愛の浪漫劇場『お茶目な秋子さん裏』
※読む前に、既存の『お茶目な秋子さん』をお読みいただくと、よりおいしく召し上がれます(←?)。
※作中のごく一部にいかがわしい描写があったりするので、17歳六ヶ月未満(←半端)の方はご遠慮下さい。
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るるるんるんるん るるるんるんるん
はい お掃除終了 お洗濯終了 お夕飯の準備終了
「ふう ご苦労様でした」
今日は日曜日 名雪は朝から美坂さんのお家に行っていて 祐一さんはまだお休みです
家事が終わって する事がなくなってしまいました
こういうときはどうしましょうか
あ そうです
「うふふっ」
とんとんとん 階段を上がって名雪の部屋に入りました
壁には名雪の制服が掛けられています
「ふふふっ」
名雪にも祐一さんにも内緒で この制服を着てみちゃいましょう
やっぱり少し恥ずかしいですからね
するする ぱさっ
羽織っていたカーディガンとスカートを脱いで畳みます
「サイズは合うと思うんですけれど」
ごそごそ
ブラウスの上からケープに袖を通しました
少しだけ胸がきついような
するする
スカートはちょっと腰回りが緩いような気がしますね
でも なんだか新鮮です
「うふふっ」
鏡の前に立って 襟元を整えて
ついでに髪を下ろして若作りをしたり 違います
コホン
こうして見ると 名雪そっくりですね
「祐一 ひどいこと言ってる」
うふふ 名雪の口真似
「名雪 いるのか」
えっ
ガチャリとドアが開き 祐一さんが顔を出しました
あ ああ そ そんな こんな格好を祐一さんに見られてしまうなんて
「あ あ えっと」
私があたふたしていると
「あれ 名雪 学校行ってたのか」
「え」
「ああ そうか 部活か」
一人で納得している祐一さん
あ もしかして
祐一さん 私を名雪と勘違いしているんですね
好都合です
「そ そうだよ」
ここは名雪の振りをして祐一さんに向こうに行ってもらいましょう
「ゆ 祐一 わ わたしこれから着替えるから」
「へえ」
と 祐一さんは部屋に入ってきてドアを閉めました
「名雪 秋子さんはどうしてる」
「えっ あ お お母さんは か 買い物に行ったよ」
ど どうして 祐一さん近付いてくるんですか
「そうか じゃあ」
スッと腕を掴まれて引き寄せられて
「するか」
「えっ」
何をと訊こうとした瞬間
ちゅうっ
唇を塞がれました
「んっ ふっ」
えっ えっ
「ちゅ んむっ ぁふっ」
なに 何が起こってるの
祐一さんは力強く私を抱き締めたまま 舌を差し入れてきました
「んぅぅっ んむっ ふはぁっ」
乱暴に口の中を動く祐一さんの舌
どっき どっき どっき 鼓動が早くなっていきます
「ぷはっ あ あぁ」
祐一さんの手が私のお尻に触れました
「んぁんっ」
そのままぐいぐいと手の平でお尻の肉をまさぐる祐一さん
「ん ぷはっ い イヤッ」
唇を離し 抵抗する私
「いいじゃないか たまにはこういうのも」
面白がって より力強くお尻を触る祐一さん
「あっ やっ だ だめっ」
はぁ はぁ 胸がドキドキしています
「んむぅぅっ」
祐一さんが深く舌を差し入れて 私の舌を吸いました
「ふぁうぅ んっ んむぅ」
脚が震えて力が入りません
と ケープの下に祐一さんの手が入ってきました
「ぅあっ」
怯えて体をすくませた途端 バランスが崩れてベッドに倒れました
「お 名雪 その気になったか」
名雪
そう 祐一さんは私を名雪と勘違いしてこんなことをしているんですよね
真実を告げれば やめてくれるはず
いえ 待って下さい そうすると私がこんな格好でいたこともばれてしまいます
はぅぅっ そ それはイヤです 恥ずかしいですっ
と 私が悩んでいる間も 祐一さんは激しく愛撫しているわけで
「はぁっ あぁっ」
ベッドに仰向けになった私は 逃げることも出来ずに祐一さんの好きにされていて
あ ああ 胸 胸が ドキドキして
「はあ はあ」
「脱がすぞ」
「えっ あ 待ってっ」
指先が震えて祐一さんを止められません
「やっ いやっ」
聞く耳持たずに手慣れた手つきでケープを外す祐一さん
「あれ 制服じゃないのか」
