、あ゛あ゛あ゛また出ッ……るふうぅ
ふひひひぃん
やめっ、もうひゃめっ、やめでぇぇ
許し、てへえぇぇぇ……
ちんぽ、おっ、勃起チンボぉぉ
」
さて、蒼凜の痙攣も段々と弱くなり、しゃっくりのような泣き声が聞こえてきたところで、水女はようやく歯ブラシを遠ざけた。
「あらかた磨き終わりました。では、この辺りで……」
神秘と出会った聖女のように晴れ晴れとした泣き笑顔を見せて、蒼凜は安堵の溜息を吐く。
「あ、ああ、おわっ、終わった、やっと、やっと全部終わったっ、終わったのですねっ、ひっ、私のチンポ、やっと自由になったのですねっ
山芋の痒みからも解放されて……
射精しまくりの洗浄地獄からも解放されて……
はあぁあぁぁ……ああ、ああ、ああ、ああ、ああ嬉しい、嬉しい、チンポ責め終わって嬉しいぃいぃ……
ひいいぃ
あ゛っふううぅぅ……
」
「……申し訳御座いません、こちらがまだで御座いました」
そう言って水女は、幹の根元に丸まっている凝縮された二つの肉珠――睾丸に対して、何の遠慮もなく歯ブラシを押しつけた。
蒼凜は、途端に悪魔に心臓を握られたような顔をしてしまう。
ようやく解放されたという安堵感を一瞬にして覆されて、強烈な振動と摩擦を睾丸に加えられて、蒼凜はもういよいよ何も考えられなくなった。
「ひんい゛ーっ! ひんい゛ーい゛い゛い゛い゛い゛ひひひひひひいぃぃぃっ! わ、ざ、と、で、しょ、おっ……ほほほほほほ、ほひいいぃぃ
もうダメっ、酷い、酷すぎます、この鬼メイドッ、鬼メイドッ! 私もう徹底的に壊されてしまいますっ! このメイドの射精オモチャにされてしまいますうぅぅぅぅっ
島津の誇りなんてもう欠片も残ってませっ、へごほほほほほキンタマキンタマキンタマ痺れて死ぬッ、キンタマキンタマおっほおおぉおぉぉおぉぉぉぉぉっ
最後の最後までキンタマ汁搾られるううぅぅぅぅっ
へあ゛あ゛あ゛キンタマブルブルすごひいいぃいぃぃぃぃっ
すーすーする剥けチンが感じまくってダメなのおおぉぉぉっ
ぉぉぉぉおおぉぉぉぅっ
私ぃ
もう、見せ物
恥ずかしくて情けない、見せ物ぉおぉ
チンポに山芋されてっ、痴女にしゃぶり尽くされて
皮の中にローターされて
あげく歯ブラシでキンタマ磨きぃいいぃぃ
馬鹿面晒して射精しまくる見せ物ですっ
島津蒼凜は哀れな見せ物ですッ
あ゛っひっ
今までずっとずっとあんなダメ包茎を堅く守り通してきたのも、今日という日に無惨に弄ばれるためだったのですうぅぅっ
今までずっと当主をしていたのも、こうして射精人形になるための準備だったんですううぅぅぅっ
ひひひひ
ひひひひ
最低の、変態の、ドスケベな、グロ包茎の見せ物チンポっ、イッグうぅぅううううう
お゛ひっ
お゛っひいいぃぃぃっ
お゛ひほほほほぉっ
んほおおぉっ
」
完膚無きまでに蒼凜は理性を破壊し尽くされ――ありったけの思いを絶叫した後は、ただ、白目を剥いて痙攣する肉の人形と化してしまっていた。
「へっ……へおーっ……
へおおぉ
へほぉ
あへ、あひぇ
ひへあぁチンポぉ
」
「改めまして、島津様の引退に際する男根洗浄……終了させていただきます。お気に召していただけましたか。島津家の人間ではないもので、少々不手際が御座いましたことをお詫びいたします」
最早、声が聞こえているかどうかすら分からない様子の蒼凜にそう言って、慇懃に礼をする水女。
蒼凜に対する無情な行いの数々を、少々の不手際、で済ませようとしているのは、果たして計算の内か天然の生真面目さか。
「申し訳ありません、そろそろ次の競技の時間ですので私は失礼させていただきます。別のメイドを派遣いたしますので、多少お待ち下さい」
「あら〜
私も見に行くわ〜
連れて行って
」
「はい、畏まりました。別の部屋でお着替えもいたしましょう。それでは、お二人とも、しばらくお待ち下さい」
気を失ったまま返事をしない風鈴と、喘ぎ声しか発せられない蒼凜の二人を置いて、美沙と水女は控え室からあっさりと出て行ってしまった。
さて、5分くらい後、水女に呼ばれてやってきた数人の年若いメイド達は、二人の惨状と部屋の悪臭に、一体何が起こったのか分からずパニック状態になってぴーぴーと泣き叫んでしまったと言う。
(オチンボダンス編へ続く)