フジヤマ・シズカの蛸踊り
ビーチにて停泊中の巨大戦艦、大空魔竜。目を前髪で隠したメイド姿の機関士、フジヤマ・シズカは他の乗組員たちとともに海岸にて片時のバカンスを謳歌していた。
ところがその時、緊急の戦闘が発生。急いで大空魔竜に帰還するクルー達。しかしシズカはビーチベッドの上ですやすやとお眠り中であり、一人海岸に取り残されてしまう。その上、他の皆も慌てていたせいで誰もシズカが居ないことに気がつかなかったのであった。
と言うことにする。
「ん?」
誰かに頬を指先でつつかれるような感触に、シズカはぼんやりと目を覚ます。
「ふあ〜あ、よく寝ちゃったねえ」
外見に似合わない艶っぽい声を上げ、シズカは両手両足を伸ばした。ワンピースの水着からすらりと伸びた長い手足が輝くような健康美を放っている。
見ればもう、太陽は沈みかけている。さて、自分を起こしてくれたのは誰であろうかと彼女が横を振り向くと――
蛸と、目があった。
「な、なあっ!?」
驚いて身を仰け反らすと、脇腹になにやら柔らかい感触。イヤな予感がしつつも確認すると、やはりそこにも蛸が居た。
気色の悪い感触におぞけながらも、シズカはぐるりと周囲を見回す。
いつの間にかクルー達の姿は消え、代わりに、彼女は数十ともしれない数の蛸に囲まれていたのだ。
この、奇怪でありながらもユーモラスな外見を持つ軟体生物が、何故に自分を取り囲んでいるのか――
連中の目を見ても、意思の疎通など望めるはずもない。
ともかく、一刻も早くここから抜け出して、姿を消した大空魔竜を探さねばならないが、そのためにはこの邪魔っけな蛸たちを払いのける必要がある。
「しょうがないねぇ」
細腕でありながらも怪力無双を誇るシズカである、まずはベッドに張り付いている蛸の一匹を軽々と引きはがした。
ところがその行動によって、蛸たちが、シズカに交戦の意志アリと認識したのかどうか――今までは遠巻きにシズカを囲んでいるだけだった蛸たちは、一斉に八本の脚を伸ばし、シズカににじり寄ってきたのだ。
「こらあっ! くっつくな!」
脚に、腰にと気持ちの悪い吸盤を押しつけられて、シズカの背筋に寒気が走る。それを引きはがすのは簡単だが、こうも数が多いと、次から次へと身体に張り付いてきて、きりがない。
ばかりか、押し寄せる数の暴力の前に、追い払うのが間に合わなくなってきてしまう。腕そのものや、背中、肩にまで触手の波が押し寄せてくる。
「ああもう、気持ち悪い……!」
いっそのこと、張り付いている蛸は無視して、この集団から逃れることが先決ではないか――シズカがそのことに気づいた直後、腕を振り上げているせいで無防備になっている腋の下に、にゅるりと蛸の脚が絡みついた。
「ひううぅ!」
途端に、気の抜けた声を上げて、シズカは硬直してしまう。
「わ、腋は、いやだっ……あぁぁぁっ、やめなっ! ひ、ひぃ! 腋は、ダメなんだよぉ……ああ、ああ、ああああ゛あ゛あ゛ぁ
」
シズカの全身から力が抜け、くったりとビーチベッドに沈み込む。相手が戦意を喪失したとて、蛸がその侵攻を止めるはずもなく、これ幸いとばかりにシズカの身体に吸盤つきの脚をのたくらせる。
よほど腋の下が敏感であるのか、シズカは、痙攣を繰り返すばかりで今や身動きするのをやめてしまった。それどころか、気色の悪いくすぐったさと、首筋の震える背徳感に、法悦の喘ぎを漏らしはじめる始末。
もう片方の腋にも蛸は全身をへばりつかせ、粘液滴る皮膚をシズカの白い肌になすり付ける。
「ぉァァ……っ! 腋、両方ォォっ……ひぃァァァ、身動きできないよぉ……あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ
」
両腋を蛸に苛まれ、全身を大きく広げた格好でシズカは弛緩しきってしまう。
「脚にも、腰にも、全身に、蛸があぁぁァァ……気持ち悪いよぉおぉ
あっ、ひっ、ひぃぃ!」
動かなくなった相手を、格好の獲物とみたのか、それとも、狭いところに潜り込む蛸の習性か――
何匹かの蛸が、水着の隙間に脚を侵入させ始める。
「ひやあっ!? やめな、そこは、あ、ああぁぁっ……おっぱいに、吸盤が、張り付いてッ……ひぃいぃっ」
シズカの豊かな乳房は、くねる脚に直に絡みつかれ、まるで揉みしだかれるかのごとく形を歪まされる。
「お、おぅうぅっ……蛸に、感じちゃうなんてっ……恥だよこりゃあぁ……ぁあ、ァ、おっぱいぃぃ、アタシのおっぱい、揉まれてるよおぉぉ
」
その上、膨らみの先端にある薄茶色の突起を探り当てた蛸は、興味深そうに、脚の細い部分を巻き付けたり、吸盤で吸い付けたりするものだから、シズカの呼吸がさらに荒くなる。
「ん、ひ、い゛い゛い゛いぃぃぃっ! 乳首ィ、乳首ダメだよっ! あ゛ひっ、ひっ、この、スケベな蛸だねぇえ……あ゛あ゛あ゛あ゛ッ! そんなに強く引っ張られたらぁあぁァァァッ! ひい゛
乳首が痛ッ、あ゛、んはあぁぁァァァッ!」
そのまま蛸の脚が乳首を外に引っ張り出そうとするものだから、強烈な衝撃と快感がシズカを襲う。開かれた口から涎がこぼれだし、下半身にうっすらと染みが出来たりもするが、相変わらず腋の下を責められていて身動きがとれない。
その上、濡れた女陰にも興味を持ったのか、上に乗っているだけだった蛸が、そろそろと脚を水着の隙間に差し込みはじめる。
「いやあぁァァァ! お……オマンコに、触ってくるなんて……本気で、ダメだよっ! こんな、気持ち悪い蛸どもに、あたしが……んぅうぅぅぅぅっ! イカされるうぅぅぅぅ
」
普段は落ち着いた姉貴然としているシズカだが、このときばかりは、半狂乱になって泣き叫んだ。
だがそんなことは蛸にとってはまるで関係の無いこと。しっとりと湿っていて、ほどよく狭いその穴を発見すると、蛸は何本もの脚を同時にそこへと差し込む。
「ひあッ……あ゛あ゛あ゛ッ! オマンコにぃぃっ……蛸触手がっ……入ってきてるよおぉお
んひぃぃっ! 中に、張り付いてきて、いやだぁあぁァァァァっ
」
口では拒否するものの、シズカの女陰は侵入者に大してぱっくりと口を開き、最奥からなめらかな蜜を際限なく漏らし始める。そしてそれを求めるように、蛸はさらに多く、さらに奥へと脚を滑り込ませる。
「ひぃっ、い゛い゛ぃっ、そんなにされたら、もう、ダメだぁぁあぁ
た、勃っちゃうよぉ……んひいいぃぃっ!」
余りの快感に、シズカは、クルー達にも秘していた自らの身体の特異性を発露しかけている。
やがてシズカの下腹部が盛り上がり始めたかと思うと、水着にくっきりと何かの形が浮かび上がる。
それはどう見ても――男性器の姿にしか、見えなかった。
「おお、ぉおおぉぉっ、ひ、いいぃぃっ……お゛ぉぉぅっ、勃起しちゃ、ううぅうぅぅぅぅ
あたしのチンポぉ、勃起するううぅぅっ
チンポ勃起いぃ
」
フジヤマ・シズカの秘密、それは両性具有。妙に隠してはかえって疑われると思い、股間の布地を強化した水着でもってこうしてビーチに遊びに来ていたのだが――それが今、まさか、こんな軟体動物たちの手によってその秘密を暴かれるハメになるとは、夢にも思わなかった。
「お゛あッ……チンポが、苦しいよぉ……くっ、うっ、あ゛あ゛あ゛っ……!」
ヘソまで反り返った男根は、水着に圧迫され、びくんびくんと窮屈に痙攣している。
もちろん、そんな新たな玩具の登場を、蛸が見逃すはずもなく――水着の外から中から、一斉に、脚を絡みつけてきた。
