アルケミックシスターズ その3 後編
「ひぃいうぅぅぅ……あひぃぃぃィィィィイィ! きひィ、くあ゛はあぁあぁァァァァ……!」
拘束され、自由に動かない四肢を懸命に揺らし、ユングヴィは溢れ出る情欲と悔しさにうめき声をあげていた。
確かに元はと言えば、自分が蒔いた種ではある。今、復讐の牙を突き立てているアリスの他にも、公爵令嬢の立場を利用して慰み者にしてきた人間は十指に余るほどは居る。その報いと言えば、そうなのかもしれない。
しかしだからといって、全裸で吊り上げられ、醜い男根を生やされ、その上散々屈辱的な奉仕を強要されたあげく、気が狂うほどに強烈な媚薬を飲まされると言う――この一連の凌辱劇を、素直に受け入れることなどできやしない。
「くむぐぅううぅうううう! ふぐぅっ……くはあぁァァァ! ァーっ、あひ、くふうう゛う゛う゛う゛!」
我慢できない性衝動を怒りへと変えるかのように――ユングヴィは、仰向けの姿勢のまま、首を大きく仰け反らせ、瞳に逆さに映るキリエ姉妹を睨み付ける。
「凄い効き目だなあ……なるほど私はこんな風に見られていたのか。ならばああも蔑まれるのも頷けるというものだ」
腕を組み、したり顔でユンの叫びを聞くアリス。彼女の言葉には、暗に、自分が受けた屈辱をそっくり返してやろうという意図が見て取れる。
「ええ、本当に。チンポの勃起具合も凄ォい……血管がビキビキに張って、おへそまで反り返って。キンタマもパンパンに膨らませちゃって、なんていやらしいのかしら」
「これは、あなたが飲ませた薬のせいではなくって!?」
「まあ、人聞きの悪い。『間違えて』しまっただけよ」
「『わざと』でしょう!?」
怒りに身を任せ、姉妹を糾弾している間だけ、ユングヴィはじくじくと突き刺すような性欲の暴走に耐えていられるのだ。
彼女の言葉を受け、今まで見せていた怜悧な表情とは一変し、レナは柔和に微笑んでみせる。つまりそれは、勝利を確信し、滲み出る喜悦を隠さなくても良くなったと言うことだ。
「うふ、ごめんなさいね。それじゃあ、お詫びがてら、あなたのこのエロエロチンポ……一日中手コキし続けてあげても良いわよ?」
「て、手コキ……っ!?」
「そう。センズリのことよ。チンポセンズリ」
「そのくらいは、存じております……ゥゥふぅうぅううぅ……わ!」
ユングヴィは、レナの提案した行為を一瞬でも夢想してしまった愚かな自分を悔いる。
強靱な理性でもって、必死の思いで逸らしていた性欲が、途端にユンの火照った身体を切り裂き始めたのだ。
「ひっ、くひィあぅ……センズリだなんて、そんな、いやらしい……おおふぅうぅぅ! チンポセンズリィイィィ!?」
「あらあら、どうしたのかしら?」
ユングヴィの欲情を全て見通しているように、レナは笑う。
「この五本の指で、このだらしない皮を剥いて……」
「ああっ、あう、うふぁっ……! 皮が、剥かれてしまいますのねっ……ひぃいいぃ!」
「先汁をローション代わりに、思いっきり扱き倒してあげるわ。びゅるびゅるびゅるびゅる、射精させまくらせちゃうのよ」
「ひあっ……ぉおぉぉおぉぉ……! 射精ィィィ! ひうっ、くふぅぅぅぅあ! そんなの、イヤァ……ですわぁ!」
ユングヴィにとって、射精の快感というものは、未だに未知の感覚である。だが、この、どろりと下腹部に凝固している劣情を吐き出すことが出来たなら、どれほど気持ちよいか。それを想像すると、ユングヴィは、期待と不安に身体を強ばらせてしまう。
「10回や20回の射精じゃ許さないわ。床中が真っ白になるくらい、大量のチンポザーメン……搾り尽くしてあげるわよ」
「ひうぃいいぃぃ! くひああぁ……ひう、あ、ぅううぅっぅううぅぅ! チンポ手コキィィィィィィ!」
レナの口から次々発せられる淫事を逐一想像し、ユングヴィは苦しみ悶える。薬のせいで、身体全体が色欲に火照っており、想像するだけで何も出来ないと言うこの状況は、今のユンにとって凄まじい拷問となりえた。
「ん? どうした、こんなにチンポを固くして。まさか公女様と有ろう御方が、キンタマ空っぽになるまでチンポ射精したい、なんて考えているのではあるまいな?」
「おふざけにならないでッ……ひ! わたくしが、そんなぁあぁ……ことぉ! 考えるはずが、あり、ま、ひぇんわぁあぁ!」
「そうかそうか済まなかった。求めるのならば、お前が私にしてくれたように、こみっちりとチンポしゃぶりをしてやろうと思っていたのだがな」
「ひぎぃひぃぃいいぃ……! 何ですってッ!?」
「言葉の通りだよ。恥知らずに勃起したお前のチンポを、くわえて、舐って、舌先でカリ首を刮いで、喉奥で亀頭を扱きあげて……おや、どうした泣きそうな顔をして」
「も、もうっ! これ以上わたくしに淫らな事を聞かせないで下さいましぃいぃぃ!」
ユングヴィの先端からは、とろりとカウパー氏腺液が漏れ出でている。その蜜は、射精一回分にも匹敵しそうなほどの量で、裏筋を経由し、垂れ下がった陰嚢にからみつき、鈍く輝いている。
「おや、こんなにも我慢汁を流しまくって……ふふ、下品に音を立てて啜ってやろうか」
そう言ってアリスは、ユンの股間にゆっくりと顔を近づけてゆく。
「あ、ああぁ、あっ、あはっ、あ゛ーーーーーっ!」
はち切れぬばかりの心臓を抱えつつ、ユングヴィが歓迎の悲鳴をあげると、アリスははたと動きを止めた。
「冗談だよ。私のような身分賤しい者に、高貴な液体を飲まれるのはイヤだろう?」
顔を上げ、意地悪な笑みを浮かべる。
「酷いいいいぃぃぃぃいぃぃ! 酷すぎますわぁあぁぁ!」
とうとう我慢できず、ユングヴィは泣き叫んだ。
「ははははははは! 何が酷いと言うんだ! ほら、言いたいことがあるのならばハッキリ言ったらどうだ?」
焦らしに焦らされ、ユングヴィの脳裏には、すでに、色事に関連する単語しか浮かんで来ない。
おそらく、屈辱を押し殺して姉妹に懇願しない限り、自分は絶頂を迎えさせて貰えないのだろう。ユングヴィはそう確信した。
限界などとっくに越えている。この羞恥すらも、被虐の快感となってしまいそうだった。
我慢して見せるなどと言っていたが、人間の精神力などたかが知れている。睡眠欲、食欲、そして性欲。三大欲求の前には、強靱な精神など、かくも無力に敗れ去ってしまう。
「お、お願い……ですわぁ……わたくしの、その、お、おっ……オチン、ポぉ……」
「お?」
ようやく折れ始めたか、と、アリスは腕を組んで続きを黙って聞く。
「オチンポ……イカせて……下さいましィィィ……!」
それを聞き、アリスの顔に言いようもない喜びが顕れた。
だが、レナはまだまだ満足していないようだ。ユンの顔を覗き込み、冷徹な言葉をぶつける。
「そんなつまらないセリフで、イカせて貰えると思ってるの?」
「くっ……! 屈辱ですわ……! まだ満足なさらないの!?」
「もういいわよ。姉さん、この豚、このまま何時間か放置して、上でお茶でも飲んでましょう」
「ん? え、ちょっと待ってくれ」
呆れた表情を残し、レナはすたすたと出口に向かって歩き出す。アリスも慌ててそれに追従する。
それを見てユンはサッと顔色を変えた。数時間も放っておかれたら、それこそもどかしさに発狂してしまう。
「待って! お待ち下さいませっ!」
ユンの絶叫にも、レナは歩みを止めようとしない。
そうしている間にも、濁流のような欲望はユンの心と体を浸食してまわっている。どうせ狂うのならば、と、ユンは決断を下した。
「おおおおおっ、オチンポォおぉぉぉ! わたくしの、オチンポ雌豚の、浅ましい勃起オチンポを、どうかイカせてくださいましぃいぃぃ! 射精ィィィィ、射精したいんですわあぁぁっ! 恥ずかしい格好で、ザーメンをびゅるびゅるびゅるびゅる、いつまでもだらしなく噴き流したいんですのおぉぉぉぉっ! ヒィィィ! お願い、お願い致しますッ! 肉便器のオチンポ滅茶苦茶に壊して下さひいいいいい! イギたいいいいぃいぃぃ〜〜〜〜〜!」
人としての尊厳を捨て去り、そこまでを一息に言うと、ようやくレナはくるりと振り返った。
「それなりに言えるようになったじゃない、豚。合格点よ」
「有り難う御座いますゥうぅぅ……だから、早くっ、早くゥ! わたくしのオチンポ、どうにかしてぇえぇ! このままでは、おかしくなってしまいますわあぁあぁぁァァァ!」
妹の突然の行動を黙って見守っていたアリスは、なるほどこうなることを狙っていたのかと、ようやく得心した。
淫靡に表情を様変わりさせたレナは、優しい声色でユングヴィに問いかける。
「どうにか、って、例えばどうして欲しいの? 貴女の脚を割り開いて、パイズリするとかかしら?」
「ぱ、パイズリひぃいぃぃィィィ……!」
「そう。私のこの胸で、貴女の汚らしいチンポを思いっきり挟み込んで、左右からくにゅくにゅって押しつぶすの」
「ひあはっ! 想像しただけで、ペニスが弾けそうですわァアァ……! ひう! ひううぅ! くひはあぁぁァァァ……! おチンポがビクンビクンして、もう、耐えきれないィィイィィ!」
ユンの剛直から漏れる先汁は勢いを増してゆき、ついには射精したかと見間違えるほどの量が噴き出しはじめる。
「あはあぁあぁァァァァ……! もう苛めないでくださいましぃ! 早く、早くわたくしの、淫らな雌豚の、ド変態オチンポを弄くってェ! 裏筋もカリ首も鈴口も、激しく刺激して欲しいんですわァ……!」
「竿ばっかりだな。せっかく有るのだから、キンタマも弄ってやろうではないか?」
「ひはあぁあぁあ! キンタマあぁ! 竿とキンタマ一緒に責められたら、わたくし、わたくしひぃいぃぃ……! きっと、ああ、噴水みたいに、ザーメンをどぶびゅってしてしまいますわ……」
身体を震わせ、ユングヴィは想像の快感に酔いしれる。傍らに立ったアリスが、妖しい笑みを浮かべて指を蠢かせた。
「ああ、射精の瞬間には、お前のキンタマをきゅっきゅっと揉んでやろう」
「その時には、私はその分厚い皮を乱暴にひん剥いてあげるわね♪」
「ひはあああああああああああああああああああ!」
二人に言われたことを思い描き、ユングヴィは強烈な痛みと快感を擬似的に享受する。そして、ついに限界が来たか、ユングヴィの腰が力強く跳ね上がった。
「くひっ……くひィィ! こ、これっ……なんですのっ……ひはああ! チンポ尿道灼けるぅ! オオオオオおぉぉぉっ、はひ! 何かが、駆け上ってきてぇえぇ……エヒぇえぇぇ! ほひっ、ほひぃ、イヤあぁ! わたくし、怖いぃぃいぃ! ひあはっ、何かが、漏れ、漏れるゥ、ひゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜ッん!」
ずぼるびゅ! ぼびゅる! びゅぐびゅるうう! ぼびゅぼびゅるうっ、ぐびゅぶびゅう!
