裏・いたづら秋子さん いぢわる名雪ちゃん
注意事項が幾つか御座います、申し訳有りません。
注意事項
1、このSSは『いたづら秋子さん エッチな下着です』と併せてお読み下さい。
2、貴方の中の名雪ちゃん像を破壊するおそれがあります、嫌悪感を持たれましたら、大変申し訳有りません。
3、このSSには激しく毒が含まれております。たちの悪いブラックジョークの類です。
4、このSSの名雪ちゃんが、拙作『いたづら秋子さん』の名雪ちゃんで有るかどうかは、不確定です。
では、どうぞ……
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うにゅ〜
おこた ぽかぽか〜
暖かいよ〜
たまの休みくらい こうして ゆっくりしたいからね
わたしはいま おこたの中で ぬくぬくとした暖気に包まれながら おねむ
……の振りをしてるんだよ
こうしてれば 一緒に入ってるおかーさんも 祐一も
油断して 何かやらかすかもしれないからね
祐一は 何だか難しそうな小説を読んでるよ ちゃんと理解できてるのかな 心配だよ
おかーさんは 婦人雑誌なんて読んでるよ もう 中年の仲間入りだね
あれ なんだか突然 おかーさんの顔が赤くなったよ
なんだろ おこた 熱いのかな それとも風邪でもひいたのかな
……そんなわけないよね
きっと あの雑誌の中に なんだかエッチなページがあったんだよ
おかーさん いっつもそうだもんね
わぁ お母さんったら 顔を真っ赤にしつつ 見入ってるよ
本当に欲求不満なんだから
鼻息まで荒くして 恥ずかしいったらありゃしないよ〜
ピンポーン
あれ お客さんだ
なんだろ お母さんが応対に行ったけど 気になるね
祐一に気づかれないように そっと手を伸ばして 戸を開けて
隙間から 様子をうかがうよ
あれ セールスマンだ
いかにも胡散臭そうだね とっとと追っ払っちゃいなよ
あーあ お母さんったら 社交辞令に くらくら来てるよ
頬をゆるませちゃって だらしないよ〜
このままじゃ なんか買っちゃいそうだね 警察呼ぼうかな
あ なんだか セールスマンが鞄を開けたよ
中身は何だろ
わ 大人のおもちゃだね
えーと わあ 凄いよ〜 こんなのもあるんだ〜 沢山あるよ〜
……全部持ってるけどね
あはは お母さんったら そう言うのに免疫無いから
物欲しげな目で見ちゃって
まるで欲情してるみたい
そのセールスマンに襲われても 文句言えないよ
あれ なんだか カタログを受け取ったね
うん 普通の服のやつみたいだよ つまんないな
*
おこたに戻ってきたお母さん
そのカタログをパラパラと眺めてるよ
あ また顔が ひーとあっぷした
よくよくエッチなのに慣れないんだね もうそんな歳でも無いくせに
さてさて そろそろ 起きて
いぢわる 開始だよっ☆
そっとお母さんの背後に回り込んで……
「きゃあ お母さん えっちだよ〜」
ぶほっ
わっ 祐一までびっくりしてるよ 盗み聞きなんて 相変わらずスケベなんだから
「エッチな下着だよ〜」
このときは とにかく無闇にはしゃぐのがポイントだよ
ちょっとでも妙な素振りを見せたら わたしのキャラクターが崩れちゃうからね
とりあえず 騒ぐだけ騒いだ後 お母さんに鎮められるよ
あはは お母さんも祐一も 真っ赤っか
二人とも えっちだね
今日はもうちょっと 突っ込んでみようかな
「ねぇ お母さん」
「なにかしら」
お母さん 平静を装おうなんて そうはいかないよ
「お母さんはこういう下着 欲しいの?」
ガツンっ
わ 痛そう おかーさん机に頭ぶつけちゃったよ
祐一までぶつけてるよ 祐一も盗み聞きが好きだね ホントに
「そ そんなことないわよ」
嘘つきはダメだよ〜
もっといぢめちゃうよっ
「でも 欲しそうな目つきだったよ」
あ お母さん 困ってる困ってる
お母さんったら 本当に可愛いね
じゃ とどめだよ
「あ そーか」
一拍 間をおいて