はぅっ そうです 制服指定のブラウスと今の私のブラウスは形が違うんです
「そうか分かったぞ」
ギクッ ま まさか ばれてしまったの
「な 何が 分かったの」
「名雪 今日は面倒だったから 制服の下は着ていかなかったんだろ」
どてっ 祐一さん 分かっていません
でも 良かったです ばれなくて
「まあ いいや そんなことはどうでも」
プチプチとブラウスのボタンを外す祐一さん
はぅぅっ そうです ちっとも良くありませんでした
「まっ 待って ダメっ」
抵抗虚しく ブラウスの前が開かれました
ああ いや いやぁ
「おっ 今日の下着は派手だな」
今日の私は 飾り付きの紫のシルクです
ああ 今度こそばれてしまうかも
祐一はんはいかにも嬉しそうに微笑んで
「いいぞ名雪 俺好みだ」
ぐにゅっ おっぱいに指が食い込むほど強く掴む祐一さん
「あはぅっ」
ドクンと電撃のような快感が走りました
そのまま祐一さんはブラジャーを外しました
「あ あぁっ」
胸があらわにされてしまいました
あ ああっ は 恥ずかしい
「い いやっ」
「いいじゃないか」
緊張して固くなった私の身体をほぐすように 優しく愛撫する祐一さん
「んぁっ あっ ああ」
あ ああ ど どうすればいいんでしょうか
「んむ」
乳首を口に含んで舌先で刺激する祐一さん
「はふぅぅぅっ」
ああん こんなの久しぶりです そうじゃありません
祐一さんは先っぽを口に含んだまま おっぱい全体を揉み上げ始めました
むっにゅ むっにゅ
「あはっ あっ やっ ぅふんっ」
ドックン ドックンとすごい快感が走ります
ああ これが若さなのね そうじゃありません
「あれ 名雪 お前胸でかくなったか」
ギクゥッ
「き 気のせいです だよ」
「そうか」
また 口を付けて揉み始める祐一さん
「あはっ はぁっ やっ うふふっ」
はぁ 良かったです ばれなくて
むにゅ むにゅ
「うふっ ふふっ あっ やぁん」
ああ 素敵 って快感に溺れている場合じゃありません
このまま最後までしてしまうわけにはいきませんからね
でも もったいないかも そうじゃありません
「はっ はぁ あ あの」
荒い息で話し掛けると
「あ ああ 悪い 今日の名雪の胸 やたら揉み心地が良くて夢中になっちまった」
と 祐一さんは私の胸から手を離して 下半身の方に
えっ
するするとスカートが降ろされました
「あっ」
ち 違います祐一さん そうじゃありませんっ
「うっ 名雪 すごいパンツだな」
ブラジャーとお揃いのちょっと派手なショーツです
「あ え ええっと」
「なんだ名雪 今日は最初からその気だったんだな」
「えっ ち 違っ」
ぐっと鼻先をショーツに押し付ける祐一さん
ドクンと深い快感が下腹部に来ました
「あはんっ」
「おいおい すごい濡れてるぞ」
そ それは その 久しぶりでしたし
祐一さんに襲われているみたいな雰囲気が余計に って何を言わせるんですかっ
「いいか 名雪」
はぁ はぁ 何がですか
と 祐一さんはパンツを脱がさないまま 舌だけ差し入れました
「はぁっう!」
ボンッと頭の中で何かが爆発しました
「おおお」
なにか感動した祐一さんは もっと激しく私の股の間を舐め始めました
「ひゃっ やっ ぅあっ あ ぁはんんっ」
ぎしぎしとベッドが軋むほど 身体を跳ねさせる私
ああ こんな こんなこと いけません
だって だって 祐一さんと私は甥と叔母なのに
「はぅっ んっく ふはぁっ」
ああああ とろけそう そうじゃありません
「はぁ はぁ だめ だめなのぉ」
無視して続ける祐一さん
「あっ あん あぁーっ」
力が抜けて なんだかもう どうでも良くなってきました
「ぅあ あっ んはぁっ や やぁっ ひぅっ」
はぁ はぁ
よ よく考えたら
こんなに盛り上がってから本当のことを言ってしまったら 祐一さんも気まずいでしょうし
何よりもったいないですし そうじゃありません
ここは 私一人が我慢をすればいいような
我慢ですよ けっして悦んでるわけでも棚ぼたとか考えているわけでもありませんよ
「うっくぅ うぁあ はぁ ぁあん」
あ ああ とろけちゃいそうです
いいです もうこうなったら あとは成り行き任せです
「ねえ もっと もっと」
おねだりしちゃいます
