愛の劇場『お茶目な秋子さんR誕生日編 当日その七』
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「……………………………………じー」
秋子さんの拗ねたような視線がコワイ。
「…祐一さん」
「は、はいっ」
秋子さんに低い声で呼び掛けられ、思わず背筋を伸ばしながら返事をする俺。秋子さんは瞳をすがめるように細めて、
「…いつまで名雪を抱っこなさっているおつもりですか?」
「へ」
名雪のお腹の前に腕を回して抱っこしたままだということに、ようやく気が付いた。
「…はふー…」
名雪は陶然とした表情で、俺に体重を預けるように寄り掛かっている。
「うわっ」
慌てて手を離すと、
「……うー」
名雪がとろんとした瞳で振り返り、残念そうにのどを鳴らした。
「離れろ、ほら」
秋子さんの視線が怖いので、名雪の肩を押して急かす。名雪はぷくっとほっぺたを膨らませて拗ねた。
「うー、分かったよ……えい」
離れ際に、ぎゅっとお尻を俺に押し付ける名雪。
「うおっ」
「えへへ」
名雪はにへーっと微笑むと、ゆらゆら肩を揺らしながら離れていった。
「…ふう」
名雪のふにふにした柔らかみが去って、寂しさが込み上げてくる。
「……………………………………………………………………………………じ――――」
秋子さんの瞳が、さらに細くすがめられていた。
「はぅあっ」
「あ、あの俺、そろそろ躰を洗いますからっ」
俺は秋子さんの視線から逃げるように湯舟から飛び出した。背中に視線を感じながら、垢擦りを用意する。
「……」
気のせいか、風呂場全体の空気が、虎視眈々と何か機会を狙っているよーな緊迫感がある。
取り敢えず気にしないことにして、垢擦りに石鹸を塗り付けようとしたとき、
「…あ」
背後で秋子さんが小さく声を上げたのが聞こえた。
「……」
恐る恐る振り向くと、
「…うふふ」
秋子さんは何か良いことを思い付いたように、瞳をきらきらと輝かせて俺を見据えていた。…秋子さんがこーいう表情をしているときには、俺にとって大変な事態になることが多い。
「うふふ」
秋子さんはにっこり朗らかな微笑みを浮かべると、勢いを付けて立ち上がった。お湯の表面張力に引っ張られた豊満な乳房が、大きく上下に弾みながら、元の丸い形に戻る。
「うっ」
小さく息を飲んだ俺に、秋子さんはにっこり微笑み掛けて、
「祐一さん、せっかくお風呂をご一緒しているんですから、背中を流して差し上げますね」
「へ?」
俺は少し考え込んで、
「え、ええと…いえ、いいですよ。自分で洗います」
やんわりと断ってみたが、秋子さんは押しの強い微笑みを浮かべて、
「いいじゃありませんか。遠慮しないで下さい」
ぐいっと胸を前に突き出すようにして、躰を寄せてきた。
「うわっ」
思わず後ずさる俺に、秋子さんはにじり寄るようにして近付いてくる。背中が壁にぶつかり、下がれなくなった。
「うふふ」
秋子さんが躰を揺らして間合いを詰めるたびに、支えのない乳房がたゆたゆと揺れる。
「あうう」
秋子さん、どーして前を隠さないんですかっ。
お互いの息が吹き掛かるほど近付いてきた秋子さんは、深みのある媚笑を浮かべて、
「…ねえ、いいでしょう? …あ・な・た」
甘い吐息混じりの囁きと共に、ぺたっと肌を触れ合わせてきた。
「あぐっ!」
「うふふ…♪」
熟れた肢体を惜しげもなく押し付けたまま、うりゅうりゅと円を描くように躰を揺する秋子さん。
「ぐあっ! …わ、分かりましたっ。分かりましたから、少し離れて下さいっ!」
掠れる声で懇願すると、
「はい」
秋子さんは明るい微笑みを浮かべて、あっさりと躰を離した。
「ふう、はあ、ふう」
一息ついて、ようやく落ち着きを取り戻す。