「んひいいぃぃぃ
チンポに、吸盤が吸い付いてぇえぇっ……あ゛あ゛あ゛あ゛、にゅるにゅるしてるよおおぉっ……ひっ、ひっ、ひっ、ひっ、ひい゛い゛い゛いぃぃぃっ
カリ首に巻き付くんじゃないよぉ……気持ちいいじゃないかああぁぁあ
」
その人知を越えた快感の前に、生理的嫌悪感も軽く吹き飛んでしまう。
蛸の脚に扱かれて男根はますます充血し、とろりと先汁を漏らしはじめた。
「んほおおぉぉォォォォ
亀頭に張り付かれてるよおおぉぉ
ひっ、ひぃあああ゛あ゛あ゛ッ! あたしのチンポぉ、蛸に責められて、い、イッちゃうよおぉお……射精しちゃうううぅぅっ!」
もちろん、蛸は一匹ではないから、その間も、腋に、乳房に、女陰に――果ては菊門にまで、責めは休み無く与えられ続けている。
「ケツアナにまで、触手ううぅぅううぅっ……ああ、あたし、どうにかなっちゃうじゃないのさあぁ……
ひい゛い゛い゛い゛イィィっ! チンポが熱いいぃぃぃ……! スケベな、あたしのチンポおおおぉぉ
ケツもマンコも、もっとぬちゅぐちゅしておくれよぉぅ……
」
全身に蛸を侍らせて、シズカは大きく口を開いて官能の喘ぎをこぼし――今まさに、達しようとしていた。
「お゛お゛おぉ
お゛ひぃっ
こんな馬鹿みたいな声、出したくないのにぃ……蛸責め気持ちよすぎて、もう何も考えられなくなっちゃうよおぉぉ
おっ、おひっ、チンポぉ
チンポ気持ちいいひいいぃぃぃ
マンコも思いっきり掻き回されて、あたし、あたしもうダメだあぁあぁァァ
イグぅぅぅ! チンポから、汁出るうぅぅっ! ザーメン射精しちゃうよおおぉぉぉぉぉぉぉぅぅぅっ
」
どぶびゅるううぅぅ! ぐびゅぶびゅううう! びびゅぐっ! ぶぶっびゅ、びゅる、どぶびゅう!
水着の中で、男根が弾ける。濃厚な精液が、勢いよく迸り、シズカの腹を汚す。
「びひひいいぃぃ
射精、射精いぃぃぃ! 蛸触手射精、気持ちいいぃぃよぉおぉ
はっ、はひいいぃぃ、チンポからバカみたいにたっぷりザー汁出しちゃううぅぅうぅゥゥゥゥ!」
前髪のせいで、彼女の瞳は伺えないが――とめどなく流れる涙から、その様子は容易に想像できる。
舌を突き出して淫らな言葉を叫び狂い、シズカは絶頂を享受して、身体を突っ張らせた。
びびゅうううぅぅぅ! ぶびゅううぅ……ぶびびゅうぅっ! びゅるううぅ、どぶびゅううぅ!
「あ゛あ゛あ゛触手がくねって、チンポに絡んでるううぅぅっ! チンポ汁、止まんなくなっちゃうよ……
えひっ、えひひいいぃぃぃ……射精イィィ……」
シズカは満足し、ぐったりとその身を横たえた。
だが、白濁液の噴射など、蛸にとっては何の意味もなさず――生臭い潤滑液を得て、さらに蛸は執拗に男根に脚をなすり付ける。
多くの蛸が水着の隙間から触手を差しいれていて、最早男根は、蛸の脚に絡みつかれていない部分を探す方が困難なほどであった。
「おひぃっ……
イッたんだから、勘弁して欲しいねえ……あ゛あ゛あ゛ッ、またぁあ……! 蛸足にゅるにゅるしてえぇっ……チンポがまた、気持ちよくなってきちゃうううぅぅぅ
」
じゅるじゅるぐちゅぐちゅと、水着の中からはこの世のものとは思えない音が鳴り響き、シズカの淫獄は、いつ終わるのか、誰にも分からなかった。
「あ゛あ゛イグううぅぅ! チンポおおぉぉ! チンポ射精いぃぃ、何度でもイッちゃふうぅううぅぅ
おほおおぉぉぉぉ
あたしのチンポ、射精止まらなくなるうう゛う゛う゛う゛う゛
おひいいぃ
尿道に突っ込んできちゃ、いやだッ……またイカされるうぅぅぅ! あ゛あ゛あ゛、あ゛あ゛、あ゛ひいいぃぃぃぃぃぃぃィィィィっ
イクううぅぅううぅゥゥゥゥ
」
(おわり)