あー。どもども。火田です。一年半も前に書いたバカ評論です。
我ながらあのころは情熱的だったな・・・


    Aboutメイドさん



メイドさん。お手伝いさん。女中。等々、呼び名はたくさんありますが、その意味するところは一つ、「愛奴隷」です。
 今、(ごく限られた区域の中で)大ブームを巻き起こしている「メイドさん」。その嵐の規模はとどまることを知りません。何てったって、世の中にメイドさんオンリーホームページやらメイドさん育成げーむやらがそれこそ星の数ほど、大手を降って闊歩しているのですから。この文書を読んでいる方の中にも、その嵐の凄まじさを見知っている方、はたまた幸か不幸か自分もその嵐の渦中に巻き込まれてしまった方もいると思います。
 この文書では、ズバリメイドさんそのものとその超絶大人気の秘密を探っていきたいと思います。え、べつにいいって?そんなぁ・・・・


目録
1・メイドさんの背景
1−1・まえふり
1−2・かわいそうなメイドさん
1−3・虐めること
1−4・殻の中の小鳥
2・メイドさんのよいところ
2−1・かわいそう
2−2・主従
2−3・奉仕
2−4・制服
3・メイドさんヴァリエーション
4・メイドさん具体論
4−1・メイドさんを現実に考えてみる
4−2・虚構世界の中のメイドさん
5・メイドさんうだうだばなし







1・メイドさんの背景
1−1・まえふり
 ではまず、メイドさんブームの礎を作った、18禁パソコンゲーム(即ちエッチなゲーム。エロゲー。)の歴史から見ていきましょうか。
 まず、’95年までは「メイドさん」というものはいわば単なる脇役、舞台が「館」であった場合のいわばオマケ的なモノ、一種の小道具と言った考え方が一般的で、従って特に目立つこともなく、主役だなんてとてもとても。それこそ夢のまた夢でした。
 ところが’96年にパソコンゲーム「殻の中の小鳥」(以後「小鳥」と表記)発表!メイドさん育成シミュレーションゲームという前代未聞のこの作品がはれて大ヒットし、メイドさんに関する大きなターニングポイントとなったのは誰も異存のないところでありましょう。 
 それからというもの、日本全国にメイドさん旋風は吹き荒れ、全国のバカな(褒め言葉)男性諸君が「御主人様症候群」になってしまいました。困ったものですね。<==(ヲイヲイオマエモダローガ!)
 
1−2・かわいそうなメイドさん
 それでは、今流行っているメイドさんはすべて殻の中の小鳥から派生したものなのか?と言いますとそれもいささか短絡すぎまして、今流行っているメイドさんはぺたぺたと「可愛がる」ためのメイドさんなんです。けど、「小鳥」ではメイドさんを「可愛がる」なんて、そんなことしません。
 ではどうするのじゃ、というと。・・・えーと、このゲームの内容は・・メイドさんをより立派な性奴隷にするために「調教」(!)する。というものです。「調教」!はっきり言ってみてて痛々しいです。メイドさんは皆いたいけな少女ばかりですから、かなりかわいそー・・・です。ですから、もしこの文書を見ている方が興味を持たれても、気の弱い方はやらない方がいいですよ。あ。こんなとこ読んでる人にそんな奴いないか。
 ・・・失礼。と、ゆー訳で今流行っているメイドさんは同じメイドさんと言っても「小鳥」のメイドさんとはまた違ったものなのです。
 では今のブームはどこから派生したものなのか?という疑問が生まれます。さてここで私は一つの仮説を立てました。いいですか、いきますよ。
 えっと、先ほど私は「小鳥」にでてくるメイドさんはかわいそう・・と書きました。ここです。ここがポイントです!いいですか、かわいそう、と思ってしまった時点であなたはもうメイドさんの逆虜!
 たとえば!テレビでやっている「虐待される子犬達」、なんてのを見てかわいそうと思ってしまってつい自分で可愛がってあげたくなるように!ほら、あなたもかわいそうなメイドさんを可愛がってあげたくなって!!あなたもメイドさんにはまってゆくのです!!!!・・・ハァハァ・・思わず力説してしまいましたが、要はこう言うことなんです。かわいそうなものに対する慈しむような感情。これがメイドさんにはまる理由の一つです。・・あくまで一つですからね、他にもありますよ。
 まあ日本人はだいたいの人が「虐げられる使用人の少女」に対して何かしらのコンプレックスがあるようですけど。・・・・「おしん」とかね。
 しかしでも、「小鳥」の本来の魅力といいますか、開発者のやりたかったことは上記のことではなく別にあるようですけど。まあ、それは後述するとしまして、次に行きます。
1−3・虐める、こと
 ・・・と、いうわけでその後メイドさんは大ブレイクし、いろいろなところでメイドさんを見かけるようになりました。と・こ・ろ・が・・・・どこにもメイドさんを本当の意味で「虐めている」人はいないのです(いや、もちろん虚構世界で、ですよ)。確かに、時々メイドさんをいたぶっている人はいるのですが・・・それはちょっと違います。それはあくまで虚構の中の虚構であって、ひとっつも現実味を帯びていないのです。ただ単に欲望をかたちにしただけというか・・人格のない人形でご都合主義で遊んでいるような・・そんな感じなのです。だって、ちょっとアレな話になりますけど、無理矢理にSEXさせられて感じてしまう人って、現実にいると思います?そりゃま、自分がMだって自覚してる人とかは別ですけど、はっきり言ってそんな女性はいません。例えば、いくら何でも処女がレイプされて感じてしまうってのは・・・ねぇ。なんだかそんなずいぶんと男にとって都合のいいメイドさんばっかりみかけるのです。
 ここからわかるのは、ま、男の身勝手さ、幼さ、ですかねぇ。男なら誰でも、女の子を虐めてみたい!とかって思うもの。でもなんでそれをやらないかって言うと・・相手が嫌がるから、嫌われるから、に決まってますね。だいたい男なんて鎧の下は恐がりの小心者ですから、相手に嫌われる事なんて怖くて出来やしません。でも虚構の世界のメイドさんなら、自分がどれだけ好き勝手やったってしっかり悦んでくれますから、いくらでも無茶に虐めることができるわけです。男って、ガキですね。まあ、これはメイドさんに限らず、他のエロ本、エロゲーでもそうです。AVのSM物(ややこしいなぁ)なんかにしても、それは本人達の同意のもとでやっているわけですから、特に問題はないわけです。