「名雪 名雪ぃぃっ」
むしり取るようにショーツを引き下ろし 祐一さんは剥き出しになった私を一層激しく攻めだしました
「んっは はぁっ んっくぅぅ」
私はもう何がなんだか分からなくなって 祐一さんの頭を両脚で挟むと大声で啼き出しました
「んきゅぅっ んっく ゆぅっ ゆういっ 祐一ぃっ」
「なっ 名雪っ」
私の股から顔を離した祐一さんはもどかしげに服を脱ぎました
「はぁ はぁ 行くぞ名雪」
はぁ はぁ もうどうでもいいです 来てください
祐一さんは私のお尻を掴んで ぐっと腰を前に突き出しました
ぶちゅっ
「はぁぁ――」
祐一さんが私の中に入ってきた途端 あられもない悲鳴が私の口からほとばしりました
あ ああ とろけそう
「う うぅっ」
祐一さんは小さく呻いて
「動くぞ」
「んっ んっ」
声を出せず がくがくと首を動かして頷く私
祐一さんは私の身体を突き飛ばしそうな勢いで腰を動かし始めました
「うぁっ はっ ああぁっ」
ああ ああ ひ 久しぶりです こういうのは
「おっ おぉっ」
肉が激しくぶつかり合う音と 湿った粘膜が絡み合う音が 名雪の部屋に響き渡ります
「ぁはぁっ あぁっ ふっ ぅふぅっ ぅいぃっ!」
「はぁっ はぁっ はぁっ」
もう何も考えられなくなった私と祐一さんは 互いに汗を飛び散らせながら身体を揺すり続けて
「はぁ はぁ な 名雪」
切羽詰まったような呻き声を出す祐一さん どうやらお終いが近いみたいです
「ふっ ふぅっ うぅ そ そのまま そのままぁ あぁっ」
「う い いいのか」
いいんです どうでも
「ん んんっ きぃっ 来てっ」
ゆとりを取り戻した祐一さんは より深く私の中に突き刺して動き出しました
「ああぁっ あああああっ」
やがてお腹の奥の方で生まれた快感の波が徐々に大きくなって
「んっ あっ あぁっ あっあぁ―――」
全身を弓なりに反らし 私は絶頂を迎えました
「ぅっ うぅっ」
ほとんど同時に 祐一さんも小さく呻いて 私のお腹の中がカッと熱くなりました
「はぁぁ―――……」
・
・
「はぁ〜 はぁ〜 はぁ〜」
祐一さんが私の胸に顔を埋めて 荒い息を吐いています
「ふぅ」
私は久しぶりの逢瀬の余韻に浸っていました
「ぐ うぅっ」
祐一さんがベッドに手を付いて 身体を起こしました
「ふぅ ふぅ 今日の名雪はすごかったな」
「うふふふ そう?」
もう 今さら 本当のことを言っても仕方ありませんよね
「俺 秋子さんが帰る前にシャワー浴びてくるから」
よろよろと立ち上がる祐一さん
今朝 名雪は出ていくとき
『今日は遅くなると思うから晩ご飯の用意はいいよ』
って言っていましたよね
つまり 夕方までは帰ってこない
まだ お昼過ぎ
うふふふふ
「待って」
部屋を出ていこうとしていた祐一さんに声を掛けました
「?」 振り向く祐一さん
ゆらりと立ち上がって
「今日 お母さんは遅くなるって言っていたんだよ だ か ら」
祐一さんの胸に飛び込む私
「うっ」
「ねえ もう一回 しようよ」
どさっ 言いながら祐一さんを引っ張ってベッドに倒れ込みました
「おっ おい」
「うふふふふふ」
祐一さんの胸板に舌を這わせます
「おおぅっ」
「うふふふ ねぇぇ」
ちゅっ ちゅっ
「う うぅっ うおおっ」
祐一さんは私を抱え込むように抱き締めました
「あはん うふふふふ 祐一ぃ……」
・
・
「ぁはぁっ ぁはぁっ はぁっ あっ ぁはぁっ」
後ろから激しくお腹の中がかき回されています
「あぁん あんっ あんっ」
すごい気持ちよさです もうどうしてこんないいことを 私はずっと我慢していたんでしょうか
「あっ あっ いっ イくっ イくよっ またイクよおっ」
普段なら口に出来ないようなことでも 名雪の振りをしている今なら平気です
「な 名雪っ」
「ああっ あああっ あ――――っ」
ああ 熱い
「ん んん はぁぁ〜」
ふわふわしています
「はあ はあ はあ はあ」
でももう 止まりません
「ねえ」
私はエッチな声を出しながら覆い被さりました
「もっと しようよ」
身体をすり付けるように揺すりながら おねだりします
「うっ お おい少し休ませてくれよ」
駄目です
「うぅん いいでしょ ほら」
ちゅっ ちゅっ 祐一さんの顔に何度もキスをしちゃいます