「な、何だと!?」
姉妹は目を見開いて驚いた。ユングヴィは、とうとう、想像だけで達してしまったのだ。
さながら、ゼリーの入ったチューブを強く握ったときのように、先端から甚だ濃厚な精液が排出される。
それらは余りの濃さ故に、決して噴き上がらず、決して流れず、ユングヴィの男根をデコレーションするようにへばりついている。
「ウヒぃ! うひ、ぶヒィ! 豚チンポが、あはっ、あはははははぁっ……これが、精通ですのねぇ……おふっ、おふぅうぅううぅぅぅ! まだ、まだ出ますわぁ! こってりしたわたくしの腐れザー汁ゥゥゥゥ! ぶひゃあぁあぁあぁ〜〜……」
初めての射精を迎え、ユングヴィの理性は完全に吹き飛んでしまった。だらしなく舌を出した口から、品性の欠片もない台詞と嬌声をまくし立てる。
「――凄いな。想像だけでイッてしまうなんて」
「そうね。人間の意志の力って偉大なのね。私、なんだか感動しちゃったわ」
ひくんひくんと痙攣しながら絶頂の余韻を感じているユンの男根を眺めつつ、姉妹は感嘆する。
「あひぃいいぃいいぃ! わたくしのオチンポそんなに見つめないで下さいまひぃいぃ! また、またオチンポが我慢できなくなってひまいまふわあぁァアァん!」
「もう完全に変態ね。さすがはザーメン便器公女だわ、そのうち、薬を使わなくったって、チンポの匂いを嗅ぐだけで射精するようになるんじゃないかしら?」
「あひっ!? もっとわたくしを口汚くなじってッ、罵ってェぇ! オチンポが気持ちよぐってえぇ、何言われても感じてしまいますのぉぉォォォ!」
大声で叫び咽ぶユングヴィに、かつての誇り高き公爵令嬢の面影は無い。彼女の表情は愛欲まみれの幸せに満ちており、レナが一歩近づいただけでその尻をぶるんと震わせた。
「それにしても、許してもいないのに勝手に射精するなんて。そんなだらしないオチンポは――」
「えひぁ!? な、何をなさる気ですのっ!? ひやああ、おかしくなってしまいますわあぁァァァ!」
そう言いつつも、内心の期待が溢れ出ているのか、ユングヴィは歪んだ笑みを浮かべる。
「――こう、よ」
にっこり笑って、レナは、ユンの男根を力強く握りしめた。
「くほぉォォォォォォォォォ!? あひ、ひはあああ! そんなに強く握られては、えひぃ、ペニスが潰れてしまいますわあぁっ!」
「大丈夫、このくらいじゃ潰れやしないわよ。それにしても凄く濃いザーメン……本当にローションが要らないわね」
小鼻をひくつかせながら、レナはその手をゆっくりと上下運動させ始めた。身体がバラバラになるような、凄まじい衝撃と快感がユングヴィを襲う。
「ひひゃああぁあ! オチンポ、潰れェ……いはあぁあぁ! お許しになってぇ! オヂンボ、また、ぶびゅぶびゅしてしまひますぅううぅぅ!」
「ダメよ」
レナはもう片方の手の親指でユンの鈴口を押さえた。行き場をなくした精液が、ユンの男根内を駆けめぐる。
「あ゛ひい゛い゛い゛い゛いいいいい! 酷いいいいい! 酷いですわああああああ! チンポ汁が逆流してエェェえ……ぐひぃ! 苦しいィィィイィィィ!」
「一度チンポ絶頂を覚えちゃったら、我慢するのが凄くつらいでしょう? 可愛そうにね。でもまだダァメ♪」
白目を剥いて苦しむユン。その上で、レナは上下運動を再開する。先ほどユンが出した精液がレナの白い指に絡みつき、ぬぢゅぬぢゅと卑猥な音を立てている。
「いやあああああああああ! 感じすぎてェエェェ! オチンポ、豚チンポォォオオオォォ! お許し下さいませへェェェ! 射精ッ、射精、射精ィィ! ザーメン、出したいィイイィィィイィィ! こんな意地悪はイヤですのぉっ! お願い致しますゥ、わたくしの駄目なオチンポから、みっともなく白濁を射精させて下さひいいぃぃぃぃぃィィィィィ!」
レナは悦びに肩をすくませつつ、未だ男根を解放しようとしない。
一方アリスは、逆にユンに感情移入してしまい、苦しそうな顔で股間を押さえている。
「な、なあ、レナ。そろそろ、許してやってはどうか」
「そう、ね。良かったわね豚、お許しが出たわよ? さあ、存分に撒き散らしなさい」
「はひぃぃぃぃぃいぃ! 有り難う御座いますゥうぅぅ! チンポ、オチンポ、イクぅぅぅぅぅ! ふたなり豚の射精シーン、ご覧になって下さいませェエェ!」
レナがパッと手を離すと同時に、ユンの男根が唸りを上げた。
ごぶびゅうううううううううう! ぼびゅっ、びゅぐびゅうううう! ずびゅるぅ、びゅる、びゅぐう!
「エヒィーーーーーーっ! 射精、射精ィィ、オチンポ射精ィィィィィ! おほぉぉぉーーっ! 出てるゥ、出てますわぁ、オチンポアクメェ、死んじゃうゥゥゥゥゥ!」
精通時とはまた違い、今度は、噴水もかくやと言うほど高く精液を打ち上げるユングヴィ。勢いがそのまま、快感の量を物語る。
「ひぃぃぃっ、ウヒぃぃぃ! イグぅぅぅイッてるぅううぅぅぅぅ! 気持ち、いいぃぃぃ! あひっ、あっ、あはっ、あふぅ! くひ、ひぃいいぃぁあぁぁァァァァ!」
断続的に白濁液を撒き散らしつつ、ユングヴィは絶頂に酔いしれる。
しかし、出せば出すほど、情欲の炎はさらに肢体を包み込み、ユングヴィの心が満ち足りることはない。
ようやく射精を終えたユンの男根は、次なる快感を求め、決して萎えることなくいきり立っている。
「ふーあ゛あ゛あ゛あ゛ッ、あっはぁぁぁぁぁぁ……! 身体が、燃えてしまいますわぁ……! お願いィ、まだ物足りないのですっ、もっともっと、もっともっと、キンタマ袋が空っぽになるまで、射精させて下さいましぃぃぃ!」
「おーおー、良いだろう良いだろう」
顔中汗みずくになりつつ必至に懇願するユングヴィを見て、新しいおもちゃを得た子供のように喜ぶアリス。
「では、今度は体勢を変えてみようか。レナの大好きなあの格好に」
「え? それって」
指先を唇に当て、きょとんとするレナを尻目に、アリスはロープの束を操作する。
ユンの身体が90°回転し、床の上に直立する形になる。その上で、足を大きく開かせ、腰を落とす。
「ひぐっ……! 痛いッ、股が、痛いですわああッ! これ以上は堪忍して下さいませっ!」
「おっと。ではこの辺かな」
ユンが痛みに顔をゆがめ始めたので、もう少し楽になるように調整してやると、アリスは縄を固定する。
そしてユングヴィがとらされた体勢を見て、レナは顔を綻ばせた。
「まあ。これは、なんて素敵な、がに股……♪」
「ひううっ! こんな格好させられるなんて……! とんでもない侮辱ですわ! わたくし、恥ずかしくて、恥ずかしくて」
股を大きく広げ、脚を雄々しく地面に付けた自分の格好を見て、ユングヴィは眉をひそめる。だがすぐに、その表情は甘くとろけ始める。
「恥ずかしくてェ……変態オチンポがビクンビクンして、弾けそうになってしまいますぅぅうぅぅ!」
多少自由が利く腰を振り回すと、前に突き出された男根と、だらしなくぶら下がった陰嚢が、下品な音を立てて跳ね回る。
「がに股が気に入ってくれたみたいね。で、どうするの姉さん?」
「うん……腰の位置が低いからやりづらいな。仕方ない、こうしよう」
発情した雌犬のように、舌を出し、ハッハッと熱い吐息を零し続けているユングヴィ。その目の前で、アリスは四つんばいになった。
「あひィっ!」
その姿を見ただけで、ユングヴィは感極まった声を漏らしてしまう。
アリスは、獲物を狙う雌豹のような視線をユンに送りつつ、ゆっくりと前進する。
「ふふ。この私が四つんばいでフェラチオをしてやろう。有り難く思えよ」
「は、はヒィィィィィ! いっぱい、ミルクタンクからオチンポ汁を出させて頂きますわぁぁ!」
「ああ、せいぜい濃いのをごちそうしてもらおう――」
ユングヴィを上目遣いに睨みつつ、アリスは大きく口を開き、ねっとりと唾液を溜めた口腔内に皮かぶりの亀頭を迎え入れる。
「はむ、むぁ……」
唇で幹を優しく挟み、唾液を全体にまぶしつつ、舌先で皮の口をそっと撫でる――
と、ユングヴィの亀頭が突如爆ぜた。
ぼぼびゅぐっ! びゅぐびゅるぶびゅうううううう! びびゅぶびゅじゅびゅっ! びゅじゅびゅぼびゅう!
