白金のロックマン
白金ルナは学校ではクラスの委員長を務め、品行方正、公明正大、ややお節介焼きの傾向があることを除けば文句の付け所の無い優等生である。
しかし彼女は最近、自らの窮地を救ってくれた『ロックマン』と名乗る謎のヒーローに恋慕の情を募らせていた。
「ああ……ロックマンさまぁ」
自室にて一人、ため息とともに彼の名を呟く。その瞳はとろりと夢見ていて、いかにも恋する少女の顔である。
「名前を呼ぶだけで、わたし、胸がドキドキして苦しくなっちゃうわ……」
見事すぎるほどに巨大なツインの縦ロールを揺らし、ルナは勉強机に突っ伏して甘い妄想に浸る。
彼女の家は裕福だが、ルナの教育に関しては実に厳格であり、まだまだ遊びたいざかりの彼女は日々多大なストレスを抱えている――それが彼女の妄想癖と、そして、
「オナニー……しちゃおうか、な……
」
――性欲のたぎりを助長したとしても、それは仕方のないことであった。
机の引き出しを開ければ、教科書、参考書類の奥に隠されて、ぎっしりと成人向け雑誌や書籍が詰まっている。
それらを読みながら自慰に耽るのが、彼女の日課となりつつあった。
さらに、彼女について特筆すべき点はもう一つある。
「ん、もう。チンポが……ビンビン……
」
彼女の股間には、小さめながらもしかし立派な男根が付いていると言うこと。彼女にとって自慰行為と言えば、これを摩擦することに他ならない。
椅子を引き、シンプルな意匠のショーツをずらし、スカートからちんまりとした男根を露出させる。
今後彼女の成長に従ってこの男根も雄々しいものになっていくのだろうが、ともかく今は、睾丸は豆粒ほど、幹は勃起しても10cmにも満たない、生白い代物であった。
「あんまり……オナニー……すると、バカになっちゃう……
でも、しょうがないじゃないっ」
言い訳をするように呟いて、彼女は自分の男根を柔らかく握った。
「ひ、ああぁ……
」
経験が少ないルナは、それだけでせつなげに呻いてしまう。
「ああ、チンポ、チンポ……チンポ、熱い……
ひっ、あっ、あっ、あふ、あふっ……
チンポ、しゅこしゅこしごいちゃう……ふああぁ……
手で、こうやって、優しく、シコシコ……
やだ、もう、わたしの、皮かむりチンポ……気持ちいい、わよう……
」
眉根を寄せながら、ルナは穏やかに男根を摩擦し、少しずつ自分を高めてゆく。
「あっ……
あ、あっ……
ビクビク、しちゃうよう……! ひっ……
うう、チンポ、いい……
」
少し手を動かすたびに、敏感そうに腰を振るわせ、ルナはそれだけで十分な快感に浸れてしまう。
もっと激しく快感を貪るには、まだ、彼女は幼すぎた。
「ひっ
ひひうっ
ひいいぃっ
あ、あ、ああぁ
ダメ
イッちゃう……
わたし、チンポ……やだ、いやらしいチンポ……
イッ、ちゃう……
んくううぅぅぅぅ
くひゅうううぅぅぅぅっ
」
その証拠に、自慰を始めて数分で、彼女はオーガズムを迎えようとしている。
クラスメートや両親には到底聞かせられない、甘えたしどけない声を出し、ルナは絶頂に向けて呼吸を荒げる。
「ふううっ、うふっ、ふううぅ……っ! ああ、あっ、あ……
射精ッ……あっ、ダメ、ティッシュ……ああああぁぁぁっ!」
ぷぴゅううぅっ、ぷぴっ、ぶぴゅぅっ!