背中を洗ってもらうぐらいなら、どうって事はないか、と無理矢理自分を納得させることにした。
「じゃあ、私に任せて下さいますか?」
秋子さんが念を押すように訊ねてきた。
「はい」
俺がうなずいて答えると、
「分かりました。……うふふ」
にっこり微笑んでうなずき返した秋子さんの瞳が、キラリと光ったよーに見えた。
言い様のない悪い予感を感じながら、垢擦りを秋子さんに手渡す。
「では祐一さん、背中を向けて下さい」
「はあ」
恐る恐る、秋子さんに背中を向ける。
「…うふふ…やっぱり祐一さんの背中、大きいですね…」
秋子さんが感心したように呟き、細指で俺の背中をツーッと撫でた。
「うっ! せ、背中を流すんだったら、さっさとして下さいっ」
後ろを振り向くと秋子さんの裸が眼に入ってしまうので、壁の方を向いたまま抗議する。
「あら、すみません。じゃあ祐一さん、行きますよ」
「はい」
垢擦りの感触が背中に触れ、ゆっくりと上下に動きだした。
ごし、ごしと規則正しい拍子で背中がこすられる。丁寧に背中をこすってもらっていくのは、思いの外気持ちが良い。
「ふうー」
つい満足げな溜め息を吐くと、
「うふふ、気持ちいいんですか?」
秋子さんは可笑しそうに呟き、くすくすと笑った。
わしゃわしゃと石鹸の泡立つ音と共に、背中が流されていく。
「はあ」
安息感と言うか、胸の奥が温かくなるというか、とにかくすごく幸せな感じだ。秋子さん達の言っていた通り、これが肌の触れ合いの効果なのだろうか。
「祐一さん、どこか痒いところはありませんか」
一旦手を止めて、床屋のようなことを訊く秋子さん。
「じゃあ、首の後ろをお願いします」
それぐらい自分で届くだろ、という気もしたけど、秋子さんに洗ってもらう方が気持ちいいからしてもらう。
「分かりました」
こしこしとくすぐるような、優しい触れ方で首の後ろがこすられる。
「ほう」
ああ、天国だ。
肩から力を抜いて、ぼけーっと何も考えずに座り込んだままでいると、
「祐一さん、背中を流し終わりました」
秋子さんが手を止めて、呼び掛けてきた。
「はい。わざわざどうもありがとうございました」
ぼんやりとしたまま、素直にお礼を言う。
「次は前を洗いますね」
「へ?」
秋子さんの何気ない口調での呟きに、一瞬その意味を理解するのが遅れた。
「うふふ」
秋子さんの可笑しそうな笑い声がすぐ耳元で聞こえた、と思ったのと同時に、秋子さんの細腕が俺の胸の前に回り込む。
「うわっ」
思わず躰を固くする俺。そしてその直後、
「えい♪」
秋子さんの可愛い掛け声と共に、ぐにゃりと柔らかい固まりが背中に押し付けられた。
…こっ、これは、まさかっ。
「うわああっ」
大声を上げて、じたばたと身悶える。
「あんっ」
秋子さんが俺の耳元で小さく声を上げて、すぐに可笑しそうな口調で、
「あらあら、うふふ。祐一さん、あんまりはしゃがないで下さい」
はしゃいでるんじゃないです、と言い返す余裕なんてない。そのままじたばたと躰を振って、秋子さんから逃れようとしてみても、
「うふふ♪」
秋子さんはくすくす笑いながらしっかりと腕を締めて、より強く俺にしがみつく。背中に押し付けられた乳房が圧迫されて、ぽゆぽゆと形を変えているのが分かった。
「あううあー」
俺が暴れれば暴れるほど、秋子さんはしっかりと俺にしがみついてきて、振りほどくどころか、より大変なことになっていく。
「うう、あっ! …ちょ、ちょっと待って下さい、秋子さん!」
「あ・き・こ」
拗ねた口調で囁き、うりゅうりゅ身じろぎをする秋子さん。乳房がたゆたゆと波打つのが、柔らかい感触と共に伝わってくる。
「うぐぅ。……あ、秋子〜」
へろへろになりながら、掠れた声で呼ぶ。
「はい、あなた♪」
