愛の浪漫劇場『つやつや秋子さん 後編の弐』
※えっちです。18歳以下の方は読んじゃ駄目です。
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「はあ…」
秋子さんは俺に覆い被さったまま、大きく溜め息を吐いて、優しい視線で俺の見つめた。
「うふふ…お疲れ様でした」
呼吸を整えて、ほほを薔薇色に染めたまま、ねぎらうように俺の頭を撫でる秋子さん。しばらく俺の髪の毛を撫で付けていた秋子さんはふんわりと微笑み、
「後は、汗を拭いてからお休みすれば大丈夫ですよ」
秋子さんは躰を起こそうと腕に力を込め、肩を浮かせる。
「あ、あら」
突然秋子さんの腕から力が抜け、支えを失った躰が覆い被さってきた。
「うっ」
柔らかな温もりが押し付けられ、ぼやけていた思考が少しまとまりを取り戻す。
「大丈夫ですか、秋子さん」
言いながら、秋子さんの肩に触れる。と、その瞬間、
「ああ、あっ!」
秋子さんの瞳が見開かれ、全身がぞくぞくとわななくように震えた。
「あ、秋子さん?」
俺が驚いて呼び掛けると、秋子さんは誤魔化すようにほほに手を当てて微笑み、
「あ…。す、すみません、祐一さん。ちょっと、びっくりしただけです」
そうは見えなかったけど。
「……」
試しにもう一度、秋子さんの肩を撫でてみる。
「んぅっ!」
また大袈裟に躰を震わせ、息を引きつらせる秋子さん。…これは、ひょっとして…。
「もしかして秋子さん、まだ躰が熱いんですか」
「えっ」
また秋子さんの瞳が見開かれ、うろたえたように視線が泳ぐ。
「え、ええ…な、何をおっしゃっているんですか、祐一さん。そ、そんなことないですよ」
あたふたとした口調で、誤魔化そうとしている秋子さん。なんだか可愛らしい。
俺は布団の中で腕を動かし、秋子さんの背中に触れた。
「きゃうっ」
可愛らしい悲鳴が上がり、秋子さんの背中が丸まる。そのまま何度か撫でると、秋子さんは困惑したような視線を俺に向けて、
「あ、あの…い、いけませんよ、祐一さん。躰を、拭かないと…」
弱々しく呟く秋子さんを見て、余裕が戻ってきた。
「秋子さんをこのままにしておくわけにはいきませんよ」
意地悪く言い、腕を降ろして秋子さんのお尻に触れる。
「ああーんっ」
澄んだ嬌声が秋子さんの唇から漏れ出た。
「はっ、はああっ…」
まだ体内で炎がくすぶり、火照っている秋子さんの躰は、軽い刺激でも過敏に反応してしまうらしい。布団がぶるぶると揺れ、秋子さんが躰を震わせているのが分かった。
秋子さんのお尻は汗が浮いていて、ほんの少ししっとりと湿っているような感じだった。それでもふわふわ柔らかく、さらさらとなめらかで、指で撫でているだけで心地よい。
「ああっ、あ…! …ふっ、うぅ…!」
秋子さんは快感を堪えるように瞳を閉じ、漏れ出る喘ぎ声を抑え込もうとしている。
「秋子さん」
顔を持ち上げ、目の前の秋子さんの唇を吸う。
「んぅっ、んっ…! …ん…あ」
秋子さんのまゆ毛から力が抜け、表情が和らいだ。秋子さんは震えるまぶたを開き、弱々しい瞳で俺を見つめて、
「あ、ああ…だめ…です…、…わ、私、恥ずかしい…」
「何が恥ずかしいんですか」
俺が訊ねると、秋子さんはぶるぶると唇をわななかせ、
「…だ、だって、私…お、おばさんなのに…、…み、み…乱れた姿を、祐一さんに…見られたら…ああっ」
言い終わる前に、羞恥に耐えきれなくなったのか、瞳を伏せる秋子さん。
秋子さんはもともと清楚で控え目な性格だし、保護者という立場だから、擁護者である俺の前で痴態は見せたくないという言い分は理解できる。
…でもこんなに可愛らしい媚態を見せつけられたら、我を保つのはもう無理です。
「秋子さんっ」
名前を呼ばわりながら、秋子さんの背中とお尻を引き寄せ、抱き締める。
「あっ、だめ…んんっ」
秋子さんが何か言うより早く、唇を塞いで黙らせる。
「んぅ、うっうぅ…」
秋子さんの口内に舌を差し入れて、回転させるように動かし、唾液を混ぜ合わせながら口腔壁を舐める。
「ふぅっ、んぅっ! んふっ、ぅんんっ、んーっ!」
ぶるぶると肩を震わせながら、秋子さんは顔を苦悶と悦楽に歪ませ、じたばたと肢体を跳ねさせた。
下から抱き締めていると動きにくいことにようやく気付き、躰を入れ替えることにする。