間一髪、伸ばした左手でティッシュを掴み、そこに射精するルナ。少量の精液とはいえ、床にそのまま射精するのはまだ抵抗があるようだ。
薄い紙の上にこんもりと溜まった半透明の液体を見て、ルナは大きく息を吐いた。
母親に咎められぬよう、それを厳重に幾重ものティッシュでくるんで、慎重にゴミ箱に捨てる。射精の後の倦怠感が彼女を包み込み、やり場のないむなしさがこみ上げてくる。しかしそれでも、まだ胸のもやもやは晴れようとしない。
「ああ……ロックマンさまぁ……
ロックマンさまに、会いたい……」
そう呟いて彼女は、宿題にも手を付けず、男根もしまわず、ぼんやりと天井を眺めるのであった。
さて――知られては居ないが、現在地球上には、FM星人と言う存在が幾多も飛来してきている。
FM星人とは、電波生命体である。電波であるが故、彼らの姿は肉眼で確認することは出来ない。
そして彼らは、『周波数』の合う人間と合体し、強大な能力を発揮することが出来るのだ。
周波数とは、すなわち人の心。
もしこの場に、今ルナが抱える性愛に悶える心と周波数が合うFM星人が居たとしたら――
『あなたの望みを、かなえてあげましょうか?』
「え、えっ!?」
突如、自分の携帯型端末――トランサーから聞こえてきた声に驚いて、ルナは椅子から落ちそうになった。
開いたトランサーの画面には、女神かと思えるような美しい姿のFM星人が映っている――勿論、ルナは初めて出会う相手だ。
「あなた、誰よ!?」
『私はあなたの理解者。あなたの望みを、誰よりよく分かっている者です。私を受け入れれば、あなたの望みはたちどころにかなえられるでしょう』
FM星人が人間と合体するためには、人間側の心がそのFM星人を受け入れなければならない。
こんな胡散臭い誘い、普段のルナで有ればぴしゃりと断ったろうが――
絶頂後の、意識定かならず状態のルナは、ふうっと心を緩めてしまう。恋慕するロックマンも、このトランサーから話しかけてくる女神も、どちらも彼女にとっては不思議な存在であるから、と言う理由もあったかもしれない。
「ロックマンさまに……会える、の? それ、なら……」
心が緩んだその一瞬の隙を、FM星人は逃さなかった。ルナの心に一瞬火花が走り、そしてくらくらと眩暈を引き起こす。
「あ、あああぁあぁぁぁぁっ!」
未知なる感覚にルナは叫んだ。脳が焼き付き、呼吸をするのもままならない。
それでも彼女は、愛する彼に会えることを信じていたのだが――
しかしFM星人は、一言も、ロックマンに会わせるとは言っていないのだった。
「えっ」
ようやく気分が落ち着いたところで、ルナはそれに気がつく。
目の前に力強くそそり立った、巨大な肉の剛棒。そのまま視線を下に向ける――それは紛れもなく、自分の股間から生えていた。
「い、いやあああぁぁぁぁっ! 嘘、嘘よ、こんなのっ、こんなあっ!」
『あなたの望みは、確かに叶えました……あなたの一番の望みは、何より、もっとチンポで気持ちよくなりたい……ってことだったのよ』
先ほどとは違い、合体を果たした今はFM星人の声は直接心の中に響いてくる。ルナは半狂乱状態でそれに逆らった。
「そ、そんなはずないでしょう! 早く、元に戻しなさいよ!」
『そうですか? 元に戻すのはすぐ出来ますよ。でも……その前に、このチンポの感覚、味わってみたら……?』
「えっ……」
そう諭すように言われ、ルナは一瞬押し黙った。
この、顎まで届こうと言う巨大な肉の棒。太い血管が幾重にも張り詰めていて、グロテスク極まりない。
睾丸は熟れた果実のように、だらしなく皮を弛ませてたっぷりと揺れ動いている。
亀頭は完全に剥け、先ほどまでの幼い男根の面影はどこにも見あたらない。なおかつ、発酵した魚介類のような猛烈な臭気が辺りに立ちこめ、ルナの鼻孔を何度も突き刺している。
これを刺激したら、どれほどの快感が得られるか。好奇心も有ったが、それよりも恐怖の方が先に立った。
「や、いやあ……いやよ……こんなので、こんなすごいチンポでオナニーしたら……わたし、おかしくなっちゃうわよ……
」
『手伝ってあげましょうね……』
ルナの是非を問わず、FM星人はルナの欲望を具現化し始める。
