しゅらです。
今回は…その…ごめんなさい!秋子さん汚しちゃいました(爆)
それでわどうぞ(マテ
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いたづら秋子さん まっしろでまっかです
MI-NMI-NMI-N……
ZI〜WAZIWAZIWA……
あ〜ぢ〜
なんちゅうあつさだ
まさに「あつわなつい」だ
……寒いギャグで寒くしようとしたのに余計暑くなっちまった
ええいくそ、はらもへった
「秋子さ…って今日仕事でいないんだったな」
名雪も今日は香里とどっかいっちまったし
しゃあない、自分で作るか
「何があるかな?」
俺は食料庫の中をあさった
……うう〜ん、きもちいいな…
って涼んでる場合じゃない。何かないかな…
あらこんなところに牛肉が♪
……古いぞ、このネタ
それに、出来れば精がつきそうなやつがいいな
こんだけ暑い日に冷たいもん食べたら腹壊すし
おっ、あったあった、真空パック詰めうなぎ(生)…って俺さばけないじゃん!
大体うなぎって毒もってるからなあ(注:本当です。ちなみに加熱すると毒素は消えます)
ほかには……
*
SUITYON……SUITYON……
ZIZIZIZIZIZIZIZI…………
ふぅ…
暑いです
頭がとろけそうです
仕事が終わって早く帰れるというのにこれでは家に着く前に倒れてしまいます
こういうときは祐一さんをいぢめるのが一番
違います
やはりこういうときは刺激を
刺激…
シゲキ…
祐一さんの刺激的な……
はにゃぁ
だめですだめです
顔までとろけちゃいそうです
もっとピンッとしないと…
ピンッ
ふにゃん
……ダメですダメです我慢できま
それも違いますぅ!
ひぃとぉり上手と呼ばないで〜♪
古いです
……早く家に帰りましょう
ふぅ…
家に帰っても暑さはあまり変わりません
日があたらないのがせめての救いです
確か食料庫に……
しこしこ
ひゃん
な、何の音ですか?
しこしこ しこしこ
台所のほうから聞こえてきます
そうっと台所を覗くと
祐一さんが床にうずくまっています
祐一さんが抱えているのはボウルでしょうか?
そのボウルの中に何か白いものが……
あれって…
ま、まさか
元気なんですね、祐一さん
私にも分けて欲しい
違います
祐一さん…あなたは主婦の神聖な働き場でなんてことを…
しこしこ
と、とにかく…どうしましょう?
…もうちょっと覗いてみましょう
ガタッ
何でこういうときに限って音を立ててしまうのでしょう…
ばかばかわたしのばかっ
はっ!そんなことしてる場合じゃありません
「……秋子さん?お帰りなさい」
「ゆ、祐一さん…それは」
祐一さんは私に見つかったというに平然としていました
「秋子さん…どうです?コレ」
祐一さんは手に白いものをべとつかせながらわたしに聞きます
その時の私の表情は筆舌にしがたいものでした
後世の人間がこれを見たなら「うひゃあん」とでも名づけるかもしれません
――だれですか、見たい、なんて思っている人は!
だって、祐一さんは
山芋を擦っていたのですから
「いやあ、食料庫の中に上物の山芋があったんで、これをとろろにして食べたら美味いだろうなぁ、と思ったんで。で、食べますか?これ」
「……」
……とろろ?
「あきこさん?」
かあぁぁぁぁ…
お顔がどんどん熱くなっていきます
やん、だめです。こんな顔、見られたくありません
「ひ、酷いです。とっておきだったんですよ、それ」
「あ、そうだったんですか。ごめんなさい」
「だめです。許しません」
ほっ。なんとかごまかせたようです。
「じゃあ、どうしたら許してくれますか?」
あら、祐一さん、なにもそこまで……
きゅぴーん
そうですね……。祐一さんもああいってることですし…
「それじゃあ、それはすべて没収です」
ここはいぢめちゃいましょう!
「ええっ、それは酷いですよ」
「だ・め・です」
私は祐一さんからそれをひったくろうとしますが祐一さんも取られまいとします。
ですけど、甘いです。
ひゅっ
私は息を吸って急激に力を入れました。
「わっ」
奪取成功です!…あら?あらあらあら?
ずるごちべちゃ
いきおいあまって思いっきりお尻を打ってしまいました
うっうっ、痛いです
私何か悪いこと……してましたね。てへっ
「あ、秋子さん!大丈夫で……ぐはっ!」
突然祐一さんがのけぞりました
「どうしたんですか?祐一さん」
「す、すいません秋子さん。顔を洗ってきてください」
?
私は、祐一さんが何を言っているのかわからず顔に手を当て……
ねちょ
!
私の顔に何か白くて粘っこいものが張り付いてました
これは……
さっきのとろろですね
もったいないです
私は自分の頬についたそれを指ですくって口の中にいれました
「ん……おいしい」
ぱんっ!
どさり
いきなり祐一さんが鼻血吹いて倒れました
「ゆ、祐一さん?」
「ただいまー」
「あ、名雪。おかえりなさい」
「え?……祐一?」
「あ、そうだったわ。名雪救急箱を……」
「……う…うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
「名雪?ちょっと、どこへ行くんですか?名雪〜」
ドップラー効果を演出しつつ泣きながら名雪はどこかへ行ってしまいました…
いったい、どうしたのでしょう?
「香里〜ひっくひっく…お母さ…が祐一…のうえっく」
「はいはい、何があったか知らないけどとりあえず泣き止んだら帰ってね」
おしまい
あとがき
しゅら:しゅらです………
祐一:お前ってやつァ……
しゅら:言わないで……お叱りならもういくらでも受けます
祐一:本当か?
しゅら:……ちょっと東南アジアまで薬草を取ってきます
秋子さん萌えな人たち:………コロース!!
そして数日後、東南アジアにて一人の男の惨殺死体が発見されたとか……
まあ、そんなことはどうでもいい