 では、本当の意味での虐め、とはなにかというと・・・そぅ。「調教」ですね。普通の娘さんを立派なエロエロさん(なんじゃそりゃあああ)に仕立て上げる事・・しかもちゃんと現実の感情も考えて!
 これ、とっても難しいことです。調教師の側からすれば、好き勝手やりゃ壊れてしまう、優しくしてやりゃつけあがる、何にもしなけりゃ何にもなんない、ととても大変です。いろいろと手間暇かけて、しかしそのじつつけあがらないように壊れないように気をくばらなけりゃならない始末・・・どっちが御主人様だかわかりゃしません。
 しかし、過去に一つだけ、いや二つだけその難しさを如実に表現したソフトがあります。その名は・・もちろん、殻の中の小鳥!及びその続編、雛鳥の囀(さえずり)、です。次は、このソフトのことについてくわしく解説したいと思います。

1−4・殻の中の小鳥 
 ・・・とはいえ、まだ私は(’98年8月現在)雛鳥の囀の方はやっていませんので、申し訳ないが殻の中の小鳥の方だけで勘弁して下さい。
 えー・・・舞台は、産業革命後の「霧の町」ロンドンとおぼしき町。そこで繰り広げられる、雇われ調教師のフォスター(主人公)と5人のメイドの幻想耽美退廃暗黒趣味なお話です。おわり
 あ、すんません、ちゃんと説明しますからぶたないで(泣)
ん・・・でもどーやって説明しようかな。このゲームは他のあまたのエロゲーと根本的なところで本質が違っているから、非常に説明ががしづらいのです(イイワケ、トモイウ)。
 このげーむのテーマは・・なんだろ・・「街の持つ二つの顔」とか、「虐待に対する背徳的な悦しみ」とか・・・あ、「価値観のギャップとそれによる耽美的快感」!?うん、そんな感じです。
 例えば、快楽を与える娼婦的メイドとしてそれでもなお日々の生活に幸せを見いだそうとする少女達、少女達を平気でなぶりながらも自らの暗黒性に悩む主人公、冷徹な「大人の男」として描かれる雇い主、そしてその雇い主を愛する二人の女・・・まさしく異常、我々の常識の外にある世界。しかしそんな世界でも人々は日々を生きているのです。そう。我々の知らない世界は確かにあって、その世界にも人は住んでいるのです。このソフト自体は虚構、フィクションですが、こういう事はけして幻想ではないのですよ。
 ちょぴっと脱線しますが、たとえば!ひとはよく、「・・・な世界なんて想像できない」といいます。ここでは仮に、「家のない世界」とでもしておきますかね。ええ、確かに家のない生活なんて、今の日本ではほとんど考えられませんね。しかし、アフリカやベトナムでは、家なんてなく、寒さに凍えている子供達がたくさんいるのです。この文を読んで「何だ、そんなことぐらい知ってる」と、あなたは思ったでしょう。それは違います。それは、ただ知識として知っているだけで本当にその世界を知っていることにはならないのです。
 戦争を知らない子供達が戦争にあこがれるように、今の日本人は、先進国の犯罪問題や途上国の貧困問題などをニュースで知っても、それはいわば自分たちとは別の世界、まるで物語の中の世界のように頭の片隅に知識として置いておくだけで、自分とは関係のないこと、として何事もないように自分自身の生活に戻ってしまうのです。そうでなければテレビで難民のニュースを見たあと残飯を惜しげもなく捨てられるものですか。・・・人は、自分たちの知らない世界があっても、それが自分自身に関係してこない限り、それを現実として受け止めることはないのです。夜の街で援助交際が堂々と行われていることを知らない平和で清らかな日本人には関係のないことでしょうけど。
 で、ま、何が言いたかったかっていうと、「小鳥」のその異常だが奇妙な魅力あふれる世界にふれて、私はとても驚いた、ということです。私も結構いろいろエロゲー、ギャルゲーの類をやってますが、(自慢にならねぇよ)それらのほとんどが、プレーヤーがすぐになじめる世界観の中に構築されているのです。まあこれは当然といえば当然なんですけど、正直言ってそんな世界にはもう食傷ぎみでした。ならばゲームなんかやめて夜の街にでも繰り出せ!ってのが正論でしょうが、そうもいかないのが臆病な私の情けないところで、結局ゲームをするのですが・・・そんなときに「小鳥」をやって。
 