それはすなわち、ルナの身体だけに留まらない。電波を物質に変換し、例えば、そう、空中に回転する巨大なオナホールを出現させることだって可能なのだ。
それを見たルナは目を見張って、歯を食いしばって抗う。しかし、内からFM星人が操っているのか、これ以上身体が動かない。
「や、やだ、やめてっ……! 本気で、本気でだめよっ! そんな……あんないやらしいもので、わたしの、大きくなったボッキチンポ……ぐちょぐちょ、されたら……!」
ルナの男根が何かを期待するようにびくんと揺れる。無機質なオナホールはルナの制止など当然聞かず、遠慮無く巨根を飲み込み始めた。
「ふひゅぎいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃっ
い゛ーっ、い゛い゛い゛い゛い゛、い゛いいぃひーっ
いやああっ、やだやだやだやだっ
わたしのチンポが、にゅるにゅるぎゅるぎゅるって、飲み込まれて……おひーっ……
チンポおおぉぉぉっ! チンポ亀頭、溶けちゃう、おほーっ
あああチンポが、チンポっ、わたしの、デカチン……
お゛お゛お゛お゛お゛お゛おおぉぉぉ……
飲み込まれて、いっちゃってるわよぉ
回転ホールでチンポだめええええぇえぇぇぇぇっ! チンポぐるぐるされてダメなのよおおおおおおぉぉぉぉ
」
濡れた音を立て、ホールはルナの男根を順調に包み込んでゆく。その光景を、ルナは為す術もなく怯えながら見ていた。
ついに巨根は完全にホールに飲み込まれる。ルナは舌を突きだしてびくびくと快感に打ち震え、睾丸を揺らす。
「あ゛ーっ
あ゛っ、あ゛ーっ……ダメ、よおおぉ
チンポ、気持ち良すぎるわよおおぉっ
許して、許してええぇえぇ……
おほっ、おほぉ
チンポっ、チンポ、チンポすごいいぃ、気持ちよすぎてダメになっちゃうわ……
チンポがダメになるううぅぅ
ダメチンポおぉぉ
おおイグっ、すぐイグうぅぅっ、もうイッちゃううぅっ
ホール回りすぎよおおぉ
射精するっ、射精しちゃうぅっ! チンポ、チンポっ、すごい早漏だわ……
あ゛あ゛あ゛あ゛いやああああ゛あ゛あ゛あ゛! イキたくなひいいぃぃぃ
こんなので、無理矢理、イカされたくないわよおおぉぉぉぉっ
」
どぼっぶびゅるるるるるうううぅぅぅっ! ぶびゅるうっ、どぶびゅるるるう、ぐびゅっ!
先ほどの射精が可愛らしく思えるような――爆発的な量を、ホールの中に放出するルナ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛射精えええぇえぇ
いやあっ
こんなのザーメン搾られてるわっ
ひあああっ
ひいぃあああ
最悪、最悪よおおぉ
ひ、い゛、い゛い゛い゛い゛いいぃぃぃ
ザーメンがチンポに絡んでええぇえぇ……気持ち悪いいいぃ……
い゛い゛い゛いぃぃ
どぷどぷ言ってるうぅ
」
射精の快感に気を失いそうになりながら、ルナは涙を流して悶える。
最早FM星人は言葉を発しない――ただ、ルナは一人で痴態を演じるのみだ。
「いやああ……キンタマがぎゅんぎゅんしちゃってるわ……
わたしのキンタマっ、こんな、スケベに、あ゛あ゛あ゛あ゛……
いやあああああ! キンタマが、疼いて疼いて……くひいいぃぃぃぃっ
リンゴサイズの、わたしのだっぷんだっぷんした、下品キンタマ……
いやっ、恥ずかしい……
やめてええぇえぇぇっ
ザーメン、作らないでええぇぇぇっ!」
そしてその叫びは――睾丸の疼きを止めて欲しいと言う望みとなって具現化する。
人間の手を模したクローが二つ現れたかと思うと、ルナの睾丸をがっしりと掴む。
「へぎゃああぁああぁぁぁぁぁっ
」
余りの衝撃にルナは、ケダモノかと言うほどの絶叫を迸らせる。
「い、やあっ……いやっ! キンタマ、がっちり、掴まれて……
キンタマが、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! 引っ張らないでえええぇえぇぇっ! キンタマぐいぐい引っ張っちゃ、ダメよおおぉぉぉぉっ
ぐぃひいいぃぃぃぃっ
わたしの、キンタマ……そんなにオモチャにしないでよおおぉぉぉぉっ!」
睾丸を引っ張られ、ルナは思わず立ち上がる。とうとう、睾丸でもって腰を揺らされ、自らホールに腰を打ち付けているような体勢になってしまったルナ。