「きひャあ゛あ゛あ゛あ゛! 申し訳御座いませんわァァッ! き、気持ち良すぎてぇ! おおおおオチンポ汁我慢出来ませんでしたわっ! ひはあァァァァぉ! おおおっ、おおっ、オオオオオオオ! お口の中温かくてェ、雌犬ザーメンひりだしてしまいまフゥゥゥ!」
「げふうっ!? くっ、ふっ、けはっ! ぶふっ、う、あっ、ふうっ! げふっ!」
突然の出来事に、全く準備が出来ていなかったアリスは、大きく咽せこんだ。
派手に白濁液を吐瀉し、何度も咳き込む。ついには気管に入った精液が逆流し、鼻から白い液体を垂らし出す始末。
「あああすみませんすみませんッ! おひぅ! ひうっ! くひぃいぃ! 早漏チンポで申し訳御座いませんわっ! いけないわたくしめに、どうか、罰をォォォっ!」
ユングヴィの表情は、反省と恐縮に強ばっていたが、この後の二人の怒り、及び与えられる罰を想像し、声音は期待に満ちあふれている。
そんな声を聞かされては、アリスもすっかり気勢をそがれてしまった。しかしレナは烈火の如く怒るだろう――と、そちらへ振り返ってみると、彼女は自分の男根を握り、頬を赤く染めていた。
「ああ、姉さんの格好とザーメンまみれの顔、凄くエロいわ――ね、このまま後ろから突っ込んでいいかしら? いいわよね? ね?」
「ダメだッ!」
なにやら妹が欲情し始めたようなのでアリスは慌てた。レナはぷうと口を尖らせる。
「――全くどいつもこいつも。おい、ユングヴィ。こんな早漏では、ろくにフェラチオも出来ないではないか」
「元々姉さんへたくそだからろくなフェラチオ出来ないじゃない」
「何か言ったかッ!?」
「なあんにも?」
妙な茶々を入れたレナをキッと睨むと、彼女は口を尖らせて顔を背けた。どうやら拗ねているらしい。
「あ、あ、御免なさい、御免なさい、許して下さいまし――」
「と言いつつ、お前はこんなに浅ましくチンポを立てているじゃあないか!」
腹立ち紛れに、アリスはユンの男根を平手で叩いた。パンと良い音がして、ユンの硬い男根が横方向にぶれる。
「グッひぃいぃぃ! ひいっ、ひっ、くひぃぃぃ! オチンポ壊さないでくださいましぃ! ひぁあぁ、ァァァ、ああぁぁあ」
痛みと恐怖と快楽が混じり合った、だらしない表情を見せるユン。鼻を鳴らし、アリスは中腰になる。
「こんなに我慢汁をボタボタボタボタ垂らして……どうせチンポ叩かれて感じていたのだろう? このドマゾ豚がッ!」
「はいぃ! おっしゃるとおりで御座いますわぁ……変態マゾ雌のユングヴィは、バキバキに勃起した発情オチンポを叩かれて、思わずイッてしまいそうになりましたァ……!」
体中の穴から体液を垂れ流し、理性の全く感じられない台詞を吐くユン。アリスはそんな彼女を冷ややかな笑みで見つめる。
「ほう。まあ、イかなかっただけでも大したものかな。ではこれではどうだ!」
アリスは、ユンの男根を掴み、間髪を入れずその包皮を一気に剥き降ろした。
「ひィおっ……!」
大きく目を見開き、肺腑の空気を全て吐き出すような声を出して、衝撃を受け止めるユングヴィ。
そして次の瞬間、凄まじい痛みと快感がユンを襲い、気が付いたときには達していた。
ぼびゅるるううううううう! ずびゅぐぶびゅうううううう! びゅぎゅじゅびゅううううううう! ぶびゅるうう!
「おほぉオオオオおおオォーーーーんッ……! 皮、皮剥いちゃ、くひぃィィィィ! 痛いィィィ! 痛いですわあぁぁぁっ! 痛くて、気持ちよくて、けひぃぃん! 刺激強すぎィィ! 過保護オチンポイクぅ♪ 汁ぶびゅぶびゅしちゃいますわァ♪ んぉぉっ、ォォォォお! ぉひ、ぉぉぉっ、おうううう! ずる剥けオペニス感じすぎィ! びひゃあぁ! う゛ひゅううううん!」
まるで小便のように、勢いよく飛び出す精液。びしゃびしゃと音を立てて床に堆積し、臭気の混じった湯気を立てる。
「何とも、浅ましいものだな」
がに股で腰を振り、剥き出しの亀頭を激しく痙攣させながら射精するユングヴィの姿に、アリスは侮蔑のまなざしを向ける。
「本当ね。その上でこんなことしたら、どうなっちゃうのかしら?」
そう言うとレナは、息も絶え絶えなユングヴィの背後に回り、股間にそっと手を伸ばす。
「へ、はぁ、はぁぁぁっ、あひィィィ、オチンポミルク止まりませんわぁ……ひぁ、これ以上、何をなさいますのぉ……?」
不安げな目で、ユングヴィは後ろのレナを振り返る。レナは、彼女に笑いかけると、こうしてあげるのよ、と、股間にぶら下がる睾丸を持ち上げるように握った。
「んっ、くっ、ほォォォッ! ひあ、ァ、ァーー、ぁ! 凄いッ、キンタマイイィィィーっ! オマンコとアヌスとオチンポに、じゅんって、来ちゃいますわぁ!」
「ふふふ、どうだ、お前の忌み嫌っていたキンタマを弄られる気分は。さあレナ、もっと揉みほぐしてやれ」
「言われなくても。ああ、がに股だとキンタマが揉みやすいわね」
得意満面な姉の視線を受けて、レナはマッサージをするように陰嚢を柔らかく揉みしだく。
そのたびにユンは間の抜けた声をあげて、喘ぎ悶えた。
「おおおおおぅ、ほぉおぉおぉおぉおぉぅゥ! いいィィ、キンタマ素敵ですわぁ、オチンポ汁がぐんぐん溜まってェ、濃くなっちゃいますのっ! おおおおほひぃ、くはぁあぁぁァァァん! ずる剥けオチンポぉ! イッたばっかりなのに、またどぴゅどぴゅだらしなくお漏らしちゃいますわァ!」
「良いのよ、どんどん出しちゃいなさい? こっちも弄ってあげるわね」
レナはユンの背中に身体を密着させ、もう一方の手で、彼女の乳房を弄ぶ。
量感たっぷりの乳房は、汗にぬめりながらも、レナの指先をずぶりと飲み込ませてゆく。
「あうん! おっぱいもぉ、そんなにぎゅって揉まれては、あひぃいいぃ! 乳首がビンビンで、痛いくらいですわァ……わたくしとろけてしまいますふぅ!」
「はい、両方揉み揉みしてあげるわ。ほら、いい加減に我慢はやめなさい」
とどめとばかりに、レナは両手に持った肉を痛まない程度に握りしめる。さらに、無防備な耳元にふうと生ぬるい息を吹きかけた。
「えひィ! ひああ、そんなことをされてはァ、ゾクゾクしちゃってェェェェェ! ひあっ、キンタマもおっぱいも、気持ち良いッ、イクッ、イクッ、イグゥ、イッくぅ、イッてしまいますわァ〜〜〜〜〜〜っ!」
どびゅるぶびゅ! ぶびゅぐっ! びゅじゅびゅびゅびゅう! ぼびゅるびゅううっ、びゅぐびゅるう!
「ひあああっ! 出てるゥ! キンタマ汁弾けちゃいますゥ! ひあああ、ァァァァ! 全部出しちゃいますッ! 公女のユングヴィは、キンタマ揉まれてオチンポザーメンびゅぶびゅぶって噴き出してますのォォォォォん!」
自らを侮蔑し、射精の快楽を高めるユングヴィ。それでも、レナはまだ手を緩めない。
「あひ! あひィ! キンタマ揉まれるたびに、えひゃぁ! ぶびゅって! オチンポぶびゅって! 射精の勢いが強くなってしまいますぅ! あ゛あ゛あ゛あ゛ザーメンの匂いがここまでェ! 臭いィィ、わたくし、臭いチンポ汁出し過ぎィィィ!」
「うふふふふふ、キンタマ揉むたびにどびゅうってエロイ音立ててザーメン出しちゃって。まるでポンプみたいね」
「はひぃ、ユングヴィは、精液噴出ポンプなんですわぁあぁ……もっと、もっと、ザーメンタンク空っぽになるまで、キンタマ揉んでェ、ぐにぐにして下さいましィ! ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーっ! がに股で脚オッぴろげて下品にイク! オチンポイク! むひぃいイィィィィ!」
そして、実に五分もの間、ユングヴィは精を放ち続けた。ようやく、陰嚢を揉んでも、飛沫程度しか出なくなったので、渋い顔をしつつレナは手を離す。
「なあに、もう終わりなの?」
「はいい、もう出ませんわぁ……! もうオチンポ限界ィィィ……! いやらしい便器女のオチンポをこんなに搾って頂いて、有り難う御座いましたわぁ……へひぃぃぃ、オチンポが痺れてるゥゥ……!」
全身を固定する縄にぐったりと身体を預け、ユングヴィは心地よい疲れに酔いしれる。
濃密な欲望の時間は終わり、ユンの身体を凄まじい倦怠感と爽快感が包み込んでいた。男根は未だ勃起しているが、じきに萎えるであろう。
「あら、お礼なんていいのよ」
レナが身体を離し、柔和に微笑む。
――すると一転、彼女の笑みが邪悪なものに変化した。
「だってまだこれからですもの」
「ななな何ですってェェェェェェ!?」
ユングヴィは驚愕と恐怖に顔を引きつらせる。
「ご冗談はおよしになって! も、もうわたくし、一滴の我慢汁も出せませんわよ!」
「何だまた生意気になってきてるなあ。出すものを出したからか」
「あっ……いえ、その……ど、どちらにせよ、無理ですわ。お許しになって?」
アリスの渋い顔に、ユンは肩を震わせ、しおらしく振る舞う。だが、この様子だと、いったんは奥に引っ込んでいた生まれついての高慢な心は、未だにくすぶっているらしい。
「へえ、こんなにチンポを硬くしているのに?」
レナの指先が、硬く尖ったままのユンの男根を弾く。
「はぶっ、う、ふぅっ……! それとこれとは、別なのですわ……ァ……オチンポ苦しいの、やめてェェ……」
「それじゃ、本当に出ないかどうか、試してみる必要があるわね」
レナには、ユンの懇願を一切聞く気がないらしい。
正面に回り、レナは、ユンの前に恭しくひざまずくと――真の力関係はいざ知らず――これまた丁重に、自らの乳房を持ち上げてみせる。
「さあ。私がこれから何をするか、予想できてるのでしょう?」
「ひッ……ィィィィ……おやめになってェ……これ以上搾られては、わたくし、苦しくてェ……!」
「その割に、チンポはわくわくしてる見たいだけど?」
「これ、はっ、その……あひェ!」
浅ましく上下に揺れる男根を柔らかな脂肪の塊に包まれ、ユンは言葉を寸断される。
「ほーら。おっぱいの中で、思いっきり掻き回してあげるわね」
言葉通りに、レナは自分の乳房を縦横無尽に動かし、中央に挟まれている男根を容赦なく扱きあげる。
「くひィィィィ! えひぃ! 気持ちッ、いいいいぃぃぃ! いやああああ……またチンポがァァあ……わたくしのオチンポが、ガチガチにィィ……ああああ゛あ゛あ゛、パイズリ凄ひぃいいぃぃ!」
「何も出ないなんて、嘘ばっかりついて。もう先汁でおっぱいべちょべちょだわ……」
レナは、挑発的な視線をユンに送りつつ、乳房で男根を折り曲げ、包み込み、さらには乳首で先端を刺激する。
「おほっ! おほぅっ! 乳首でカリをコリコリするのやめて下さいましィ! 感じすぎてわたくし、あひっ、あひぃぃぃぃ! 豚チンポがまた射精、射精ィ、しゃせええええっ!」
「良いわよ、ほら、私のおっぱいに沢山出しなさい?」
「はひぃ、くひぇえぇェェェェ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! またイグゥ、イッてしまいますわあぁあぁぁあぁぁぁ! どぴゅどぴゅするぅぅぅ!」
不自由な体を、それでも目一杯仰け反らせ、ユングヴィは柔肉の中に射精する。
どびゅる! びゅびゅぐびゅぶびゅ! どぶっ、ぼびゅう! びゅぐびゅうっ、びゅじゅるうう!