 何だこの世界!?女の子がみょーにリアル・・・
 あ、こら女の子殴るなよぉ。
 女の子本気で嫌がってるのに、無理矢理すんなよ・・
 それでもこの女の子は、主人公を愛するのか?
 なんで?なんで?なんで?
 翌朝、徹夜してゲームをした私の頭の中身は、不思議でいて、残酷であり、時に優しい、そんな人々の心の動きがなぜか真実味あふれる「小鳥」の世界がダイレクトに入ってきて、自分がすんでいるこの世界がひどくぼんやりして見えたものです。今では結構「小鳥」の世界と人々の心の機微がわかってきましたが、当時はまだまだガキだったんで(今もだけど)、頭んなかに?マークがいっぱいでした。だって、ねえ。
 「叫びは血の味に似ている」とか、
 「一番原始的な化粧。それが美しい」(作中より)とかっていわれてもねぇ。
 どっちかっていうと「殻の中の小鳥」は、エロゲーと言うより、エロを題材とした「耽美的文学ゲーム」といった方が正しいような気がします。感情移入対象が、主人公ではなくて5人のメイドさんなので、男性向けと言うより、女性向けなのかもしれませんね。エロゲーだから、なんていらぬ偏見は捨てて、一度やってみることをオススメします。
 基礎知識は、わかりました?・・んん・・でも結構堅い話が続きましたねぇ・・では小鳥のキャラクター紹介は後回しとしまして、ここで小休止。深呼吸しましょ。すう・・・はぁ・・・よし。
 次回はやらかい話にしましょう。・・・やらしい話じゃないぞ。


2・メイドさんのよいところ
 えー・・・それではみなさん、メイドさんに関する背景は頭に入りましたか?・・・・・・誰も返事してくれませんね。ぐれちゃうぞ。・・・・ま、それはそれとして、今回は、メイドさんの何がよいか?というテーマでいこうと思ってます。ホントはこれだけやりゃあ十分だったんじゃねぇかなぁ・・
 最低条件として、かわいい女の子であること。女性でも可。男は殺されることを覚悟。 
 では、よいところ・その1
 「かわいそう、であること。」
 1−1でかいたことですが、これはあまり最近のメイドさんにはあてはまんないですね。だって、ネットとかを見ていてでてくるのは、「可愛がられているメイドさん」か、「完全に虚構として虐められているメイドさん」がほとんどなんですから。
 前者はまあ、多くの御主人様が、「メイドさんかわいそう・・・よっしゃ、俺がいっちょ幸せにしたるか!」と思ったことの結果ですから、しょうがない、といえばしょうがないことです。かわいそうなメイドさんは、今の世(なんどもいうけど、虚構の中で、ね!)にはほとんどいません。時代の流れ、という奴ですかね。でも、可愛がられているメイドさんというのは、みていて微笑ましいもんです。へへへ(照れ)。
 後者は、メイドさんを形式的にとらえてもてあそんでいる類のものです。このことも前に書いたんで省きますが、私はけしてこれに対して否定的ではありません。私も男ですから(笑)。でも、これはいわばダッチワイフでヌいているようなものですから、性的感情以外の感情はわきませんし、私の提唱するメイドさんに対する感情移入、即ち「愛」とは全く違うものなのです。わかりましたか?
・・・しかしなんて恥ずかしいことを言わせるんだ・・・「愛」だってよ。うひゃっ!(恥)

 よいところ・その2
 「主従関係、であること。」
 人は誰しも偉くなりたい、と思うもの。それはつまり、自分より格下の者が欲しい、ということです。格下の者に慕われたい、とか、ビシッと人に命令してみたい、とかの願望も、この部類ですね。メイドさんは、そんなあなたの望みを全部叶えてくれるのです!例えば、
 「おい、メシ。」
 「はい、御主人様。」
 「おい、フロ。」
 「ただいまご用意します、御主人様。」
 「おい、寝るぞ。」
 「えっ!・・・御主人様ったらぁ・・・えっち」
 ・・・最後はちょっと違っちゃった気がするけど・・まあ、そういうこと(Hとか)が割と自由なのも、魅力の一つですね。主人ということをたてにとって抵抗できないメイドさんを強引に・・とか。善良な御主人様だったら絶対にそんなことはしないでしょうけど。一昔前なら「女中に手を出す」ってやつだねえ。まあ、いいとこの坊ちゃんだったら逆に手を出されるかもしれません。それはそれで・・まぁ、我々には関係ないことです、はい。
 それから、メイドさんに慕われたい、即ち格下、年下の女の子に慕われたいという感情は、シスコンやロリコンに近いモノがあるようです。別に悪い事じゃありませんよ。いきすぎなければ、ただの「妹好き」と「年下好き」ですから。どうです?あなたは、メイドさんから「お兄ちゃんっ!」って、言われたいですか?私は、・・・結構言われたい。 
 ・・・なんにせよ、メイドさんの必殺技の一つである、「上目使いで恥ずかしそうに「御主人様・・・」」を使われたら、たいていの男性ならコロッと来ちゃうでしょう。萌え萌えぇ。