「ひおっ
ひっ
ふざけないでよ、こんなのっ……お゛ほっ
お゛お゛お゛お゛
チンボ気持ちよすぎるわよおぉ
お゛お゛お゛っ
お゛っはあぁあぁぁあぁぁ
あああチンポがぐちょんぐちょんしてるううぅ
わたしのチンポ、オナホールをぐちょんぐちょん犯してるわ……
いやっ……い゛ーっ……
キンタマも、すんごおおぉぃぃぃぃ
うぐぎゅぎゅぎゅぎゅううぅぅぅぅ……! いやよこんなの、こんなのおおぉぉっ!」
彼女のプライドがそうさせるのか、何とかこの屈辱的な快感に抗おうと、ルナは途中で歯を食いしばる。
しかし――
「ぐっ、ぐううぅぅっ、んぐっ! ぐっ、あっ、あ゛あ゛あ゛あ゛ッ、あ゛へああぁあぁぁぁぁぁぁ! キンタマ優しく揉むなんて、卑怯よおおぉぉぉぉ
こんなにデカいキンタマ、クローでもぎゅもぎゅされたら……耐えられるわけ、ないじゃないのっ……
へぐうううぅぅっ、へふううぅっ、う゛う゛ううぅっ、う゛ふううぅ
あ゛あ゛あ゛イッちゃううううぅぅぅ! また、イカされちゃううううぅうぅぅぅぅっ! デカタマ揉まれながらホールにチンポ腰ヘコヘコ振りまくって、委員長チンポ射精させられちゃうわよおおぉぉぉぉぉっ
」
続けざまに絶頂を迎えようとしているルナだが、しかし、その中途で、ふうっとかき消えるようにホールが消えてしまう。
「あ、あら……?」
どこか物足りなさそうな声を出すルナ――だがそれは、ほんの僅かな小休止でしかなかった。
すぐさま、彼女の目の前に新たなホールが現れる。しかもそれは、まるで意志を持つかのように動き始めた、自分の二本の縦ロールであった。
「えっ……やだ、うそっ!? どうしてわたしの髪の毛がっ!?」
驚愕している間もなく、まず、右のロールがルナの男根を包み込む。
「おっ
おっ
おおおおおおおおぉぅ〜ん
」
ルナは思わず甘えた声を出してしまう。
「何コレ……髪の毛と思えないわ……
こんな、あったかくて、ぬとぬとして……
いやああっ
私、自分の髪の毛にチンコキされて、感じちゃってる……? でも、こんな、優しくセンズリ……
あ゛あ゛
あ゛っ、あ゛ひ
い゛い゛いいぃ〜
冗談じゃないわよこんなの……ロールオナホール……
ダメよ……ダメよこんなのおお
ひがっ
ひっ、ひっおおおお
ひおおお
わたしの、育ちすぎルナチンポ
溶けるううぅぅ
溶けちゃう
暖かいよおお
優しく全部、わたしの大人チンポの汁、搾られるううぅ
揉み揉みキンタマから、臭い臭いわたしのチンポ汁、髪の毛にどびゅびゅううって注がされちゃうわあぁぁぁ
いやああっ! 汚いいいぃぃ! 汚い汁、出させないでへえぇぇぇ
あ゛へええぇぇぇ
」
とろけるような快感にむせぶルナ。しかし右ロールが引っ込み、続いて左の縦ロールが男根を飲み込もうとすると――ルナの形相は一変した。
ばち、ばちと音が聞こえそうなほどに、左のロールは青い火花を散らし、帯電していたのだ。
「ひいいいいいいっ! いやあ、やめてっ、そんな……! そんな、電気でビリビリってされたりしたら、わたしのチンポ……壊れちゃうわよっ! いやあっ、怖い、怖い、やめて、そんな、あ゛、あ゛あ゛あ゛、あ゛ーっ
」
バリバリと音を立てて、男根はすっぽりと髪の毛に包まれる――
「ひゃぎいいいいいいいいぃぃぃぃぃ
チンボおおおおぉぉぉっ
チンポがビリビリしてっ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! チンポが死んじゃうっ、チンポが死んじゃうわよおおぉぉっ
あ゛あ゛あ゛お゛お゛お゛お゛! ルナのボッキチンポおおぉぉっ
痺れて壊れるううううぅぅぅっ!」
どびゅるるるるるるうううぅぅっ! ぐびゅっ、どぶっびゅるるるるるううぅっ、びゅぶっ!
「ひいいっ
イッてるううぅっ、わたし、こんなので、イッてるわ……
お゛お゛お゛
電気にビリビリされると、チンポ射精が止まらないのよおおぉぉ
お゛お゛お゛お゛おおおぉぉ
チンポ止めてもうチンポ止めて、チンポ止めてええええええイクうううぅぅぅぅぅっ
射精ええええええぇえぇぇ
」
ぶびゅっ、ぐびゅどぶびゅうううぅぅっ! びゅるるるうぅっ、びゅっぶっ、どっびゅぶびゅ!
