私の散歩道「カフェ」
大通りから少し外れた道を歩いていると、数ヶ月前に開店したミルクカフェが目に付いた。
確か、開店時に冷やかしてみようかと思っていたのであったが、あまりの盛況ぶりにその場は遠慮し、それ以来すっかり忘れてしまっていた。
中途半端な時間にもかかわらず、店内を覗き込むと客の姿もちらほらと見えており、それなりに軌道に乗っているようではある。少なくとも、世の流行りに当て込んだ、軽佻浮薄な雰囲気の、水で薄めたような質の悪いミルクを出すような店ではないようだ。
考えてみれば、それなりにカフェには五月蠅いと自認している私が、もっとも近所にあるこの店に一度も足を運んだことが無いと言うのは問題であろう。幸いに、時間には充分な余裕がある。私は、からからとドアベルを慣らしつつ、入店した。
「いらっしゃいませー
」
笑顔で迎え入れてくれるウェイトレス。当然のことではあるが、粗悪な店であるとこの辺りですら満足に出来ないから困る。その点、この店は充分に及第点だ。
制服は胸を強調した形式で、やや派手目であるが、内装は質素で落ち着いた雰囲気だ。悪くない。
最初に私を出迎えてくれた少女が、慣れた様子で私を席に案内する。
「ミルクがお決まりになりましたらお呼び下さい♪」
コケティッシュな動作で一礼すると、彼女は露出させた男根をぷるんと可愛らしく振るわせ、厨房へと戻っていった。
私としては、魅力的な彼女のミルクに決めてしまっても良かったのであるが、一応メニューを手にとって目を通すことにする。
開いたメニューには10人分のウェイトレスのプロフィールが記載されており、と同時に、それぞれの男根の写真と、ミルクの成分表が載っている。なかなかきちんとしていて、好感が持てる。
横に備え付けられている本日の出勤表と照らし合わす。今日店に出ているのはこのうち4人のようだ。
巨根の娘、ミルクが濃い娘など粒ぞろいだが、やはり初めの印象に従って出迎えてくれた少女を選ぼう。と、呼び鈴を鳴らそうとしたところで、右端の娘がふと目にとまる。
金髪のツインテールで少し気が強そうな雰囲気だが、つやつやと磨かれた男根の醸し出す雰囲気は実に淫靡で、何よりでかでかと貼られた新人と言うシールが私の意志を転換させた。
最初に入る店で新人を頼むのもどうかとは思うが、それにしてもカフェの新人の旬は短いのだ。私は彼女のミルクを注文することにした。
程なくして、大きめのミルクピッチャーを抱えたツインテールの新人が、少し顔を赤らめつつやってくる。
やや茶色がかった巨根はツヤも貼りも良く、私からは失われた若さを感じさせる。
「お待たせいたしまし、た。私のチンポからひりだしたばかりの、ほかほかザーメンミルク……で、ございます……
」
初々しい仕草が実に私の琴線に触れる。口上がたどたどしいとは何事か、と思う向きもあるかもしれないが、新人の内はそれも愛嬌というものだ。
「それでは、お気に召しましたら是非、お代わりなさって、ください……ごゆっくりどうぞ
」
一礼して彼女は去ってゆく。私は、ミルクの芳醇な香りをたっぷりと鼻孔に吸い込んだ後、口を付けて一息にそれを飲み込んだ。
コクとまろやかさが少しだけ足りないが、それを補って余りあるフレッシュな後味がたまらない。
苦みと青臭さを愉しむように、舌の上で残滓を転がす。喉から鼻へと、強烈な臭気が抜けてゆく。
なるほど新人にしてこの味とは、この店のレベルは推して知るべしであろう。余り焦らずに、じっくりと愉しむべき逸材であった。私は少し反省する。
しかし、だからといって全員分のミルクをがぶがぶとお代わりするのは品がない。何度か通って全員分を確かめれば良いのだ。今日はせいぜい、もう一杯にとどめるべきであろう。
ならば少々値は張るが、是非直飲みをしたい欲求に駆られる。メニューの片隅に、直飲み可の文字を見つけ出した私は、再びツインテールの娘を呼んだ。段々と店内も混んできたようで、私のところに来るまでにしばし時間が掛かった。
「お待たせいたしました、お代わりの御用でしょうか?」
肌をうっすらと汗ばませ、男根を揺らしているところが悩ましい。私は直飲みを注文する。
「えっ……は、はい、かしこまりました……よろしく、お願いいたします
」
彼女は大仰に驚いて、そして、目を伏せる。問いただしてみると、直飲みを注文されるのは研修の時以来初めてだと言う。
ならばほとんど初物ということである。私は光栄に思いつつ、彼女の太い幹を紳士的に握り、そして形の良い亀頭をゆっくりと口に含んだ。
「はぉ……っ