 よいところ・その3
「奉仕者、であること。」
 このことに関しては説明不要だとは思いますが、一応説明しましょうか。メイドさんを雇う一般的な理由・・・そりゃ、普通に考えれば家事雑用の人手が欲しいから、ですね。それでなくとも、めんどくさがりが多いこの世の中。自分のためにつきっきりでお世話をしてくれる人が自然と欲しくなります。看護婦さんやスチュワーデスさんのファンが多い、ということもここら辺に要因がありますが、それに関して言えばメイドさんの比じゃありません。日本人男性は、古くから家事のできる女性を好む性質がありますから、奉仕してくれる女性というモノは、大きな魅力としてうつるでしょう。ただし、メイドさんに依存しっぱなしでダメダメな人間になってしまわないように注意しましょうネ。

 よいところ・その4
「制服がかわいい。」
 メイドさんの制服、といえば、
・色調は紺と白。あくまでシックに地味に。
・カチューシャは白のフリルかレース。ただ、あまりきっちりつけてはいけない。のっけてかざる程度で。
・紺のブラウス。肩の部分が膨らんでいるドレスタイプである。半袖、長袖の2種類ある。
・紺のフレアスカート。ロングかミニかは、御主人様の趣味による(笑)。
・白い肩掛けエプロン。肩のところと下のエプロンのところにフリルがついている。
・その他、リボンやブローチなどメイドさんを彩る小物も忘れずに。
 と、言ういわゆるエプロンドレスタイプ(図を参照)が基本でしょうか。他にも、コルセットによって胸を強調したタイプとか、胸元開帳タイプとかいろいろありますが、だいたいのメイド服はこの基本形をもとにして作られています。
 それだけ完成され、かつ皆から愛されている制服なのですが・・・これはメイド服だけに限らず、他のすべてのファン付き制服に言えることですが、それって何となくパブロフの犬という感じがします。だって、制服は単なる服であってその本体ではないのですよ?!なんでこんなに制服ファンが多いのでしょう・・・
 それは、みんなその制服からその本体を連想して、条件反射的に好きになってしまうからです。デザインの善し悪しなどは、それはつまりどんなデザインならばこの制服を着る者の魅力を十分に発揮できるか、ということにすぎないのです。ああ、世の中になんとパブロフの犬が多いことか!・・・私もだけど。
 何にせよ、メイドさんの制服、かわいいです。女の子がこの服を着ているのを見ると、いつもよりは数十倍かわいく見えます!いや、素材にもよるけど(苦笑)。
 よいところ・総括
 それでは、いよいよメイドさんのいいところをまとめますか。結局のところ、メイドさんというものは、「役に立つペット」という言い方が一番しっくりきますねえ。あ、別に差別的発言じゃないですよ(あせあせ)。い、石投げないで。
 だって、可愛がることができて、いろいろと世話をしてくれて、するべき事をしつけたりして、時々逆に甘えたりして、現代人のすさんだ心の拠り所と考えれば・・・どうですか?そう、思えません?
 と、いうわけで、われわれはメイドさんを欲し、憧れ、そして愛するわけです。たとえその愛が一方通行な愛だとわかっていても・・・・ね。
 なんか終わりっぽくなっちまったがまだまだおわらんよ(クワトロ風)!



3・メイドさんヴァリエーション
 では次に、基礎知識がわかったところで、一歩進んだメイドさんの話をしましょう。
題して!「メイドさんヴァリエーション」・・・なんかかっけぇぇ・・
 メイドさんってのは基本的に「年下、従順、純情」なモノなんですけど、ここではそうでないメイドさん、つまり、いろいろな女の子をメイドさんにしてみたらどうでしょう?そして、どう扱えばいいでしょう?というのを考えていきたいと思います。
 まずは、基本形としての「少女」な、メイドさん。タイプとしては、「元気!」なコと、「大和撫子」なコ、あとは「虐めないで・・・」「生意気ぃ」「クール」と、5種類に大別できると思います。 
 みんな、だいたいは純情な子が多いので、大人の男として優しく可愛がってあげることが重要です。ただ、注意として、「虐めないで・・・」タイプは逆に虐めてあげると喜んじゃう子もいます。ホントに嫌がるかもしれんが。あと、「クール」タイプは、ひょっとしたらクールになってしまった原因、というものがあるかもしれませんので、気をつけて下さい。・・・よくできた物語だったらね。
 しかも、もし二人の思いが高まれば・・Hな事もできるかもしれない・・・というオマケ付き。そのときは、なるべくやさしくね、御主人様。
 それから、少女を進行させて「ロリロリ」なメイドさん。いや、メイドちゃん?みたいな子。この子達は、いわば「可愛がり」専用メイドさんですから、「困っている姿が見たい!」なんてひねくれた人以外は、あんまり難しいことを頼んではかわいそう、ってなものです。特に、Hな事なんて、もってのほか!ですよ。わかってんのかこらロリコン!
 年上のメイドさんなんかも、なかなか味があるモノです。まあ、なかなかいないケド。しかしこの場合は、「支配する事のうれしさ」と「甘えることのうれしさ」が二律背反、かっこいい言葉で言えばアンビヴァレンツになってしまうので、どちらか一方に決める必要があります。ええと、そうですねえ、「高飛車、生意気系」なメイドさんであれば、支配することを楽しみ、「姉さん、世話女房系」なメイドさんであれば、ごろんと甘えることを楽しむようにすればいいでしょう。まあ、日本人男性はみんなガキですから、長い目で見ると実はこういうメイドさんが一番いいのかもしれません。
 まあ、こんなところでしょう。「同級・友達」系メイドさんってのはさすがにいないでしょうし。でも、いたらいたでなんか青春ストーリーが巻き起こりそうで面白そうだなあ。たとえば、 青春アドベンチャー 「はるのこもれびさらさらと。」
 「幼なじみの翔子・・・元気にしてるかな・・・」
  そのとき、恭一の部屋のドアが静かに開き、そこには紺色の制服に身を包んだ一人の少女がうやうやしくかしずいていた。
 「あの、今日からこの家のメイドとして働くことになりました・・・」
 「しょっ・・翔子っ!?」
 「恭一くん!?」
 ・・・とかな。うわ、なんかおもしろそ。誰かこんなの書いてくんないかなぁ・・・
あとは、場合によって「眼鏡」とか、「首輪」とか、そういうオプションをつけても面白いでしょう。マニアにはおなじみの「ネコミミ」とかね(笑)。

