いたづら秋子さん お洗濯です
先生のアドバイスを受けて再度挑戦。
しかし最後までいいタイトルが浮かばなかったです(ぉ
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雪解けも終わった、四月の温かい日のことです。
日もようやく高く上るようになり、お洗濯物を乾かすのにも不自由しなくなってきました。
時刻は午後二時を回るところ
ちょっと遅めの昼食のあと、こうしてお茶を頂きながらテレビに興じているわけです。
『と、言うわけで現在青年の犯罪が深刻な社会問題になっており…』
青年犯罪ですか
きっとその子たちにもただならぬ理由があったのでしょう
でも悪いことはいけませんよ
めっ、です
青年犯罪…
青年と言えば、祐一さん
祐一さんが、犯罪…
祐一さんが、イケナイことを…
「あ 秋子さん…オレ、オレっ」
「そんな いけないわ祐一さん…私たちは叔母と甥…ひゃうっ」
「あ 秋子さんっ」
きゃ そんな祐一さん
名雪が起きてきちゃうわ
くねくね
くねくね
…はっ
………こほん
咳払い、一つ
そ そろそろ洗濯物も乾いたでしょうか
ぱたぱたぱた
慌ててリビングを出ていきます
あ
いけません
ぱたぱたぱた
ぴっ
テレビを消し忘れてしまいました
電気は大切にしないといけませんね
*
ベランダです
洗濯物がそよ風に揺れて、気持ちよさそうです
本当に温かい日
うーん
っと伸びをして、さ、洗濯物を取り込んでしまいましょう
よいしょ
…ん?
そう言えば、さっきのテレビで言っていたような
『立ち上がるときにヨイショとか言っちゃったら、もう立派におじさんおばさんですよね』
ひ
ひぃぃ
い 言ってません
何も言ってませんよ 私は
誰も聞いてないですよね
きょろきょろ
きょろきょろ
…ほっ
おばさん
違いますっ
はぁ はぁ
も もう 今日はテレビに変な影響を受けすぎです
しっかりしなさい 私
パンパン
うん よし
は 早く終わらせてしまいましょう
まずは大きなものから
祐一さんのズボン
私のスカート
名雪のはんてん
バスタオル
Yシャツ
…ふぅ
こんなものでしょうか
さ、次は下着を…
下着?
ひゃ ひゃうっ
な 何なんですかあれは
見ると風に煽られた祐一さんの下着が 隣に干してある私の下着に
そ その 絡み付くように
はぅ
そんな 祐一さん
こ これはセクハラですよっ
はぁ はぁ
気が付けば吐息まで荒くなっている私
お 落ち着くのよ秋子
ここはいかに我が家とは言えベランダ
家の前を通る方々に丸見えです
こ こんな情けない姿ヒトには見せられませんっ
早く洗濯物をっ
ぴゅー
きゃ
丁度その時 穏やかに流れていた風が逆風に変わりました
い いきなりだったのでちょっとびっくりです
気を取り直して、下着を
えっ
きゃ きゃあ
今度は逆に
風に煽られた私の下着が
そ その 祐一さんの下着に
いやぁ
いや そんな 恥ずかしい
私が祐一さんにべったり
これじゃまるで 普段の私と祐一さん
ち 違いますっ
とにかく早く下着を
ん
ま 待ってください
下着を取り込むというのは よく考えてみたら
ゆ 祐一さんの下着を
きゃ
い 今更何を意識してるのよ秋子
しっかりしなさい
意を決して祐一さんの下着に手を伸ばします
どきどき
わくわく
わ わくわくなんてしませんっ
はしっ
や やりました
祐一さんのを見事につかみましたよ
祐一さんのを つかむ
………
ち 違いますっ
何を考えてるんですかっ
で でもこれが祐一さんの下着
どうしてでしょう いつもは意識しないでいたけど
祐一さんの香りが
…はっ
違います違います違いますっ!
こ これじゃ私がヘンタイさんみたいじゃないですかっ
でもどんな臭いがするんでしょう
は はぅ
そんなことしたら本当にヘンタイさんですっ
で でも
ちゃんと洗濯できたか 臭いを
ふ 普段はそんなことしてないじゃないですかっ
あぁん もう
どうすればいいんでしょう
はぅぅっ
えと あと
あたふた
だ 誰も見てませんよね
どきどき
って違います!
あぁーん いやいやぁ…
*
同じ頃
ベランダの下に 制服姿の二人
「な 名雪 秋子さんはオレの下着をつかんで いったい何をしてるんだろう」
「そんなの知らないよ…」
「なんか…くねくねしてるぞ」
「…はぁ」
「なぁ 俺達どうしたらいいんだろ…」
「うにゅ…」
おしまい
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んー、ダメダメになったいました(ぉ
さぁ、次回はスクール水着で秋子さんだっ!
嘘です。探さないでください、いやマヂで。
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