「秋子さん」
唇を離し、呼び掛ける。
「ぁふ…ん」
唇が離れたのが侘びしいのか、切なそうな視線を向ける秋子さん。俺は秋子さんの背中に腕を回して抱き締めて、さっきのように乱暴にならないように気を付けながら躰を九十度横に転がした。
「あ、ああっ?」
もう一回九十度転がってから、絡まった脚を解いて、秋子さんに覆い被さった体勢になる。
「あっ、あの、祐一さん…」
波打つ髪の毛を枕にして、怯えた表情を浮かべる秋子さん。申し訳程度に頭に引っ掛かっているナースキャップが、やけに可愛らしく見えた。
汗を吸って重くなった秋子さんの前髪が、小さなおでこに貼り付いている。火照ったほほを撫でるついでに前髪を脇に除けて、秋子さんの髪の毛を指で梳いた。
「あ…」
秋子さんの瞳が柔らかく和み、うっとりと細められる。
髪の毛を撫でているうちに、秋子さんの瞳が熱く潤み、揺らぐように濡れ始める。
「はあ、はあ…」
秋子さんの息が荒くなりだした頃合いを見計らい、俺は布団の中で秋子さんの脚の間に躰を入れた。おおよその見当をつけて秋子さんの秘所を探り、既に力を取り戻している部分をそこに合わせる。
「あ、ああ…っ」
秋子さんが掠れた溜め息を漏らし、快楽への期待と羞恥で顔を赤らめた。
「秋子さん」
今さら止める気はなくても、一応の礼儀として呼び掛ける。秋子さんはぼんやりと夢を見ているように瞳を潤ませ、
「…は、い…」
こっくりとうなずいた。
俺は黙ってうなずき返し、ゆっくりと腰を前に進め、秋子さんの内部に押し入る。
「…あっ、あ――っ!」
秋子さんの瞳が強く伏せられ、感極まった啼き声と共に、背筋が弓なりに反り返る。
「はぁ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁぁっ…!」
待ち望んでいた快感をようやく得られたことによる充足感と、自分のはしたない痴態を見られているという羞恥心で、秋子さんの表情は複雑に歪んでいる。
俺は秋子さんの顔の横に手をついて、躰を浮かせた。
「ああっ、ああーんっ!」
体内の深い部分まで突き入れられ、秋子さんの唇からまたあられもない嬌声が漏れる。
「う、動きますよ」
秋子さんの内部から伝わってくる痺れるような快感に圧倒されそうになりながら、低い声で訊ねる。
「はあっ、はあっ、…はっ、はいぃ…っ」
喘ぎ声の合間に、掠れた声で呟くように返事をする秋子さん。安心させるように秋子さんの髪の毛を撫でてから、腰を動かしだす。
「ああっ、はっ、あっ、はあぁーっ!」
秋子さんは瞳を伏せたまま、顔を真っ赤に染めて嬌声を上げ、身悶え始めた。
躰全体を揺さぶるように腰を動かし、秋子さんの体内を往復する。
「はっ、はあっ、はぁうっ、うっ、うふぅっ…!」
秋子さんの内部では羞恥と快感の葛藤が続いているらしく、表情が複雑に入れ代わる。
「はあっ、んはぁっ、はあっ、ああ、ああ…っ」
うっとりと陶酔していたかと思うと、
「うっ、んくっ、うっ、んぅっ、うっうう…!」
引き締められるようにまゆ毛が寄せられ、苦しげに歪んだりした。
表情が変わるのは見ていても面白いけど、やはり男としては気持ちよさそうな顔をしていて欲しい。ここは秋子さんの理性には休んでいてもらおう。
「秋子さん」
「はっ、はぁっ、はぁっ、はぁぁ…っ!」
呼び掛けても、秋子さんの耳には届かなかったらしく、返事は返ってこなかった。まあ別にそれでも構わないので、了解を得ないまま、秋子さんの胸に触れる。
「ああ、あっ!?」
躰の動きに合わせて波打ちながら弾んでいた乳房に触れた途端、秋子さんの瞳が見開かれる。同時に、俺を包んでいる柔肉が、緊張したように収縮した。
「うっ…く」
軽く呻いて背筋を駆け上がってきた快感をやり過ごし、秋子さんの瞳を見つめる。
「はあ、はあ、…あっ、あの、あの…」
秋子さんはうろたえたような表情で、胸に当てられた手と俺を交互に見ている。秋子さんの可愛らしい仕草を見て、切羽詰まっていた気持ちが和らいだ。
腰の動きを緩めて、秋子さんの胸に添えていた手を動かし、やわやわと揉む。
「あんっ、んんっ!」
秋子さんの瞳がまた伏せられ、弱々しくかぶりが振られる。
「はあっ、はああ…! ああ、あっ!」
仰向けになっていても型くずれしない、張りのある乳房を揉み上げ、こねるように指を動かす。