4・メイドさん具体論
4−1・メイドさんを現実に考えてみる
 さて、ここまで読んだみなさんは、だんだん現実と虚構の区別が付かなくなってきていませんか?私はだんだんと現実がわからなくなってきました(ヤバイ)。そんなみなさんをすべからく現実に引き戻すために、現実問題としてのメイドさんを考えてみましょうか。
 えーまず、メイドさんを雇うためには・・・って、実は日本の法律では「メイドさん」という概念は違法なんだそうです。「家政婦」とか「ホームヘルパー」とかならおっけーなんだけど・・・みんなおばさんだろうし、「奉仕」じゃあなくて「福祉」だし・・・ダメダダメダ、こんなんでロマンもへったくれもあるかーっっ!!俺のメイドさんを返せーっっ!!!ってはあはあ・・・おちつきましょう。はい。
 では実際にメイドさんを雇うためにはどうすればいいかというと、メイドさんが違法でなくてなおかつ賃金の安い国へ高飛び、・・もとい移住すればいいわけです。例を挙げれば、東南アジアとかインドとかですね。それより西は、治安が悪かったりするのでおすすめできません。ヨーロッパまで行っちゃうと、賃金がきついし、ニホンジンカネモチ攻撃がきかないでしょうしね。それでは、まずは現地に飛びましょう。
 現地に着いたら、まずは自分の住むところを見つけて、それから、メイドさんを雇いにいきます。自分の気に入ったメイドさんをうまく雇うことができたら、オールオッケー!南国の暖かな風に吹かれながら、エスニックなメイドさんと優雅な生活・・・ああ幸せ。
 ただ、これを実現させるには、それこそ現在の生活をすべてなげうつ覚悟が必要ですので、相当気合いの入ったメイドさんバカ一代でないと無理です。それに、治安だってけしてよいとは言えないので、自分とメイドさんが危険にさらされないように十分に気をつける必要があります。さらに、現地の生活風習や衛生観念、果ては言語などが日本とはまるきり違いますので、よっぽど適応能力の高い方でないと生活が困難になること請け合いです。それに、一番の問題は、自分好みのメイドさんが見つかるかどうかわからない、ということです。なにしろこれはよくできた物語の中ではなく現実ですから、かわいいメイドさんなんてまず!いません。それこそ千人に一人いるかいないか、さらに理想を追い求めていったらいつまでたっても見つかりません。しかしだから、といって妥協してしまうと、メイドさんとの楽しい生活がメイドさんとのわびしい生活に変わってしまうので、よくありません。まあ、このことを実行するような気合入りまくりな人なら、ガイドブックと裏ガイドブックに首っ引きで何とか気合と根性で見つけるでしょう。いるのか、そんな奴。
 え、私?いや、私はほら、まだまだ日本に未練があるから。でも、インド系メイドさんか・・・結構いいかも(爆)。
 んー・・でも、現実にメイドさんを追い求めている人って、結構多いみたい。この間、ネットをのぞいてたら、「メイドさんツアー」なるものがありまして。何でも、都内のいろいろなホテルとか喫茶店とかで、メイドさんによく似た制服を従業員の女の子が来ている店を回覧するツアーらしい。俺もいきてぇぇ、なんちて(割と本気)。でも、その店の人たちはさぞかし気味悪かったろうなあ。「何だあの妖しげな集団!?ゲッ、写真とってるよ・・・警察呼ぼうか?」なんて感じで。でもしかし、普通の人から見たら、私も同じ風に見られてるのでしょか。・・・少し、自分を見つめ直した方がいいかもしれん・・・
 さて、気を取り直して!それでは簡単にメイドさんをとっつかまえるにはどうすればいいかというと、これは結局、自分のメイドさん「ごっこ」につきあってくれるようなよくできた恋人を捜すのが一番ではないかと思います。しっかりとしたポリシーと、これは遊びであるということを前提に説得すれば、割と気軽に引き受けてくれるのではないでしょうか?「ちょっとメイドさんになって」とか。大丈夫かよ、ホントに・・・
 あとは、コスプレ好きな彼女を作る、とか。自分と同様にメイドさん好きだったりすると、なおグッドです。衣装づくりを手伝ってあげたりして、ね。ただ、メイドさんで遊んでいるときに、ノリすぎて衣装をびりびりに破ったりとかしないように。してみたくても、男ならグッと我慢だ!
 何にせよ、メイドさんになってもらってるからには、相手の気持ちを考えて、相手の望む行動をしてあげましょう。女の子は時には男らしい行動なんかも求めていたりしますから、ただべたべたに優しくしているってのも考え物です。でも、それでは御主人様とメイドさんという関係が逆じゃないのか、とも思えますが、それがメイドさんを愛する、ということですから、我慢しましょう。そんなもんです、世の中なんて。
 え、恋人を作る方がよっぽど難しいって?んむぅ。そんな人は、お金を貯めてイメクラにでもいきましょう。いや、冗談でなくて。そこでも優しさや誠意を忘れずにいけば、「愛のぷらいべーとメイドさんプレイ」なんてのも楽しめるかもしれません。・・・そうすると今の世の中ってメイドさん好きに優しい世の中なのかなぁ・・それとも俺があまりにも楽観主義なだけか?現実の風は冷たいだろう・・・何にせよ、努力だ!努力!
 これを読んでらっしゃる女の子(いるのか?)は、なるべく男のメイドさん「ごっこ」につきあってあげるようにして下さい・・・