「う うう 名雪ぃっ」
がばっ
「ああん」
・
・
「ふふんふんふん ふんふふん♪」
鼻歌混じりに お夕飯の片付けをする私
「どうしたの お母さん なんだかご機嫌だね」
不思議そうに訊ねる名雪
「あら そう?」
「うん それに 頬とかがやつれてるのに お肌がつやつやで綺麗になってるし」
うふふ それはそうでしょうね
だって いっぱい いっぱい 祐一さんに『元気』を分けてもらいましたし
まあ その分 体力はお互い使い果たしてしまいましたけれど
でもやっぱり祐一さん 若いから
ちょっぴり 吸ったり はさんだりしてあげるだけで すぐ元気になってくれて
また私のお腹の中いっぱいに元気を
「うふふふふっ♪」
はあ 思い出すだけで頬が緩んでしまいます
「?」
名雪は何か勘付いているみたいですけれど まあ あれは事故みたいなものですからね 内緒です
「あ そうだ それより祐一がまだ起きてこないんだよ」
「まあ」
うふふ それは仕方がありませんよ
数えていませんけれど 10回以上は私に元気をくれたんですから
「分かったわ 祐一さんのことは私に任せて 名雪 あなたは朝弱いんだから もうお休みなさい」
「うん 分かったよ」
そう 祐一さんのことは私に任せて
「じゃ お休みなさい」
「お休みなさい」
とてとてと二階に上がっていく名雪
うふふふふふふ
・
・
髪を下ろして 名雪のパジャマを着て 準備おっけーです
はぁ でも遅いですね祐一さん
もう11時ですよ これ以上遅くなったら愉しむ時間が
とんとん 重い足取りと共に祐一さんが降りてきました
「あ♪」
「おう名雪 まだ起きてたのか」
「うん♪」
「ふぅ――」
どさっとソファに腰掛ける祐一さん
祐一さん お疲れみたいですけれど 私はまだ足らないんですよ
「祐一 お腹空いてない?」
「んー じゃあ軽いものを」
「うん♪」
あらかじめ用意しておいたご飯をテーブルに並べます
「はい祐一 ガーリックライス 朝鮮人参のサラダ 鰻のお吸い物 スッポンのお吸い物だよっ」
「…なんだか精の付きそうなものばっかりだな」
「うふふっ♪」
付きそうなじゃなくて 付けるんです
「ねえ 祐一ぃ」
ご飯を食べている祐一さんにしなだれかかる私
「な なんだよ」
「食べ終わったら 一緒にお風呂に入ろ♪」
「ぅえっ!?」
驚く祐一さん
「うふふっ お昼の続き…」
耳元で囁くと 祐一さんはゴクリと唾を飲み込みました
「…ま マジか?」
「うん もちろんその後は 祐一の部屋で…ね」
祐一さんは心ここにあらず っていう感じの表情でご飯を口に運んでいます
「うふふふ いっぱい愉しもうね」
ゆ・う・い・ち・さんっ♪
・
・
チュンチュン チチチ
窓の外でスズメさんが鳴いています
「はふぅ」
私は重い身体を起こして祐一さんのベッドから抜け出しました
特に腰のあたりがすごく重いです
「んっ」
カーテンの隙間から見える太陽が黄色いですね
「ふか―― ふか――」
祐一さんは泥のように寝入っています
当たり前ですよね 昨日の深夜から今の今まで休みなく 私と
祐一さん お夜食が効いたのか すごい勢いで私を組み敷いて
何度も何度も うふふふ
この様子では 今日も祐一さんは起きてこられないでしょうね
「ゆっくり休んでくださいね」
じゃあまた夜になったら
愛の浪漫(?)劇場 『お茶目な秋子さん裏』 おしまい
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星牙でございます。
マキ「マネージャーの小原マキです」
制作秘話と言っては大袈裟だけど、実はこれが『お茶目な秋子さん』の正真正銘の第一弾だったりするんです。
発表する前に紆余曲折あり、その末に皆さん周知の『お茶目な秋子さん』と、『堕天』とに別れることになったんですよ。
マキ「紆余曲折とはなんじゃ」
いやぁー、それが二年前のことだから、諸事情とかよく憶えていないんだよ。はっはっは。
マキ「笑って誤魔化すなぁぁっ!」
きゅう。
お読みいただきありがとうございました。
マキ「それではご機嫌よう」
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