「お母さん もっと凄い下着持ってるから いらないんだよね」
どごん
わぁ もっと痛そうだよ
本当に持ってるのかな 凄いなお母さん
……持ってないことくらい知ってるけどね
*
あれ なんだろ お母さんが 部屋でごそごそやってるよ
下着を漁って まさか 下着泥棒 なわけないよね
でもなんだろ
あ そうか
さっきの出来事に触発されちゃって 自分でエッチな下着が無いかどうか 捜してるんだね
でもきっと無駄だよ
わたしの知る限り お母さんの持ってる下着で 一番エッチなのは 真っ黒のらんじぇりー
そこそこ派手な奴が一組だけ有るんだよ
……わたしのよりは全然地味だけどね
あれ お母さん 何か見つけた
真っ黒い下着 でも わたしが知ってる奴よりずっと派手
え あんなの お母さん持ってたっけ
あっ 違うよ あれは わたしの勝負下着だよ
いつの間にか無くなったと思ったら お母さんの所に紛れ込んでいたんだね
わたしがああ言う下着を持ってることは秘密だから
洗濯機に入れないはずなのに
きっと わたしがうっかりして 普通に洗い物に出しちゃったんだね
それをお母さんが自分のだと勘違いして もう お母さん
自分の歳を考えてよ そんなの着る歳じゃないでしょ
あ 悩んでたみたいだけど 結局タンスの中に仕舞った
それがいいよお母さん 間違っても着たりしないでね
多分 ウエストとか 合わないと思うから
それにしても あの下着 あのままお母さんの物になっちゃうのかな
どうしよ〜 困ったよ〜 「それ わたしの」なんて言えないよ〜
……もっと凄いの持ってるから別にいいけどね
*
数日過ぎたけど わたしのあの下着 お母さんどうするつもりかな
「ただいま〜」
とりあえず学校から帰ってきたよ
今日は部活がないから 寄り道してる祐一よりは 早く帰って来れたけど
あれ お母さんの返事がないよ 部屋かな またきっと何かに 没頭してるのかな
好きだねお母さんも この間なんて 一人で気持ちよさそうに 脇毛剃ってたし
何考えてるのかな 全くもう
今日はなんだろ まさか 一人で自分を慰め
きゃー きゃー そんな わたし
……本当にそうかもしれないから洒落にならないけどね
抜き足差し足忍び足
こそこそ 隙間から覗くよ
あ やっぱりお部屋に居るみたいだね
わ 大変だよ またこの間の下着を引っ張り出してるよ
どうしよう わたしのだとバレたかな
なんだか悩んでるみたいだけど あ 立ち上がった
下着を手に持ってるけど やだ 広げてるよ〜
え まさかまさか おかーさん
それを 着る気じゃあ
まさか ね
あれ
わーっ わーっ お母さんが服を脱ぎ始めたよ
勘弁して欲しいよ〜
あーあ 下着姿になっちゃったよ 相変わらず 地味だね
そうして ブラを外して やだ おかーさん裸になる気だよ
わーん 見てられないよ〜 恥ずかしいよ〜
……かさかさの肌を見てもイヤになるだけだしね
あれ どうしたんだろ
おかーさん わたしの下着を持って なんだかいぢくりまわしてる
まさか フロントホックが分からないなんて 言わないよね ね
はらり
あ 外れた
お母さんったら きょとんとしてるよ〜
娘として 恥ずかしいよ とほほ
うわ それに気づいてびっくりしてる
うわ 付けようとして手間取ってる
ああんもう じれったいよ
あ ようやく出来たみたいだね
次はぱんつだけど おかーさん またきっとびっくりするんじゃないかな
ほら やっぱり 不思議そうな顔で見つめてるよ〜
あ 気づいたみたい
そんな 世界の終わりみたいな顔してびっくりしないでよっ
でもきっと おかーさんのことだから なんだかんだ言って 着るんだよ
この間の水着の時も ぶるまぁの時も そうだったしね
本当に 良いお母さんだね 感謝してるよ〜
……色んな意味でね
お母さん 下着を手にしたまま まだ悩んでるね
まあ あと5秒くらいかな
4
3
2
1
しゅっ するする きゅ
わっ ホントに着始めちゃったよ
ワンパターンだよ〜
