愛の浪漫劇場『ぷちしおり その4』
※そこはかとなくエッチ風味です。
※16歳6ヶ月未満(半端)の方は、珈琲をブラックで飲みながら(←?)読んで下さい。
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「それじゃあ、次は躰だな」
「はい」
栞はこくんと頷くと、小さな躰をもごもごと動かして正面を向き、女の子座りをした。ちょこんと尻もちをついて腰掛けている仕草は、まるっきり幼稚園児にしか見えない。
「……」
なんだか自分が、無垢な幼女を騙して悪戯をしようとしている人間のクズのよーに思えてきた。
自己嫌悪に縛られ、身動きできないでいると、
「祐一しゃん? どうかしたんでちか」
栞が不思議そうな表情で、俺を見上げていた。
「いや、なんでもない」
返事をしながら、頭を軽く振って不埒な想像を脳内から追い出した。壁に掛かった垢擦りを取り、石鹸を塗って泡立てる。
「栞」
「はい」
警戒した様子もなく、にこっと微笑む栞。
栞と向き合い、小さな躰を見つめる。
細く小さな肩や若枝のような手足は、何処も弱々しく脆そうで、少しでも力を込めて握りしめたら、そのまま手の中で壊れ、二度と元通りにならないのではないかとさえ思う。
栞の右腕をそっと手に取って、持ち上げてみると、驚くほど軽かった。
「洗うぞ」
「はい」
桜色に染まった柔肌に垢擦りを添え、ゆっくりと動かす。
華奢な腕は、手首から肩口まで、お湯が詰まっているかのように温かく柔らかい。
「痛くないか」
ぷにぷにした丸っこい指を丁寧に洗いながら訊ねる。
「はい」
栞はくすぐったそうにもじもじしながら、こっくり頷いた。
表面積が小さいから、あっと言う間に洗い終わり、左腕もすぐに終わる。
「次は、背中をお願いしましゅ」
「おう」
栞は手を支えにして立ち上がると、背中を向けて腰掛けた。まん丸いお尻が下に敷かれて、潰れた形になる。
丸い背中が電灯の光りに照らされ、赤みを帯びた肌がつやつやと煌めいている。
頭を洗っているときは気に留めなかったけど、背中も狭くて小さい。肉付きが少なく背骨が浮いていて、見るからに幼いのに、ほっそりとしたうなじの辺りには色気が漂っているから、女は分からん。
「……」
なんとなく、栞の背中に触れてみる。
汗でしっとりと湿った絹肌は、見た目通りきめ細やかで、ざらついた感触は一切なく、つるんと滑らかだ。吸い付くような手触りに酔いしれ、背筋を上から下にそっと撫でてみる。
「ん、んふぅ」
悩ましげな吐息を漏らし、こそばゆそうに背中を揺する栞。腰が振られ、お尻の溝の上に、笑窪が出来るのが見えた。
もっと触っていたいという衝動を抑え込み、
「洗っていいか」
「はい」
前を向いて頷いた栞の小さな背中に垢擦りを宛い、ゆっくり動かし始めた。
緩やかな曲線を描く背中を、丁寧に洗い流していく。絹の垢擦り越しに指に伝わる柔らかな感触は、あまりに弱々しく脆そうで、骨が入っていないんじゃないだろうかとさえ思える。
力加減を間違えたら、その途端にひしゃげて潰れてしまうのではないかという、恐ろしい想像に囚われた。
「……」
細心の注意を払いながら腕を動かしていると、
「祐一しゃん、もうちょっと強くしてもいいでしゅよ」
「駄目だ!」
間髪入れず、語気強く言い返す俺。
「ふぇ?」
びくんっと怒られたように肩を震わせ、怖ず怖ずと振り向く栞。
「はっ」
ぱちくりとまたたく瞳を見て、我に返った。
「あ、いや。なんでもない。もう少し強くだな」
「はい」
栞はまだ少し不思議そうな顔をしながら、前に向き直った。
莫迦だな、俺は。人間がそう簡単に、ひしゃげたり潰れたりするわけないじゃないか。
「……」