ぴったりと躰を密着させたまま、秋子さんが愉しそうに返事した。
「ひぃ、ふぅ…取り敢えず離れて下さい」
「どうしてですか?」
きょとんとした口調で訊き返す秋子さん。
「どうしてって…。その、ええと」
秋子さんのおっぱいの感触が気持ちいいから…ってのは理由にはならないな。
「前は自分で洗いますから」
「あら、遠慮なんてしなくてもいいんですよ?」
秋子さんはそう言いながら、俺の背中に顔を寄せて、頬ずりをし始めた。ふわふわ柔らかいほっぺたが、くすぐるように背中を這う。
「ううーっ。…い、いえ、いいですよ」
「まあまあ、そうおっしゃらずに」
くすくす笑いながら、妙に艶めかしい指遣いで俺の胸板を撫でる秋子さん。
「ううっ、だから…」
「うふふ、いいじゃありませんか…ね、あ・な・た」
秋子さんは頬ずり&くすぐりを続けながら、可笑しくてたまらないというような口調で囁いた。
「はぅぅ」
秋子さんの柔らかな肢体の感触に、頭が熱くなり始めた。
「あうう…わ、分かりましたから、取り敢えず躰だけでも離して下さい」
理性で情動を抑え込みつつ、声を振り絞って譲歩案を出してみる。
「でも、こうしないと祐一さんのお躰の前に手が届かないんですけれど」
秋子さんが耳元に息を吹きかけながら言った。
「それとも、私が前に回り込んでもいいんですか?」
「え」
素っ裸で真っ正面に陣取った秋子さんに、躰を洗ってもらう情景を想像してみる。
「……」
丁寧に俺の腕や肩をこすってくれる秋子さん。秋子さんの細腕が上下に動くたびに、支えのない乳房がたゆたゆと波打って…。
「…はぐっ」
刺激が強すぎる光景を想像し、呻き声を上げる俺。
「分かりました。祐一さんが恥ずかしがると思ってこうしたんですけれど、仕方がありませんね」
「へ?」
妙に弾んだ口調で呟いた秋子さんが、信じられないほどの速度で俺の正面に回り込んできた。生まれたままの姿の秋子さんの媚態が、いきなり目の前に晒される。
「うわーっ」
不意を突かれ、大声を上げる俺。
秋子さんは前を隠しもせずに、にっこりと柔和な微笑みを浮かべた。
「うふふ、それでは失礼しますね」
垢擦りを手にして、ぐっと身を乗り出してくる秋子さん。
「わあーっ」
ずっしりと重そうな乳房がゆさゆさと揺れながら、目の前に近付いてきた。
「あっ、秋子さ…秋子、待った!」
「はい?」
秋子さんはぴたりと止まり、可愛らしく小首を傾げた。
「ええと……、…うっ」
口を開き掛けた瞬間、秋子さんのたゆたゆと揺れる乳房を目の当たりにして、思わず言葉に詰まる。
「……」
流麗な曲線で描かれた、ふっくらと柔らかそうな母性の象徴に、思わず見入ってしまう。
夕方、秋子さんの部屋で見たときには、大理石みたいな染みのない肌色が綺麗だと思ったけれど、お湯で温められて健康的な桜色に染まっている今のもいいなあ…って、違う。
「あ、あの、やっぱり前からも駄目です」
ゆらゆら揺れる乳房から眼を逸らすために、秋子さんの顔を見ながら言う。
「そうですか?」
秋子さんは困ったような顔をしてから、ほほに手を当てて、
「後ろからも前からもだめですか…。とんちみたいですね」
のほほんとした口調で呟きつつ、秋子さんは何やら考え込んでいる。
取り敢えず横にどいてもらおうと、俺が声を掛けようとしたのと同時に、
「…あ」
秋子さんが小さく声を上げ、何か思い付いたように顔を輝かせた。
「うふふ、分かりましたよ」
瞳をきらきらと輝かせながら、秋子さんはぽんと手の平を合わせて微笑んだ。
「何がですか」
俺が訊ねると、秋子さんははにかむように瞳を細めて、
「もちろん、祐一さんが何をお求めになっているかです」
「へ?」
秋子さんはうっとりとした媚笑を浮かべて、
「祐一さん、私の胸で洗って欲しかったんですね?」