「くひ! くひィィィ! おっぱいに射精ィィ! 凄ッ……いいですわぁあぁ……射精ィィ! エロすぎますのォ……! もう出したくないのにぃ! ひぎっ……気持ちいいけれど……苦しいィィィィ」
「ふうっ……熱いィ……なんだかんだと結局まだまだ余裕有るじゃない。安心したわ」
「い、いええ……今度こそ、打ち止めですわぁ……も、もう、オチンポ許してェ!」
「ふん、ならば何処を弄れば良いというのだ?」
涙ながらに首を振るユングヴィに、アリスは顎を撫でながら問いかける。
「ええ、もう、オチンポ以外でしたら、わたくしのお口でもオマンコでもケツアナでもおっぱいでも、どうか好きにして下さいませぇ!」
男根のもたらす快感と苦痛に耐えきれなくなったユングヴィは、とうとう、女性としての全てを投げ出す。
それを聞いてアリスはニヤリと笑った。
「ほう。ならば遠慮無くその便所マンコを」
「待って姉さん、例によって貴族の処女破りは問題が」
「それならば問題は御座いませんわぁ……」
息も絶え絶えに、ユングヴィが姉妹の会話に割り込む。
「わたくし、二年前に隣国の皇太子様と契りを交わしておりますので、そう言った心配はどうかご無用に……」
「はて? そんなニュースは聞いたことがない」
事実だとすれば大きな事件だと思うのだが、レナも同様、聞いたことがないようだ。二人は首を傾げる。
「ええ、非公式なものですもの……ドーラ姫を除けば、上流社会ではそのくらいの華々しいスキャンダルはありふれてましてよ?」
いささか自慢げに告げるユングヴィ。何か、自分たちと貴族の間に大きな隔たりを感じ、アリスは機嫌を悪くした。
「まったく、爛れたものだ……ならば遠慮は要らないな」
「はいぃ! オチンポ以外でしたら、どうか、何処でもォ……ぐ、はっ」
アリスは乱暴にロープを操作し、ユンの格好はそのままに中空に引き上げる。
そして、体液を垂れ流し続けるユンに歩み寄ると、その睾丸を持ち上げ、しっとり濡れた女陰に亀頭を擦りつけた。
「ならば遠慮はしないぞ。お前の腐れマンコ……突き壊してやるッ」
「あああ゛あ゛あ゛あ゛……わたくしのオマンコォ……! チンポで滅茶苦茶にされてしまいますのねェ! 怖いですわぁ……!」
言葉とは裏腹に、ユンの女陰は、何かを待ちわびるかのように開閉を繰り返している。とろりと流れた愛液がアリスの亀頭に絡みつき、歪んだ輝きを発している。
熱帯の花を思わせるその膣口に狙いを定め、アリスは少しだけ腰を突き入れる。
「はう! ううう、はあぁぁあぁぁ……あひィ……もっと、もっと奥まで入れて下さいませェ……入り口だけなんて、切なくなってしまいますわぁ」
如何にも焦れったそうに瞳を潤ませるユングヴィ。対照的に、アリスは、亀頭に張り付く粘膜の感触をゆっくりと楽しむ算段であった。
「ふう……ゥゥ。良い具合だ……私のチンポに絡みついてくるぞ? どうだ、奥まで欲しいか?」
「はいい、早く下さいませェ……! わたくしの便所穴を、貴女のオチンポで、ぐちょぐちょに掻き回してェ! オチンポ、硬くて太いオチンポ欲しいのぉ!」
「この、淫乱公女めッ!」
アリスは、ユンの細い腰を両手で掴むと、一気に男根を突き入れた。
「へびひぃいいぃぃぃ! オチンポ来たアァアァァ! へひっ、オマンコが一杯でぇえぇ……! ひはあぁぁぁあぁぁ!」
「ふ、ふぅうぅぅ……! いい、いいぞ……んァ、気を抜くと私もザーメンをぶちまけてしまいそうだ……」
「構いませんわぁ……わたくしの子宮を、オチンポ汁で一杯に満たして下さいまし! ザーメン、ザーメンが欲しいんですわぁ、おホォォォォォっ、便器に白濁汁を排泄してェ!」
好色そうな笑みを見せ、ユンはアリスに律動を促す。だが当のアリスは、別のことを考えているようだ。
「そう急かすな……まずは、お前から先にチンポ汁を吐き出せ」
「え?」
アリスの言葉にきょとんとするユングヴィ。だがすぐに、その表情は苦悶に変わる。アリスが、ユンの男根を握りしめ、上下に摩擦し始めたのだ。
「ひぎひぃいぃぃいぃぃ! オチンポ擦らないで下さいましぃぃぃぃ! もう、もうイヤなのですわああああ! くはっ! 手コキイヒぃ! おセンズリされてェ……また、無様にチンポ汁出しちゃうゥゥゥゥ!」
「はははははっ! なんてだらしない顔だ! 白目を剥いて涎を撒き散らして、鼻水まで垂らしているではないか! そんなにイキたくないのか? それとも、イキたいのか? ん?」
「イギたくなひぃいぃぃ……ああ……でも、チンポ気持ちよぐってへえぇえ……我慢が出来ませんわあぁ……! うびひぃいぃ……! ぉぉぉぉおぉぉおぉんっ!」
快楽を与えると言うよりは、むしろ虐待すると言った方がしっくりくるようなアリスの手淫。力強く握りしめられた男根は弾けそうに膨張し、先端から透明な飛沫が散っている。
「そら、そら、そらあっ! まずはチンポでイッてしまえッ!」
「ひゃひぃいぃぃぃぃいぃぃ! イグゥ! チンポイグッ! ザーメン撒き散らしますゥ! オマンコ犯されてオチンポから臭いのびゅるびゅるしますぅ! いっひぃ! いいぃ! オヂンボ死ぬふう゛う゛う゛ううぅうぅぅうぅ!」
ずぼびゅるううっ! びゅぐる、びゅじゅっ! びゅぶびゅるるうううっ、ごびゅ、びゅぐうう!
さすがに、当初に比べれば濃度も勢いも弱まってはいるが、それでも充分すぎる量の精液を排出し、ユングヴィは悶え苦しんだ。男根は痛々しいまでに赤黒く腫れ上がり、まるで別の器官のようですらある。
「ふうっ……う゛……! ふふ、オマンコがキュッと締まったぞ? この調子で射精させ続けたらきっと気持ち良いだろうなァ」
「ひゃへえぇえ゛え゛え゛えぇえぇ……お許し……をォォ……オチンポもうイヤァ……ぁぁあぁぁ」
舌をだらしなく伸ばし、放心したように許しを求めるユングヴィ。しかしアリスはもう容赦をしない。
「このまま一気に、アクメ地獄に放り込んでやる……ほうら、お前の大好きなチンポで、オマンコを苛めてやろうじゃあないか」
サディスティックに唇を歪ませ、アリスは腰の律動を開始した。肉食獣が獲物を貪るように、激しく、ただ快楽を得んがためだけの動きで犯し尽くす。だが、すでに肉欲にとろけているユンの女陰は、それすらも凄まじい快感として受け止めた。
「ひィあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! オマンコォオおぉぉ! もっとっ、もっとぉおぉぉぉ! ふひゃあぁあぁァァァ! いひィ、いひですわはあぁあ! ぉおォオオオォオオォ、エロマンコ感じるゥ、あなたのオチンポをもっと感じさせて下さいませェ!」
「くふっ! あっはぁぁ……チンポいいぃいいぃ……! あひっ、あひっ、あひぃぃぃ、なんてオマンコだ、食いちぎられてしまう……貪欲なオマンコだなあ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、もうダメだァ、腰が、腰が止まらないィィィ、チンポぉおぉぉっ、おほぉっ、チンポォオおぉぉ!」
飢えたケダモノと化した二人は、狂ったように腰を打ち付け合う。
パチュン、パチュンと言う、濡れた肉同士がぶつかり合う音とともに、盛大な水しぶきが辺り一面に振り落ちる。そして二人は、早々に絶頂を迎えようとしていた。
「えひゃあ゛ァァ! 豚のマンコ、イキますわぁ……あっ、あ゛ッ、ああ、あっ!? ダメッ、あ゛あ゛あ゛あ゛、オマンコでイクのに、オチンポにもビリビリ来てぇ! このままじゃ、またザーメンぶびゅるって漏らしちゃひますう!」
「構うものか、それ、お前の最奥に、くっ、は、ァァァァ! チンポ汁出すゥ! 白濁ザーメン射精するゥゥゥゥゥ! あひっ! オマンコ気持ち良いよぉおぉおぉ! ダメだっ、射精してしま、ぅ、ゥ、ゥゥゥゥゥゥ! チンポザーメン漏れるゥ! ヒウゥウウううぅぅぅ!」
終いには、二人ともどちらが攻めているかすら分からないような悲痛な声を上げ、盛大に射精した。アリスは、ユングヴィの膣内に、ユングヴィは、アリスの身体に。
ごぶびゅうううっ! ぎゅびゅりゅうううっ、びびゅりゅ! ぐじゅびゅうう! びゅるううっ、ごびゅぐびゅぶびゅう!