でも、こんなに小さいんだし、ひょっとしたらということもあるかもしれない。潰れなかったとしても、万が一この肌に傷が付いてしまって、陶磁器のような手触りが失われてしまったら、取り返しのつかない損失だ。
「やっぱり、今ぐらいの力で洗おう」
「? よく分かりましぇんけど、分かりまちた」
・
・
撫でるような力で丹念に洗ったせいで、やたら時間が掛かったが、ようやく背中を流し終えた。
「ありがとうございまちた」
「おう」
一息ついて、力の入れすぎで硬くなった肩を軽く回してから、
「次は、前のほうを洗おうか」
「はい」
にこっと微笑んで、こっくり頷く栞。
「ええと」
どうやってするか、少し考える。
「栞、こっちにおいで」
「え? …あ、きゃっ」
後ろから栞の躰を持ち上げて、ひざの上に乗せた。細い胴回りに腕を添え、抱き締める。
「あ、あん…」
ひざの上に腰掛けた栞は、はにかむように顔を俯かせた。胸の前で人差し指をもじもじと絡ませながら、恥ずかしそうに躰を揺すっている。
「他の格好の方がいいか?」
「いえ、このままがいいでしゅ」
栞は振り向いてきっぱりとした口調で言うと、離されないように俺の腕を握った。
「抱っこしたまま、洗って下しゃい」
躰を預けるように、ぺたっと背中を押し付ける栞。座り心地を確かめるように腰を振り、すりすりとお尻をこすり付けてきた。
「うっ。…わ、分かった、このままでするから、腰を揺するのはやめてくれ」
お尻のまろやかな肌触りにどぎまぎして、どもりながら返事をする。
「はぁい」
栞のあどけない美貌に、無垢な微笑みが浮かんだ。
くびれのない腰回りを腕で支えて、胸元に手を回す。
「洗うぞ」
「はい」
栞は顔を伏せて恥ずかしそうにしながらも、何処か浮き浮きとした声で返事をした。
起伏の少ない…というか、はっきり平坦な胸板に垢擦りを添え、ゆっくり動かし始める。
「あ、んん…あふ」
栞は小さく息を呑み、淡い吐息を漏らした。
薄い胸板を、腕や背中の時と同じように丁寧に洗っていく。性形質を迎えていない胸元は、まだ乳脂の手応えもなく、肋骨の感触しかないが、それでもすべすべした柔肌の滑らかさが伝わってきて心地よい。
「ん、んふ…んくっ」
ふと、栞が顔を伏せて俯いて、くっくっと背中を震わせていた。
「どうした?」
手を止めて訊ねると、栞は顔をほころばせながら振り向いて、
「はぁ、ふぅ…ごめんなしゃい…その、くすぐったくて…ふふっ」
瞳の端に浮かんだ涙を拭い、またくすくすと笑った。
「えっと、もうちょっとだけ、優しく洗って下しゃい」
「分かった」
優しくと言われても、弱めにするぐらいしか思い付かない。撫でるように胸板の上をこすると、
「あ、あ、あん…んふ、ふっ」
栞は背中を丸めて、こそばゆそうにもがもがと躰を揺すった。
「ほら、あんまり暴れるな」
活きのいい若魚のように身をよじる栞を、そっと抱き寄せる。
「あっ…」
腰を引き寄せられた栞が、はっと振り向いた。湖面を連想させる濡れた瞳と、眼が合う。
「もう夜なんだし、騒がないように」
「…は、はい」
か細い声で返事をして、こくっと小さく頷く栞。気のせいか、目元が赤らんで、瞳もうっとり潤んでいるよーな。
大人しくなった栞を抱っこしながら、平坦な胸元をこする作業に集中する。
栞はもともと高校生にしては発育がよくないとゆーか、肉感という言葉からは程遠い体付きをしていたけど、昔からそうだったんだな。いや、幼稚園児に肉感を求めることのほうが変か。
腕を添えている、腰回りを見てみる。くびれはないが、すっきりと細く、撫でてみるとふわふわと柔らかだ。
「……」
肩越しに見下ろせる胸元は真っ平らで、鎖骨から下腹部まで、遮蔽物がない。汗ばんで桜色に染まった胸板に、小指の先程の小ささの乳首がちょんと申し訳程度に飛び出ているだけだ。