「……………………………………………………………………………………はい?」
秋子さんの突拍子もない発言に、思考が停まる。
秋子さんは恥じ入るように身じろぎをして、
「すみません、祐一さん。私ったら察しが悪くて…。でも、はっきりおっしゃって下さらなかった祐一さんもいけないんですよ?」
可愛らしく上目遣いに俺を睨む秋子さん。
「…ん」
秋子さんは小さく微笑み、顔を寄せて俺に唇を押し付けた。
「うっ」
「…うふふ」
にっこり微笑んだ秋子さんはいそいそと立ち上がり、棚の上の液体石鹸のボトルを手に取って、石鹸を手の平に出した。
ボトルを棚に戻した秋子さんは、俺の正面に膝立ちになって、
「それじゃあ、ちょっと待っていて下さいね」
にこにこ微笑みながら、手の平で泡を作り始める秋子さん。
「ふふふ〜ん ふふ〜ん♪」
愉しげに鼻歌を唄いながら秋子さんが手の平を動かすと、あっと言う間に一纏まりの泡の固まりが出来上がった。
「うふふ」
そして秋子さんは泡まみれになった手を、躊躇なく自分の胸に押し当てる。
「んっ……」
ほほを朱色に染めて、胸元をまさぐるようにして、自分の乳房に泡を塗り付けていく秋子さん。
秋子さんの指が上下に蠢くと、豊満な乳房がたぷたぷと波打ちながら震える。もの凄く淫猥な仕草なのに、秋子さんがしているとあまりいやらしい感じがしないのが不思議だ。
「…ふう」
やがて、乳房に泡を塗り終えた秋子さんが、さっきまでより幾分上気した瞳を俺に向けて、
「お待たせしました、祐一さん♪」
「……はっ」
秋子さんに呼び掛けられ、ようやく我に返った。
「では、洗います。……動かないで下さいね?」
にっこり微笑みを浮かべる秋子さん。いつもは温かい気持ちになれる微笑みなのに、何故か今はその笑顔がコワイ。
「ま、待った! 待って下さい」
「今度は何ですか?」
ぷくっとほっぺたを膨らませた秋子さんが、拗ねた表情で俺を見据えた。
「え、ええと、ええと」
秋子さんの顔と、ふるふると震える柔らかそうな乳房を交互に見て、言葉を探す。
「……」
あのでっかい胸で躰を洗ってもらう情景を想像してみる。
仰向けに寝転がった俺の上で四つん這いになった秋子さんが、胸を押し付けるようにしながら肢体をくねらせる。
『はっ、はあっ…んん』
ほほを上気させた秋子さんが、躰を上下に揺さぶりながら微笑み、
『うふふ…お客さん、初めてですか? 学生さんかしら』
…って、そりゃソープだ。思考が暴走してるぞ。
「了承」
「え」
はっと気が付くと、満面の笑みを浮かべた秋子さんが、俺を上目遣いに見つめていた。
「俺、もしかして声に出していましたか?」
「はい♪」
にっこり微笑んで答える秋子さん。
「ぐあ」
なんてこった。選りに選って、アレを口に出していたとは。
「うふふ…祐一さんたら、そういうのがお好みなんでしたら、最初からそうおっしゃって下さい」
秋子さんははにかむように躰をくねらせてから、
「えい♪」
可愛い掛け声を上げ、その可愛らしさとは裏腹な鋭さのタックルを仕掛けてきた。
「うわっ」
どん、と躰が押し倒され、為す術もなく仰向けに転がる。
「うふふ、失礼します♪」
声を上げる間もなく、秋子さんがのし掛かってきた。重い衝撃と共に、得も言われぬ柔らかみが押し付けられる。
「あ―――――――――っ」
歓喜と恐怖の入り交じった悲鳴を上げる俺。
秋子さんは顔を寄せて、拗ねた表情を浮かべ、
「もう、祐一さん。私、そんなに重いですか?」
ほっぺたを膨らませて、重みを確かめるように躰を揺する秋子さん。すべすべした肌の感触と、温かな柔肉の感触が同時に襲い掛かってきた。
「うあっ。…ち、違…! ああーっ」