でろんとしてきたお尻が目立つだけだよ やめなよ〜
わー お母さんったら そのまま鏡に見とれちゃって
わわっ そのまま なんだかぽーず取り始めたよ
客に相手にされなくなった年増のホステスの末路かな
投げキッスまでしちゃって
あーあ 付き合ってられないよ
これ以上 お母さんのたるんだ肌をみて
自分の将来を考えるのもいやだし
そろそろ戻ろうかな
「ただいまー」
あ 祐一だ
いつもながら 良いタイミングだね
見つからないように 戻らないとね
こそこそ……
*
今日の夕食はカレーだよ やっぱり甘口
本当は辛口の方が好きだけど
甘口が好きな方が女の子らしくて 良いよね
でも お母さんのカレーは とっても美味しいよ〜
……どんな人にも 一つくらい得意なことがあるんだね
あれ 祐一が なにかお母さんにいちゃもんつけてる
なんだろ
ああ さっきのことだね きっと
知らないフリして からかっちゃうよ〜
「祐一〜 またお母さんに 変なことしたんだ」
「ち 違うっ」
「隠さなくてもいいよ 別に」
「ち 違うんだって」
ゆーいちったら 顔真っ赤だよ
全くもう 純情なんだね でも ちょっとエッチで
……そういうの むっつりスケベって言うんだよね
あ おかーさんがまた ゆでだこになってきた
思い出しちゃったんだね 下着のこと
くねくねしちゃって 気持ち悪いだけだから やめてよ〜
結局 単におかーさんの機嫌が悪かったからと言うことで 落ち着いたけど
まだお母さんくねくねしてる 祐一ったら それに見とれちゃって あーあ
「はぁ はぁ」
祐一 息 荒いよ
全く 何にでも興奮しちゃうんだから
見境 ないね
まぁ いいよ どうせ今のうちだけだし
今はおかーさんに 最後の花を持たせておこう
さてと祐一 いぢわるしちゃうよ〜
「どしたの祐一 水 持ってこようか?」
思いっきり心配げに言うよ
「え? あ いや いい 大丈夫だ」
あはは その様子で 大丈夫もないもんだよ
さて ご飯も食べ終わったし
祐一は……
わ 予想通り
何だか 股間の一部分を押さえて 動かないよ〜
隣に座ってるから よく見れば 形もくっきり
わ 大きい
きゃーっ きゃーっ 恥ずかしいよ〜
……まぁ 要は大きさより テクニックなんだけどね
さて 祐一に さらにいぢわるしちゃおうかなっ
「祐一 どしたの?」
「いや な なんでもないぞ」
嘘つきだよ〜
嘘つきは許さないよ
「そう じゃ 祐一 宿題教えて」
無理矢理 立たせちゃおうかな
祐一の手を引いて ぐい
「わっ な 名雪」
「え? どしたの」
ぐいぐい
「分かった 分かったから 自分で立つ」
もう立ってるくせに
わっ わっ 違うよ〜
……こんなつまんない妄想するようじゃ お母さんになっちゃうからね
*
祐一に宿題も教えて貰ったし 下に行って テレビでも見るかな
階段を とん とん
それにしても 祐一ったら 宿題間違いだらけだよ〜
どっちが教えてるのか 分からなかったよ
でもこうやって 今のうちに 主導権を握っておかないとね
あれ?
お風呂に灯りが
おかーさん 入ってるのかな
影が見えるから まだ着替え中かな
きっと また自分の姿にうっとりしてるのに違いないよ
はぁ 困ったもんだね
そうだ 今日は 最後に一言
とりあえず 祐一 利用させて貰うよ〜
「ねえ祐一」
「ん なんだ 名雪」
「全く 祐一も お母さんに迷惑ばかり掛けちゃダメだよ」
「いや 俺は」
あ お母さん 動きが止まって こっちに聞き耳立ててる
「だって」
「だって何だよ 名雪」
ここで わざとお母さんに聞こえるように
「お母さんももう 若くないんだから」
……ニヤリ
(終)
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忘れてくださいっ。それではっ。
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