乳首はまだ色素が薄く、肌とほとんど同じ色をしていて、周りを覆う乳輪も見えない。新芽のように突き出ている乳首を、垢擦りで軽く引っ掻くと、
「ひっ、ひぅっ」
栞は掠れた喘ぎ声をあげ、ふるふると弱々しく肩を震わせた。
胸元を撫でていた手を下に降ろし、お腹を洗い始める。入れ違いに、腰に回していた手を持ち上げ、胸板に添えた。
「はぁっ…あぁ、ん」
胸に触られた栞が、か細い喘ぎ声をあげ、薄い胸板をぴくぴくと痙攣させた。
片手で覆いきれるような小さな胸元は、熱く火照って汗ばみ、添えた手の平には栞の心臓の鼓動が伝わってくる。
「はぁ、あ、んん…はぁ、はぁ、はぁ」
栞が肩で息をするたびに、胸元が震え、手の中で慎ましやかな膨らみが小刻みに痙攣する。
試しに、指を動かしてふにふに刺激してやると、
「…あ、あっ…んん〜」
栞の小さな背中がわななき、唇から甘い啼き声が奏でられた。
「…はぁ、はぁ、ぁはぁ、あ、あん…」
無意識なのか、栞は疼くように腰を振ってお尻をこすり付けながら、淡い喘ぎ声をあげて身悶えている。子どもっぽい肢体の魅せる媚態に、不覚にもくらくらした。
平静を装いながら、栞の躰を抱きかかえて、お腹の周りを洗う。
「んふ、んん…あっ、はぁ」
栞が悩ましげな吐息を漏らし、腰をくねらせるたびに、お尻がぷにぷにと脚の上で跳ね、まろやかな形を変えながら圧迫してくる。
お腹の上を、撫でるようにさすると、
「あっ、あ…はあ、あ、あ、あんっ」
栞が焦れったそうに腰を振り、ゆらゆらと細腕を揺り動かした。
「んっく…く、くすぐったい、でしゅ…ん、うぅん」
「もうちょっとだから、じっとしてくれ」
「ふぅ、はぁ…ふぁい」
こっくり頷いた栞のおへその周りを円を描くように撫で、そのまま側面まで滑らせていく。
「んっ、ふぅんっ、うふぅんっ、んんっ、んふぅっ」
栞は鼻を鳴らし、華奢な足をばたつかせて身悶えた。
ふにふにと可愛らしく嬌悶する栞を抱きかかえながら、ようやく下腹部まで洗い終わった。
「…はぁ、ふぅ、はぁ…」
喘ぎ疲れたのか、栞はぐったりと全身を弛緩させ、体重を俺に預けている。とろんと潤んだ瞳で虚空を見上げ、惚けている様子は、まるで激しい情交の直後のようだ。
「……」
変なことを思い付いたせいで、また落ち着かない気持ちになる。
「ええと…栞?」
ひざの上の栞の肩をそっと撫でて、
「脚を洗うから、正面を向いてくれ」
「…ふわぁい」
気の抜けた返事をして立ち上がり、よちよちと躰の向きを変える栞。
「ん、んぅ」
栞はふらふらとおぼつかない足取りで正面を向き、そのままべしゃんと尻もちをついた。
「…ふぁ」
タイル床に座り込んだ栞は、脚を伸ばすと、頬に掛かった髪の毛を耳の後ろにかき上げた。薔薇色に火照ったあどけない美貌と、その外見に不釣り合いな気怠げな仕草に色香を感じ、胸が高鳴る。
「……」
艶めかしい媚態に昂ぶる気持ちを落ち着かせるように、視線を逸らすと、緩い角度で開かれた脚の付け根が眼に飛び込んできた。
「うっ」
澄んだ桃色に染まった内ももの奥、ふっくらと丸く膨らんだ下腹部の真ん中で、陰りのない秘部が慎ましく閉じられている。覆うもののない剥き出しの秘部は、鮮やかな真紅に色付き、花弁の開く刻を待っている蕾のように見えた。
「……」
初めて眼にするわけでもないのに、何故か息を詰めて栞の股の間を凝視する。
ぐらぐらとまとまらない思考のまま、半ば魅入られるように、栞のひざ頭に手を添える。
「あ、ん…」
ぴくっと肩を震わせた栞は、恥ずかしげにあごを引いて俯き、上目遣いに俺を見つめた。ちらちらと窺うように向けられる瞳の奥に、艶めかしい光りが煌めいている。
「いいか」
「……」
無言のまま、こくんと頷く栞。
ぷにぷにと柔らかく生温かな脚を、つま先からゆっくりこすっていく。