手足をばたつかせても、秋子さんは上手に俺の下腹部に体重を掛けているために、はね除けることが出来ない。何より、秋子さんの肢体の感触の心地よさに、力が抜けていく。
「私、重くありませんよね? きちんと返事して下さい、祐一さん」
秋子さんは可笑しそうに微笑みながら、躰を揺すっている。ぼゆんぼゆんと熟した肢体が跳ねて、心地よい重みが伝わってくる。
「あぐっ、ああーっ。…おっ、重くありませんっ! か、軽いですから、躰を揺するのはやめて下さいっ」
声を振り絞り、悲鳴を上げるように言うと、秋子さんはようやく身じろぎをやめてくれた。
「はあ、ふう」
へろへろになりながら、呼吸を整える。
「うふふ、それでは祐一さん、じっとしていて下さいね」
秋子さんはにっこりと俺に微笑み掛けて、押さえ付けるように肩に手を添えた。
「え。あ、あの」
俺が逃げようとすると、秋子さんは肩に置いた手に力を込めて、
「駄目です。下に何も敷いていませんから、あんまり動くと背中が痛くなりますよ」
俺の眼を覗き込み、優しく諭すように囁く秋子さん。
「う……は、はい」
秋子さんの瑠璃色の瞳に見据えられ、逆らえない気持ちになり、言われた通り動けなくなる。
幾らか落ち着きを取り戻した俺は、出来るだけ秋子さんの肢体の柔らかみを考えないようにしながら、
「あ、あの、秋子さ…秋子」
「はい、なんでしょうか」
もそもそと姿勢を整えていた秋子さんが、にっこり微笑んで顔を上げる。
「あの…やっぱりこういうのは、良くないと思います」
どうしてこんなに弱気になってるんだ、俺。
「いいじゃありませんか。家族同士の肌の触れ合いですよ」
「今さらですけど、絶対違います」
躰で洗ってもらうのは、明らかにスキンシップの範疇を逸脱している。
「それでは、夫婦間の愛の営みということではどうでしょうか」
のほほんとした笑顔で、スンゴイことを言い放つ秋子さん。
「……」
なるほど、それなら……って、納得し掛けてどーする。
「うふふ、それでは行きますよ」
俺が押し黙った頃合いを見計らい、秋子さんが俺の眼を覗き込みながら囁いた。
「え」
ちょっと待って下さい、と言う間もなく、秋子さんの肢体が大きく前後に揺れ出す。
「うわあっ」
ずっしりと重い乳房が、舐めるように俺の胸板の上を這い、柔らかな感触の余韻を残して離れる。
「く…おっ」
汗と石鹸でぬめる秋子さんの肢体が密着し、まるで体全体が舌で舐められているかのような錯覚に陥る。
「あううあー」
ほほを上気させた秋子さんが、微かに濡れた瞳で俺を見据えた。
「ふぅっ、はぁっ…、…うふふ、気持ちいいですか?」
躰を揺さぶる動きは止めないまま、上擦った声で訊ねる秋子さん。
「…ううっ、うー」
凄まじい快絶に、呻き声を上げることしか出来ない。
「うふふ」
秋子さんは満足そうに微笑むと、躰を塗り付ける動作に没頭し始めた。
「あっ…ん、…ふぅっ…ん」
うっとりと媚笑を浮かべて躰を揺する秋子さんの豊穣な乳房が弾み、甘い吐息が吹きかけられる。
「ああーっ」
《当日 その八に続きます》
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星牙でございます。
マキ「マネージャーの小原マキです」
暴走が始まってます。泡踊りですよ?
マキ「ですよ、じゃない」
作中で秋子さんがおっしゃっていますが、実際にタイル床に直接仰向けになって行うと、マジで背中が擦り傷だらけになります。マット、或いは簀の子を下に敷きましょう。なければバスタオルでも代用できます。
マキ「禍々しいことを教授するなぁぁっ!」
お読みいただきありがとうございました。
マキ「それでは、ご機嫌よう」
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