じゅびゅるうううううっ! びゅるううううっ! びゅううっ! びゅじゅっ! じゅっ、ぢゅびゅう!
「ヒーーーーーーーーーーーィーーーーーーーーィィィィィィィ! 凄、凄いっ、射精っ、射精ィィっ、オチンポオチンポオチンポォオオォオォォおぉぉ! 奴隷オチンポ射精ィィ! えひっ、えひぃいぃいぃぇえぇぇ……! 触ってもないのに、オマンコでチンポ射精してしまいましたわァ……! わたくしのエロチンポ、なんて浅ましいんでしょう……ああああ、子宮も熱いィィ……ザーメンがとぐろを巻いていますわあぁ……ひああああ……ァァァァ……中出しされて、イッてしまひましたァ」
「おうっ……おうううっ……くふっ……はあっ……ァァァ……あふっ……ふううう! 何とも具合の良いオマンコだったなあ……ふふふ、チンポ汁を全部搾り取られてしまいそうだよ」
二人は、満ち足りた顔で、虚ろに見つめ合う。
「それはわたくしの台詞ですわ……ああ、貴女の身体にたっぷり射精しまくってェ……んぁ、胸の谷間にザーメンが垂れ落ちる様子が、凄くエロいィィ……」
「全くだな。私の身体に、こんな、えぐい臭いの汁をぶっかけて……ぉぉァァ……オマンコを攻めているのに、チンポまで二度も射精するとは」
「二度じゃないわ。三度よ?」
突如、後方からレナの声が掛かる。二人がその言葉に注意を逸らされた瞬間、レナはユンの尻肉を割り、後ろのすぼまりに男根を突き込んでいた。
「おほゥ! おひぅゥゥゥゥ! ぁああぁ! そんな、ケツマンコだなんてェェ! ォオオォ! おっほぅ! あああチンポに直通でイヒィ出る出る出る出るオチンポ射精ッ! ザーメン! くひぃ! アヌスほじられてオチンポまた爆発してしまいますわあァ!」
びびゅりゅううっ! ごびゅう、ぐびゅっ! びゅぐるるううっ! びびゅう、ぶびゅう!
赤熱の剛棒を直腸に飲み込み、さながら電流が走るかのような衝撃を受け、ユングヴィは気づくと為す術もなく射精していた。
「くァ、きつゥい……でもさすがね、結構こなれてるじゃない。そして、通算九度目の射精おめでとう。次で栄光の二桁突入よ?」
「ううううう……嬉しくありませんわ……何処を攻められてもオチンポがァアァ……もうイヤッ……許して下さいッ……オチンポ、本当に死んでしまいますわあぁ……ひふぅぅっ!」
「さて、よい、しょ。ふう……まだまだよ」
ユンの言葉は聞こえていないかの如く、直腸内の粘膜を強引に割り開き、レナはさらに奥へと男根を侵入させる。
「オマンコとは違うこの感触ゥ……たっぷりと楽しませて貰うわよ……って、あら?」
背中から顔をずらしてみると、アリスまでもが苦しそうな表情を浮かべている。
「どうしたの姉さん?」
「いや……お前がケツマンコを犯した途端に……こっちまで、きつくゥ……ゥゥ! ああっ、はあっ、はあぁぁ」
体内に二本目の男根が差し込まれれば、もう一方の肉穴も圧迫されるが道理。レナは、ははぁんと頷いて、逆にここぞとばかりに腰を突き入れる。
「くひァ! うあああっ……! オマンコ越しに、チンポ擦られてるゥ! ひっ、レナ、やめっ、ああああ、硬い感触がこっちにも伝わってェェ……! いひぃっ、イイッ! んぉおぉォォおぉぉぉ! ほぅっ……チンポ、チンポぉ! チンポ気持ちいいぃいぃぃ……!」
「きひゃあぁあぁァァァァ! やめっ……ケツアナほじくり返さないで下さいましっ! あああ、わたくしのオマンコとアヌスを、オチンポしごきの道具にするなんてぇえぇェェェ! おっ、おっ、オホーッ、んはあぁァァァァ、壊れてしまいますわぁあぁァァァ!」
一つの動作で、二人に快感を与えることが出来る。まさに一石二鳥ね、と、レナはほくそ笑む。
「んほぉひぃーぃぃいいぃ! オマンコ肉でチンポ擦られるゥ、おおっ、レナぁ、やめてくれ、もう、もう、もうっ! おおお、チンポがチンポが、ひぃぃいぃぃ! イッてしまう! んはあぁあぁっ、キツキツ便所マンコに臭いザーメンびゅるびゅる注ぎ込んでしまうぅ!」
「へっひぃ! へっひぉぉおぉ! ケツぅぅ、ケツマンコ燃えるゥうぅ! あああ、チンポでお腹の中掻き回されてェエェえぇえ……もう何も分かりませんわあぁァァ、気持ち良いイィィィ!」
三人は、穴という穴から体液を垂れ流し、互いに快感を貪り合う。一人が腰を揺すれば、他の二人にもそれは伝わり、まさしく快楽の永久機関。そして、レナは、自分の絶頂が近いことを悟ると、腕を伸ばし、アリスの尻肉を思いっきり掴んだ。
「うふっ……姉さんのデカ尻ィ……こんなに肉をたぷたぷさせて、エロいんだからぁ」
「ひゃ! やめっ……こら! レナ、責める相手が違うではないかっ……ああぁっ! 人の腰を勝手に動かすなあああっ! ひぃ! 奥までチンポ飲み込まれるうぅうぅぅ! あ゛はっ、凄いィィィ!」
尻を掴んだ手を、レナはぐいっと手前に引き寄せる。すると、自然とアリスの男根はより深く女陰へ突き刺さる。
目の奥がチカチカするほど強烈な快感を与えられ、アリスは欲望の発現を感じた。それは同時に、レナとユンにも伝染し、かくして三人は失神するほどのエクスタシーを迎えた。
「ひぐっ、イグゥ! チンポダメえ! あひぃ! ひいいいいっ、くひぁあぁぁぁぁァァァ! おぅぅぅぁあぁあっ、もうダメだァァァ! オマンコじゅぽじゅぽして、チンポ気持ちいいッ! チンポぉ……ォォォ〜〜っ、イクッ、イクぅ! はあぁあぁぁぁっ、チンポ汁出すッ!」
「ね、姉さん、あんまりエロい声出さないでよ……私も、もうっ、ダメェ……! おおっ、ぉおおぉっ! 豚っ、いっぱいチンポザーメン注いであげるから、覚悟しなさいっ、ひ、ひぃいぃぃ! 出すゥ、エロアヌスに、いっぱい出しちゃうゥゥ! おおおほおっ! あひっ、ひぃいイィィィィ! 変態チンポぉ、イクぅ、イッちゃあああああううう!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あぁぁぁ! あ゛あ゛っはあぁぁぁぁァァァ……オマンコイイッ、オマンコぉっ、おおおおっ! わたくし、ザーメン便器なんですわあぁぁあぁ……! 穴という穴を犯して頂いて、イヒィイイィィ! もう何も、考えられませええぇえん! 気持ちよくってェ……イキッ放しでへえぇぇえぇ! あはあぁぁっ! ザーメンが来たァァっ、熱いィィィ、肉穴が灼けちゃいますわあ……ぅぅ! オオオオオオオオオ! えひっ、えひぃいいぃ、ひぃいぃぃぃ、便所汁出る、出ますわあぁぁ、オチンポ死んじゃうううううぅぅ!」
ずぐびゅるううううっ! びびゅううっ、びゅるどびゅうう! びゅっ、ごびゅっ、びゅぐびゅるびびゅぐ!
びゅっ……ぼぶびゅうっ! びゅじゅるるるううううどぶびゅ! ごびゅうっ、びびゅ、びゅじゅびゅぐびゅう!
どぶびゅ! びゅうっ! びゅるううぐびゅうううう! ぶびゅぐびゅっ……ごびゅ!