4−2・虚構世界のなかのメイドさん 
 ええと、それでは現実の話でさめてしまった頭を再びホットに盛り上げる(なんだかなあ)、虚構世界のメイドさんの話をしましょう!えーと、ここでは、キャラクター紹介のようなかたちで、エロゲーやギャルゲー、漫画や小説などに登場したメイドさんについて書きつづっていきたいと思います。いわば具体例というものでしょうか。
 名前:そのメイドさんの名前
 作品:登場した作品名と、その区分。
 性格:どういう性格か?ということ。
 設定:そのメイドさんの生い立ちとか、状況とか、身体的特徴とか。
 評:それで最後に私個人の感想と評価、その他諸々をば。

その1
 名前:クレア・バートン
 作品:殻の中の小鳥(PC18)
 性格:無口無表情、暗め
 設定:実は館の主人の・・・
 評:私のメイドさん人生はこの娘から始まりました。私がまだメイドさんにはまっていない頃に、雑誌で殻の中の小鳥の記事を見てこの娘の表情が脳裏に焼き付いて離れなくなってから、私はメイドさん好きになっていったのです。クレア・・・その名だけが私の夢想の中で大きな比重を占めていきました。私は無性に殻の中の小鳥がほしくなりました。しかしそのとき私はパソコンを持ってなかった!そして、苦節2年(中途半端)ようやく夢にまで見た殻の中の小鳥を購入したのです!買ったその日は徹夜でプレー。最初のエンディングをクレアと迎える。従って思い入れも強いはず、何だけど・・・プレーしてみると、なるほど、クレアは私が思っていたとおりの美しくも哀しい、少女、でした。しかし、私はそのときすでに他の二人のメイドさんにうつつを抜かしていたのです。彼女たちは私が思っていた以上の魅力あふれるメイドさんでした。その二人のメイドさんは・・続く

その2
 名前:アイシャ・ファーファリス
 作品:殻の中の小鳥(PC18)
 性格:勝ち気で生意気、でも強がり
 設定:娼婦上がりのメイドさん
 評:続き・・その二人のメイドさんのうち一人がこの娘・・アイシャです。彼女は、娼婦上がりという設定のせいか、自分の体を売ることに関してはすべて「遊び」と割り切っているため、何の抵抗もないようです。私も、最初はそういうセクシー系メイドさんかな、なんて思っておりました。ですが、いかにそうとはいえやはり少女ですので、勢いに任せて館を飛び出したりとか、時々人の優しさが恋しくなるときもあるようです。ただ、アイシャのいう優しさとは、フォスター(主人公)の持つ大人の男のサディスティックな「優しさ」、つまり相手の望むように自由自在にいろいろしてあげる、ということですので、ただ猫可愛がりするのとは違うようです。アイシャ曰く、「フォスターはとっても優しいのよ。だって、言ってほしいことを言ってくれるんだもの」なんだそうです。しかし、アイシャに対するフォスターのセリフは、辛辣なものが多かったような気がします。いわば、弱さ故の優しさ、ではなく強さ故の優しさという奴なんでしょうか?・・・ボク、ガキだからよくわかんにゃい。でも、その「ありふれた」性格とその奇妙にリアルな「おんなのこ」の性質との(私の常識のなかでの)ギャップがアイシャの大きな魅力となっているような・・・気がします。
 優しさ・・難しいですね。よくいう優しさは弱さ情けなさ。それだけでは恋はできません。
 がんばろうね。(村上龍か?)
 