瞬く間にルナは二度も精を放ってしまう。電撃から解放されると、すぐに、右のロールによる癒しが待っている。
「おうっ……
お゛お゛お゛ううぅ……
チンポおおぉ……
ビリビリチンポが、あったかくされて……あ゛ひい
」
そしてすぐに電撃に交代――
「へぎゃあああああああああああぁあぁぁぁぁぁっ
お゛っ、お゛お゛お゛おおおぉぉぉっ、お゛っお゛ーっ
ビリビリしないでええぇえぇぇっ! ビリビリやめてええぇええええぇえぇぇぇぇぇっ
」
そんなことを幾度か繰り返していると、ルナはすっかり打ちのめされ、弱気になってしまう。
「やめっ……もうやめでええぇえぇぇ
もう射精させないでえぇっ
射精気持ちよすぎでおかしくなるっ……やめて、やめてくださいませえぇっ
わたしのチンポ、もう、許してくださいませええぇぇ
」
よそ行きの言葉を使って、彼女は哀願し始めてしまう。部屋も、ルナの身体も、二本の縦ロールも、すっかり臭い白濁液にまみれてしまっていた。
開きっぱなしの口と瞳からは、涎と涙が止めどもなく溢れ、無理矢理に立たせられているスレンダーな身体はすっかり疲労し、膝ががくがくと落ち始める。
「えぎいいぃぃぃぃっ
分かりましたわっ、立ってます、わたしちゃんと立ってますから、キンタマやめでええぇえぇぇぇ
キンタマ潰さないでえええぇえぇぇぇぇぇぇっ!」
しかしそのたびに睾丸を引っ張られ、ルナは泣き叫びながらもしっかりと直立姿勢を保たねばならなかった。
内からは汗、外からは精液で衣服もびっしょりと濡れ、不快で仕方がない。だが、この状況から逃れる術は無いのだ。
「助けて、ロックマンさま、助けてくださいませ……
」
しかしそれでもなお、心の片隅に残る憧憬にすがろうとするルナ。
『まだそんなことを言うのですか。忘れてしまえば、あなたは苦しみから解放されるというのに』
「そんなの、イヤに決まってるでしょうっ!?」
久しぶりに聞こえてきた声に、ルナは一瞬正気を取り戻して反抗する。
『それでは、本当にチンポのことしか考えられなくしてあげますね』
「えっ!? 何を、する気、なのよ……!」
FM星人が告げた言葉の意味は、すぐに理解できた――縦ロールが元に戻り、睾丸のクローが消えたかと思うと、目の前で、元々大きかった男根が、さらに肥大し、自分の頭の上ほどまでに勃起したからだ。亀頭など、自分の頭部とそう変わりない大きさだ。
睾丸も同様に膨れあがり、床に触れてしまいそうなほどにまで巨大なものとなる――
「あ。ああ。あ。あ……」
ルナはただ呆然として、その凄まじい男根を見つめた。最早、ルナから男根が生えているのではなく、男根からルナが生えている、と言った方が自然に感じるほどだ。
思わず、ルナはその場に尻餅をつく。もう、自分が見ているものが、何も信じられない、と言う表情だ。
そして、その超巨根を責めるべく――今度は、巨大な『手』が二つ中空より出でて、ルナの男根と、睾丸とをそれぞれ握った。
刺激の量はそれを受ける面積と体積に比例する――ただそれだけで、普段の自慰行為の何千倍もの刺激が彼女の神経を焼き焦がす。
その上で丹念に擦られたりほぐされたりしたら、果たして正気で居られるか、どうか。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー……! あ゛あ゛あ゛っ、あ゛あ゛あ゛ああぁあぁぁぁぁーっ!」
絶望を理解して、ルナはただ幼児のように泣き叫ぶ。
だが、手による摩擦とマッサージが始まると、その声音は大きく変化した。
「ひィあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あお゛お゛お゛お゛おおぉぉぉうっ
お゛お゛お゛お゛おおぉぉっ、くああああ゛あ゛あ゛あ゛
いやあっ、こんなデカチンポしごき……
あ゛ッヒイイィィィ! んヒイイィィィ! くぇひいいぃぃぃぃぃぃ
じゅこじゅこじゅこじゅこじゅこじゅこじゅこじゅこチンポセンズられてええぇえぇぇっ! いやああぁあぁぁ
チンポが気持ち良すぎるわよおおぉぉ
もうっ、もう許してへえぇえぇ
許してくださいませえっ
こんな、こんな化け物チンポで射精したらっ、射精、射精、射精いいぃぃぃぃぃぃぃ! 射精イクうううぅぅぅぅぅぅっ
」
どぼっびゅびゅゆうううぅぅぅっ! ぶびぶびゅううっ、びゅるるるっ、どぶびゅうううぅぅ!