ユンの放った精液が、アリスの顎を激しく叩く。身体の欲望全てが突き抜けていくような、放出の悦楽。
その上、体内に姉妹のほとばしりを受け、ユングヴィは、生涯最大の快感を得る。
「ひあああっ……はふああぁあぁ……ひひゃあぁぁ……ァァァ……ぁ」
漏れ出でる声もか細く小さくなっていく、思わず、意識を失うところであった。しかし、意識が有ると言っても、この疲労度では何も出来はしない。結局、ユングヴィは、眠りにつくかのように無言で目を閉じることを選択した。
「む? 気を失った……か?」
「そうみたいね」
口々に言い、姉妹がそれぞれ男根を抜き去る。身体を満たしていた肉棒が抜き取られる瞬間は、何か寂しいような快感が走ったが、それでもユンは何の反応もしなかった。ただ、耳から入ってくる姉妹の言葉を聞くだけ。
「これで、ええと、ひいふうみ」
「十回射精させたわよ、ちゃんと数えてたもの」
「おお、そうか。では、そろそろ降ろしてやるか」
どうやら、十回の射精の後に自分を解放する予定であったらしい。さすがに精も根も尽き果て、ユンはほうと安堵の息を漏らす。
アリスは慎重にロープを手繰り、ユンの脚を地面に着け、身体を固定していたベルトを外してゆく。その間、レナはユンの身体を倒れないように支えていた。
「これで全部かな。よしレナ、手を離せ」
「姉さん、首、首忘れてる。首つりさせる気?」
「おお、これはうっかりだ」
うっかりで殺されてはたまらない。ユンは身体を静かに震わせる。
今度こそ首のベルトを外してもらい、ユングヴィはマットレスの上に横たわらされた。
マットは様々な液体で随分と汚れてはいたが、それでも冷たい床の上よりはずっとマシだ。
濃密な性の臭いにも、もう大分慣れてしまった。幾度か呼吸を繰り返し、ユングヴィはようやく人心地つくことが出来た。
目を開けると、姉妹が自分の顔を上から覗き込んでいる。ユングヴィは、切れ切れ、言葉を紡いだ。
「これで……ようやく……終わりにして下さいますのね……?」
「いや、まだまだだよ」
「えええええっ!?」
信じられなかった。あれほどに凌辱を重ねてまだ足りないと言うのか。最早自分の身体は限界に近い。これ以上何かされたら、それこそ、壊れてしまう。
「じゅ、十回も射精したのに、まだ、何かする気ですの……!? もう勘弁して下さいましぃ!」
「十回も射精したからこそ、続きが出来るのだよ」
「ホント。ちょっと無理かと思ったけど、よく頑張ってくれたわね、豚」
「一体、何をおっしゃっていらして……」
姉妹の言葉の意味がつかみ取れない。本能的に強烈な恐怖を感じ、ユングヴィは身体を起こそうとした。だがその時。
「ぐひいいいぃいいいぃぃぃ……!? おおおお、オチンポが、熱いィイィィ!?」
睾丸と男根が、異常な熱を放ちだした。一度は萎びていた男根が、再び息を吹き返し、勃起し始め、勃起し、勃起し――
「いやあぁあぁぁぁ!? どうしてですのっ!? チンポボッキがァあぁぁ……! 止まらないィィ、収まらないいいいい! いひゃああああキンタマもォおぉぉ、膨らん、でっ、ひああぁあぁ!? どうなってしまうのっ!?」
「レナ博士の解説こ〜な〜。はい、拍手」
「わあ。ぱち、ぱち」
男根の異変に死にものぐるいになっているユンを無視するかのように、姉妹は呑気なやりとりを始める。
「実は、この感染したチンポは、何度も何度も、例えば十回くらい、射精を繰り返していると、なんと、進化してしまうのよ」
「し、進化、ですって!?」
「ええ。長さ三倍。体積は九倍にね。その分、精液の量も、快感も増しているから、安心ね」
「そん、なっ」
余りの事実に、言葉も出ない。その間も男根は悪夢のように膨張し続けている。
「ちなみに私が飲んだ薬はその進化を抑制する薬だ。まったく、あの時素直に飲んでいれば」
アリスの言葉に、ユングヴィは得心する。なるほどそう言う薬であったのか。しかし、それも後の祭り。
どんどん大きくなる男根、それに比例してまたも身体を浸食し始める欲望。
「いやああぁあぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁあぁぁ!」
思わず叫ぶ。しかし、どうすることも出来ず――ついに、ユングヴィの男根はその進化を終える。
自分の目の前まで伸びる、家の柱ほどもある幹。赤子の頭部ほどの、包皮に包まれた亀頭。サッカーボールほどの睾丸が二つ。
それが、最終的にユングヴィが獲得した男根だった。
「凄いわ。まるでバケモノね」
「うむ。さすがにやりすぎと思わなくもないな」
と言いつつ、アリスは楽しそうに残り少ないカメラのフィルムをユンの異常肉体の撮影に費やす。
「こんな姿、撮影しないで下さいませぇえぇぇ……! お、おううぅうぅ、わたくしの、巨大チンポぉおぉ……撮られて、ひっ、血管がぶくぶく浮き上がった、醜い勃起オチンポ、隅々まで撮影されてますわあぁぁ……! んひぃいぃぃぃぃ……!」
身をよじり、恥辱から逃れようとするユングヴィ。だがその結果、規格外の男根も、身体の動きに追随するように右に左にと頭を垂れ、一層みっともない姿を晒すこととなる。
「はあぁあぁぁーっ! はぁーっ、はぁあぁぁ、酷すぎィ、酷すぎますわ、こんなオチンポぉおぉ!」
「あら。どうせ、すぐに気に入るわよ」
ユングヴィの股間に屈み込んで、その男根をじっくりと観察するレナ。
研究者らしい真摯な視線と、侮蔑を孕んだ好色な視線とが入り交じり、思わずユングヴィは恥辱に体を震わせる。
「いひゃあっ……見ないで、下さいましィ……! ひい、い、こんなの、触られたら、わたくし、どうなってしまうかァァァ」
「んっぷぅ……凄いわ、この、キンタマの発酵しきった臭い……ぷりんぷりんで、揉みごたえが有りそうね」
「先端の方も凄いぞう」
言ってアリスはユンの頭部側に回り、空中でゆらゆら漂い、透明な蜜を垂らしているユンの亀頭を掴む。
「んぎひぃいいぃぃィィィィ……!? オチンポ痺れッ……へひっ! 刺激強すぎィイィィィ!」
「おっと、まだ射精するなよ……随分敏感になっているようだな。ふふ、この厚い皮はどうだ、これを剥いたらさぞかし臭くて汚い先端が露出するのだろうな」
「やめへえぇえぇ……剥き剥きイヤですわあぁ! わたくしの過保護チンポ、そっとしておいてくださいましぃ!」
「そうはいかないよ、是非是非、世間の冷たい空気というものを味わって貰わなければ、な」
ニヤリと冷笑を浮かべ、アリスはゆっくりと亀頭に力を込める。だが、思ったよりも抵抗が大きく、僅かに皮の口が開く程度に留まった。
「んぐ、硬いな。大きいせいか、それともチンカスが溜まっているのか……これは、もっとグッと力を込めなければな」
「やめてえぇえぇぇ! 剥かないで下さいいぃいぃぃぃ! オチンポ痛くて気持ちよくて、狂っちゃいますゥうぅぅ!」
涙をこぼしながら、ユングヴィは必死で懇願する。快楽への期待よりも、恐怖の方が勝っている。
そんな彼女の表情を見つつ、アリスは何か思いついたようにレナへ向けて笑いかけた。
「ん? どうしたの姉さん? 思いっきりやっちゃえばいいじゃない」
「いや、ここはじっくりとやってやろうと思ってな。そのためにはまず、皮と亀頭の張り付きを剥がす必要がある」
「んへえっ……? どういうこと、ですのぉおぉ?」
何とか強制的な亀頭露出は免れたようであるが、アリスの言葉を聞いて、ユンは不安の色を隠せない。
おどおどとしたユンの様子に、たまらない喜びを感じつつ、アリスは自分の男根を掴んだ。
「ふふふ……こうするのだよ!」
やたらと気合いの入った宣言とともに、アリスは腰を突きだし、男根の先端を、ユンの皮の中に没入させる。
「ひみやあああぁああぁあ゛あ゛あ゛あ゛!? ひああっ……あ゛はっ……あああぁあぁぁ! 嘘嘘嘘、嘘ですわああぁ! あ゛うふっ! わたくしのぉおおぉぉ……オチンポ包皮の中にィ、オチンポがあぁあぁぁ!」
「んふっ……ああ、凄い感触だ……亀頭は熱くて、皮はしっとりとしていてェェ……あふぅ、チンポとろけるゥゥ! 妙に粘ついているのは、ふふ、チンカスか? 汚い、汚いなあ、このド変態チンポ女め」
アリスは、両手でカリ首を固定し、腰を揺らしてユンの皮の中をかき混ぜる。
僅かな痛みと、凄まじい嫌悪感、そして途方もない快感がユングヴィを襲う。
「うひゃはあはぁあぁあぁぁっ……亀頭がぐじゅぐじゅされてぇえへえぇえぇぇ! 凄いィィィィ、ひぃいぃぃぃいいぃぃ、ああイクゥゥゥゥイクぅぅうウゥゥゥ!」
「このまま、皮の中を一周してやるからな……ふうっ……ああああ、絡みついてきてェ、気持ちいいぞう……ふはあっ……あひぁあぁぁぁ!」
「いやあぁっ! オチンポでオチンポがイカされてしまいますわあぁぁあぁ! あひゃあアァアァァ! 凄いいいいいい、デカチンポイグぅぅぅぅ、変態ユングヴィのエロチンポイキますわあぁあぁあぁぁぁぁぁぁ!」
「じゃ、こっちもね」
見計らい、絶頂と同時にレナはユンの睾丸を揉みしだく。
「へひゃああぁあぁぁ! キンタマキンタマキンタマキンタマキンタマ揉まれてますわあぁはあぁああぁ! だらしないわたくしのキンタマアァァァ! エロタマ気持ちいいぃひぃいぃぃ! ミルクタンク刺激されたら、えひはあはあはは、チンポ汁が止まらなくなってしまひますわあぁあぁ! あひっひいいいひゃあぁあぁ! ホオオぉぉぉぉ! イグイグイグイグチンポイグゥゥゥゥゥゥ!」
ごぶびゅうううううう! どぶびゅうううううっ! ぼぶびゅうううっびゅぶびゅうううううう!
間歇泉もかくやと言う勢いで、白濁の奔流がアリスの腰にぶつかる。
睾丸を歪まされ、皮にアリスの男根の形がくっきりと浮かび上がり、まさに今のユングヴィは二人の玩具であった。
「うわっ……何という勢いだ……危うくはねとばされるところであったよ。下半身が熱くて、どろどろだあ……ううっ……臭いィィ」
「凄おい。揉めば揉むほどに出るわね……それに大きくって、あなたのおっぱいより大きいんじゃないかしら? 弾力も良い感じよ、とってもエロいわ……」
「おひぃいいぃぃ、お許しをぉおぉぉぉぉん! キンタマ、キンタマと皮の中で、ひひゃああぁあぁぁ、ザーメンが止まりませんわあぁぁぁぁぁぁあぁぁ!」
「んっふ……よし、私もそろそろ……イクぞ。ふああっ……あっ、ダメ、ひ、チンポ、えへぇっ……チンポイクッ!」
ぶびゅるびゅ! びびゅうう! びゅぐびゅるううっ、びゅじゅ、びゅぼびゅうう!