「ん、んん…」
栞は小さくのどを鳴らしながら、俺の動向をじっと見据えている。
手の平で包み込めてしまうほど小さな足首を撫で、骨が入っているのか疑問に思うような丸っこい足の指の間を洗う。
「……」
黙って一言も声に出さず、足首、すね、脹ら脛、ひざ頭まで、丹念に手を這わせる。
ひざの裏までこすってから、反対の足に移り、同じように洗っていく。
残りは、まだ太ももとは呼べない、腿の部分だけになった。
「栞」
顔を上げて、栞の眼を見つめながら呼び掛ける。
「…はい」
栞は俺の顔を見つめ返しながら頷くと、はにかむように顔を伏せて、慎ましげに脚を広げた。
ひざ頭に乗せていた手をそっと滑らせ、生暖かいもも肉に触れる。
「ん、んふ…」
赤らんだ顔を恥ずかしげに伏せ、こそばゆそうに身をよじる栞。
手触りを確かめるように軽く撫でてみると、しっとり湿った餅肌のなめらかさと、火照ったもも肉の柔らかみが手の平に伝わり、それだけで目眩のするような心地よさだった。
手の平に吸い付いてくるようなきめ細やかな肌触りにくらくらしながら、手の平を何度も動かし、撫でさすっていると、
「…あ、はぁっ」
栞の漏らした艶めかしい溜め息に、はっと我に返った。
「あ。…え、えっと…洗うぞ」
「…はい」
とろんとした面持ちで、こっくり頷く栞。
「……」
ゆっくりと腕を動かしだすと、仄かに色付いた柔肉が手の中で波打つのが分かった。
「ぅんっ…あ、はぁっ」
栞の唇から、また艶めいた喘ぎ声が漏れ出た。
ふわふわ柔らかな手触りに半ば意識を朦朧とさせながら、丁寧に栞の脚を洗っていく。
「あふぅ…ん、うぅん」
栞はほっそりと華奢な下肢をもじもじと恥ずかしげにくねらせ、酔ったように目元を紅く上気させている。
そうこうしているうちに、腿の上と外がわの側面を洗い終えた。
手を止めて、栞の顔を見つめる。
「内側…いいか」
「は、い…」
恥じ入って顔を伏せたまま、こくんと小さく頷く栞。
いつの間にか口の中に溜まっていた生唾を呑み込み、手の平を内またに差し入れる。
「あっ、ぁはぅっ」
栞は掠れて震える声を上げ、びくんっと大袈裟に背筋をわななかせた。
桜色に染まった内ももを、ゆっくりと撫でていく。
「あっ、んっ、んん…んふぅ」
栞はもじもじと腰を揺すって恥じ入りながら、煌めく瞳で俺の手元を注視している。
「んっ、ぅんっ、んふぅ、ふぅ、はぁっ…」
俺の指がじょじょに脚の付け根に近付くにつれて、栞の腰の疼きが大きくなり、唇から漏れ出る吐息も喘ぎ声のようなはっきりとした色艶を帯びてきた。
「…ふう」
顔を強張らせている栞の緊張が俺にも移ったのか、息が詰まる。
ふっくらと丸く膨らんだ下腹部の中心を意識しないように気を張りながら、左右両側を時間を掛けてこすっていく。
「ふぅ、はぁ、ふぅっ…あぁ、はぁ…」
酩酊したように目元を紅く染め、ふらふらと頭を揺する栞。尻もちをついているだけではもう躰を起こしていられないのか、両手を床について支えながら、大きく肩で息をしている。
内またを洗い終え、垢擦りを一旦離して、
「栞」
眼を見つめながら呼び掛けると、栞は焦点の合わない瞳で俺を見返し、
「…は、ぃ…」
か細い声で返事をしながら頷き、脚を広げ、両膝を立てた。
とろんと潤んだ瞳を向け、脚をM字に開いてみせている栞の媚態に、くらくらと目眩がした。
「……」
誘われるような気持ちでにじり寄り、栞の小さな躰に半ば覆い被さる。
「…ふぅ、はぁ」
廉恥心に耐えながら、荒い呼吸を繰り返す栞。
呼吸に合わせてゆったり上下している下腹部に、軽く乗せるように垢擦りを宛う。少しずつ下に滑らせて、手を降ろしていくと、
「あ、あっ、ああ」
栞はぞくぞくと肩を震わせながら、眼を離せなくなったように、じっと見つめた。