おおぉぉ……ぉっ……お客様、どうか、優しく吸い出してください……
やっ、やっ、やあっ……んあぁぁっ
」
少女の剛直はほんのりと汗の味がした。少しずつ染み出してくる苦みを求めるかのように、私は鈴口を舌で穿る。幹に添えた手をゆるやかに上下させると、少女の腰がぴくんと敏感に震えた。
「あううぅっ……あたしのチンポっ、しゃぶられちゃってるよおぉっ
あ、ううぅっ、すみませんお客様、あたし緊張しちゃってっ……ミルクがっ……オチンポがすごいのにぃっ
」
どうやらなかなかミルクを出せないことを詫びているようだが、こうしてむしゃぶりついているのも楽しみの一環であるのだ。彼女の初々しい反応が実に可愛らしい。
「あっ……あ゛ッ、はへっ……ひっ
ひあっ、あ、あ゛ぉおぉっ
んっ、んうぅっ、んひぃっ
チンポぉっ
」
客席に腰を突き出して、短い喘ぎ声を散発的に上げる彼女。快感に首を振っているのか、視界の隅にテールがふわふわと揺れている。私は口をすぼめて、より強く彼女の亀頭を吸った。
「ひあ゛ッ
あ゛、あ゛、あ゛ーっ……お客様、そろそろです……そろそろ、チンポミルクぅ……お客様のお口に、直にお注ぎ致しますゥ
飲んでっ、飲んでください、あたしの、出したてのチンポミルクっ……
」
彼女が腰を振るわせて射精する。その瞬間を見計らい、私は男根の根本で柔らかそうなツヤを放っている睾丸を軽く手に包んだ。
「へおっ
キンタマだめぇっ、あ、いえっ、ダメじゃないですけど、あひぃいぃっ
キンタマされると、チンポのミルクが、あ゛あ゛あ゛ッ、あたしのチンポが気持ちよすぎて、出し過ぎてしまいますよおぉっ
あ゛ッ
あ゛ッ
あ゛ッ
濃いいアクメキンタマミルクううぅぅ
くあへえぇっ……お客様のお口に、出しまくっちゃいます
」
どっびゅるるるるうぅっ! ごびゅうっ! びゅるるるう、ぐびゅううっ!
なるほど彼女の言うとおり、私の喉奥に凄まじい勢いでミルクの奔流が叩きつけられた。一瞬咽せそうになるがそこを何とか堪え、嚥下することに勤めた。出したての熱いミルクは匂いも味も格別で、溺れてしまいそうですらある。
「んへえぇぇっ
ち、チンポミルク、出てるうぅっ……お客様にチンポ吸われて、あたし、射精してますよぅ
ひ、ひぃ、ひいぃぃ、ああ、ああ、ああ、ああ、飲んで、飲んでください、あたしのチンポザーメン、まだまだ未熟ですけど、たっぷり飲んでくださいいぃぃぃ
」
びゅるぐびゅるうぅぅっ、どぶっびゅ、びゅるぐびゅううぅぅっ!
切ない彼女の懇願に応えてやりたい気持ちは充分であったが、さすがに勢いが強すぎて限界のようである。私はピッチャーを持ち、口を離して急いで亀頭に被せた。
「あ、う、ああ……あ……」
明確に言葉にはしないが、残念そうな声音を見せる彼女。私にも少なからず申し訳なく思う気持ちはあり、ピッチャーにミルクを注がせつつも、しっとりと汗ばむ睾丸をもう少し揉んでやることにした。
「あ、おぉっ
キンタマ……ぁっ
あたしのキンタマ、気持ちよすぎて……ひぅ! お客様に、濃いお代わりを注いじゃいますよお
おっ、おっ、タマぁっ、タマ
お客様にタマコリコリされて、恐れ入りますうぅっ、へ、へえぇえっ、へはっ、へひいぃぃぃっ
」
全体を揉みながら、睾丸同士を擦り合わせると、彼女はいちいち律儀に泣きそうな声を出してそれに答える。
ピッチャーに半分ほど注いだところで、どうやら一射精が終わったようだ。ここでウェイトレスからさらに搾り取ろうとするような貪欲な輩も居るらしいが、私はもちろんそんなことはしない。
彼女に礼と、美味であると言うことを伝えると、また彼女は顔を伏せて恐縮した。
さて、もう少しここで彼女を休ませておきたいところだが、先輩ウェイトレスから彼女に声が掛けられた。彼女の分の作り置きがなくなったそうだ。
「へぁ……ぅ、すみません、それでは失礼いたします……」
私の唾液と精液とに男根をぬらぬらと輝かせて、彼女はおぼつかない足取りで戻っていった。これからまた、厨房の搾精機でたっぷりとミルクを放出させられるわけだ。不憫だがこれもまた仕事である。私は心の中で彼女をそっと応援した。
ピッチャーに残ったミルクを10分掛けてゆっくりと味わい、私は席を立って会計することにした。
値段は少し割高であったが、この質を鑑みれば妥当な線であろう。充分に私の贔屓に出来るレベルの店だ。
「またお越し下さいませー
」
形式的な挨拶ではあるが、なるほど、何度でも足を運びたくなる店である。
また近いうちに、ここに寄らせて貰うこととしよう。
(終わり)