その3
 名前:リース・ウェン・ネフタ
 作品:殻の中の小鳥(PC18)
 性格:いぢめないで・・・
 設定:借金のカタとしてメイドさんになる。ややぽっちゃり体型。めがねっこ。
 評:それで、もう一人のメイドさんがこのリースです。この娘は、アイシャほどHな事に慣れてはいませんので、毎日がつらくてしょうがなかったようです。そこら辺のどうにもおどおどした態度が私の心をくすぐりました。この娘は、「可愛がられる」メイドさんの原型といえるのかもしれません。でも、日が経つに連れ、リースは自分がマゾであると言うことを理解し、日々の生活をなるべく楽しんで過ごすようになりました。・・・ってヲイ!おどおどした態度が変わらないのはよかったケド。
 しかしここで問題なのは、リースの心変わりについて。「エロゲーなんだから、お得意のご都合主義だろ!」と割り切ってしまうには、あまりにも緻密なリースの心理描写があります。エンディングでは館の主人が破産して、メイドさんだった女の子は皆自由の身となるのですけど、・・・これは、リースだけでなく他の4人のメイドさん全員に言えることですが・・・なぜ、みんなその館でメイドさんだった日々を「幸せだった」と言えるのか。仮説を、三つほど。 
1・「フォスターがそうなるように調教していった。」
2・「メイドさんが、そう思いこむようになっていった。」
3・「元々そういう性質だった。」
 この三つのうちどれかだと思うのですが、さて、どうでしょう。どれも当てはまるようで、どれもしっくりきません。例えば1と2はほとんど水掛け論になってしまい、どちらだかよくわかりません。3はつまり、虐められて喜ぶ、というのは別におかしいことでも何でもなく、虐められる=虐めたくなる=可愛がっている、好き=優しくされている、だからうれしいという発想の転換によるものです。
 要は物事すべて価値観の捉え方と考え方だと思ったり、いろいろと考えてはいるのですが、まだ、はっきりとした結論はでてません。ただ、最近思うのは、この三つすべてなのではないか・・・と。

その4 
 名前:メイファン
 作品:デスクトップのメイドさん第一巻(PC)
 性格:従順でけなげ、いじらしい
 設定:とりあえずメイドさん
 評:やー、やっと明るめの話題に戻ってこれそうです。この娘は世が殻の中の小鳥の影響で、逆に可愛がるためのメイドさんでわいていた頃、即ちメイドさんブームが加熱しだした頃にポン!と出たシリーズ第一作目のメイドさんです。
 このデスクトップのメイドさん、というシリーズは、パソコンを持っている人ならおなじみのデスクトップアクセサリー集のテーマをメイドさんに据えたシリーズで、豊富な壁紙とプロの声優さんによるかわいいボイスがいい感じのシリーズなのですが・・・あんまり話題になることなく、どこかへ行ってしまいました。はぁ。4800円という値段が悪かったのかな・・・。え!?このメイファンという娘はどんな娘か、ですって?あー・・かわいい娘です。はい。・・・だって、あんまりに基本すぎて何も言うことないんだもの。まあ、それだけ万人向けの魅力あふれるよいメイドさんって事で、ひとつ。CVが中川亜紀子さんというところが、セールスポイント、でしょうか?
 
その5
 名前:アイリス・ミール
 作品:エターナルメロディ(PS・SS)
 性格:おっとり、おろおろ
 設定:お城の王女付きのメイドさん
 評:それでは純粋に評だけ。
 性格設定自体はあんまり他とかわんないんですけど、王女と一緒に旅をするメイドさんってのは新しかったです。私は、このゲームでエンディングまでたどり着いたときに、予想もしていなかったのにアイリスさんとのエンディングを迎えることになりまして、いやー、あんときはうれしかったにゃぁ・・・(バカ)



その6
 名前:マルチ(HMX−12型)
 作品:To Heart(PC18)
 性格:わたわた、ふぇぇ、ですぅ
 設定:メイドロボットの試作品
 評:わ、私としたことが大変重要なキャラクターを忘れるところだった!!だってマルチってメイド服着てないから、メイドさんだって事をうっかり忘れてしまうんですよ。
 えーと、どういう娘かというと、主人公の通う学校にメイドロボットのマルチが実用試験として入学してきて、あわてんぼうでおっちょこちょいだけど底抜けに優しくピュアなマルチに主人公は・・・私の口からこれ以上は語れぬ!男なら(女の子でも)黙って「To Heart」をやるべし!そして三回泣くべし!べしべし!

その7 
 名前:葉月
 作品:戦うメイドさん!(マンガ)
 性格:ネコネコ
 設定:メイドロボットの試作品
 評:・・・最近はメイドさん+ロボットってのがはやりなんですかねぇ。「鋼鉄天使くるみ」もそうだし。ま、それはそれとして。
 この娘のいいところは、御主人様のために何かしたいと思っても、どういう風にそれをしたらいいかわからないところとか、ロボットとして人間の感情がわからなくなったりするようなところにあると思います。それでは、後者の例をひとつ。
 ひょんな事で、葉月の御主人様「ハルチカ」(例によって情けない男)が海におぼれてしまいました。ところが、ハルチカは何とかいいところを見せようと「来るな」と言ってしまうのです。葉月はそういわれて素直に待ちました。ところが、葉月と一緒にハルチカに仕えてるメイドロボットの「如月」が「来るな」と言われていたハズなのに、ハルチカを助けに海へ飛び込んでしまうのです。結果、ハルチカは助かりましたが、命令違反をした如月がなんで褒められるのか、葉月には納得いきません。
 その後、瓦礫に潰されそうになったハルチカを決死(いや、決壊?)の覚悟で助けた葉月は、ハルチカにこう言うのです。
「ハルチカ様・・・・・あの時 あたしは
 助けろと命令があれば 海の中だろうが 宇宙だろうが
 誰よりも・・・・・如月よりも先に飛び込みました」
 ぬわああああああああああああああああああああああああ
 なぁんていいセリフなんでしょ。こんな事言われたら、御主人様冥利に尽きるってもんですね。結構この本マイナーなんで、知ってる人は少ないと思うんですけど、他にもなかなかいい話が多くてかなりオススメ度高いです。・・・ただ、ちょっと絵に・・・難があるので、心の広い方に・・・・
 