連鎖的に、アリスが腰を震わせる。その部分の皮がぷっくりとふくれあがり、感触と熱がユンの神経を焼く。
「んおふぅううぅぅ! 皮の中に出すなんてえぇえぇぇッ……ひひゃあぁあぁぁっ! 熱いィィィ、皮の中がますますべとべとしてしまいますぅぅぅぅ! おひっ、くおひぃいいいぃぃい! オチンポ凄い、オチンポ、オオオオ! ザーメン出されてえぇえぇぇえ!」
「ふ、あっ、ふっ……ああ……気持ちいい……にしても、いい加減に射精を止めないか」
見れば、アリスの足下にはたっぷりと精液の水たまりが出来ている。その何割かはユンの顔に掛かり、高貴な顔立ちを白濁に汚していた。
「あひひゃああ……! キンタマ揉まれてる限りィィ……無理、です、わあぁあぁっ! やめさせて下さいませえぇっ……! おおおおおキンタマいひぃぃぃ、ダメですわあぁぁ、そこ、弱いんですのぉおぉ! イヒ、気持ちイヒぃぃぃ!」
「ったく、仕方がない」
ユンの皮の中から男根を抜き去ると、アリスは腰に手を当てて渋い顔をする。それを見てレナははたと手を止める。
「あら、姉さん。キンタマ苛め、やめる?」
その言葉に、ユングヴィは救われる思いがした。ところが。
「いや、続けろ。私の方で止める」
そう言うと、アリスは、再びユンのカリ首を掴み、自分の男根を相手の鈴口にあてがう。
「えっ! あの、その、まさ、か……!」
「そのまさかだよ? 良かったな、大正解だ」
ずぶり、と音を立てて、アリスは男根を鈴口に飲み込ませた。
「ひぎやあぁあぁあぁあぁああああ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! びゃひぃいぃぃぃっぃぃぃぃぃぃ!」
異物が男根の中を逆流する感覚に、悶え苦しむユングヴィ。尿道を犯されるなど、全く信じられなかった。
大きさのせいか、多少の圧迫感を覚えるだけで痛みは無い。だがしかし、それに取って代わるほど巨大な快感が、ユンの身体を貫いて回る。
「オオホォおぉぉぉ! オチンポにオチンポが犯されるなんてえへえぇえぇぇぇ! へひぃぃいいぃぃ! 内壁ゴリゴリされてへえぇっ! 亀頭の内側が気持ちいいですわあぁぁあぁっ……ひびひぃぃぃぃぃ! 信じられないッ……変態チンポファック、凄いィィィィイイイィィ!」
「くはあっ……! これがチンポの中か……ふふっ、ぬるっとしていて……あは、案外、気持ちが良い……! ふはあぁあぁぁっ、チンポ犯すゥゥゥ! ひっ、いひっ、んはあぁぁぁぁああぁぁっ!」
狂気にも似た表情で、アリスはユンの男根を抱え込み、幾度も腰を打ち付ける。初めは、その快感に酔いしれていたユングヴィだが、そのうちとんでもないことに気が付いた。
「えっ……ふああっ……!? あひっ! いやあああぁあああ! このままでは、射精が出来ませんわあぁぁぁっ! いやああ! オチンポが苦しいぃぃぃぃぃいぃいぃぃ! ザーメン出させて下さいませえぇぇぇ! いひっ! ふああぁぁぁっ! イッてるのにイケないいいいいいい! また射精封じィイイィィィ! やめへえぇえぇぇ……許して下さいまへえぇえぇぇ! オヂンボオオォおおおお!」
「んううっ! お前のザーメンが、私の亀頭に絡みついてきたぞ……? そんなに出したいか? だが残念だな、出すのは私の方……だっ! ふああっ! 尿道ファックで、イクッ! チンポ汁出すぞっ! おほぅ!」
ぼびゅりゅびゅううううっ! びゅぐびゅううっ、びゅる、びゅうううう!
「ぶひゃあぁあぁぁぁあぁぁ! いやああぁぁああ! チンポがザーメンに凌辱されてますわあぁぁ! イヤ! チンポ汁、ひいいいいい! おおおおおお願い致しますぅううぅぅぅ! もう限界なんですわあぁっ、この、賤しいスケベな便器チンポから、ぶびゅぶびゅって、臭ァいザーメン、ひり出させて下さいィィィ!」
ユンの男根は、言葉通り、根本の辺りが不自然に膨らみ、精液が溜まっている様子だ。その上で、レナの睾丸責めも未だに止まらないのだから、精液は溜まる一方だ。
望んでも望んでも、射精が出来ないと言うこの状況、くわえて尿道を犯され、睾丸をむにむにと弄られている感覚。ユングヴィの全身の毛穴が開き、嫌な脂汗が流れる。
「いひっ! もうキンタマいやああぁあぁぁ! 気持ちよすぎてイヤなんですわああぁぁぁ! キンタマ袋弄るのやめてっ! 睾丸ぐにゅぐにゅしないでへえぇぇえぇぇ! ひいいいぃぃぃ! ザーメンがザーメンが、チンポ汁出せないぃぃいぃいぃ!」
「仕方ないわね」
楽しそうに睾丸をこね回していたレナは、ようやく動きを止める。だが、それでも睾丸に添えたままの手を離そうとはしない。
「はひ、有り難う御座いますぅううぅぅぅぅ、チンポ雌豚のエロキンタマ、もうこのままお許しくださいませぇぇぇ……」
「その代わり、こういう事をさせてもらうわね……」
そう言ってレナは、腰を突き出して、ユンの下半身を抱え込んだ。
「ひいっ! オマンコかケツアナか犯す気ですのね……!? あ゛あ゛あ゛滅茶苦茶に突き壊して欲しいぃぃぃぃぃぃぃ、でも、ザーメン出せないから苦しいのですわあぁぁあぁぁ!」
「残念ながら両方外れ」
ユンの予想を裏切り、レナの男根は、肛門より、女陰よりさらに上へ向かう。
すなわち、二つの巨大な肉の玉――睾丸の間に、男根を挟み込んだ。
睾丸を乳房に見立て、レナは、狭間に有る男根を刺激するように、両手でユンの肉玉を交互に揺さぶる。
「あひいいいいぃいいぃぃぃぃっぃぃぃ! キンタマでオチンポ……ォォォォォォォォ! 熱くて、ゴリゴリされてへえぇえぇえええ! さっき以上に酷いですわあぁあぁぁ……! お゛お゛ふっ……おひっ……あ゛あ゛あ゛イヤあああぁあぁ……!」
「はあっ……凄い感触。袋がねっちょり柔らかくて、タマがコリコリしてて……これ、やみつきになっちゃうかも」
「いやああぁ! ひーーーーーい゛い゛い゛い゛い゛! キンタマ、キンタマイヤあぁぁ、チンポ栓抜いてェエェェ、イグゥゥゥゥ、イギたひぃいいいぃぃぃぃ! ヂンポ爆発しちゃいますわあぁァァァァァ! あああザーメン出しても出さなくても狂っちゃうううううううう!」
快感を貪る姉妹と、すでに意識が半分飛びつつあるユングヴィ。
ユンは断末魔のような叫びを上げ続け、もう限界、と言うその時、姉妹はようやく達した。
「ふあああぁあぁぁっ……どんどんザーメンが絡みついてきてぇえぇ……んはあぁあああダメだッ! イグぅ! チンポいくっ、ザーメン、ふううううっ、チンポの中にチンポ汁出すゥゥゥう! ミックスしてやるっ……! ひあああぁっ! あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「んはあっ……私も、これ、気持ちよくて……あはっ……キンタマズリでイッちゃうわ……はあぁあぁぁぁぁ……あはぁあぁぁっ……イクッ……チンポのお汁、キンタマに浴びせちゃうわァ! ひはあぁ、ひはっ、はひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
ずびゅるうううううっ! びびゅぐびゅびゅうううっ、どびゅ、ぶびゅうううう!
びゅぶっ、びゅうううっ、どびゅるびゅうううっ、びびゅぐびゅうう!
「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
姉妹の欲望を注がれ、ユングヴィは破裂したような悲鳴を上げる。
それと同時に、アリスの男根が尿道からずるりと引き抜かれ――
「ひっ、あ゛あ゛あ゛あ゛、イケっ、イケるぅ、イキますわぁ……チンポ汁ゥゥゥゥ……うふうっ!」
巨大な絶頂の予感に、目を白黒させていると、これでとどめとばかりに、アリスがユンの分厚い包皮を掴む。
「ほら、これで最後だ。豚のように――イケッ!」
力強く、包皮を下に引き、ユンの亀頭を露出させる。精液と恥垢にまみれた亀頭は、発現と同時に醜悪な臭いを辺りに撒き散らし――ユングヴィに、最後の一押しをくわえた。
「ぶひぃいいいぃいいいいぃいぃぃぃいいぃぃぃぃいぃぃ! 剥きチンポォオおぉぉぉ! 亀頭の臭い凄いィイイィィィ! 豚チンポイキますううぅぅぅぅぅ! 射精、射精、射精ぃぃぃぃぃぃぃ! ザーメンびゅるびゅるしますわあぁっ! ひいいいいいっ! おうっ、おっ、おっ、おうっ、お゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」
ごぶりゅううぐびゅぼびゅりゅうううううううううう! どびゅぶびゅうううううう! びゅぐびゅうううううううう!
「ひひゃあぁあぁあぁァァァァァ! 雌豚チンポォオおぉぉ! オヂンポ、オヂンボ、オヂンポォオおぉぉぉぉおおぉぉ! 凄いぃぃいいいぃいひぃいぃぃぃぃぃぃぃ! 死んじゃう! 死んじゃいますわぁぁぁぁ! マゾチンポのザーメン、たっぷり出すぅぅううぅぅ! ひひゃあぁあぁぁぁァァァァァ! 溜めすぎの腐ったザー汁射精ィィィィ!」
どぶびゅるうううううっ! ごびゅぐびゅりゅううううう! びびゅぐびゅううう!
「止まりません、止まりませんわぁぁぁっ! ひいいいいいいい! チンポチンポオチンポオオオオおお! イグイグイグゥゥゥゥゥゥ! イギッ放しひぃいぃぃぃぃぃぃん! 凄いィィィィィ、チンボ凄ヒイイイ! ひっ、ひっ、ひーいいいいいいいい! ごびゅごびゅって、凄い音立てて出てますのぉおおぉぉぉぉぉ! おふううう、最高ゥゥゥゥゥ! わたくしの身体、どうにかなっちゃいますわぁぁァァァ! ふああ、あ゛あ゛、ひあああっヒィィィィィ!」
ずぼびゅりゅるるるるるるるう! ぢゅびゅるううううううっ、びゅる、びゅぐびゅうううう!