まるで間歇泉のように噴き上がった精液は、天井まで届き、シャワーとなって部屋中に降り注ぐ。
ルナはもう、自分が何をされているのか、ほとんど理解できていない。ただ膨大に押し寄せてくる快感を受け止めるのみだ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛スゴいっ……こんな凄い射精しちゃって……
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ひいいいぃぃっ
あ゛っへああああぁあぁぁ
わたしの汚い汁が、部屋中に……
お゛お゛お゛お゛お゛お゛! お゛ほおおぉぉぉぉぉっ
どびゅどびゅううぅ
どびゅどびゅしちゃうわっ
勃起マラ汁射精えいぃ
ひィ、あ゛っ
揉まないでくださいませええぇ、キンタマああああぁあぁぁ
き、き、き、き、キンタマっ
ルナの、信じられないほどデカいキンタマ
もっちゅもっちゅ揉まれたら、また射精が止まらなく、なっ、お゛お゛お゛お゛お゛いやあああああダメえええぇえぇぇぇぇぇ
チンポチンポチンポチンポおおぉぉっ
ボッキチンポのことしか考えられなくなっちゃいますわあぁぁぁ
ひあ゛へえええええぇえぇえぇぇぇぇ
射精いいいぃぃぃぃっ
変態チンポが、イクうううぅぅぅぅ!」
びぼびゅるぶびゅうううぅぅぅぅ! ぐぶっびゅううぅっ、づびゅっ、どびゅううぅ!
巨大な手が、ルナの男根と睾丸とを好きなように弄ぶ。
視点を変えてみれば、男根以外を人形サイズに縮められてしまったルナが、肉の玩具にされているかのようだ。
「いいいやああああ
チンポイキチンポッ、止まらないいいぃぃぃ
射精しすぎてチンポが狂っちゃうわ……
あ゛あ゛、あ゛あ゛、あ゛あ゛、あ゛あ゛
デカボッキいいぃ
わたしのデカボッキ、これ以上センズリしないでええぇっ
もういやああぁあぁもう射精したくないいいぃいぃぃぃ射精しすぎてわたしおかしくなっちゃうよおおぉぉっ
キンタマで、エロイチンポ汁がどぽどぽ作られて……へぎゅううううううぅ
キンタマっ、潰れ、潰れちゃうっ
キンタマ離してくださいませっ
お許しになってくださいいぃっ! キンタマをゴリゴリぐねぐねされたら、お゛ほーっ
チンポおおぉぉぉぉぉ
チンポおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ
」
どびゅっぶびゅるるるううぅぅっ、ぐぶびゅううぅ!
いつまでも射精は止まらない。男根と睾丸とを持ち上げられ、空中に浮かされたルナは、ぐったりと力なく手足をぶら下げる。瞳の焦点は合っておらず、時折快感に眉をひそめるのみだ。
「やだ……わたし、こんな、浮きながら、ひおおぉ
射精いっ、あ゛あ゛あ゛あ゛
空中でどびゅどびゅチンポ汁ううぅっ……
濃くて臭いチンポ汁、搾られまくってるわ……
いぢらないで、もういぢらないでよおおぉ
わたしのチンポ、おもちゃにして遊ばないで……
センズリいぢめしないでえええ
おおおぉぉぉぅ
へぐほおおおおおおおぉぉ……
イキ、すぎて、苦し、い……
射精もういやあぁ
でもダメ……キンタマが疼くうううぅぅ
わたしの欲しがりキンタマが、ザーメンたっぷり作っちゃってるわよおおぉ
ひひいいぃ
ひいぃ
いっひいいぃぃぃっ! チンポしないでチンポしないで……ああああキンタマ優しく揉んでもダメですわよおおぉぉ
わたし、もう、ダメえぇ……射精、射精、射精、射精いいぃっ! チンポ気持ちいいのが、止まらないわああぁあぁぁぁぁぁっ
」
最早ルナの心中に謎のヒーローの面影はなく――ただ、男根がもたらす苦痛と快感を貪るばかりであった。
悩みから解き放たれたその顔は、ある種幸せそうにも見えた。
(終わり)