その8
 名前:虎条院 鬼黄泉
 作品:宇宙帝国繁盛記(マンガ)
 性格:サドでマゾ
 設定:押し掛け無理矢理メイドさん
 評:これはあのー・・・メイドさん、としてでなくって、キャラクター、として気に入ってるんですけど・・いや、絵はうまいし性格は面白いし、かなりいいメイドさんです。・・・・・・ニューハーフであるということをのぞけば。

 これ以降は、特に例はなし。だって、最近のメイドさんと来たら、あまりにも形骸化が進んじゃって、メイドのなんたるかをわかってないものが多い!たとえば、よくあるのが、ただ女の子にメイド服着せましたってだけのパターン。コメントの必要無しに却下。出せばいいってもんじゃない。または、前者よりは少ないんだけど、これは「小鳥」のテーマの一部だけを取り出したようなモノで、御主人様乱暴なんです、でも好きぃぃってパターン。この場合、細かな心理描写がなされていたり、又はメイドさんが性格破綻者(笑)であったりすれば、特に問題はないんですけど、そんなモノひとつもない。ただ、好きなんだって。あほか。こんなメイドさんばかりでは、最初の前書きと反してしまいますが、ブームの終焉も近いようですね。今、正しいメイドさんを求めるのならば、インターネットのホームページが一番でしょう。純粋にメイドさんを求める野郎共がたくさん居りますから、あそこには・・・・愛がある(恥っ)。
 
5・メイドさんうだうだばなし
 
 ふう、いよいよ終わりました、「Aboutメイドさん」!ここまで読んで下さって、本当にありがとうございますぅ・・・海よりも深く感謝いたします、はい。

 ここの部分はあとがきのようなものなので、かるーく読み飛ばしちゃって下さい。

 えーと、この文書は、メイドさんについていろいろかいたモノなんですけど・・・構成はめちゃくちゃだわ、文章は稚拙だわ、言ってることは支離滅裂だわと・・・自分でも情けないくらいです。その上、なんだかメイドさんに関係ないことまでぐだぐだと書いてあるではないですか。でも、そういう文書であることは、すでにタイトルに書いてあったのですが、気がつきました?「大体、メイドさん」・・・ってね。

 でも、ホントメイドさんはやってますよね・・・いや、ごく一部で、だけど。しかし、こうもメイドさんが流行るということは、それだけみんなメイドさんを欲している、即ち愛に飢えている、即ち心が病んでいる、ということなんですよねー。これってけして社会にとってよいことは言えませんケド・・どうなんでしょう。ただ、メイドさん自体は、「トテモイイモノ」だと、私は、思っております。

 突然ですが、「メイドさん」を漢字で書くとしたら、どういう字を当てればいいと思いますか?私の友人は「迷奴さん」としましたが、私は・・・「愛以奴さん」としたいと思います。愛で以て奴隷とす、という意味です。メイドさんの本来の、というか我々が求めているメイドさんの真の姿はそういうものなのではないかと・・・そう思います。あ、だれだ、「冥土さん」なんて言う奴(怒)。

 えー、なんでこんなモノを書くことになったのか・・・そんなの、メイドさんが好きだから、に決まってますね。それに、自分でもちょっとメイドさんについていろいろと考えていることがありましたので、それを文章にしてみたかっただけです。これからも、メイドさんに限らず、いろいろと考えたことを文章にしていきたいと思いますんで、どうぞよろしく・・・
 
 オマケ・私の知り合いの女の子の言うところによると、私自身はどうも「メイドさんがわざと迷惑をかけたくなる御主人様タイプ」らしいのですが・・・これっていいことなんでしょうか?ちょっとフクザツ・・・







・・・作成にあたって聴いたBGM・・・

ガーゴイル「ARATAMA」
マリーのアトリエ、サントラ
人間椅子「無限の住人」
爆風スランプ大全集2
戸川純「好き好き大好き」
MALICEMIZER「merveilles」
レディースルーム「バンドクラッシュ!」
X「シングルス」
The KIX・S「sunrize」
水谷優子「さらさら」
姫神「森羅万象」
アースシェイカー「DECADE」

あと、雨の音、風の音、虫の声。
(順不同) 
 

special thanks to
hazime inaba
nou takigawa
crazy mistress marie
brother siina
syo-ma kasiwa

..........and all 「meido san 」


解説・・・・・
どうも文章が古い。一種絶望的ですらある。
だけど、内容自体はまあまあなんじゃないかな・・・なんて思ってみたり。