いたづら秋子さん　パチンコです


念のため、秋子さんがパチンコに挑戦するお話ではありません（＾＾；

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てくてく

いつもの商店街の夕暮れ

西からは夕日が赤く差し込んで　この間降った初雪を　朱に染めて輝いています

ちょっと　幻想的な風景

まるで歌の一節に出てきそうな雰囲気ですね

私は　買い物帰りに　通い慣れた道を歩いています

でも　その日は　そんな雰囲気に浮かされたのか

ちょっと近道をしようと考えて

いつもは通ったことのない　脇道を歩いてみることにしました

すると

見慣れない工場　大きな駐車場　綺麗なマンション

長年住んでいた街なのに　ちょっと道を変えただけで

まるで遠い街に来たようです

うふふ　たまにはこういうのも　新鮮で楽しいものですね

そのままずっと家の方向へ歩いていくと

……あら？

何でしょうか　ぴかぴかと　けばけばしい建物

よく見てみると　それは　パチンコ屋さんでした　マーチ　と言う名前らしいです

まぁ　こんなところに

私はギャンブルの類はやらないので　よく　知りませんが

楽しいのでしょうか　ううん　ちょっとわかりません

でも　そのパチンコ屋さんは　なんだかちょっと寂れていて

ネオンも　ちらほら消えていたりして

ほら　一番大きく表示されるはずの店名も　一文字消えています

うふふ　おかしいですね

パチンコマーチの　パが消えていて

チン……

……っ！？

てゃ

てゃてゃてゃ

ち　ちがっ

違います

なななな　なんていやらしい店名

チン……　

言えませんっ

ここ　こんな言葉を　堂々と　公衆の面前に晒していて　きゅーっ

はぁはぁ　少し　落ち着きましょう

何をこんなに興奮しているのかしら

私はもう一度　その店名を見上げます

ちら

……コ　マーチ

そんな　マーチ　だなんて

どんな歌なのかしら

一度聞いてみたいですね
違います　違いますっ

もうっ　これもあの卑猥な店名のせいです

私は今一度その看板を睨み付けるように

チン……

……ぼぼっ

いやぁ　直視した途端に　想像が　想像が　はふぅ

だめよ　秋子　秋子　しっかりして

あんな言葉に興奮するなんて　小学生では無いのですから

チン……

やっぱりだめですっ

ああん　もう　いやっ

私は顔を覆うと　一目散におうちへ向かって駆け出しました













（終）

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こんなネタでスミマセンｍ(_ _)ｍ
それでは。


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