実に、数分間に及ぶ射精は、部屋中をミルク色に染めて終わった。
ひくひくと痙攣していたユングヴィは、そのまま静かに気を失い、ぐったりと動きを止める。
それと同時に、巨大に膨らんでいた男根も力を失ったように萎んでいき、最終的には跡形もなく消え去った。薬の効果が切れたようだ。
「……凄い、わね」
「……そう、だな」
その絶頂を呆然と見守っていた姉妹は、ようやく言葉を交わす。
「さて、これからどうしようかな」
「どうって、身体を洗って、向こう側に引き渡して終わりでしょ? それは……こんなべとべとの凄いのを洗いたくないのは分かるけれど」
レナの言葉通り、ユンの身体はどこもかしこも白濁液にまみれ、精液が掛かってない箇所を探すのが難しい程だった。
「ん、いや。それもあるが、フィルムがもう一枚余ってな」
「そうね。せっかくだから全部使い切りたいわね……」
「ではこうしようか」
アリスは、カメラを手にし、失神しているユンのそばに座ると、くるくると巻かれた縦ロールの髪を手に取った。
そして、それを穴に見立て、その中に男根を突き入れる。
「ふうっ……ああ、髪の毛がしゃりしゃりとして……ふふ、不思議な感触で、これも結構……イヒィ……」
「んもう、姉さんの変態」
と苦笑いしつつ、レナも同様にアリスの反対側のロールを手に取り、男根に巻き付ける。
「ふあああぁっ……ホント、これ、いいわぁぁ……髪の毛犯すってのも……なかなか、素敵ィィ……ふあぁっ、チンポに絡みつくゥゥ」
「だろう? んふぅうううぅぅ……さすがは便器だな、どこもかしこも、チンポを扱くためにあるようなものだ……ふはあぁぁぁっ……良い、良いィィィィ!」
「ふあ……」
姉妹の嬌声に、ユングヴィが目を覚ます。と、目に飛び込んで来た光景に仰天した。
「ななななななな何をなさってますのあなた方ッ!? ひいいいい、酷いィィィィ! わたくしの髪の毛ェエェェ! チンポの臭いが染みついてしまいますわあぁぁ! 止めてェえぇぇぇぇ!?」
「そう言われると……ふふっ、ますます汚したくなるじゃあないか……ほら、お前の髪の毛でチンポの汚れを拭ってやるぞ」
「そうね。姉さんにはザーメンとチンカス、私にはキンタマの臭いが染みついちゃってるもの……綺麗にさせて貰わないとね」
「いや、いやいやいやああああああ! 髪の毛まで犯されるなんてぇえぇぇ、あんまりですわあぁあぁぁぁぁ!」
「くっ、ふうう……! もう、出そうだァ……どこに出して欲しい?」
「出さないでェえぇぇぇぇ! もうチンポ汁はイヤですわああぁぁあぁぁ! これ以上苛めないで下さいましぃぃぃぃぃ!」
「我が儘ね……ひぃあぁ……そんなこと言うと……勝手に出してしまうわよ?」
「うっ、くうううっ……出すぞ、受け取れッ……!」
「私もッ……イクゥ!」
「ヒイイイイイイイイ! ヒヤアアアアアアああぁぁぁぁッ!」
ぶびゅるびゅううううっ! びゅりゅうううびゅりゅうううう!
ずぶびゅう! びゅるっ、ぐびゅぐ、ぐびゅりゅううううう!
それぞれ、アリスは髪の毛に、レナは顔に、最後の仕上げとして盛大に精液を放った。
「いやあっ……あひぃいぃぃぃ! 出したばっかりのオチンポ汁の臭いぃいいぃぃ! 鼻に掛けるなんて、ますます、咽せてしまいますわぁ……ザーメンシャンプーもいやあぁぁあ……! 臭くてェェェ……臭くてえぇぇぇぇ! おほぉぅ……わたくしの顔、下品でスケベェなザーメン便器にされてしまいましたわァぁあ……♪」
「顔が笑って居るぞ?」
「随分変態になってくれたものね。嬉しいわ」
「そ、そんな馬鹿なことは御座いませ、ひっ!」
たっぷりと精液を浴び、髪の毛に男根を絡ませ、うっとりと惚けた顔をしていたユングヴィの姿は、シャッター音と共にしっかりとフィルムに焼き付けられた。
*
その後も、万事が姉妹の思惑通りに解決し――二人の身辺も落ち着いて、迎えた、夏。
レナは、城勤めの侍女ルジーナと、同じく城の女騎士エミィと共に、ビーチに来ていた。
もちろん、三人とも、水着姿である。
「うーん……まさか、海で泳げる日が来るとは思わなかったねえ」
「私もよ。ちょっと発想を逆転してみて、良かったわ」
それぞれ、黒いビキニと、白いワンピースを着たエミィとレナが、互いに笑いあっている。
二人は元々生来のふたなりであるため、どうしても男根が邪魔になり、人前で水着を着ることは叶わなかったのだが――
少し前にレナが開発した『男根を一時的になくす薬』によって、それが可能になったのだ。
「私にはよく分かんないけど……でもこーして三人で遊びに出かけられるのって、なんか凄くわくわくするわー」
ストライプのビキニにパレオを巻いたルジーナが、せっせとパラソルを設営している。
「でも二人とも凄く美人でスタイルも良いからー、ナンパとかされちゃうかもよ?」
「あら、それは困るわね」
ルジーナのからかいに、おっとりと微笑むレナ。
「なーに、あたしとレナをナンパしようなんて命知らずなヤツぁ、簀巻きにして魚のおやつにしちまうよ」
「そう言えば、さっきからそこの男性の視線がずっとこっちに向いてるみたいだけど――そう言うことなのかしら」
「よーし、あいつだね? ちょっと行ってくるさね」
「ちょっとちょっとお、私たち泳ぎに来たんであって、喧嘩しに来たんじゃ、あっ、エミィさん待ってー!」
知り合って以来、すっかり仲良くなった三人は、日差しも強いビーチで談笑する。
今やレナは、こうした人混みの中で多数の視線に囲まれていても、全く動じることはない。それどころか、少しだけ、自分の美しさが誇らしくさえ思えてくる。
色々有ったわね、色々――レナは、じっと水平線の向こうを見つめた。
「そういやさあ。レナ。おねーちゃんは今日はどうしたんだい?」
ふと気づいた顔で、エミィがアリスのことを尋ねる。確かに彼女は運動は苦手そうだが、レナが誘えば来ないことはないだろう。
「ええ。姉さんはちょっと、先約があって」
レナは苦笑し、曖昧に言葉を濁す。残る二人は、不思議そうに顔を見合わせた。
*
「ですから。お紅茶というものは、そんな下品に音を立てて啜るものではなくってよ?」
「五月蠅いなあ。レナだってそんな細かいこと言わないぞ」
「そうじゃぞユン姉。アリスは別にそれほど不作法をしているわけではないのじゃ」
公爵邸の広大な庭、その中央で、三人の女性がお茶を飲んでいた。
公爵令嬢ユングヴィ、第一王女ドーラ、そして一介の科学者アリスだ。
「いいえ姫様。彼女を我が家のお茶会に招待するとあっては、もっと気品と言うものを身につけて頂かなくては困りますわ」
「そう言うものかのう」
「やれやれ面倒臭いな。行くのやめようかな」
――あの後。ユングヴィを公爵家に送り届けたアリスは、互いに互いの淫らな写真を持っていると言うことで、全てをご破算にしようと提案、ユングヴィも渋々その条件を呑んだ。
そしてユングヴィは、全ての原因である、ドーラの茶会欠席をどう解決しようかと考えた結果、アリスも一緒に招くことを思いつき、今こうして予行演習として家に呼んだのだが――
不機嫌そうなアリスの言葉に、ドーラが慌てだす。
「わわわ。アリスが行かないのならわらわも行かないのじゃ」
「そんな、酷いですわ! 姫様はわたくしなんてどうでも良いとおっしゃるのね!」
「むー……アリスも好きじゃし、ユン姉も好きなのじゃ。困ったのう……」
心底困った顔になるドーラに、アリスは大人げなかったかなと反省する。一国の姫云々より、この天真爛漫な王女が、アリスは結構気に入っていた。
「うん。でもこの紅茶はさすがに美味いな。あんまり口うるさくしなければ構わないが」
フォローを挟むと、途端にドーラはにぱと微笑む。
「皆、市井の者と話すことなぞないからのう。きっとアリスは喜ばれるのじゃ」
「仕方有りませんわね」
満面の笑顔を浮かべるドーラとは対照的に、アリスとユングヴィはお互いの様子をうかがうように、ぴりぴりした雰囲気を醸し出していた。
まさしく、一触即発の雰囲気。我慢できなかったのか、とうとう、ユングヴィがアクションを起こす。
「全く。本来ならば、わたくしの庭園に、こんながさつで無精で変態な年増女など、招きたくはなかったですのに」
ユングヴィが小声で呟いた悪口に、アリスは耳さとく反応する。
「何だとッ、高慢で思い上がった小娘がっ。それに変態はお互い様だろう?」
「何ですってッ!? こ、この、科学者風情が!」
「ふん! 誰の税金でこの庭が持てたと思っているんだ、図星を突かれて怒ったか? それとも私に姫をとられて嫉妬しているのかな?」
「あ、あ、あ、あなたなんて妹さんとべたべたしていればよろしいのに! 大体あなた、そんなくどくどしい顔をして、化粧が濃くってよ!」
「濃い顔は生まれつきだッ! 大体お前こそそんなに香水の匂いを振りまいて、そんなに体臭がきついのか?」
「キー!」
「むう!」
二人はがたがたと椅子を鳴らして立ち上がり、睨み合う。二人の目の間に見えない火花が散る。
ドーラは、のへっとした顔で二人の様子を交互に眺めていたが、その喧嘩は年若いドーラの目にすら非常に幼稚に見えた。この殺伐とはほど遠い雰囲気をなんと形容するかは、何となく、分かる。
やがてドーラは、面白い顔で互いに威嚇しあう二人を尻目に、溜息混じりで呟いた。
「二人とも、いつの間にか随分と仲良しさんになったのじゃのう?」
『どこがっ!』
二人の声は、見事に重なった。
(終わり)