赤らんだ秘部にタオルが振れるのと同時に、
「ひゃうっ」
可愛らしい悲鳴が唇から漏れ、同時に栞の脚がびくっと浮き上がった。
生地越しに高めの体温が伝わり、手の平がジンと痺れる。
「動かすぞ」
「…、……っ」
瞳を潤ませた栞は、無言であごを引いて頷いた。
「……」
小さく息を吐いてから、ゆっくりと手を動かし始める。
幼い秘部を出来るだけ圧迫しないように、触れるか触れないかぐらいの力加減で、撫でるようにこすっていくと、
「あ、あっ…はぁ、はぁ…ああ」
栞は唇を半開きにして、掠れた喘ぎ声をあげ、ぶるぶると肩をわななかせた。
息苦しい緊張に耐えながら、指先に神経を集中させ、丁寧に手を動かす。
「ふぅ、んふぅ、ふぁ、はぁ…」
栞は緩慢な動作に焦らされたように、鼻に抜ける甘い声を上げている。
脚の付け根の周りを通って、股関節の辺りになぞるようにタオルを滑らせると、
「ああ、はっ、はぁ、ぁはぁ、はぁあぁ…っ」
栞は悩ましげな長い溜め息を吐きながら、弱々しくかぶりを振った。躰を支える華奢な腕に力がこもり、がくがくと震えている。
膨らんだ曲線に沿わせて手を動かしていき、股の間の縦すじに触れたのと同時に、
「ひぃっ」
栞が短い悲鳴を上げ、腰を引いた。
「あ、ごめんっ。痛かったか」
「…いえ、大丈夫でち…ちょっと、びっくりしただけでしゅ」
大袈裟に謝る俺を見て、困ったように微笑む栞。
「驚かせて、すまなかった」
もう一度栞に頭を下げてから、手の中の垢擦りを見る。シルク生地でふわふわ柔らかいけど、それでも敏感なところを直接洗うのは無理かもしれない。
どうしようかと考えていると、栞が俺の手をきゅっと握り、
「あの、祐一しゃん」
「うん?」
「えっと、タオルだと、ちょっと痛いでしゅから…そのぉ…」
栞は顔を赤らめ、もじもじと恥じ入るように言い淀んでから、上目遣いに俺を見つめて、
「…祐一しゃんの、手で…お願いしましゅ」
「……」
ぼたっ、と垢擦りがタイル床に落ちた。
《その5に続くんでち》
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星牙でございます。
マキ「マネージャーの、小原マキです」
ドえらい殺し文句で、引きを入れてしまったヨ。
マキ「ヨじゃない」
ョ。
マキ「小さくしても同じじゃ」
突然だけど、風呂に入るときは裸になるよね。
マキ「特殊な場合を除いては、まあそうじゃな」
たまに『18禁なのに、エロが薄い』という言い掛かりをつけられるゲームがあるけれど、展開上ラブシーンが無理なら入浴シーンを入れればいいのではないかな。
ごく自然に裸を出せるし、風呂に入る展開が不自然でなければ、悪いことは何もないと思うけど。ってゆーか、どうしてないんだよ! 『KANON』では真琴嬢の入浴シーンが一回あるだけだし、『Air』に到っては風呂のフの字もないじゃんか!
マキ「いきなりキレるな!」
観鈴嬢&晴子さんとの入浴シーンは展開が難しそうだから無理だとしても、佳乃嬢&聖女史と風呂! 美凪女史&みちる嬢&みことさん(※遠野ママ)と風呂! 神奈様&裏葉さんと風呂! なんで、どうして、ないんだっっっ! こうして軽く羅列するだけで、心躍るじゃないかっっっ。
マキ「どうどう、落ち着け」
ガルル。
『コンシューマに移植するとき面倒だから』などという腰の抜けた理屈なら、もう小生が語る言葉はないけれど、実際のところはどうなんだろうねえ。
お読みいただきありがとうございました。ご意見、ご感想はこちら→hosikiba@hotmail.comまでどうぞ。
マキ「それでは、ご機嫌よう」
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