「あっ、あぁう…! んんっ、んふぅっ…!」
指先で乳首を乳脂に埋めるように押し込むと、秋子さんはむずかるように躰をくねらせた。
「はあ、はあっ、はあ、はああっ! あっ、ああっ!」
胸が弱いという秋子さんの弁は本当らしく、秋子さんの様子が劇的に変わっていく。表情がとろけるように柔らかくなり、甘えるように身をよじり始めた。
「はぁっ、はぁ、はぁっ…、…んんっ……だ、だめ…ですぅ…ぅう…ぁはぁ」
ほほを鮮やかな薔薇色に染め、うっとりと囁くような呟きを漏らしながら、それでも慎ましく恥じらう秋子さん。
「はっ、はぁっ、ぁはぁっ、はぁっ、ああっ…!」
いつの間にか秋子さんも、自分から躰を揺らしていた。
「んぁっ、あっ、はぁっ、あぁっ…! …あ、あっ、ああっ、ああんっ!」
秋子さんの動きが大きくなるにつれて、喘ぎ声も高くなり、動きがさらに激しくなっていく。
「はあっ、あっ、ああっ、ああっ、あああっ!」
俺は既に秋子さんの胸から手を離し、わき腹に添えて、腰を動かすだけになっていた。ついさっき秋子さんの中に放っていなければ、とっくに果てていただろう。
「秋子さんっ」
名前を呼ばわり、全身を仰け反らせながら澄んだ嬌声を上げ続ける秋子さんの深奥を突く。
「はっ、はぁっ、ぁはぁっ、ぁはぁっ、はあっ…! …んん…祐一、さん…っ!」
震えるまぶたをこじ開け、潤んだ瞳で俺を見つめる秋子さん。掠れた嬌声を漏らす唇が、弱々しく微笑みの形を描いた。
やがて俺に二度目の限界が近付いてきた。
「あ、秋子さん」
低い声で呼び掛けると、秋子さんは濡れた瞳で俺を見つめて、
「はっ、はあっ、はっ、…は、い…」
優しく包み込むような微笑みを浮かべ、こっくりとうなずいた。俺はうなずき返して、秋子さんを抱え直し、
「…今度は、秋子さんも一緒に」
言って、ぐっと深い部位にまで突き入れる。
「あっ、ああっ!? …そ、そん、な…ああ、あっ!」
うろたえるように視線を泳がせ、震える嬌声を上げる秋子さん。秋子さんは快感に耐えるように、シーツを握り締めた。
秋子さんの深奥を突き崩すように大きく腰を動かし、躰全体を揺さぶる。
「あぅっ、うぁっ、あぁ、あぅあっ! …んんっ、ぅあっ、あんっ、あんっ、ああんっ!」
狭いシングルベッドの上で、秋子さんの肢体が跳ねる。
「ああっ、はあっ、はっ、あっ、ああ、あ…っ!」
突然、かん高かった秋子さんの声が、くぐもって低くなった。不審に思った俺が動きを緩めるより早く、
「あっ、あぅあっ、ああっ…! …だめ…っ、…わた、し……!」
秋子さんは全身に電撃が走ったかのように、おとがいからつま先まで弓なりに仰け反らせ、
「…ああ、あっ…ああああ―――っ!」
長く響くような嬌声を上げ、仰け反ったまま硬直した。
秋子さんが身を仰け反らせるのと同時に、俺を包んでいた柔肉が収縮する。
「う、あっ!」
搾り上げるような粘膜の蠢動に耐えきれず、二度目の絶頂を迎える。引き込まれるような快感に、視界が真っ白く染まった。
「く、う…っ」
秋子さんの柔肉が痙攣しながら絡み付き、あまりの悦楽に気を失いそうになるが、歯を食いしばって耐える。
「ああ、あ……はあ〜」
全身を強張らせていた秋子さんが溜め息を吐いて躰を弛緩させると、粘膜の収縮が緩み、ようやく俺もほっと一息吐くことが出来た。
秋子さんのわき腹に添えていた手を離し、ほとんど持ち上げていた秋子さんの躰をベッドに降ろした。
「ふう。…う」
いきなり激しい疲労感に襲われ、秋子さんの横にうつ伏せに倒れ込む。真上から体重を掛けないようにするのが精一杯で、ほとんど押し倒した格好になってしまった。
「あらあら」
俺の顔のすぐ脇で、いつものようにほほに手を当てて微笑む秋子さん。いつもと違うのは、髪の毛が下ろされている点と、手の添えられているほほが薔薇色に火照っているという点か。
「お疲れ様でした、祐一さん」
秋子さんは腕を伸ばし、さっきと同じように俺の頭を撫でた。俺も秋子さんに倣って、秋子さんの髪の毛を撫でる。
「秋子さんもお疲れ様でした」
「まあ…祐一さんたら」
はにかむようにほほを染め、瞳を伏せる秋子さん。
《参に続きます》
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